天童木工製作

前田 健一 2023.01.15

<fennica>レーベルでは日本のブランドと共同製作して様々な別注ウェアを世に送り出してきました。日本の物作りは「ジャパン メイド」として国内のみならず、海外の服マニアにも絶大な人気を誇っています。レアなビンテージウェアを集め、縫製や仕様、作られた時代の使用目的によるデザインを現代に忠実に再現する事が出来る職人技は日本だけに残っていると言っても大袈裟では無いでしょう。

その職人技によって生まれる品は家具の製造にも残っています。

今回は創業80年を超える歴史を持つ<天童木工>の名作椅子をご紹介致します。

天童木工は古くから、第一線で活躍するデザイナーや建築家と共に数々の家具を製造してきました。

プロダクトデザインの黄金期とも言える1950年代から70年代にかけて多くの名品を世に送り出して来ましたが、今回ご紹介の椅子は所謂「天童クラシックス」とは別の視点から生まれた一品。子供椅子にfennicaは着目して別注椅子の製作に至ります。


それが、こちらの<Little Red Chair>




元々のデザインでは背もたれに穴が開いておらず、無塗装でサイズが少し小ぶりでした。




デザインの起源は1967年に「ゆかり文化幼稚園」の新校舎を丹下健三氏が設計した際に一緒に作られた椅子が基なっています。








その後、2002年から天童木工が「キッズチェア」として販売される事になった物をfennicaでは赤塗装して別注販売する事に。


赤塗装を選んだのは成形合板(プライウッド)の先駆者<チャールズ アンド レイ・イームズ>が1945年に発売した「チルドレンズ チェア」をリスペクトした思いからです。





木地が見えるように選んだ赤塗装。




そしてプライウッドならではの曲線。



天童木工×fennica
カラー:レッド
サイズ:ONE
価格:¥35.200-(税込)
商品番号:66-91-0040-496

お子様が大きくなられた後は、サイドテーブルとしてお使い出来るかと思います。ミッドセンチュリーモダンの流れを汲む隠れた名作チェア。お勧めです。



お付き合い頂きまして有難うごさいました。

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