"もやい工藝 日本手仕事展 2018” 〜かごとざる〜

片桐 2018.08.12

現在、ビームス神戸店で開催中です。


“もやい工藝 日本手仕事展 2018”

■ビームス 神戸 B1F

会期:8/10(金)~8/19(日)

営業時間:11:00~21:00


■インターナショナルギャラリー ビームス 2F

会期:8/24(金)~9/2(日)

営業時間:11:00~20:00


【主な取扱い商品】

(焼物)小石原焼、湯町窯、出西窯、宮内窯、嶋田窯、いろは窯、茨城、小代焼、丹波、砥部焼、温泉津、小 鹿田焼、龍門寺焼、瀬戸、有田焼、伊賀丸柱

(編成品)岩手、秋田、長野、青森、山形、新潟、宮崎

(木工品)秋田、島根、富山、宮城、岩手、広島

(布製品)山内武志、小田中耕一、

(その他)倉敷段通、杉皮紙、書籍など。


もやい工藝 ( HPはこちら )

久野恵一氏が武蔵野美術大学在学中から民俗学者 宮本常一に師事の後に1971年に北鎌倉で民藝店「もやい工藝」を創業。その後お店は北鎌倉から鎌倉へ移り、現在の店主は二代目の久野民樹氏。現地に赴き、職人さんと直接やりとりし、目で見て選ぶという姿勢は創業当時から変わっていない。手仕事の普及を目指し後世に残していく為の活動も行っている→手仕事フォーラムHP



“手仕事”はやきものやガラスといった器だけには留まりません。竹や胡桃、仁行(ニギョウ=サルナシ)といった樹木の樹皮やあけび、山葡萄などの蔓植物の蔦、柳などの木の枝などを使って作られた編組品も含まれます。かつては仕事の道具や肥料などを入れる為に作られていましたが、現在では花器や、持ち手を付けてバッグとして生活の中で使われています。



新潟の山葡萄のバッグ。山葡萄の蔓はささくれなどが無く衣服を傷める心配が少ない為、着物に合わせて持つ姿もよく見かけます。使う事により手の脂を吸収し、表面に艶が増して色に深みが出てきます。




岡山の蒲(がま)のコシゴ(背負いかご)。米などの重い物を運ぶのに使われていました。蒲は丈夫でありながらも繊維が柔らかい為、背中や腰へのあたりが柔らかく衣服を傷めにくいのです。経年変化で色が赤みを帯びてくるのだそうです。





手前左から長崎の買い物籠、岩手の平籠、奥は青森のりんご籠です。竹籠と一口に言っても地域や用途、素材、作り手によって違いがあります。




宮崎・紀柳細工の手つきかご。1970年代に始まり、一度は廃れてしまったものの、2011年以降に復活の兆しを見せています。紀柳とは、コリヤナギというヤナギ科の植物です。※この紀柳細工の大型手つき籠は、今回神戸には入荷致しません。原宿インターナショナルギャラリーにて8/24(金)からご覧頂けます。


この紀柳細工の活動の最初のスタートの頃、もやい工藝先代の久野恵一氏はそれまで一般的だった樹皮を剥いたものではなく、表皮を残した茶褐色の紀柳の本来の色で編むことを推奨し、作り手からは「柳は原木のままでは硬くて編むことが困難」と反発を受けながらも、型枠を利用した大きめのかご作りを依頼しました。これが宮崎市内の展覧会で一位となり、作り手と信頼関係を深めていきましたが、その後様々な事が重なり、指導者が去り、作り手がひとりまたひとりと去っていき、誰もいなくなってしまいました。しかし2011年11月に読谷村北窯で働いていたという牧師の野中さんと紀柳細工の最後の作り手である安井さんが出会い、先代の久野氏にも連絡が来て活動を再開。メンバーも増え、積極的な作り手の参入もあり少しずつ大きなものも作れるようになってきています(民藝の教科書④ かごとざる から若干省略の上抜粋)。


2012年の日本手仕事展の前にもやいさんに伺った際も上記の内容を先代の久野氏が熱心にお話しして下さったのがとても印象に残っています。その為、もやいさんに伺うとつい目に留まるのですが、こんなに大きな、形もしっかりしたものが作られるようになったのには本当に驚きました。横のスツールと比較するとその大きさが分かりますね。まさに継続は力なり、と感心するばかりです。


今回のイベントでは紀柳細工はこの一つだけなのですが、鎌倉のもやい工藝に行かれる機会があれば、是非手に取ってご覧になってください。紀柳の原木ならではの硬さとしっかりした作り、他の編組品には見られない質感が魅力的です。



陶磁器、ガラスの他にもカゴやざる、和紙、漆や木工品、染織品、倉敷段通(敷物)など。多くの良品がご覧頂けます。是非、この機会にご来店ください。

神戸店は本日開催3日目となります。残るは7日間、商品の数に限りがございますので、まだの方はお急ぎください!




"もやい工藝 日本手仕事展 2018”  お問い合わせ先

8/10(金)〜8/19(日)▶︎ビームス 神戸 B1F  Tel:078-335-2720 /営業時間:11〜21時

8/24(金)〜9/2(日)▶︎インターナショナルギャラリービームス(原宿)  Tel:03-3470-3948  /営業時間:11〜20時

"もやい工藝 日本手仕事展 2018”  に際して入荷する商品は原則として期間中は元より事前のお取り置きや他店舗への取り寄せ、通信販売等は承り兼ねます。また、商品在庫の確認等のお問い合わせは開催店舗にて初日以降に対応させて頂きます。予めご了承ください。


皆様のご来店、心よりお待ち申し上げます。




International Gallery BEAMS 2F

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