おすすめの自由なセットアップ。

丹羽 望 2024.03.07




皆様こんばんは!!


3/6(水)深夜25時

オールナイト ビームス プラスの時間です。




私はレコード店に行くのが好きで

本当にライフワーク的な感じです。また

それと同じ位に書店に行くのも好きです。

新品も古書もどちらも見に行きます。

父親が本が好きで、沢山の蔵書があり

その量の多さを巡って、母親がよく怒って

いました。こんなに沢山いつ読むの?と。

で、私も同じDNAを受け継いでいる様で

今度...そのうち...読みたい...と思ったら

即!買う癖があり、読まずに積んだままの

本が少々...多々...かなり...あります。

先日、ぼんやりと本の山を眺め、フッと

数年前に買ったユニークな一冊と“再会”を

果たしました...




さて

今回はこちらです。



昨シーズンデビューしたばかりの

Unlikely(アンライクリー)から。



Unlikely / Unlikely Assembled Sports Coat Tropical
カラー:Gray,Navy
サイズ:M,L,XL
価格:¥90,200(税込)
商品番号:38-16-0493-910

Unlikely / Unlikely Sawtooth Flap 2Pleats Trousers Tropical
カラー:Gray,Navy
サイズ:M,L,XL
価格:¥49,500(税込)
商品番号:38-23-0239-910

→Unlikelyは販売規約がある商品です。

詳細は店舗までお問い合わせください。



ご存知の方が多いとは思いますが

デザイナーの中田慎介氏は元弊社に

在籍していたスタッフ。

個人的思い出になりますが...

私が迷走の旅を終え、ビームスに拾って

貰った時の心優しい先輩...それが中田氏

でした。一緒に数年間働いた思い出は

宝物です...とメランコリック話はこの辺で。



さてさて

私がUnlikelyから感じる魅力は

大胆なサイズ感。それに対し細かい仕様。

そして若干の逸脱。でしょうか。



今回紹介するセットアップ。

メンズウェアの世界では欠かせない

グレーとネイビーの2色展開。

いわゆる定番、staple...


でも

そんな定番云々的ワードは関係ない感じ。

ニュートラルに見えるけれど何処か違う...

そんな魅力があると思います。


普段の私はトラディショナルとか

スタンダードとかそういうワードを

大切にする番人みたいな役割ですが

いざUnlikelyに向き合ってみると

色んな情報の呪縛からフッと

無重力になれる様な自由さ。



ディテールも見れば見るほど面白い。

遠目ならアメリカントラディショナルな

印象ですが、袖を通してみると...

芯地や肩パッド抑えめの柔らかい着心地。

カバーオールジャケット的な感じです。

でも、存在感のあるラペルがこの服が

ジャケットである事をやんわりと

主張しています。











ライニングはナイロンリップストップと

メッシュの組み合わせ。

スポーツウェア的な発想。



袖裏は肘周りがメッシュで曲げ易いです。





そして個人的に最もユーモアを感じた

ディテールが...

3ボタン段返り仕様ですが、第一ボタンが

実はありません!!ボタンホールのみです。


この段返り仕様は昔から存在している

不思議なディテール。使用しない前提

ながらも律儀にボタンホール&ボタンが

設けられています。

で、こちらはそんな不思議な伝統に対し

異議申し立てをユーモラスに行なって

います。で、それは着ている本人にしか

判らない。笑。



そして

トラウザーズは先に発表されていた

チノクロス素材の2プリーツモデルの

ディテールを踏襲しています。


ノコギリのギザギザを連想させる

ウォッチポケット。




大胆な幅のステッチ仕上げ。

一般的ドレススタイルでは見かけない

ディテールです。





画像ではいつも通りにシャツ&タイを

コーディネートしています。

けれども、やはり、従来のセットアップ

スタイルと似て非なる雰囲気です。

上下揃ってもカッチリし過ぎない。

着用シーンとかカテゴリーとか

あれこれ考え込まずに楽しめる1着。


皆様既にネイビーもグレーもお持ちかも

しれませんが、こちらはまた全く新たな

別物の選択肢だと思います。

是非、天の邪鬼で行きましょう!!






私の

最近の...recently


冒頭の続きです。書籍の山を一瞥。

ずっと存在を忘れていた一冊。


“アンビエント ドライバー”

細野 晴臣著





画家 伊藤 桂司氏のコラージュも!!



音楽家 細野 晴臣氏がいわゆる

アンビエントミュージックに

浸っていた時期があり、その時期に

雑誌連載していたコラムをまとめたもの。

音楽のみならず様々な事象について

ユニークな視点で語られています。

そして内容が面白いだけでなく

デザイン•装丁も素晴らしいです。

執筆時期で前半と後半になっていて

活字の色がさり気なく変わっていたり

カバーの裏にもデザインがあったりと

まさにアートブックです。所有する喜びが

感じられる1冊です。





私の

最近の...recentlyその②


“King Perry” 

Lee Scratch Perry

鬼才アーティスト最晩年作。

彼を師と慕うアーティスト達が結集。

素晴らしい最終作(泣)に...

→近々ビームス レコーズ レーベルの

フォトログにて紹介予定です。

是非お楽しみに。





私の

最近の...recentlyその③



神宮前エリア会。

ビームス ボーイ 原宿のスタッフ達と。

(hinaco,mana,deuxgumi et saqui)

楽しい時間をありがとうございました!!






さて、春が近づくにつれて昼夜間の

温度差が大きくなり、変化のサイクルも

早く短くなってきました。三寒四温です。

皆様、改めて体調管理を万全になさって

毎日を楽しくお過ごしください。





では、また来週!!



ビームス プラス 丸の内

丹羽 望





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