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4.29 Tue. Release! 久留米絣 × fennica のホームグッズ

<fennica>が提案する今時季の定番、久留米絣の洋服。スタンダードアイテムとして製作している開襟シャツイージーパンツを今年も本日4/29(火・祝)発売いたします。

そして、今年はインテリアでも久留米絣の魅力をお届けしたいと、新たにホームグッズをご用意しました。

チェアパッドとテーブルランナーです。


まずはこちら。<fennica>のエッセンシャルアイテム、柳宗理デザイン<天童木工>バタフライスツールにもぴったりな横幅のあるチェアパッドです。


<fennica>久留米絣 チェアパッド
価格:¥9,900(税込)
商品番号:56-98-0043-950

<天童木工>バタフライスツール
価格:¥57,200(税込)
商品番号:56-92-0023-346


柳宗理ディレクションの専用クッションやノッティング織椅子敷、米沢通など、これまでも様々な表情のチェアパッドをご紹介してまいりましたが、こちらも手仕事の風合いが楽しめる素敵な仕上がりとなりました。


選んだ久留米絣は経絣の“立涌文”と“板ミルクチョコ”。


波線が2本並んで向き合う“立涌文”は奈良時代からあるとされる伝統的な文様で、有職文様であり吉祥文様でもあります。久留米絣織元<久保かすり織物>へ伺った際には、ちょうど製織しているところを見せていただくことができました。


グレーをベースに白い線が走り、シックで洗練された印象です。


もうひとつの“板ミルクチョコ”は格子模様が転じて板状のチョコレートのような表情に。チョコレートカラーではなく紺と白で爽やかな仕上がりですね。


中材はたっぷり入れ表面感がしっかりと出るように製作しました。

もうひとつはテーブルセンター。


<fennica>久留米絣 テーブルセンター
価格:¥7,150(税込)
商品番号:56-73-0683-520


こちらは新たにデザインされた“浜辺”という模様で、寄せては返す浜辺の波が久留米絣で見事に表現されています。反物の時点で“浜辺”の模様として完成されたデザインであったため、まだどこでも製品化には至っていなかったのだそう。


<fennica>では“浜辺”の模様を存分に活かすため、両端のみの最小限の縫製に留め、生地の耳までお楽しみいただけるテーブルランナーに仕立てました。


ブルーベースとグレーベースのグラデーション。ゆらぎのある線が久留米絣の特性と相まって趣きがありますね。

そして、このタイミングで継続してご紹介しているパッチワーククロスもご覧いただきましょう。


<fennica>久留米絣 パッチワーククロス
価格:¥8,800(税込)
商品番号:56-47-0155-520


製品に仕立てる際にどうしても生まれてしまう残布。長年かけて集まった残布を繋ぎ合わせることで、また新たな魅力を持ったパッチワーククロスに仕立てました。

これまでの<fennica>オリジナルウェアに用いてきた模様をはじめ、16種の模様を選びパッチワークした表情豊かなクロスです。


<fennica>のテーマカラーでもある藍色のトーンでまとめた“INDIGO”と、色とりどりの“MULTI”。


模様やパッチワークの配置、サイズも指定することで、魅力ある久留米絣を残さずきれいに使い切る。サステナブルな取り組みでもあります。


大きな柄になるほど模様の出方は異なるので、ぜひ店頭で見比べてご覧ください。


4/29(火・祝)20:30頃より、<fennica>オフィシャルインスタグラムアカウントにてバイヤー藤田とともにインスタライブも行います。

そして、4/25(金)-5/6(火・祝)までの期間は「BEAMS CLUB ダブルポイントキャンペーン」を開催中です。

お得な機会にぜひお買い物をお楽しみください。



Mori



ブログ内に記載の価格は、記事公開時のものであり、変更する可能性がございます。

4.29 Tue. Release! 久留米絣 × fennica のイージーパンツ

4/29(火・祝)より店頭に並ぶ<fennica>の定番、久留米絣のアイテム。

前回の開襟シャツのご紹介に続き、今回はイージーパンツをご覧いただきましょう。


ウエストはゴムと共布のドローストリングス、裾にもドローストリングスが入り、腰位置やシルエットの調整も可能なイージーパンツ。身体の線を拾わないゆとりのあるデザインと、肌あたりが心地良い久留米絣が組み合わさり、暑い夏も快適に過ごすことができます。


<fennica>久留米絣 イージーパンツ
サイズ:S,M,L
価格:¥33,000(税込)
商品番号:56-23-0093-520


出番が多くなっても、久留米絣は着て洗ってを繰り返すほど風合いが増すので、経年変化も楽しんでいただきたいですね。

こちらの写真は久留米絣の織元<野村織物>にて、巻かれた反物を広げていただき、洋服に仕立てた際のイメージを膨らませて選んだ場面。


用尺が足りず断念しないとならない場合もあるのですが、今年も<fennica>でご提案したい久留米絣を無事選ぶことができ良かったです。


こちらの経絣“グラデーションライン”は、アフリカのフォークアートの雰囲気も感じて面白いと選びました。ブラックにグリーンとホワイトのラインが入ります。

スタッフ片桐は身長165cmでサイズMを穿いています。前回のブログでご紹介したスタイリングですが、久留米絣の開襟シャツと異なる久留米絣を上下で合わせています。


<fennica>久留米絣 開襟シャツ
サイズ:M,L
価格:¥35,200(税込)
商品番号:56-01-0042-520


こちらは紺と白の緯絣“クロス”。クロスあるいは十字と名を付けた久留米絣は、これまでも様々な表情のものをご紹介してきました。


今回の“クロス”は線が太く遠目ではダイヤやチェックのようにも見えます。間に入る線も絶妙です。


私森は身長152cmでサイズSを。ハイウエスト位置で穿いています。LとMより股下を10cm程短くとったレディース向けのサイズバランスなので、私と同じ背丈の皆さまにもおすすめしたいです。


