チェック神本の要チェック PART 71

神本 直也 2025.10.07

[チェック神本のAll Night BEAMS PLUS]



皆様こんばんは、いつもBEAMS PLUSのレーベルブログをご覧頂き誠に有難う御座います。

ビームス ライフ 横浜 のチェック神本です。

突然ですが、「秋の夜風」っていいですよね、昨年に引き続き秋を感じずにすぐに冬になってしまうのかなと思っておりましたが今まさに秋を感じる事が出来ております。

私の好きな季節は秋、洋服屋らしい理由で言えば気温の低下が緩やかで重ね着が出来てコーディネートを組むのが楽しいから、ロマンチスト的なことを言うと草木が散りゆくその様が儚くて感慨深く好きなのです(笑)

BEAMS PLUSは毎週金曜日にローンチされるアイテムの数々、購入してすぐに着用できる気温になってきたので何から購入しようか悩ましいですが、、、

本日ご紹介させていただくアイテムはこちら!!




BEAMS PLUS Work light TWL Shirts
カラー:RED GREEN BLUE
サイズ:S M L XL
価格:¥30,800(税込)
商品番号:38-11-1662-139

自身のクローゼットを見返すとこれまであまり手にした事がなかったワークシャツ、自分でも無意識のうちにボタンダウンシャツやオープンカラーシャツに惹かれる事が多くタイドアップするスタイルやスカーフを巻くスタイルが日常的であったからでしょうか。

苦手意識があったわけではなく着用するシーンがプライベートを含め少なかった私ですが、このアイテムにはビビッと・ああこれカッコいいな購入しようと思ったワークシャツです。



RED



GREEN



BLUE 


その理由はこの独特な3色のカラーリング。

ワークシャツというと誰しもがイメージするカラーとして「インディゴ」が挙げられるでしょう。

作業着として着用されていた当時は生成り(無染色)の色で着用されていたようですが、天然のインディゴ染料は草木・植物から抽出された染料でありその中にピレスロイドという成分が含まれており虫よけ成分が含まれています。

今日の私たちにも馴染み深い殺虫剤にも使われている成分が天然のインディゴ染料にはある為、ワークシャツやデニムに使用された事が始まりという一説があります。



サンフェードしたかのような、古着のような、着古された哀愁漂うこの雰囲気に一目惚れした私でありまして、こちらはインディゴ染めではなく「顔料コーティング」という手法でこのカラーリングが表現されております。

さて、私自身もあまり聞き馴染みのない顔料コーティングとはですが、〜染めは皆様もご存じの通りに「藍染め」や「インディゴ染め」など無数に存在するかと思いますが、染料に浸すないしは生地や糸の繊維の中まで色を入れる・染み込ませることで色を入れる染色方法が〜染め。



顔料コーティングとは生地・糸の中まで染料を染み込ませるのではなく表面に塗布する、コーティングして色をつける方法です。

恐らく比率的に男性の方がこのブログを読んで下さっていると思いますので、少しイメージが湧きづらいかと思いますが、爪に塗るマニキュア(私も小学生の時、母と一緒に付けてました笑)と同じ原理、爪の内部までは色は入っておらず表面にだけ色が付く非常に近しい染色方法です。



そしてこの顔料コーティングの上から「ボールバイオ加工」を施しております。

またまた珍しいワードが登場しましたが、「バイオ加工」これは以前の私のブログ、PART 56にてご紹介したバイオウォッシュと同義であり、コットンの生地表面を酵素が分解し柔らかく古着のような風合いをだしてくれる加工。

それに加えて「ボール」と一緒に生地を洗うことで生地に物理的ダメージや摩擦を与えて、白く・白化した表情を出すことが出来ます。

顔料コーティングとボールバイオ加工をする事でこのヴィンテージと一見見間違える生地の表情と雰囲気が既製服・吊るしで購入出来るというBEAMS PLUSの魅力が詰まっております。

私はグリーンのLサイズを購入します!!!

ハードな洗いの加工をかけている兼ね合いからか、この定番のWORK SHIRTS 型よりも袖丈が短くなっていると私は感じましたので、購入される際は袖丈に要チェック。

最後にコーディネート提案を、



このコーディネートを組んだ際に「神本やん!」とツッコまれてしまいましたが、ワークシャツをワークシャツらしく合わせるか、正反対の属性のアイテムで合わせるか悩みましたが自身のワードローブとの相性と着慣れていないのでまずは正統派な合わせで。

シャツの生地はコットンツイルであり見た目がデニムに似ておりますが、経糸にインディゴ染めされた糸を使用していない為、パンツにデニム生地を合わせてもいなたくなりすぎないと思い加工感のあるミルトラウザーズをチョイス。

カナダ軍のディテール踏襲したミリタリーレザージャケットで男らしくこってりした合わせかなと思ってます(笑)

首元のドット柄のバンダナもなくてはなりません。

見た目以上に生地ウェイトも軽く気温が安定しない今時期に第一線で活躍してること間違いなし。

それではまた来週、

チェック神本