BEAMS PLUS ロードショー 第292夜

この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。

では、早速。


こんばんは。BEAMS PLUS ロードショーへようこそ。

ナビゲーターを務めさせて頂きます、コヴです。

今宵も、新旧問わずアメリカ(BEAMS PLUS)に纏わる映画をご紹介。

第292回目はこちら


『未知への飛行』(1964)

監督:シドニー・ルメット

出演:ヘンリー・フォンダ / ダン・オハーリー / ウォルター・マッソー / フランク・オーヴァートン / ラリー・ハグマン / フリッツ・ウィービー

あらすじ:

米ソ冷戦時代、ある正体不明の飛行物体がアメリカの領空に侵入したと報告があった。その飛行物体は民間機だと判明したもののコンピューターの誤作動でモスクワに対する核攻撃の命令を出してしまい、その命令を受信した核兵器搭載の爆撃機はモスクワに向かって発進してしまう……

東西冷戦下の話ではあるのですが、今の時代にもじゅうぶんに起こりえる話だと思います。

あるコンピューターの誤作動によりモスクワへの核攻撃命令が出されてしまいます。それを受信した爆撃機乗員はその命令を実行するためにモスクワに向かいます。

もちろん、指令室ではどうにか爆撃機が核攻撃をする前に帰投させようとしますが、様々な偶然と思い込みによって妨害されてしまいます。そして攻撃を止められないと知った時に全面戦争を避けるためにアメリカ大統領がソ連側に出した交換条件とは……

人類には到底、扱いきれない核を作ってしまったことで、自分たちの首を絞めることになってしまいます。これは現実でも同じです。この作品は初見だったのですが、以前このブログでも取り扱った『博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか』を思い出しましたし、こちらは未見なのですが現在NetFlixで配信されている『ハウス・オブ・ダイナマイト』にも通じるものはあるのではないかと感じました。(未見なので違ったらすみません。今夜にも観ようと思っています。)

人間が扱っているにせよ、コンピューターで管理しているにせよ、一度動き出したら止めることは困難で最悪の結果になってしまう事、そしてそれが映画の中だけの話ではないことが本当に恐ろしい事だと思います。

映画の中でアメリカ大統領がどんな決断を下すのか?そしてその結末はどうなるのか?是非、ご自身でご覧になって確かめていただければと思います。

ここからはいつも通り衣装を見ていきたいのですが、今回は白黒である事と画面自体がかなり暗くて衣装の確認が出来なかったのでお休みいたします。

それでは今週のBEAMS PLUSのアイテム紹介です。



ビームス プラス / マルチストライプ クルーネック 5ゲージ
カラー:マルチ、マルチ2 3F、マルチ2 4F
サイズ:S,M,L,XL
価格:¥19,800(税込)
商品番号:38-15-0143-048

3種類のマルチストライプのニットです。使っている色は柔らかな色で極端に派手ではないので普段のコーディネートにも取り入れやすいと思います。肘部分にはパッチをつけてアクセントにしています。

編地自体は柔らかでふっくらしているので、一枚でも重ね着をしてインナーとしても活躍するセーターだと思います。

今の時期であればダウンベストを上に着ていただくとかなり温かいと思いますし、エルボーパッチの存在感もしっかり出ると思います。

またインナーとしても暗くなりがちな秋冬のコーディネートの良い差し色になるのではないでしょうか?

こちらのニットは既に店頭には入荷していますので、気になる方はお近くの店舗に問い合わせていただければと思います。

それでは『未知への飛行』お楽しみ下さい。

コヴ

タイムレス?憧れの的?とは、、、

深夜1時。

山田兄弟のAll Night BEAMS PLUS”

兄弟、隔週でお届け。こんばんは。()正志です。



さて、駆け足でコチラをご紹介....

毎度画像はチラチラと見せていきますね....




Wool Silk Scarf Cowboy Print

カラーYellow×Brown、Green×Beige

サイズ:ONE SIZE

価格:¥15,400(税込)

商品番号:38-45-0111-840


「カウボーイ」と聞いて、どんなイメージを思い浮かべますか?荒野を駆ける馬、テンガロンハット、はたまたタフなデニム?

