スタッフ「板山 俊一郎」の記事

雑誌でひもとく平成ファッション HEISEI FASHION

【magnif BEAMS LIFE 横浜 1周年記念特別企画】

《雑誌でひもとく 平成ファッション HEISEI FASHION》

と題し、『裏原宿』『渋カジ』『原宿ストリートスナップ』『女子高生』

この4つのキーワードを軸に時代を彩った雑誌や書籍を中心にラインナップしました。ファッショントレンドをはじめ、当時の世相や空気感を感じ取れる内容さとなっています。

ここで、magnif店主中武さんからのメッセージ

『世代の皆さんはもちろん、当時を知らない若者たちもいまみんなが気になっているのが“平成”。

戦後の好景気からバブル前壊、アナログ社会からネット社会への転換などそれはまさに激動の時代でした。

そんな時代の若者たちが、何を着て何をしていたのか振り返ってみると、色々な発見がありそうです。

今回、BEAMS LIFE YOKOHAMAの1周年を記念して平成当時に発行され、多くの若者たちに読まれた雑誌たちを集めてみました。

この機会に是非ご覧になってみてください。』

#渋カジ

80年代半ばに頂点となった「DCブランドブーム」。派手さやブランドネームでのマウント競争に疲れを感じた若者たちは、やがて若者ファッションのルーツともいえるシンプルなアメカジスタイルに回帰した。渋谷のインボートショップが紹介したアイテムが世間に広まり、やがて「渋カジ」と呼ばれた(局地的には、渋谷センター街のチーマースタイルの事も指す)。それらは次第に細分化され、紺ブレザーなどのトラッドアイテムを基調にした「キレカジ」や、革ジャンなどのハードなアイテムで身を包んだ「ハードアメカジ」等のスタイルも生まれた。

#裏原宿

その経済力により欧米の様々なファッション文化を消費した日本の若者たち。なかでも英国パンクに傾倒し米国ヒップホップやスケーターと交流した藤原ヒロシとその仲間たちは、それらの文化を吸収し伝播しながら東京原宿の一角にて独自のコミュニティを築き上げた。NIGOと高橋盾によるショップ「NOWHERE」はその象徴となり、独特の感性で世界からセレクトされた品々と、インデイペンデントなブランドによる作品たちが原宿に集まり、やがて世界に発言された。『Smart』『asayan』などストリート系”と呼ばれる雑誌たちは、主要人物との関係性やその高い資料性によって、それらのムーブメントを煽りまくった。

#原宿ストリートスナップ

街を行き交う人々の服装に注目し、その姿を撮影するフアッションスナップは古くから様々な雑誌にて取りあげられてきたが、1997年創刊のスナップ専門誌「FRUiTS」は、自由でオリジナリティ溢れる当時の原宿の若者たちと呼応し、ストリートファッションの台風の目となった。主な撮影場所である原宿交差点のGAP前には、スナップされる事を夢見た若者たちが全国から集まったという。自作な雑貨などをジャラジャラ身につけた「デコラ」、未来的なインディーズブランドを身にまとった「サイバーパンク」、幻想的かつ悪趣味的な要素をもった「ゴシックロリータ」など、皆それぞれが原宿を舞台に個性を競った。それらはやがて海外にも注目され、日本の「KAWAII」の象徴として認識されている。

#女子高生

バブル崩壊から日本の消費の中心はより低年齢化され、90年代中ごろには高校生、特に女子高校生をターゲットにした流行が世間を賑わせた。「たまごっち」「プリクラ」「ポケベル」(やがて「ケータイ」)などのヒット商品は、ミニスカ&ルーズソックスの彼女たちのイメージと共に世に広まったと言っても過言ではないだろう。やがて「ガングロ」「ヤマンバ」などの奇抜なメイクも一部で流行した。








https://www.instagram.com/beams_life_yokohama?igsh=MWdqcnN2a3JzMGk3dA==

古着は一期一会 その4

『古着は一期一会』

1950's 〈CARTER'S(カーターズ)〉COTTON COVERALL







今年初めに友人から譲ってもらった一着。

70年前に作られたワークウエアとは思えないコンディションの良さとゆったりしたサイズ感が魅力です。雰囲気の良い生成りのコットン生地に大きめに設計されたポケット、ゴールドのスナップボタンがアクセントに。ジャケット感覚でキレイめなスタイリングに合わせるのが気分です。


それでは、また次回!


https://www.instagram.com/beams_life_yokohama?igsh=MWdqcnN2a3JzMGk3dA==

古着は一期一会 その3

『古着は一期一会』

40〜50’s 〈HERCULES〉

Vintage denim chore jacket 





約6年前に渋谷富ヶ谷のヴィンテージショップ〈OKIDOKI〉にて出会えました。

インディゴが色濃く残ったグットコンディションにサイズ感にひと目惚れ。ワークウエアですが、ジャケット感覚でキレイめなスタイリングに合わせるのが気分です。サイズアウトしたくないので食べ過ぎ飲み過ぎに要注意。