エゾヤマザクラの木屑を用いて染められた<quitan>のコットンシルクのトップと合わせ、それぞれの柄や染色を引き立てるスタイリングに。

こちらは経絣“レンガ”。開襟シャツでもボルドー×ブラックをチョイスしていますが、パンツではカーキ×ブラックを選びました。


深いカーキの色目。アーミーパンツの代わりにこちらの“レンガ”イージーパンツを合わせたらば、いつもとは違ったスタイルが楽しめます。


スタッフ前田は身長174cmでサイズMを。裾は絞って丸みを持たせています。


全体のトーンを合わせたスタイリング。このようにジャケットスタイルにもおすすめしたいです。

こちらは経絣“親孝行縞”。


細い縞が太い縞を挟むように配された縞模様で、子が親を守る様子を表した模様です。ワインカラーにホワイトの線が上品な配色。


スタッフ石川は身長162cmでサイズMを穿いていて、裾は絞らずワンクッション入るバランスに。


合わせた<cableami>のサマーベレーに<SETTO>のブラウス、首元の<fennica>のバンダナと、縞模様も相まってスラックスのような見え方になりますね。

“親孝行縞”はスタッフ片桐のスタイリングも。


身長165cmでサイズSを穿くと丈はクロップドに。ミドルカットのブーツと合わせたバランスも良い塩梅ですね。


合わせたインド発<KARDO>のシャツも暑い夏におすすめのアイテム。ラバリ族の女性によるアップリケがチャーミングで、日本とインドの伝統的なクラフトが見事にマッチしました。


ミッドレイヤーには<EMON>のプルオーバーシャツ。こちらも万能でコーディネートが楽しくなります。


4/29(火・祝)20:30頃より、<fennica>オフィシャルインスタグラムアカウントにてバイヤー藤田とともにインスタライブも行います。

そして、4/25(金)-5/6(火・祝)までの期間は「BEAMS CLUB ダブルポイントキャンペーン」を開催中です。

お得な機会にぜひお買い物をお楽しみください。



Mori



ブログ内に記載の価格は、記事公開時のものであり、変更する可能性がございます。

4.29 Tue. Release! 久留米絣 × fennica の開襟シャツ

今年も久留米絣のアイテムをご紹介する季節となりました。

通気性が良く肌あたりが軽やかで、暑い夏を心地良く楽しめる久留米絣は、<fennica>の夏の定番です。

今回も継続してご紹介している開襟シャツとイージーパンツを製作。4/29(火・祝)に発売いたします。


括り、染め、織り上げることで、独特のかすれた模様を生む絣。筑後のきれいな水と豊かな土壌の中で生まれ育まれた久留米絣は、220年たった現在も福岡県南部の筑後地区と広川地区にある21の織元で継承され、様々な図案や手法の久留米絣が織られています。


こちらは今冬<久保かすり織物>さんをお伺いした際の写真。左から括った糸、染めた糸、括り糸を外した糸と並んでいます。

製織の様子も見せていただきました。柄を合わせ織り上げていく工程は熟練の技術を要します。


この織り機はもう世界中のどこでも製造されていないとのこと。そのため小さな部品一つをとっても貴重で、使用できなくなった織り機も部品を確保するために大切に保管されているのだそう。伝統を繋いでいくことが容易でないことを感じ、改めて大切にご紹介していきたいと想いを深めた機会でした。

括りや製織の他、約30の工程を経て反物に仕上がった久留米絣。


<久保かすり織物>は板絣に特化した久留米絣を織られています。括りの技法で染めた経糸のみで表現された整然と揃う経絣が魅力。

同じ地区にある<野村織物>さんでも沢山の反物を見せていただきました。経緯絣の最高峰の織元で、絵絣を得意とされています。






様々な表情の久留米絣が其処彼処に並び目移りしてしまいます。数多ある色柄の中から、今年も選りすぐりの久留米絣で洋服に仕立てました。

開襟シャツは“市松あられ”、“レンガ”、“かるた”、“グラデーションあられ”の久留米絣で製作しています。


<fennica>久留米絣 開襟シャツ
サイズ:M,L
価格:¥35,200(税込)
商品番号:56-01-0042-520


こちらは経絣の“市松あられ”。スタッフ前田は身長174cmでサイズMを着ています。


ブルー×生成りのあられ模様は、右から左に向かうにつれ線が細くなりグラデーションに。市松状に配され、強弱のある模様となっています。


スタイリングもネイビー〜ブルーのグラデーションに。グリーンの差し色も効いていますね。


<cableami>のサマーベレーに<NEZU YOHINTEN>のデニムライクなインクジェットプリントが施されたパンツを合わせています。


バイヤー藤田は経絣の“レンガ”をチョイス。身長175cmでサイズLを着ています。


ボルドー×ブラックの経絣のレンガ模様は、スラブ糸を用いた凹凸のある表面感としっかりとした厚みのある質感。


ミッドセンチュリーのテキスタイルデザインやハイブランドのLOOKでも見られたレンガ模様。<fennica>は久留米絣のWEARでご提案します。


少し狙ってレンガの前でシューティング。<BAG’n’NOUN × fennica>のTOOLバッグや<cableami>のサマーベレーでトーンを揃えたスタイリングです。


