夜更かしの皆さん、こんばんは。
木曜日担当のJUNICHI YANAIです。
朝晩は冷え込み、日中は夏の様な暑さに不規則な雨・・・
この時期、いちばん何を着ればベストなのか、
どんな服装をしたいのかが迷走します。
今シーズン買った春物もまだまだ着倒したい・・・
そんな気持ちがありつつも、暑がりの自分は既にショートスリーブ&ショートパンツ欲が日に日に増す一方です。
ただ、この"梅雨時期"だからこそ、自分が好きなアイテムはリネンニット。
もちろん暑い時はどんなに薄手になっても暑いですが、
この不規則な時期だからこそ、
言い換えれば一年を通して短い時期だからこそ楽しめる洋服を本日はご紹介致します。

このALL NIGHT BEAMS PLUSでも何度かご紹介させて頂いておりますが、
BEAMS PLUSが扱うブランドの中でも毎シーズン特に心待ちにしているのが『INIS MEAIN』。
以前、春先にブログで紹介しましたが、本日ご紹介するのは夏向けのサマーニット。
アイルランドの小さな島、イニシュマン島で作られるニットメーカーであり、
とにかくその色彩豊かな糸調は他に類を見ない素晴らしい仕上がり。
主にイニシュマン島の漁師が着用していたニットや日常着を
ウールやコットン、リネンでファッションとしてアップデートさせ、
更にはイニシュマン島で見られる植物、生物、風景などを多彩な糸で表現するまさに地元愛を感じさせるブランドです。

INIS MEAIN / SHORT SLEEVE TUNIC
カラー:ライトグレー、ネイビー
サイズ:S、M、L
価格:¥26,400(税込)
商品番号:11-05-0208-750
今回ご紹介するのはショートスリーブ型の半袖ニット。
何種類もの糸を使い、メランジ調に見えるニットはまさに唯一無二。
漁師のニットと聞くと男臭い印象を持ちますが、
決してそれだけでは無く、どこか気品も感じさせてくれます。
本来、カットソーを羽織る感覚でご紹介しようと思いましたが(もちろん一枚で充分活躍するニットですが)、
せっかくならこの時期だからこそのレイヤードと
INIS MEAINの上品さを活かし、サマーウールのトラウザーズでのコーディネートでご紹介させて頂きます。

ライトグレー?アッシュグレー?の様な色合いは
半袖スウェットと見立てて着用できる!?と思い、
ショートスリーブのボタンダウンシャツと合わせ、
アイビーごなしにしてもらいました。

潔くホワイト、グレー、ブラックと言ったモノトーンでアイテムを選び、
SHIMAMUKOらしいタックインスタイル。
コットン素材のボトムスももちろん良いですが、
INIS MEAINのリネンニットはとにかくサマーウールのトラウザーズとも相性が抜群です。
重ね着の雰囲気は楽しみつつ、
けして重く見えない軽やかなスタイリングです。

やや袖丈が長く、カットソーの様な身幅のリラックス感。
タックインした時のブラウジングもどこかクラシックな雰囲気を出してくれます。

やや高めのネックもシャツの襟を綺麗に包み、
どこか真面目な印象も与えてくれます。
ホワイトからライトグレー、ミドルグレーの糸調を使い、
シンプルながら深みあるカラーネームは『SAND WORT』は植物の一種。
グレートラウザーズとのグラデーションが楽しめ、
ドレストラウザーズによるカジュアルアップしたスタイリングが肝です。

BEAMS PLUS / コンバットウール トラウザーズ
カラー:グレー、チャコールグレー
サイズ:XS、S、M、L、XL
価格:¥17,600(税込)
商品番号:11-23-0908-803
こちらのグレートラウザーズはBEAMS PLUSでも定番のコンバットウールを使用した9分丈仕様。
1960年代のスッキリとしたシルエットを表現し、
プレーンフロントにバックは尾錠ストラップ。
まさに当時の代表的な形です。
サイドアジャスターもあり、ウェストのフィッテングを調整できます。
バックの尾錠もヒップ周りを絞る事で、ウェストのずり落ちを防いでくれます。

テーパードは効きつつも、決して絞り過ぎない裾幅は
コンパクトなキャンバスシューズから
コバが張ったALDEN等のレザーシューズにも合わせられる正に万能な一本です。
BEAMS PLUSのスポーツコートの組下で提案させて頂く事が多いですが、
カジュアルでも少し上品なコーディネートを・・・という時に使えるアイテムです。
サマーウール以外にも様々な生地でご提案させて頂き、BEAMS PLUSには欠かせれらない一本。
そんな名品とINIS MEAINのリネンニットのコーディネートは
崩し過ぎない、まさにカジュアルアップな見え方です。
アイビーごなしのSHIMAMUKOとは対照的に・・・・

自分は少し柄物やアイテムでリゾート感あるスタイリングに。

自分が着用しているのはネイビーベースのモデルに
グリーン?ブラウン?の様な複雑な色の組み合わせ『MADAR』です。
これは推測となってしまうのですが・・・
口ばしが黄色く、羽毛がネイビーとブラウンの鳥の一種。
独特な色彩の色合いは、少しスモーキーさも感じさせてくれます。

リネン100%のペイズリー柄の開襟シャツをインナーに挟み、
レザーサンダルでリラックスな雰囲気を。
コンバットウールの最大の特徴でもある耐久性は、
カジュアルシーンでガシガシ着用してもどこか安心感があります。
暑がりの自分は少しでも涼しく…と言う事でリネンのレイヤード、清涼感と風通しの良いサマーウールでコーディネートを楽しみました。
梅雨時期の蒸し暑さ、
寒暖差が激しい朝晩、
直射日光が強い日中・・・
自分にとってはこの時期にリネンニット&サマーウールは本当に快適です。

今回はレイヤードスタイルでしたが・・・
夏になればカットソー感覚で一枚着もしたいアイテムです。
ショートスリーブニット・・・一見、どのシーズン!?と思われがちですが、あるとこの時期は当番回数が広がります。
色彩豊かなリネンニットに
カジュアルアップさせてくれるコンバットウールのトラウザーズ。
この時期だからこそ楽しめるアイテム、コーディネートとして参考にして頂けたらと思います。