皆様こんばんは。
茹だる様な暑さも、少し落ち着きましたが、引き続き危険な暑さが続きますので、お気を付け下さい。
さて本日は、明日から始まります半期に一度のオーダーフェアについて少しお話しさせて下さい。
先ずフェアのお得なポイントですが、通常期よりも、生地がお安く選んで頂ける事があります。生地ランクが高くなればなるほど、お得感は増す様に感じます。
更に毎シーズン細かな修正を加えてアップデートされていますが、今シーズンはジャケットに大きく修正が施され着用感が増しています。(西口も力説しておりました。)
具体的には、
前肩になる様に肩のイセ分量を加寸。
前身幅を減寸し、背側が包み込む様に前見頃と後見頃のバランスを調整。
袖幅は太くなる様に修正しカブリが出る様に設定。
ショルダーラインが、よりナチュラルになる様に袖山の縫い代割を見直し。
又、オーダーならではのポイントですが、釦や裏地を選んで頂ける事は勿論、主にジャケット、スラックス、ベストをそれぞれ違うサイズベースで組み合わせができる事に加えて体型補正を入れられる為、よりパーソナルな一着に仕上げる事が可能になります。
近年はインポートの価格高騰もあってか、スラックスのみをオーダーされる方も増えています。
私もドレスへ異動した当初はオーダーの度に勉強の為、体型補正を細かく変えたりして着用感の違いを体感しておりました。




写真は数年前にオーダーしたスーツで春夏のリネン混生地ですが、その特性を活かしてジャケットはパッチポケットにしAMFステッチをアクセントに、スラックスはサイドアジャスター仕様にして、タイドアップにもノータイスタイルにも合わせ易い様にしました。
狙い通り汎用性が高く重宝しています。
最後にフェアでオススメの生地をピックアップしてみました。

【DRAGO】のウール、カシミヤ混でベージュ、ボルドー、ブラックのチェック柄。暖かみの中にブラックが配される事でモダンな印象です。
【MARLING&EVANS】
ガシッとしたツイードながら綺麗なブルーとブラウン、これもブラックが配された秋冬ながら目を引く生地です。

最後は、昨年も気になっていた【LASSIERE MILLS】から、しっかりとした生地感にベージュと薄っすらブルーが織り込まれた生地です。端境期から長い間、着れそうな汎用性の高さもポイントです。
会期は9月7日迄。
皆様お待ちしております。
今日はこの辺で。