こちらは経絣の“かるた”。私森はサイズMを着ているのですが、身長152cmなので7分袖となりシャツジャケットのような見え方に。


極小のあられ柄で括ることで染料が滲み、ムラ感が現れるかるた模様。糸の表情から見る角度によって陰影が生まれます。


糸の重なりからピンクの色目も感じられたのでサーモンピンクのTEEシャツをインナーに合わせてスタイリング。


羽織のようなオーバーサイズをショーツやボリュームある<TEP_P>のシューズでバランスをとりました。


スタッフ片桐は経絣の“グラデーションあられ”を。身長165cmでサイズはMです。


“市松あられ”とは異なる配置で表現された模様は生成りベースにブルーで清涼感ある仕上がりですね。


スタイリングは上下を異なる久留米絣で。ベースのカラーや柄の細かさの違いがあり、インナーのネオンイエローで繋ぐことで、上下での組み合わせも纏まります。


<fennica>久留米絣 イージーパンツ
サイズ:S,M,L
価格:¥33,000(税込)
商品番号:56-23-0093-520


イージーパンツは次回のブログでご紹介いたしますので、どうぞお見逃しなく。


4/29(火・祝)20:30頃より、<fennica>オフィシャルインスタグラムアカウントにてバイヤー藤田とともにインスタライブも行います。

そして、4/25(金)-5/6(火・祝)までの期間は「BEAMS CLUB ダブルポイントキャンペーン」を開催中です。

お得な機会にぜひお買い物をお楽しみください。



Mori



ブログ内に記載の価格は、記事公開時のものであり、変更する可能性がございます。

久留米絣のイージーパンツ

久留米絣にフォーカスを当てた2024年春夏<fennica>オリジナルウェア第3弾。

昨日のブログに続きまして、今回はイージーパンツのスタッフスタイリングをご紹介したいと思います。

織元や久留米絣の特徴についてはぜひ先日更新したブログをご覧ください。▶︎こちら

<fennica>久留米絣 Easy Pants
カラー:よろけ縞,白樺チェック,石畳
サイズ:S,M,L
価格:¥29,700(税込)
商品番号:56-23-0054-520


スタッフ藤田はよろけ縞をチョイス。身長175cmでサイズLを穿いています。


BLACKとPINKの縞が洒落た経絣。近くで見ると絣を交えた縞模様というのがわかります。


裾に入ったドローコードがスタイリングに変化をもたらします。このスタイリングでは僅かに絞ってニュアンスを。


サイドのスラッシュポケットとヒップにパッチポケットが一つ。リラクシーなデザインながら、ちょっとそこまでの外出にもポケットが役立ちます。


スタイリングは久留米絣同様に清涼感のある素材合わせで、足元を革靴で引き締めています。


シャツは<Monitaly>。高温多湿の南インドやアフリカで用いられるトロピカルコットンのアイテムはこれまでのコレクションでも見られましたが、バンドカラーシャツはニューヨーク在住のデザイナー Josh Peskowitzとのコラボレーションによるもの。


<Monitaly>Band Collar Shirt
カラー:NATURAL
サイズ:M,L
価格:¥46,200(税込)
商品番号:56-11-0042-766

<Sanca>Linen Stripe Pocket Crew Tee
カラー:BEIGE,NAVY
サイズ:2,3
価格:¥17,600(税込)
商品番号:56-01-0019-674

<木村多栄子×下倉洋之 Ague × fennica>ポンサラニプ
カラー:ウタサ,アイウシモレウ
価格:¥39,600(税込)
商品番号:56-61-0277-466


リネン素材のポケットTEEは<Sanca>。入荷時から人気で残りわずかに。<木村多栄子×下倉洋之 Ague × fennica>のポンサラニプはアクセサリー感覚で装いにアクセントを与えます。



スタッフ前田は白樺チェック。身長174cmでサイズMを穿いています。


太番手のスラブ糸を用いた、ざっくりとした質感の格子絣。夏のチェックならばマドラスチェックも素敵ですが、久留米絣ならではの質感に惹かれます。


オーソドックスなGREENとNAVYに、よく見るとLILACの線が走ったグッドなカラーバランス。


裾は絞らず、すとんと落とした穿き方です。


スタイリングはパターンonパターンで柄と色遊び。パナマハットが初夏のムードをプラスします。


<fennica>オリジナルウェア2024年春夏第1弾としてリリースしたハンドブロックプリントのプルオーバーシャツに<COOHEM>のニットベストをオン。

<COOHEM>は今季より取り扱いをスタートした、山形県の老舗ニットメーカー<米富繊維株式会社>のファクトリーブランド。ニットテキスタイルの無限の可能性を追求し魅力的なニットウェアを生み出しています。


<fennica>Block Print Pullover Shirt
カラー:ORANGE,LT.BLUE
サイズ:S,M,L
価格:¥20,900(税込)
商品番号:56-11-0051-247

<COOHEM>Knit Vest
カラー:BEIGE/BLUE,BLUE
サイズ:L
価格:¥28,600(税込)
商品番号:56-05-0006-926


ギマ加工されたコットンで編み立てられているので、今時季に心地良いさらっとした質感。こちらもご好評につき残りわずかです。

エクアドル産の本パナマを使用した<cableami>のパナマハットは<fennica>の夏の装いに欠かせませんね。


<cableami>Panama Hat
カラー:BEIGE
サイズ:M(58),L(59)
価格:¥22,000(税込)
商品番号:56-41-0058-734


スタッフ片桐は石畳を。身長165cmでサイズMを穿いています。


オーバーサイズなので裾はふた折りしてロールアップ。ボリュームあるアンクルストラップシューズとバランスを取っています。


石畳は、様々な技法から成る幾何学模様をステンドグラスのように配置した経絣。


濃淡のBLUEが合わさり奥行きある表情、大胆な幾何学模様ながら、インディゴのデニムパンツを連想して様々に色合わせできるかと思います。


スタイリングはボトムをベーシックカラーとして、鮮やかなGREENをアクセントに。


トップは<NEZU YOHINTEN>の2つのアイテムをレイヤード。糸を絡ませながら織り上げるカラミ織組織のプルオーバーシャツと、ストライプの一部がシースルーで清涼感のあるプルオーバーシャツです。


<NEZU YOHINTEN>Pullover Shirt
カラー:GREEN
サイズ:2(M)
価格:¥31,900(税込)
商品番号:56-01-0010-424

<NEZU YOHINTEN>Stripe Pullover Shirt
カラー:OFF WHITE
サイズ:2(M)
価格:¥28,600(税込)
商品番号:56-01-0011-424


GREENのプルオーバーがスキッパータイプなので、ストライプのプルオーバーのリボンは蝶結びがバランス良いですね。



今年の夏も暑くなる模様。久留米絣を用いた<fennica>オリジナルウェアで、装いを楽しみながら乗り切っていただけましたら嬉しいです。


4/26(金)-5/6(祝・月)の期間、「BEAMS CLUB ダブルポイントキャンペーン」を開催しております。

お得にポイントを貯めていただける期間、ぜひお買い物をお楽しみください。



Mori



ブログ内に記載の価格は、記事公開時のものであり、変更する可能性がございます。


久留米絣の開襟シャツ

ゴールデンウィークはいかがお過ごしでしょうか?