彼らのスタイルは、時代を超えて魅了し続けているように感じます。

カウボーイスタイル、及びルーツはなんなのか?そのルーツには、広大なアメリカ西部で生き抜いた人々のリアルな歴史や機能性、ロマン?憧れが詰まっているんじゃないか?と勝手に考えてみる。

すべては実用性から始まったようで、

カウボーイが活躍した時代は、主に19世紀後半のアメリカ西部開拓時代。

数千頭の牛の群れを数百マイルも移動させるキャトル・ドライブ(牛追い)という過酷な状況だったとゆう。その過酷な労働環境に耐えるために進化し、ギアとしての道具が生み出されていく....

カウボーイのすべての要素は、「タフに生きる」ための機能美。そして、20世紀に入ると彼らはフロンティア(開拓地)精神」「自由」「タフネス」といったアメリカ文化の理想を体現する存在として、西部劇を通じてヒーロー化される。当時の映画スターたちが、実用的なカウボーイの服をスタイリッシュに着こなすことで、彼らのスタイルは世界中に広まりを見せたのも周知の通りである。

そのカウボーイの象徴であるテンガロンハットやブーツ。


その陰で、首元に巻かれたスカーフ(ネッカチーフやバンダナ)もまた、彼らのタフな生活を支えた欠かせない歴史的なギアなのです。



BEAMS PLUSでは、今シーズン

カウボーイプリントとゆうモデル名でウールシルクのスカーフがリリースされている。単なるアクセサリーではない、機能美としてのアイテムである。


当時スカーフを着用した最大の理由は、単なるおしゃれではなく、過酷な労働環境から身を守るためのものとして重要な道具?

砂塵マスクとしての口元に入らないように

使用されていたり、広い平原では、直射日光から首を守る日よけや、過酷な作業中の汗拭きとして利用したりと....

「多用途な使い方」であった背景も。

さらに調べてみると、、、

興奮した馬を落ち着かせるために、馬の目隠しとしても活用されていたようだ。。



柄は、馬に乗ったカウボーイとペイズリーである。ここで自分が気になったのは?

なぜペイズリー柄が多いのか?とゆう事....

そもそもカウボーイが愛用したのは、主に丈夫な綿素材のバンダナ。特に有名なペイズリー柄は、汚れが目立ちにくかったこと、そして当時、手に入りやすく安価だったことから、カウボーイの定番になったようだ。



柄の意味合いは、「命の木」を象徴する柄。知ると、自然に腑に落ちた。

諸説はあるがインドのカシミール地方や

スコットランド、イギリスとゆう国々が

深く関わっている....

とはいえ、BEAMS PLUSではコットンバンダナではなく、カウボーイプリントが施されたウールシルクファブリックな品のある

スカーフでの提案であり、いかにファッションとして落とし込めるのか?


実際に購入して随分気に入って

週3回ほどは着用している。イエローも欲しくなっている....あくまで、装いのアクセント使い、時には道具として....  



はたまたデュードランチ的なコスチューム?で取り入れてみる?

老若男女どの世代の方々も巻く、垂らす、結ぶなどなどファッションアイテムとして楽しんでいただければ嬉しいです。


では、次は11/21()深夜1時にお会いしましょう。


p.s. 兄(広志)は、デニムパンツ

  弟(正志)は、久しぶりにハットも欲しくなっている?


YAMADA brothers


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BEAMS PLUS ロードショー 第291夜

この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。

では、早速。


こんばんは。BEAMS PLUS ロードショーへようこそ。

ナビゲーターを務めさせて頂きます、コヴです。

今宵も、新旧問わずアメリカ(BEAMS PLUS)に纏わる映画をご紹介。

第291回目はこちら


『インディー・ジョーンズ / 魔宮の伝説』(1984)

監督:スティーブン・スピルバーグ

出演:ハリソン・フォード / ケイト・キャプショー / キー・ホイ・クワン / アムリーシュ・プリー / ロシャン・セス / フィリップ・ストーン

あらすじ:

1935年。上海でトラブルに遭ったもののクラブの歌手と相棒の少年とどうにか逃げる事が出来たインディーだが、インド上空で敵の罠に嵌り飛び降りる事になってしまう。そしてどうにかインドの田舎の村に着くことが出来たのだった。しかしその村で空から来た神の使いだと勘違いをされ、邪教集団に奪われた村の宝を取り返すことになり……

