絣も季節-久留米絣の洋服-

2021.07.14

関東は梅雨明け目前。

“浴衣の季節”の開催真っ只中の<fennica>ですが、“絣の季節”も到来です。


今夏も届いた<オカモト商店 × fennica>のNEWアイテムを7/17(土)に発売いたします!

<fennica>が長きに渡り紹介し続けている福岡 久留米絣。糸を括り、染め、織り上げる工程の中で(大まかに分けても30工程ほど)生じたズレがかすれたように見える、独特な模様を生み出します。


世界中に絣織の文化はありますが、久留米絣は200年前一人の少女の発見を起源に独自に育まれたもの。和装から洋装へと移りゆく中で、<オカモト商店>は常に時代にあった絣の可能性を探ってきました。

今回<fennica>が特別にオーダーしているのが、ご好評いただいているプルオーバーシャツとアロハシャツの2型。

まずはアロハシャツ。


<オカモト商店 × fennica>アロハシャツ
サイズ:S,M
価格:¥28,600(税込)
商品番号:66-01-0878-520


日本の絣をアロハシャツに。アロハシャツの起源は着物をパラカ(シャツ)の形に仕立て直したことが始まりと言われていますから、自然な取り合わせかもしれません。


汗ばむ日にも心地良い久留米絣、風通りの良い開襟、ココナッツボタン。夏にぴったりです。


網代編みのような構図の経緯絣。シャンブレーによる深いグリーンがきれいですね。



古典的な市松柄の経緯絣。紺と白が涼しげです。





縞のグラデーションに空想の花を散りばめたという絣。色使いが新鮮で美しいです。




矢羽根がアラレ状に浮かび上がる矢絣。細い糸で織り上げていて、一番軽さを感じます。





もうひと型のプルオーバーシャツ。


<オカモト商店 × fennica>プルオーバーシャツ
サイズ:M,L
価格:¥29,700(税込)
商品番号:66-11-1495-520


こちらは10年以上前から久留米絣で作り続けている形。ハイメゾンのチュニックにインスパイアされた、デザインとクラフトを繋ぐ<fennica>ならではのスタイルです。


過去に<ARTEK>STOOL 60の張り地にも用いたカモフラージュ柄。


グリーンの箇所は“つまみ染め”で染め上げています。

2色以上の色を使用する際に用いる手法で、手作業で一ヶ所ずつ染料を摺り込む手間のかかる仕事です。



織貫の技法で絣を所々に入れた文人絣。複数様々な糸を使うことで生まれる凹凸が独特の表情です。





矢羽根がアラレ状に浮かび上がる矢絣。アロハシャツでも使用した久留米絣の色違いです。落ち着いた小豆色もすてきです。





経糸に3色の糸を使った緯絣。絣は緯糸のみですが、縞部分と掛け合うことで経緯絣のような見え方に。


同じ久留米絣でも織元によって特性があるので、質感の違いも感じでいただければと。


プルオーバーシャツは小柄な方にもおすすめできるバランスです。これまで製作したスカートやドレスもあわせてご覧くださいね。こちら


久留米絣を日常で。


日本の素晴らしい手仕事をぜひワードローブに加えてみてください。


浴衣の季節は今週末まで!

『浴衣の季節 傳tutaee POP UP SHOP vol.4』
会期:7/3(土)-18(日)
場所:BEAMS JAPAN 5階 fennica STUDIO


神戸での『柴田雅章と3人の弟子たち展』も間もなく始まります!

『柴田雅章と3人の弟子たち展』
会期:7/17(土)-7/25(日)
場所:BEAMS KOBE B1階


7/20(火)-26(月)の期間は「BEAMS CLUB ダブルポイントキャンペーン」を開催!

お得な機会にぜひお買い物をお楽しみください。



Mori