新宿 BEAMS JAPANでは、8周年感謝祭『宴』からのスタートとなりました。お立ち寄りいただいた皆さま、お越しになれなかった皆さまも、いつも誠にありがとうございます。


<fennica>ではオリジナルウェアの第3弾である久留米絣にフォーカスを当てた2型が並び、こちらもご好評で嬉しい限りです。


先日のブログでは、織元や久留米絣の特徴についてお伝えしました。▶︎こちら

今回のブログでは、<fennica>スタッフのスタイリングをご紹介したいと思います。


<fennica>久留米絣 開襟シャツ
カラー:Green Bottle,Candy Block,藍クラフト縞
サイズ:M,L
価格:¥31,900(税込)
商品番号:56-01-0022-520


スタッフ藤田は“Green Bottle”をチョイス。身長175cmでサイズLを着ています。

糸を染めた後に糸を括り脱色することで、柔らかなGREENを表現した経絣。

韓国の酒造メーカーへのリスペクトという、酒瓶モチーフが並びます。


スタイリングは、以前<NECESSARY or UNNECESSARY>にオーダーして製作したTEEシャツに<orSlow>のサマーファティーグパンツで軽快に。JADE GREENとのグラデーションも爽やかですね。


根強い人気の<orSlow>ファティーグパンツのサマーバージョンは、OLIVEのバックサテン生地と異なる軽い質感。ややワタリも広く暑い季節も心地良くお召しになれると思います。


<orSlow>Summer Fatigue Pants
カラー:ECRU
サイズ:2,3,4
価格:¥23,980(税込)
商品番号:56-23-0030-611


スタッフ前田は“Candy Block”を。身長174cmでサイズMを着ています。


ボタンを首元まできっちり留めてタックイン。


まだ気温が穏やかな季節は、このようにコントラストをつけたこなしも楽しめるでしょう。


パンツは<Monitaly>のなめらかな質感が美しいオックスフォード生地、バンクロスのバルーンパンツ。BROWN〜BEIGEのグラデーションで色数を絞ることで、久留米絣の絣模様が立ってきます。


パンツは2タック入りますが生地の流れが落ち着いていて、きれいなシルエット。品のある質感も素敵なので、ぜひ併せてご覧いただきたいです。


<Monitaly>Balloon Pants
カラー:KHAKI
サイズ:32
価格:¥66,000(税込)
商品番号:56-23-0037-766


先日スタッフ前田が<BEAMS F>とコラボレーション配信したインスタライブでもこちらの開襟シャツをご紹介しております。両レーベルを交えたご提案もぜひご覧ください。▶︎こちら


スタッフ片桐は“藍クラフト縞”の久留米絣。身長165cmでサイズMをオーバーサイズで着ています。


藍染めの濃淡をグラデーションで配置した縞絣は、右見頃と左見頃で表情が異なるのも見どころ。




35cmほどの生地幅ですので背中心も剥ぎ目がありますが、バランス良く配置されています。


インナーに合わせたのは<quitan>の鮮やかなトップ。茜染料をベースにハイブリッドでORANGEに染め上げています。


<quitan>Top
カラー:AKANE
サイズ:00
価格:¥28,600(税込)
商品番号:56-01-0017-035


ガーデナーのワークウェアからインスピレーションを得た同じく<quitan>のパンツは、脇に剥ぎがなく大きなポケットが特徴的。紀州から取り寄せた備長炭を用いて低温で色を入れた水墨画のような染め上がりも素敵です。


<quitan>Wide Pants
カラー:SUIBOKU
サイズ:0
価格:¥41,800(税込)
商品番号:56-23-0044-035


それぞれの特性が光る染色のレイヤーが目に楽しいですね。



どちらの久留米絣がお好みでしたでしょうか?

イージーパンツではまた違った魅力の久留米絣をチョイスして製作しています。次回スタイリングをご紹介しますので、どうぞお見逃しなく。


4/26(金)-5/6(祝・月)の期間、「BEAMS CLUB ダブルポイントキャンペーン」を開催しております。

お得にポイントを貯めていただける期間、ぜひお買い物をお楽しみください。



Mori



ブログ内に記載の価格は、記事公開時のものであり、変更する可能性がございます。

4.26 Release!久留米絣の、fennica original wear

<fennica>が提案する春夏シーズンのスタイルに欠かせない久留米絣を用いたWEAR。

心待ちにしてくださっているお声も多い久留米絣の洋服は、肌馴染みが良く、着て洗ってを繰り返すほどにその心地良さと風合いが増していきます。


今春は<fennica>オリジナルウェア第3弾といたしまして、4/26(金)リリース!<fennica>各店に並びます。


括って、染め、織り上げることで、独特のかすれた模様を生む絣。世界各地に絣織りの文化がある中で、今から220年程前13歳の少女 井上伝によって考案され、独自に育まれた日本の絣、久留米絣。

現在も福岡県南部の筑後地区と広川地区に21の織元があり、様々な図案や手法の久留米絣が織られています。

今季も数ある久留米絣の中から選び抜いた反物で、着心地良い開襟シャツとイージーパンツを製作いたしました。

アロハシャツをモチーフに製作している開襟シャツ。昨年は<オカモト商店>とのタッグでロングスリーブの開襟シャツを製作しましたが、2年ぶりにショートスリーブの開襟シャツが登場です。