言わずと知れた大人気シリーズの第二弾で、時系列順に言うと前作の『レイダース 失われたアーク(聖杯)』の前日譚になるそうです。

自分は『インディー・ジョーンズ』シリーズの中では一番この『魔宮の伝説』を観ているはずなのですが、後半のインパクトが強いせいか前半部分をすっかり忘れていました。

今では色々な作品に使われているような洞窟のトラップも見慣れているはずなのにハラハラしますし、トロッコに乗るシーンやそこからの終盤の展開も手に汗握るものがあり、久しぶりに観直したのですがやはり面白かったです。

良い意味で何も考えずに映画の世界に夢中になれる一級のエンターテインメント作品だと思います。

それではいつも通り衣装を見ていきたいと思うのですが、インディーの衣装は基本的に毎回同じ感じで、少し前に『失われたアーク』の時に紹介したのと、その他のキャラクターはあまり気になる衣装が無かったので、今回はお休みしたいと思います。

ここからは今週のBEAMS PLUSのアイテム紹介です。



ビームス プラス / ダイアモンド パターン ポロ
カラー:ブラック、ブラウン、ブルー
サイズ:S,M,L,XL
価格:¥19,800(税込)
商品番号:38-12-0036-103

今回は今の時期にピッタリなロングスリーブのポロシャツを紹介したいと思います。

遠目からだと分かりづらいのですが、細かいダイヤモンド柄が特徴のニットポロです。総柄なので一枚で着ても様になりますし、重ね着をした時にも柄自体は小さいので極端な主張がなく、カーディガンやジャケットのインナーとしても相性抜群だと思います。

自分のお勧めのコーディネートはブラウンのコーデュロイのセットアップのインナーにこのポロシャツのブラウンを着て、あえて野暮ったい雰囲気になるような着方だったり、逆にチャコールグレーのパンツにブラックのポロを着てその上にブラックのカーディガンを着る様な落ち着いたコーディネートも良いと思います。(こちらも野暮ったい着方かもしれませんが……)

色々と着回しも出来るポロシャツだと思いますので、何かインナーをお探しの方にはお勧めしたい一枚です。

こちらも既に店頭に入荷していますので、気になる方はお近くの店舗に問い合わせていただければと思います。

それでは『インディー・ジョーンズ / 魔宮の伝説』お楽しみ下さい。

コヴ

BEAMS PLUS ロードショー 第290夜

この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。

では、早速。


こんばんは。BEAMS PLUS ロードショーへようこそ。

ナビゲーターを務めさせて頂きます、コヴです。

今宵も、新旧問わずアメリカ(BEAMS PLUS)に纏わる映画をご紹介。

第290回目はこちら


『逃亡地帯』(1966)

監督:アーサー・ペン

出演:マーロン・ブランド / ジェーン・フォンダ / ロバート・レッドフォード / E・G・マーシャル / アンジー・ディキンソン / ミリアム・ホプキンス

あらすじ:

石油で大儲けをしたテキサスの田舎町に刑務所を脱獄した男「ババー」のニュースが入る。その町はババーの故郷でその街に帰ってくる可能性が高いために住民はババーを捕まえようと狂乱の渦に陥っていく……

アメリカンニューシネマの名作の一本と言われる『俺たちに明日はない』を監督したアーサー・ペンが『俺たちに明日はない』の一年前に監督をした作品です。

石油が出たことにより急に裕福になった小さな町で住人達は享楽的で退廃的に暮らしています。そんな中、信念をもって保安官の任についているカルダーは刑務所を脱獄したババーの知らせを聞いて警戒にあたります。そしてそのニュースは瞬く間に町中に広がって住人が面白がってババー捕まえようとし始める事で取り返しのつかない惨事に繋がっていきます。

この作品は1966年に作られているのですが、現代にも通じるテーマを描いていると思いました。

「しっかりと確認をせずに曖昧な情報だけで判断し決めつけてしまう」

「周りの人間が騒いでいるから同調して騒ぐ」

「過剰に反応して極端な行動に出てしまう」

どれも現代でも見られる行為ですし、この作品を観ていて思い出したのは関東大震災後に起こった虐殺事件でした。

そしてこの様な映画を観るたびに集団心理の怖さを思うのですが、実際に自分がこの場にいたら冷静な判断が出来るのか、周りに流されて同じ事をしてしまわないかを考えるのですが、絶対にしないと言い切れる自信はありません。