これからも大事に気続けたい1着です。


それでは、また次回!


https://www.instagram.com/beams_life_yokohama?igsh=MWdqcnN2a3JzMGk3dA==

どうも雑誌好きなもので その1

皆様

こんばんは


本日は神田神保町に構えられている古書店〈magnif〉さんとの協業スペースと雑誌〈POPEYE〉について。

昨年、11月30日のオープン以来

大変ご好評頂いていて嬉しい限りです。

あらためて、ご来店くださった皆様ありがとうございます。本スペースは店主中武さんにより、選書とレイアウトされており、幅広い世代の方に楽しんで頂いております。

特に若いお客様が昔の雑誌や書籍を興味深く読まれている光景にリアル世代のおじさんスタッフは胸熱です。



※magnifさん15周年で作成されたトートバッグ。店構えをイラスト化され素敵なデザインです。

さて、前置きが長くなってしまいましたが

今回は冒頭でも述べましたがビームスと縁深く、個人的にも影響を受けた〈POPEYE〉について少しだけ触れてみようと思います。

創刊はビームスと同じ1976年。

アメリカの現代的生活様式を日本に紹介され

当時の若者風俗をリードし、今はシティボーイのためのファッション&カルチャー誌を標榜されています。


左から〈POPEYE〉の前身となる

伝説的な『Made in U.S.A catalog』

『Made in U.S.A-2 Scrapbook of America』そして記念すべき創刊号。

圧倒的な熱量を感じさせる内容は圧巻です。


創刊号のポスター。初めて見ました!

時代を感じさせつつ、現代にも通じるキャッチコピーに感涙。



そして、やはり語らずにはいられない2012年、木下編集長(現ユニクロ執行役員、クリエイティブディレクター)、スタイリスト白山さん、長谷川さんによる大リニューアル。





ファッションはもとより、独自の視点による様々な切り口の特集が組まれているのも大きな魅力ですね。


そして、個人的おすすめはこちらISSUE925 2024 MAY 『ぼくと服と東京の暮らし。』です。


2012年のリニューアルから2018年9月号までファッションディレクターを務められたスタイリスト長谷川さんが久しぶりに〈POPEYE〉に帰ってきた号。長谷川さん視点のナチュラルワインにまつわるエトセトラと服について深く熱く語られています。実は僕もこっそりひっそりと出ているとかいないとか。是非是非店頭にて手に取ってみてください!


最後にお知らせです。

5/19〜6/4でスターバックスさんとの協業スペースにて『magnif 増刊号』と銘打って、コーヒータイムに合うような雑誌をセレクトし展開いたします。

乞うご期待ください!

※こちらは前回の様子です。



それでは、また次回に!

古着は一期一会 その2

『古着は一期一会』

60〜70's

Vintage denim chore jacket 

with nice wappen & orange embroidery








@mrcleanvintage  さんのインスタで気になりお店まで。

運良く、直接手に取る事が出来た。

デニムの風合いと少し大きめのサイズ感が良くひとまず試着させてもらう。

『古着は一期一会』

古着は迷ったら買い

(と言いつつ10分間ぐらい迷った)

という先輩方からの教えに従い購入。

前のオーナーはアメリカ南部テキサスが地元で軍を除隊後石油掘削会社で働いていたテニス好きのおじさん?

とあしらわれたワッペンを眺めながら

勝手に想像を巡らせる。

個人的には『MUSEUM OF THE BIG BEND』のワッペンが良いな。

調べてみたら、なかなか良い雰囲気の博物館。いつか行ってみたいぞ。

袖丈が長かったのか潔くカットオフし

そこにオレンジカラーのパイピングと刺繍がいい感じです。これが無かったら購入して無かったと思う。

スタッフの方も

"このジャケットを眺めながら飲めますね^_^"

確かに飲める気がする(笑)


それでは

また次回!

https://www.instagram.com/beams_life_yokohama?igsh=MWdqcnN2a3JzMGk3dA==


古着は一期一会 その1

『古着は一期一会』

約15年前に出会ったマドラスチェックが良い雰囲気のウエスタンシャツ。

気に入り過ぎて、何度も修理をしながら着ていたのですが、、サイズアウトもあり泣く泣く着るのを諦めお蔵入り。




このシャツは今でも手放さずに大事に取っているんですが、代わりになるシャツを探せど探せどなかなか見つからない。古着って探すと見つからないんですよね。これが。

と思っていたら

先日、 @okidoki_mens にて出会い

迷わず即購入。

インスタにもアップされていたのを気付かず危うく買い逃すところでした。

(スタッフの皆様ありがとうございました!)

まったく同じ物ではないですが

色柄、生地、シルエット、ディテール、サイズ感バッチリはまった最高の一枚。




購入した翌日にさっそく羽織って横浜まで。



これからの時期に大活躍間違い無しです!


それでは、また次回に!


https://www.instagram.com/beams_life_yokohama?igsh=MWdqcnN2a3JzMGk3dA==