<fennica>久留米絣 開襟シャツ
カラー:Candy Block,藍クラフト縞,Green Bottle
価格:¥31,900(税込)
商品番号:56-01-0022-520


開襟シャツには“Candy Block”、“藍クラフト縞”、“Green Bottle”と3パターンの久留米絣を選びました。


Candy Block


経絣のみを織り続け、究極の経絣を追求する織元<久保かすり織物>による経絣。経糸に60番手の双糸と40番手の双糸を使うことで凹凸感を出し、緯糸も21番手スラブ糸を使用しています。夏の暑い日にも心地良い凹凸ある表面で、ランダムな絣模様を表現するためには製織時の手前の荒巻時に行う、ずれ具合の工程が重要となります。


“Green Bottle”


同じく<久保かすり織物>による経絣。経緯共に40番手の双糸を使用し、凹凸のない平坦な風合いが故に絣柄がしっかりと表現されています。この柄は、とある韓国の酒造メーカーへのリスペクトからデザインされたのだそう。ボトルの絣模様が地色より濃いのは脱色技法によるもの。染色した後に括ってブリーチすることで、このような濃色の絣ができあがるんです。面白いですね。


“藍クラフト縞”


こちらは<西原織物>による縞絣。経糸は30番手の双糸を使用し藍染めしています。また、緯糸は21番手のスラブ糸を使用。藍染めの濃淡をグラデーションで配置したランダムな縞に。しっかりとした厚みに凹凸もあり、肌触りの良い絣に仕上がっています。


フロントにはポケットがふたつ。オープンカラーとゆとりを持たせた身幅、そして久留米絣の生地が風を通し、暑い夏にも涼しく過ごしていただけます。











イージーパンツはこれまでの<fennica>オリジナルウェアのイージーパンツと同じく、ウエストはゴムとドローコードでリラクシーに。裾にもドローコードを配し、着こなしに変化をつけていただける仕様です。


タック縫い幅のみ、これまでの<fennica>イージーパンツより短めに設定していますが、ほぼ同じデザインにしていますので、これまでのシルエットを気に入ってくださっている方にもご覧いただきたいです。


<fennica>久留米絣 イージーパンツ
カラー:よろけ縞,石畳,白樺チェック
価格:¥29,700(税込)
商品番号:56-23-0054-520


イージーパンツには“よろけ縞”、“石畳”、“白樺チェック”の久留米絣を選びました。


“よろけ縞”

<下川織物>の経絣。経糸は40番手の双糸、緯糸は10番手のスラブ糸を使用しており、しっかりとした凹凸が感じられます。よろけ縞という名の通り、普通の縞でなく絣を交えた表情のある縞が特徴です。


“石畳”


こちらは<野口織物>の緯絣。緯絣はやわらかな絵模様を表現できるのが特徴です。この石畳は、様々な技法で表現した幾何学模様をステンドグラス風に配置。経糸は40番手の双糸、緯糸は21番手のスラブ糸を使用し程良い凹凸が心地良い肌触りです。


“白樺チェック”


<西原織物>の格子絣、白樺チェック。経緯ともに、現在では少なくなったという単糸の10番手スラブを使った絣です。太番手のスラブ糸を使用し、ざっくりとした質感です。












“Handcrafted Modern in JAPAN”と題した<fennica>の2024年春夏シーズン。

久留米絣の魅力を<fennica>オリジナルウェアを纏うことで感じていただけたら嬉しいです。



お問い合わせや受注は下記<fennica>店舗にて承ります。

【fennica 展開店舗】

[東京 新宿]BEAMS JAPAN 5階 / TEL:03-5368-7304
[兵庫 神戸]BEAMS KOBE B1階 / TEL:078-335-2720



そして、久留米絣にフォーカスを当てた<fennica>オリジナルウェアの発売日4/26(金)、翌日4/27(土)は、お陰様で8周年を迎えるBEAMS JAPANの感謝祭「宴」を開催いたします!※こちらは、新宿 BEAMS JAPANのイベントです。


この2日間の「宴」では、日頃の感謝を込めまして大抽選会とドリンクサービスを行います。お買い物をより一層お楽しみいただけましたら幸いです。新宿がお近くの方はぜひお待ちしております。詳しくは▶︎こちら



Mori



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DOEK for fennica 久留米絣のスニーカー

<fennica>の毎夏のトピックと言えば、久留米絣を用いたアイテム。

これまでデザインとクラフトを繋ぐ洋服やSTOOL 60などのスペシャルアイテムを製作してきました。


そして、2023年春夏シーズンに向けて準備していたスペシャルアイテムが本日届きました!

<DOEK × fennica>DOEK OXFORD
カラー:NATURAL BEIGE,BLACK BROWN
サイズ:23,24,25,26,27,28,29cm
価格:¥15,950(税込)
商品番号:66-31-0011-520


<DOEK × fennica>のタッグで製作した久留米絣のヴァルガナイズスニーカーです。


<DOEK(ドゥック)>は、久留米絣の伝統を守りながらオリジナルの生地を生み出す<GOOD WEAVER(グッドウィーバー)>のオリジナルブランド。

オランダ語で織物という意味があり、日本語の“ズック”の語源でもる“doek”。「良質な織物でスニーカーを作ること」を命題に、素材を引き立てるプロダクトを<MOONSTAR(ムーンスター)>の工場にて生み出しています。


2022年秋冬シーズンよりご紹介している<DOEK>とのコラボレーションを考える中、<fennica>バイヤーチームが思い浮かべたのが昨夏洋服で使用したこちらの久留米絣、“4ッ立”柄。