だからこそこの様な映画や本を読んだり、歴史を知ることが本当に大切なんだと感じております。

この作品自体はアメリカンニューシネマのカテゴリーには入っていませんが、全体の殺伐とした雰囲気や結末を考えるとこのカテゴリーの初期の作品とも言えるのではないかと思いました。

それではいつも通り衣装を見ていきましょう。

今回は個別の衣装というよりもテキサスのスーツスタイルが気になりました。時代設定も1960年代だと思うのですが、このころからスーツにテンガロンハットとウエスタンブーツというスタイルがあったことに驚いています。古い時代のテキサスが舞台の映画を集中的に見ていつごろからこの格好が始まったのかを確認するのも面白いと思いました。

またロバート・レッドフォード扮するババーが囚人服を着ているのですが、テキサスだからなのか、時代だからなのかわかりませんが白いカバーオールの様なものを着ています。囚人服もシャンブレーのシャツを着ていたり、今回の様なカバーオールを着ていたりとかなり違いがあるので、囚人服も調べてみるとかなり違いがあって面白そうだと感じました。


ここからは今週のBEAMS PLUSのアイテム紹介です。



ビームス プラス / インターシャ ガーター ストレッチ カーディガン
カラー:ブラック、ブラウン、グリーン
サイズ:S,M,L,XL
価格:¥37,400(税込)
商品番号:38-15-0234-048

格子柄で色を分けてグラデーションを表現しているカーディガンです。

このカラーグラデーションを表現するためにインターシャ編みという編み方をしている為にはっきりとしたグラデーションが表現できたり、薄く仕上げる事が出来ています。

サイズバランスはオーソドックスなパターンを採用し、一枚で着てもインナーで着て重ね着をした時にももたつかないバランスです。

王道にシャツに合わせるのも良いですが、自分はこのグラデーションの色と柄を見た瞬間にコットンのタートルネックかモックネックにこのカーディガンを着て、カーディガンの色と同じスラックスを履く60年代の映画に出てくるようなスタイルが思い浮かびました。

そんなクラシックなコーディネートを想起させるこのカーディガンも店頭に入荷していますので、気になる方はお近くの店舗に問い合わせていただければと思います。

それでは『逃亡地帯』お楽しみ下さい。

コヴ


これは?、、、

深夜1時。

“山田兄弟のAll Night BEAMS PLUS”

兄弟、隔週でお届け。こんばんは。(弟)正志です。




最近は、ちらりと画像を載せる事で、逆にお客様から店頭でブログを見てお問い合わせもチラホラ....

そんな気分を良くした僕は今週も相変わらず

「チラり」と綴っていきますね。 



一先ず、

時を一度タイムスリップしてみます....

第二次世界大戦後期~戦後にかけて

(素材の転換とジェット機時代)

 B-10が第二次世界大戦中の皮革不足に対応するため、布製(コットン)フライトジャケットの第1号として採用されたり.....

ナイロンの登場で1940年代後半になると、ジェット機の登場により飛行高度や速度が上がり、従来の革製では対応が難しくなり....

デュポン社が開発したナイロンが注目され、軽量で保温性に優れた素材として採用が始まるようだ....

サンプリングベースにしているのは、

L-2シリーズ、ナイロン素材のフライトジャケットの先駆け的なモデルである。



MIL Flight Jacket Iridescent Twill

カラー:OLIVE、NAVY

サイズ:S、M、L、XL

価格:¥46,200(税込)

商品番号:38-18-0844-139


L-2フライトジャケットシリーズは、第二次世界大戦終結直後からベトナム戦争期にかけて、主にアメリカ空軍(USAF)で採用されていたライトゾーン用のナイロン製フライトジャケット。

MA1と並んでナイロン製フライトジャケットの基本形を確立した名作として知られています。




最大の特徴は?と言われると....

商品モデル名でもある通り....

「Iridescent」とゆうワードです。

辞書を広げると....

(光の加減で)色彩がさまざまに変化する

玉虫色の

とゆう意味が記されている。

写真右側の濃いカラーである方が

伝わりやすいかもしれませんね。

ネイビー?バーガンディ?と錯覚するような

独特な?一部焼けたような?グラデーションが

際立つアイテムです。





一般的な玉虫生地といえば....

