こんばんは、ろまんす吉澤です。
本日でビームス プラス 原宿は年内の営業が終了。2023年も沢山のご来店ありがとうございました。
これまでご愛顧頂いていた方、新たにご来店して頂いた方。様々な方をご案内出来、コロナ禍も開けた事でより「人」と「人」との繋がりを強く実感出来た一年だったかなと個人的に思います。
来年2024年はBEAMS PLUSは25周年のアニバーサリーイヤーということもあり、更に多くの方にご案内が出来る様、努めて参りたいと思います。
さて、そんな今回は年の瀬ともあり気になるのは「開運」ではないでしょうか。

久し振りの別注となる「AL'S ATTIRE」のオープンカラーシャツ。
サンフランシスコ、ノースビーチにショップ兼アトリエを構え、ヴィンテージコレクターとしても知られているアル氏。針、糸、そして職人たちの両手を主な道具とし、ハリウッド映画の衣装など様々なプロダクトを制作。同氏が集めたヴィンテージの生地やパーツを用いてハンドメイドするクラフトマンシップに秀でたテーラー。
顧客に多くの著名人を抱え、丁寧な物作りに定評のあるAL'S ATTIRE。今シーズンBEAMS PLUSでは3つの柄で別注。その中から今回はこちらをご紹介。
上質な生地使いで知られるAL'S ATTIRE。まるでウールを混紡したのでは?と見間違う程のウーリーな質感。肉感のあるコットンフランネルは肌当たりも非常に滑らか。
そこに丁寧に施された刺繍が目を惹きます。
四つ葉のクローバーや馬蹄があしらわれ、アイテム名も「ラッキーシャツ」と年明けに相応しい柄行に。
四つ葉のクローバーは言うまでもなく幸運の象徴ですが、ヨーロッパでは馬蹄も同義として知られています。
馬蹄を打つ時の釘が7本=ラッキーセブンなど起源は諸説あるそうですが、魔除けや富の象徴としてお守りとされています。
また日本だと「馬は人を踏まない」と考えられ「交通安全」のお守りとして使用されていたのだとか。

そんな意味が込められた総柄のシャツ。
こうした総柄のシャツはそのインパクト故にコーディネートに於いて敬遠されがちであるが、刺繍は全て白糸で統一され程良い存在感に。
更に前立てにはこれまた丁寧にカットされたシェルボタンを配備。
やや厚みのあるシェルボタンはソリッドな印象と高級感を与える役目を担っている。
しかしこのシャツの一番の見所と言えばやはり仕立ての良さではないでしょうか。
普段我々の目にするシャツとは異なり、表にステッチが出てこない。職人のハンドメイドであるAL'S ATTIREでしか出来ないディテール。
ポケットに於いては遠目で見ると継ぎ目が分かり難く、丁寧な仕事を伺う事が出来る。
しかしイッテコイの袖口など馴染み深い、省略されたアメリカンクラシックなディテールを楽しむ事も出来る。
所謂「MADE IN USA」というワードには粗野な印象が込められている事が多いですが、また違った側面を見せてくれるのも「MADE IN USA(SAN FRANCISCO)」の懐の深さを伺う事が出来ます。

少々変わったディテールと言えばこの裾口。ボタンが備わっており、タックアウトやタックインなどスタイルによって見せ方を変える事が出来るのもAL'S ATTIREならでは。
そしてAL'S ATTIREと言えばなこのパッチ。アル氏自身の手によって縫い付けられた「EXCLUSIVELY FOR BEAMS+ By als attire HAND MADE SAN FRANCISCO」のネームは見るだけでテンションを上げてくれるのではないでしょうか。
さて今回私は「馬蹄」から着想を得て、ウエスタン×トラディショナルなムードでスタイリング。
私でLサイズを着用。秋口にはジャケット代わりとして羽織っても良いかと。
他にはクールな印象のBLACKもご用意。
オープンカラーシャツらしいボクシーなシルエットでありながらシーム部分を巻き込んでいる為、ややコンパクトなサイズ感。ワンサイズUPがオススメ。
2024年の開運シャツはこちらで決まり。是非一度袖通ししてみて下さい。
それでは今年はこの辺で。
まーた来年〜!
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