経糸にグラデーション染めされた糸を使用して久留米絣の製法を応用した整経技術で、グラデーションの美しさが、そのまま模様となって現れます。


この素敵な久留米絣の柄を、<DOEK>の定番モデル、“DOEK OXFORD”に組み合わせたスペシャルモデルを製作しました。

スニーカーのアッパーに使うとあってスラブ混の凹凸ある糸から細番手の糸で織り上げたスムースな仕上がりに変更。


また、製作するにあたりソールはBLACKとWHITEの2カラーでとの考えもあり、もともと作られていたカラーの“BLACK BROWN”に加え、WHITEのソールにマッチする“NATURAL BEIGE”を新たに織っていただきました。

コントラストがあまり出ない良い塩梅をイメージして、こちらも良い雰囲気に仕上がっています。

BROWNのグラデーションがアクセントの“BLACK BROWN”には、シューレースを2カラー付属。


その時の気分やコーディネートに合わせて、色選びをお楽しみいただけますよ。


また、スニーカーのアッパーに対してやや大きめの柄は、一つ一つ表情が異なるところもポイント。


店頭では幾つか数をご用意しておりますので、ぜひお気に入りを見つけていただけたら。

コラボレーションの印として、ベロの裏に<fennica>ロゴ。


シューボックスには手作業で<fennica>のツバメマークがスタンピングされています。


200年続く久留米絣と150年続く<MOONSTAR>の技術が合わさるスペシャルアイテムをどうぞお見逃しなく。


店頭では<DOEK>のインラインモデルも並んでいます。


丹精な手仕事によるMade in 久留米のキャンバススニーカーをぜひお楽しみください。



下記<fennica>店舗にてご覧いただけます。

【fennica 展開店舗】

[東京 新宿]BEAMS JAPAN 5階 / TEL:03-5368-7304
[兵庫 神戸]BEAMS KOBE B1階 / TEL:078-335-2720



Mori



ブログ内に記載の価格は、記事公開時のものであり、変更する可能性がございます。

『Late Summer Living』を開催致します!

皆様こんにちは。

暑い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。


本日は来月に開催する『Late Summer Living』というイベントについてご紹介させてください。

8月とはいえ、まだまだ残暑が残るこの時期にぴったりなアイテムを取り揃えてご紹介致します。




『Late Summer Living』

会期:2022年8月6日(土)~8月21日(日)

場所:BEAMS JAPAN 5F fennica STUDIO

   BEAMS KOBE B1F


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今回fennicaでは「Late Summer Living」というタイトルに合わせ、この時期の暮らしを楽しく彩るアイテムを取り揃えたイベントをビームス ジャパン5階ビームス 神戸にて同時開催いたします。例年好評の久留米絣の別注アイテムに加え、gochisouの別注カラーの雑貨アイテム(エコバッグ、クッションカバー、クロスなど)や、岡山の花ござ、イランのガラス、北欧のアイテム(シューズ、木製トレー、陶器など)などを取り揃えてお披露目いたします。普段見られない特別なアイテムを沢山ご用意いたしました。ぜひこの機会にご来店ください。

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こちらは2019年に別注カラーとしてお披露目した"gochisou"の小鹿田焼デザインのテキスタイルですが、今回はクッションカバーやクロスなど、インテリアとしてもお使いいただけるアイテムとして新作を製作頂きました。
90cm×90cmの大判クロスはこの大きさであれば本棚を隠したり、小さな窓のカーテンになったりと使い勝手が良さそうなので、個人的にも気になっているアイテムです。。何かに使えそう、そういって布ものが家に増えていくわたしですが今回も同じ道を辿りそうです。
これらのアイテムは通常製作されている濃色と合わせて2色を取り揃えてご紹介致しますのでぜひ楽しみにお待ちください!



もう一つオススメしたいアイテムが、い草のゴザ。こちらは岡山県倉敷で製作されている"IGUSA LABO"様よりお預かりした商品です。夏といえばのアイテムでもありますね。

IGUSA LABOさんではい草の栽培から、染色、織込までをも含めて全て自分たちで行っておられます。そのため人の目と手が行き届くことで叶えられる「安心と安全」が大切だとのこと。
自分たちで生産されているからこその自信を感じることができ、これからもぜひ長くご紹介していきたいアイテムとなりました。サイズは1畳と2畳の2サイズをご用意しております。
私たちのお店では初めてのご紹介となりますので、ぜひこの機会にお手に取って触れてみて下さい。





その他にもガラスや木工品、久留米絣のお洋服など、色々と見て頂ける機会となりました。
ぜひ8月の企画展を楽しみにお待ちいただけると嬉しいです。


Kikuchi Yuri






久留米絣のアロハシャツとスカート

着込むほどに風合いの増す、久留米絣。

風を通し、肌あたりも軽く、着ていて心地良い、久留米絣の季節がやってきました。


括り・染め・織ることで、かすれた模様が独特の表情を生む絣。

世界中にある絣織ですが、久留米絣は200年前一人の少女の発見を起源に日本で独自に育まれたもの。

移ろいゆく時代の中で久留米絣の可能性を探り続ける<オカモト商店>と、<fennica>のタッグでお届けする久留米絣の洋服が並びます。

明日6/26(日)より並ぶのが、アロハシャツとスカート。

たくさんの久留米絣を見せていただき、またこれまでにないバリエーションで製作できました。


<オカモト商店 × fennica>Hawaiian shirt
サイズ:M,L
価格:¥29,700(税込)
商品番号:66-01-0012-520


こちらはランダムに並んだ水玉模様の久留米絣。


緯糸で水玉模様を作った上に、経糸でも水玉模様を作り、重ねて織っていきます。


シンプルに見えて、重ねて織るのが難しいのだそう。濃紺にも見えるBLACKにBLUEの水玉模様はポップになりすぎない良さがあります。

身長174cmの前田は、SIZE M。リジットのジーンズにタックインしたアメカジスタイルです。



こちらは微笑みつつじという絵絣。


まるで微笑んでいるよなつつじがわかりますでしょうか?爽やかな色合わせの久留米絣です。


同じくSIZE Mを、タックアウトし、ボーダーTEEやキャンバススニーカー“WATTS”のGREENでストリートスタイル。



こちらも松風という絵絣。


亀甲つなぎに松と花が並んだ縁起良い模様です。


身長175cmのスタッフ藤田はSIZE L。昨年のアロハシャツはSとMの2 SIZEでしたが、今年はMとLの2 SIZEに。ゆったりとしたシルエットが今の気分で楽しめます。