縦、横糸で違う色糸を使用して光のあたり方や向きによって表情が変化する特性を持っているのだが、、、、




今までBEAMS PLUSでは使用されたことがない、特殊な糸で生地作りがされているようだ....

見た事ない、構成になっている....

織りの密度と組織を部分的に変化させて、このようなボディカラーの表情に....




ライニングは、レーヨンコットンファブリック。中に綿は入れていないので長く着用できるのも洋服屋の我々も嬉しいポイントである。

滑らかな肌触りも感じてもらえればと....



 





おや?な胸の部分は、現代的に解釈されたり....

使用されているカウレザー使いのZIP....

奥行きのある袖段リブ....



最後もチラリと....

たぶん、こちらのネイビー明日買います....

皆さんぜひ、お試しあれ〜


では、次は11/7()深夜1時にお会いしましょう。


p.s. 兄(広志)は、???

  弟(正志)は、ネイビー購入宣言


YAMADA brothers



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BEAMS PLUS ロードショー 第289夜

この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。

では、早速。


こんばんは。BEAMS PLUS ロードショーへようこそ。

ナビゲーターを務めさせて頂きます、コヴです。

今宵も、新旧問わずアメリカ(BEAMS PLUS)に纏わる映画をご紹介。

第289回目はこちら


『恋は邪魔者』(2003)

監督:ペイトン・リード

出演:レネー・ゼルウィガー / ユアン・マクレガー / デヴィッド・ハイド・ピアース / サラ・ポールソン / トニー・ランドール

あらすじ:

1962年のニューヨーク。新進気鋭の作家であるバーバラは恋愛至上主義に反対する指南書である「恋は邪魔者」を出版し、世界的ベストセラー作家となる。そしてバーバラは自身が出演したテレビ番組で男性雑誌の記者でありプレイボーイのキャッチャーを名指しで批判をする。それによってキャッチャーはニューヨーク中の女性からめのかたきにされてしまう。キャッチャーはそんなバーバラの主張を覆すために彼女に近づくが……

この作品の時代設定は1960年代でフェミニズム運動が動き出す時代なので、作中に出てくるような恋愛至上主義に反対する本が出ていてもおかしくないと思いましたが、その主張が中途半端に感じてしまいましたし、作品自体が2003年作製で今から20年前の作品なので、今の感覚からすると「ん?」と思う部分が多く、もっと違うクライマックスがあったんじゃないかと感じながら観ていました。

しかし衣装やセットはとてもポップで良かったですし、60年代の恋愛映画のオマージュシーンもあって良かったと思います。

それではいつも通り衣装を見ていきましょう。

まずレネー・ゼルウィガーの衣装はカラフルな色使いでデザインも華やかなものが多くてとても良かったです。そして一番気になったのはユアン・マクレガーのスーツです。ボックスシルエットの3つボタンのジャケットなのですがかなり体にフィットするボックスシルエットで実際の60年代のスーツよりも細身のシルエットになって、これがまたユアン・マクレガーに良く似合っています。

この作品の設定は60年代ですが、40年代、50年代、70年代それぞれの時代設定の映画を観て、スーツの形や流行を比べてみるのもとても面白いと思います。


ここからは今週のBEAMS PLUSのアイテム紹介です。


ビームス プラス / アドベンチャーシャツ ワークプレイド カモフラージュ オーバープリント
カラー:オレンジ、グリーン
サイズ:S,M,L,XL
価格:¥48,400(税込)
商品番号:38-11-1659-791

ビームス プラスの定番であるアドベンチャーシャツの新作です。アドベンチャーシャツとはアウトドア用のマッキーノジャケットのディティールをシャツに落とし込んだモデルで、多彩なポケットワークが魅力です。

サイズバランスは少し長めの着丈、広めの身幅とアームホールなのでシャツジャケットとして、重ね着もしていただきやすいバランスにしています。

使用している生地は太めの糸で織り上げたネル生地にオリジナルのカモフラージュ柄をプリントしています。着用していっていただくと表面のプリントは掠れていきますし、生地自体も洗濯を繰り返すことで変化していくので、経年変化を楽しめる1枚だと思います。

二色ともデニムパンツ、チノパン、軍パンとの相性は抜群だと思いますし、インナーに着ていただくものもタートルネックのニット、スウェットフーディー、シャンブレーシャツ等を着ていただいても雰囲気はとても良いです。

