こんにちは!
髙橋です!
前回は、<TRICOT-DIO>のエレガンスなニットタイをご紹介しました。
今回は、<AUBERGE>の上質なチノパンをご紹介します。
それでは早速。
こちら。
AUBERGE / LV CHINOS スビンコットン パンツ
カラー:ベージュ
サイズ:38〜44
価格:¥38,500(税込)
商品番号:24-23-0757-608
クラシカルな雰囲気を纏いつつ、ややスリムなテーパードシルエットにモダナイズされた<AUBERGE>のチノパン。
(マネキンは42を着用)
股上が深く、ヒップ〜渡りにかけて程よくゆとりがございます。
ノープリーツ仕様なのでゆとりがありつつもスッキリとした腰周りに。
そこから自然にテーパードがかかり裾幅はサイズ"38"で19cm前後。所謂ミリタリー系の太くストレートなパンツではなく、太すぎないスリムなテーパードシルエットが現代的なバランス感で品のあるルックスです。
こちらのモデルは、60年代の有名デニムメーカーによる細身のパンツをデザインソースとしており、当時のモデルを象徴するバックシンチが無骨なアクセントに。
そして、特筆すべきポイントは生地にも。
綿織物の中では最高密度と言われている"ウエストポイント生地"を忠実に再現。
通常のチノクロスは1本の糸(単糸)で織り上げた左綾の組織に対し、ウエストポイント織は2本の糸(双糸)で織り上げた右綾の組織となります。
そうする事でよりハリがあり丈夫で上品な光沢を持つ生地に。
また、ウエストポイント生地とはニューヨークのウエストポイントという地区にある米国陸軍士官学校のユニフォームで使用されていた事が由来で、そこはエリートが集まる士官学校であったそう。
そのため、一般的なチノクロスよりも上質なウエストポイント生地が採用されていたみたいです。

そして、上質なウエストポイント織に高級素材であるスビンコットン100%の糸を採用。
希少で高級な超長綿の中でも最も細く長い繊維質のスビンコットンは、しなやかで光沢のあるシルクのような質感が特徴的です。
そんな繊維の糸を超高密度に織り上げた事で肌触りの良いしなやかなタッチに、表面的なツヤ感とは違う奥底からじんわりと浮かび上がる上品な光沢が生まれワンランク上の表情に。
糸を作る際に、繊維が細ければ細いほど撚る回数が少なく済む為、素材本来のしなやかさと質感を全面に活かしつつ強い糸に仕上げる事ができます。
また、貴重で高級繊維であるスビンコットンをここまでふんだんに高密度で織り込まれた生地は業界初の試みだそうで、仕上げてみると形状記憶的な質感が生まれる事を発見できたそうですよ。
さて、ここまで長々と纏まりのないウンチクを述べてきた訳ですが、結論どんな生地なのかと。
米軍由来のタフで丈夫な"ウエストポイント織"の組織に、シルクのように繊細な高級綿糸を載せた生地。
つまり、
非常に丈夫であり、非常に上品。そんな相反するような要素が1つとなった秀逸なチノクロスという事です。
最後に、コーディネートもご紹介させていただきます。

まずは丁度マネキンさんが着用していたのでご拝借。
とことんアイビーテイストで着こなすのももちろん良いですが、鮮やかなプルオーバーのリネンワイドカラーシャツを合わせて清潔感のある艶っぽさを加えたミックススタイルも新鮮です。
足元はストレートに無骨なシューズも良いですが、キルト付きの都会的なスエードシューズで上品に。
キレイめなアイテムにもすんなり馴染み、かつパンツのユニークな質感を引き立てます。
もちろんジャケットスタイルにも好相性。スリムなシルエットと上品な質感によって、やり過ぎていない程よい洒落た"外し"を演出します。
洗練された印象ながらもほのかに主張するバックシンチを含めた無骨な主張が大人の塩梅。
ウエストをバッチリ合わせてベルトなしでも着用したいですね!
いかがでしたか。
有名デニムメーカーのヴィンテージパンツをモチーフとしたクラシカルな雰囲気に、タフで上品な生地の質感が温故知新を感じる実に<AUBERGE>らしい拘りのあるチノパン。
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最後までお付き合い頂きありがとうございました!
それでは!
髙橋