こんな感じでジャケットスタイルにもおすすめです。



こちらは括りの工程が入らないチェック。


深みのある色合いの5色の糸が絶妙なバランスで配置されています。


凹凸のあるスラブ糸を用いていて、質感に表情が生まれているのも他にない雰囲気。

こちらもジーンズと合わせたアメカジスタイルで。


アロハシャツと言えど、久留米絣の風合いがスタイリングに幅を出してくれるように思います。


スカートはこちらの3パターン。


<オカモト商店 × fennica>Skirt
価格:¥24,970(税込)
商品番号:66-27-0012-520


5枚接ぎの広がりを抑えたシルエットで、ドローコードで調節のできるリラクシーなデザイン。


経絣の菱形模様はWHITEの経糸がBLACKの緯糸でトーンが抑えられ、シックな印象。


身長165cmのスタッフ片桐が纏うと、足首が見える丈に。刺繍のプルオーバーシャツと合わせ、オリエンタルなスタイルです。



こちらはBLUEとYELLOWの縞模様。


こちらもチェックのアロハシャツ同様、凹凸のあるスラブ糸を用いています。カラーリングも相まって、グアテマラの織物のような雰囲気も漂いますね。


身長152cmのスタッフ徳永は、少し腰位置を落として縦長のシルエットを強調したバランスに。<marimekko>のブラウスと合わせ、互いのカラーを引き立たせたスタイルです。



こちらは筑後川をモチーフにしたという、ストライプに水玉が並んだ清涼感ある経緯絣。


独特なBLUEが新鮮で、モダンな印象です。


身長152cmの私がウエスト位置をジャストに合わせ、くるぶしが見える丈です。<quitan>のドレスから覗かせて生地の重なりを楽しみました。



いかがでしょうか?

梅雨はどこへやらな暑さに今日も久留米絣に手が伸びそう。

ぜひ多彩な魅力溢れる久留米絣の洋服をお楽しみください。



Mori



絣も季節-久留米絣の洋服-

関東は梅雨明け目前。

“浴衣の季節”の開催真っ只中の<fennica>ですが、“絣の季節”も到来です。


今夏も届いた<オカモト商店 × fennica>のNEWアイテムを7/17(土)に発売いたします!

<fennica>が長きに渡り紹介し続けている福岡 久留米絣。糸を括り、染め、織り上げる工程の中で(大まかに分けても30工程ほど)生じたズレがかすれたように見える、独特な模様を生み出します。


世界中に絣織の文化はありますが、久留米絣は200年前一人の少女の発見を起源に独自に育まれたもの。和装から洋装へと移りゆく中で、<オカモト商店>は常に時代にあった絣の可能性を探ってきました。

今回<fennica>が特別にオーダーしているのが、ご好評いただいているプルオーバーシャツとアロハシャツの2型。

まずはアロハシャツ。


<オカモト商店 × fennica>アロハシャツ
サイズ:S,M
価格:¥28,600(税込)
商品番号:66-01-0878-520


日本の絣をアロハシャツに。アロハシャツの起源は着物をパラカ(シャツ)の形に仕立て直したことが始まりと言われていますから、自然な取り合わせかもしれません。


汗ばむ日にも心地良い久留米絣、風通りの良い開襟、ココナッツボタン。夏にぴったりです。


網代編みのような構図の経緯絣。シャンブレーによる深いグリーンがきれいですね。



古典的な市松柄の経緯絣。紺と白が涼しげです。





縞のグラデーションに空想の花を散りばめたという絣。色使いが新鮮で美しいです。




矢羽根がアラレ状に浮かび上がる矢絣。細い糸で織り上げていて、一番軽さを感じます。





もうひと型のプルオーバーシャツ。


<オカモト商店 × fennica>プルオーバーシャツ
サイズ:M,L
価格:¥29,700(税込)
商品番号:66-11-1495-520


こちらは10年以上前から久留米絣で作り続けている形。ハイメゾンのチュニックにインスパイアされた、デザインとクラフトを繋ぐ<fennica>ならではのスタイルです。


過去に<ARTEK>STOOL 60の張り地にも用いたカモフラージュ柄。


グリーンの箇所は“つまみ染め”で染め上げています。

2色以上の色を使用する際に用いる手法で、手作業で一ヶ所ずつ染料を摺り込む手間のかかる仕事です。



織貫の技法で絣を所々に入れた文人絣。複数様々な糸を使うことで生まれる凹凸が独特の表情です。





矢羽根がアラレ状に浮かび上がる矢絣。アロハシャツでも使用した久留米絣の色違いです。落ち着いた小豆色もすてきです。





経糸に3色の糸を使った緯絣。絣は緯糸のみですが、縞部分と掛け合うことで経緯絣のような見え方に。


同じ久留米絣でも織元によって特性があるので、質感の違いも感じでいただければと。


プルオーバーシャツは小柄な方にもおすすめできるバランスです。これまで製作したスカートやドレスもあわせてご覧くださいね。こちら


久留米絣を日常で。


日本の素晴らしい手仕事をぜひワードローブに加えてみてください。


浴衣の季節は今週末まで!

『浴衣の季節 傳tutaee POP UP SHOP vol.4』
会期:7/3(土)-18(日)
場所:BEAMS JAPAN 5階 fennica STUDIO


神戸での『柴田雅章と3人の弟子たち展』も間もなく始まります!

『柴田雅章と3人の弟子たち展』
会期:7/17(土)-7/25(日)
場所:BEAMS KOBE B1階


7/20(火)-26(月)の期間は「BEAMS CLUB ダブルポイントキャンペーン」を開催!