かなり万能なシャツだと思いますので、気になった方はお店に問い合わせていただければと思います。

それでは『恋は邪魔者』お楽しみ下さい。

コヴ


BEAMS PLUS ロードショー 第288夜

この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。

では、早速。


こんばんは。BEAMS PLUS ロードショーへようこそ。

ナビゲーターを務めさせて頂きます、コヴです。

今宵も、新旧問わずアメリカ(BEAMS PLUS)に纏わる映画をご紹介。

第288回目はこちら


『ヘンリエッタに降る星』(1995)

監督:ジェームズ・キーチ

出演:ロバート・デュバル / エイダン・クイン / フランシス・フィッシャー / ブライアン・デネヒー / レクシー・ランドール / フランチェスカ・イーストウッド

あらすじ:

1930年代のテキサスのある田舎に猫を連れた一人の老人がやってくる。彼は石油の鉱脈を探して旅をしている山師のコックスという男で、ある農場の土地に目星をつけるが……

石油の採掘にかけている山師の老人とある一家の話です。

改めて「山師」を調べると「山を歩き廻り鉱脈を探す人」、「もしくは投機をする人」、「詐欺師」とあります。この映画に登場するコックスもヨレヨレの風体でどこか怪しい雰囲気はするものの、他人を騙すようには見えない老人です。

そしてそんな老人に触発されて一攫千金を夢見始めるデイ一家の交流?を描いていきます。

実際にこの時代にテキサスで大きな油田が見つかったことにより工業化が進むのらしいですが、当時ほとんどの人が油田採掘を夢見て破産していったのだと思います。確実に石油が出る保証はないですし初期投資にも金がかかって回収できるかどうか分からない賭けに出るのはそう簡単にはいきません。しかしこのコックスは様々な手を使ってどうにか資金を集めて、デイ一家の土地で採掘を始めます。

そしてその結果は……是非、ご覧になって確かめて下さい。

正直、「名作!」「必見の作品!」という訳ではないですが、面白く観れた作品でした。

それではいつも通り衣装を見ていきましょう。

時代設定は1930年代なのでほとんどの人がスーツを着ているか、ワークウェアを着ているなのですが、やはり目がいってしまうのは労働者の格好です。

チェックシャツやシャンブレーシャツを着てその上からオーバーオールやツナギを着ていて、そのツナギも襟とウエスト部分が色の違う2トーンのものだったり、カバーオールもホワイトのヘリンボーンだったりと気になるディティールのモノが多かったです。

もちろんファッション的な着方ではなく、当時の労働者が着ていたであろう着方をしているので普段のコーディネートに取り入れるのは厳しい部分もあるとは思いますが、見ているだけでも面白いと思います。是非、主人公以外の人達の格好にも注目してみてみると面白いのではないでしょうか。

それでは今週のBEAMS PLUSのアイテム紹介です。


ビームス プラス / グリース ジャケット ブライトグリッド
カラー:ベージュ
サイズ:S,M,L,XL
価格:¥39,600(税込)
商品番号:38-18-0836-874

やっと気温が下がり始めていて、シャツだけではなくブルゾンも気になる季節になってきたので、今回はこの新作のジャケットを紹介したいと思います。

デザインのベースは1960年代のショートブルゾンを基にデザインをしたGrease Jacketです。ゆとりのあるボックスシルエットが特徴でカットソー以外にもシャツやスウェットの重ね着もしやすいバランスです。その際にアレンジのしやすい様にフロントはダブルジップだったり内側の両サイドにもポケットを付けたりと機能面もしっかりとアップデートさせています。

使用している生地は尾州地域で生産されているウールとポリエステルの混紡素材で縦糸にポリエステル、横糸にウールを使用し、織りによってアイテム名にもなっているグリッド(格子柄)を表現しており、柄部分によって異素材が表れるこだわりの詰まった生地です。

写真でも分かるようにかなり光沢があり、柄の雰囲気と袖口がリブになっているのも含めて、自分は1950年代の雰囲気も感じております。

そしてアイテム名の「Grease グリース」とは生地の光沢感と整髪料としてのグリースを付けた艶を表現しているのではと勝手に想像しています。

最初にこのアイテムを見て浮かんだイメージが1950年代のアメリカの整備工をやっている若者が土曜日の夜に遊びに行くときにパンツはボロボロのジーンズ、シャツは開襟シャツで髪はGreaseを付けてポンパドールにリーゼント、そして一張羅のこのジャケットを着ていくという姿でした。(自分の妄想です。)しかしそんな妄想がパッと思い浮かぶくらいの存在感のあるジャケットは中々ないと思います。

これから気温も下がり、ブルゾンが欲しくなる季節にこんな存在感のあるジャケットはいかがでしょうか?

こちらのアイテムも既に店頭に入荷していますので、気になる方は是非、問い合わせて頂ければと思います。

それでは『ヘンリエッタに降る星』お楽しみ下さい。

コヴ

春夏に続いて、、、

深夜1時。

“山田兄弟のAll Night BEAMS PLUS”

兄弟、隔週でお届け。こんばんは。(弟)正志です。



ようやく秋?そろそろ薄手の長袖が活躍?

そんな時期ですが、もう10月2週目の週末前。


本日はこちらをご紹介。

今回も、画像はちらりとみせてく方針です。



改めて調べてみると、ヘルスニットは、アメリカの西部開拓時代が終焉を迎えた1900年。ヘルスニットは、エドワード・J・マクミランによりテネシー州で創業している。

ブランドタグに控えめなバランスで

「No fit like」とメッセージ。

ヘルスニットほどフィットするものは他に無いーとゆう強気でいて、なんとも刺されるワードセンス。コンセプトを掲げた製品は、言葉通りの着心地の良さが評判を呼び、すぐにアメリカを代表するカットソーブランドへと成長していく。誕生から120 年以上が経ち、ヘルスニットは過去から現在に至るまで、変わることのない3つのポリシーを貫いているようだ。


・QUALITY 高い品質
・STYLES 洗練されたスタイル
・COMFORT 快適な着心地

選び抜かれた素材で、快適な、長持ちする
製品をつくることをモットーに
脈々と受け継がれてきたHealthknit の使命であり、根幹となる部分であるようです。



【別注】Healthknit / Honeycomb Thermal Henry Neck Long Sleeve T-shirt Horizontal Stripe

カラーOATMEAL*FADE SAX、H.CHARCOAL*OATMEAL

サイズ:S、M、L、XL

価格:¥10,450(税込)

商品番号:38-14-0086-875


【別注】Healthknit / Honeycomb Thermal Henry Neck Long Sleeve T-shirt

カラーOATMEAL 、H.CHARCOAL 

サイズ:S、M、L、XL

価格:¥10,450(税込)

商品番号:38-14-0084-875


色は4色展開と充実したボリューム。




こちらの編み地構造は、秀逸でありクラシックな雰囲気。

ハニカムサーマルは、「蜂の巣のような立体的な編み目を持つ、保温性の高い生地」のことです。もともとは、軍隊やアウトドア用の防寒肌着として使われていた、機能的な生地です。名前の通り、直球な名称が使用されている。


BEAMS PLUSでは、こちらの生地(空紡糸で編み上げた)でハニカム仕様を

リクエストしている....


空紡糸(くうぼうし)は、別名「オープンエンド糸(Open End Yarn)」とも呼ばれ、Tシャツやスウェットなどのカジュアルウェアによく使用される糸を使っている。

空紡糸は、そもそも空気の力を利用して繊維を撚り合わせる(紡ぐ)方法で作られます。この製法により、糸の外側は強く撚られ、内側は撚りが甘いという独特な構造になります。

糸の内側に空気が多く含まれるため、見た目よりも軽い着心地になる点と内部に熱が溜まるので暖かい。着用していて癖になる部分である。




フラットシームもブランドアイコン?

アイデンティティ?