お得な機会にぜひお買い物をお楽しみください。



Mori

世界の民藝-民族衣装-

原宿にて開催中の『世界の民藝』ですが、神戸もいよいよ明日8/7(金)からスタート。

人の手から生まれたクラフトは一点一点異なり、それぞれに魅力があります。神戸がお近くの皆さまにも楽しんでいただければ幸いです。

神戸に並ぶクラフトはぜひインスタグラムからチェックしてみてくださいね!▷@fennica_kobe


さて、本日のご紹介は各地から届いたウェアです。


鮮やかな色彩や刺繍は目にも楽しいですね。


グアテマラ ウィピル


動物や植物など身の回りの自然が刺繍されるグアテマラの民族衣装 ウィピル(貫頭衣)は、地域ごとに文様や形状が異なりそのデザインでどこの村のものかがわかるのだそう。

みっちりと詰まった刺繍は重みがあり手仕事ならではのぬくもりを感じます。

グアテマラではこのウィピルの下にコルテというスカートを履きますが、マネキンに着せつけたような感じで、ファティーグパンツなんかと合わせてコーディネートしていただければと。今回並んだウィピルはヴィンテージの小さなサイズも多く、それらはぜひアートピースとしてお楽しみください。

ウィピルとあわせて肩に掛けるペラへなども様々に届いています。こちらもタペストリーやテーブルランナーなど、部屋を彩ってみてはいかがでしょうか?





メキシコ ウィピルやスモック



グアテマラのお隣、メキシコでも色彩豊かな織物や刺繍を見ることができます。




こちらのスモックには宇宙を表す幾何学模様に、神の使いとされたカエルを表現した刺繍が施されています。エキゾチックで美しいですね。


さらに、イベント会期中の丁度良いタイミングで、お馴染みの<オカモト商店>より久留米絣のウェアが届きました。『世界の民藝』ということで、こちらもあわせてご紹介させてください。




日本の民族衣装である着物。もとはその着物に使われた久留米絣がノーカラーシャツやカフタンドレスの形となりました。国を越えた交わりを楽しんでいただければと。

エリスは新作のもう一型、アロハシャツを早速手に入れ、インスタグラムにポストしていました。


松田共司さんによる壺とともに、“Shirts like pottery”のキャプション。跳び鉋の模様と釉薬の色目が、なるほどシャツとリンクしていますね。

こういった異なるものが繋がる瞬間は『世界の民藝』のクラフトを見ていても感じることができます。

各地の様々なクラフトを同じ空間で見ることでそういった部分も楽しんでいただければと思います。




『世界の民藝』
◼︎International Gallery BEAMS 2階(原宿)…原宿地区駐車場サービスについて
会期:7/31(金)-8/9(日)OPEN 12:00-20:00 ※短縮営業 
◼︎BEAMS KOBE(神戸)
会期:8/7(金)-8/16(日)OPEN 11:00-21:00

※お問い合わせは上記の2店舗で承ります!



Mori

始まりのシャツ “モードと民藝”

皆様こんにちは。

梅雨からなかなか抜け出せない、どんよりとした天気が続いていますね、、


そんな今時期から盛夏にも大活躍するであろう別注アイテムのご紹介です。



〈MEN〉GOODWEAVER × fennica pullover shirts
カラー:アジロ紺白、青海波、新聞カーキ、マガジン白ブルー、白マルチ、絣チェック茶
サイズ:L
価格:¥21,000+税
商品番号:66-11-1225-520


GOODWEAVER × fennica〉のプルオーバーシャツ。

福岡県の伝統工芸「久留米絣」のオリジナルファブリックで作られた、新たな色・柄で登場です。

fennicaでは定番?となったこちらのアイテム、待ち望んでいた方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?



先ずはメンズから






メンズは6色ご用意しました。











〈WOMEN〉GOODWEAVER × fennica pullover shirts
カラー:アジロ紺白、青海波、マガジン白ブルー、白マルチ、ボーダーブルー黒、十字ブロック
サイズ:M
価格:¥21,000+税
商品番号:66-11-1224-520


レディースはこちら。スタンドのネックから程よく落ちるVラインに七分袖。










サイドスリット仕様に、裏返すとわかりやすいんですが、前後身頃の中心で繋ぎ合せています。

鯉の鱗のような柄は、柄が綺麗に重なるよう作られており、手間のかかる凝った作りが見てとれます。






レディースはプルオーバーワンピースもご用意しました。



〈WOMEN〉GOODWEAVER × fennica pullover one piece
カラー:アジロ紺白、青海波、新聞カーキ、マガジン濃グレー、ボーダーブルー黒、市松濃紺、水玉紺
価格:¥24,000+税
商品番号:66-26-1371-520


身長158cmのスタッフが着てこの感じ。








幾何学模様のような柄も〈GOOD WEAVER〉の久留米絣になるとまた一味違った印象に。


この型のみ、ネックにギャザーが入っています。




ワンピースは7色展開。







このチュニック型のシャツ、実はこれが出来た基を辿ると何十年も前の話、、



90年代半ば、fennicaができる前からBEAMSのバイヤーを担当していたエリスと北村が、日本に初めて紹介したこのブランド。




この小さな文字で気づかれる方も多いでしょうか?




そう〈EMILIO PUCCI〉です。




当時、レディースしかなかった物をメンズのチュニック型で別注オーダーしていました(こちらはスタッフが2000年頭に購入した私物で、現在販売はしていません)。


その後、この形をベースにシルエットを少しずつ変えながら継続してやってきたのがこのプルオーバーシャツなんです。


昔から変わらず、デザイナーブランドから民藝品までフラットな目線で紹介してきた審美眼が、今のfennicaにも生きています。



今回の別注品、オンラインの販売は今の所していません。

是非店頭にて、ご自身の感覚で良さを実感して頂きたいです。


International Gallery BEAMS

渡辺