ぜひ、こ試着をしてください。

春夏に続き、リピートは個人的にも確定である。

では、次は10/24()深夜1時にお会いしましょう。
p.s. 兄(広志)は、無地のチャコール
  弟(正志)は、無地のオートミール

YAMADA brothers



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BEAMS PLUS ロードショー 第287夜

この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。

では、早速。


こんばんは。BEAMS PLUS ロードショーへようこそ。

ナビゲーターを務めさせて頂きます、コヴです。

今宵も、新旧問わずアメリカ(BEAMS PLUS)に纏わる映画をご紹介。

第287回目はこちら


『オール・ザ・キングスメン』(1949)

監督:ロバート・ロッセン

出演:プロデリック・クロフォード / ジョン・アイアランド / ジョーン・ドルー / ジョン・デレク / マーセデス・マッケンブリッジ / シェパード・ストラドウィック

あらすじ:

カノマ市の実直な下級役人だったウイリーは地元政治家の腐敗を正すべく財務官に立候補していたが落選してしまう。しかし彼は民衆に腐敗の実態を伝え続け、徐々に人気を得ていく。そんな時に彼を州知事選の「スポイラー候補」として擁立する動きが出てきて……

映画のタイトルの「オール・ザ・キングスメン」とは英語の動揺のハンプティ・ダンプティの詩の一部で、直訳すると「全ての王の家来たち」という意味ですが、この言葉自体に由来や意味がある言葉だそうで、「どんな権力や力があっても一度壊れたものは元に戻せない」という意味なのだそうです。

この映画自体は実直だった役人が権力を持つことによって自らも腐敗、堕落していく話なのですが、タイトルの意味を考えると二度と元に戻せない物とは何だったのかを考えさせられる映画でした。

このウイリーは自分に有利になるような裏工作をしたり、自身の保身や自身の賄賂の為に様々な手を尽くします。その反面、公約としてあげていた道路や学校の整備したり、高度な医療体制の病院を作り医療費を無償にしようとしたりと住民の為にも動くので、住民からの人気は相当高い知事です。

どちらの面もこのウイリーという人物を表しており、清濁併せ吞む人物として描かれます。そして民衆を扇動する事にも長けております。この映画を観ていてある政治家を思い出しました。その方も毀誉褒貶の激しい方だったそうです。

そしてこの映画の中で行われている民衆に対する扇動を観ていると現在に通じるところがあり正直怖くなりまし、そんなところも含めて今のタイミングで観て色々と考えさせられる作品だと感じました。

それではいつも通り衣装を見ていきましょう。

今作は白黒作品で色が分からないのですが主人公であるジョン・アイアランド扮するジャック・バーデンが着ているたぶんハリスツイードのジャケットや後半で着ているトレンチコートは相当格好良くて、着こなしのお手本になると思いました。

時代設定は1940年代なのでスーツのラペルの幅が大きく、それに伴いネクタイの大剣もかなり幅が広く短くなっているのもこの時代の特徴だと思います。

余談ですが、この白黒作品を観ていつも思うのはカラーだったらもっと洋服の細かいディティールまで分かっていいだろうなという事です。最近だとAIで色を付ける事も出来そうですが、それはそれで信用が出来ないので(勝手な思い込みですが)もっと早くカラーになっていればと思う事が多いです。

ここからは今週のBEAMS PLUSのアイテム紹介です。



ビームス プラス / ワーク ライトツイル ピグメント コーティング
カラー:レッド、グリーン、ブルー
サイズ:S,M,L,XL,
価格:¥30,800(税込)
商品番号:38-11-1662-139

こちらは昨日発売となった新アイテムです。

ベースは1950年代のアメリカのストアブランドのワークシャツで、脇のガゼットやメインの縫製は三本針の巻縫いと本格的なディティールが特徴です。

まずライトウエイトのツイルに顔料でコーティングしその生地を使ってシャツを作り、そのうえで顔料のコーティングを落とすような、剥がしていくような強めのハードウォッシュをかけてこの表情を出しています。

ですので着古した雰囲気はあるものの色の鮮やかさは残っているので、暗くなりがちな秋冬のコーディネートのワンポイントとしてかなり重宝しそうです。1枚で着て主役になるシャツではありますが、もっと寒くなってくればデニムジャケットやチョアジャケット等のワークアイテムとの相性は抜群ですし、敢えてカウチンセーターやフィッシャーマンセーターのインナーとしてもカラーがポイントになって良いと思います。

生地自体が薄手なのでインナーで着ていただいてもモコモコにならずにすっきり着ていただけます。

正直、どのカラーも在庫は少なめなので、気になる方は早めに問い合わせていただければと思います。

それでは『オール・ザ・キングスメン』お楽しみ下さい。

コヴ

BEAMS PLUS ロードショー 第286夜

この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。

では、早速。


こんばんは。BEAMS PLUS ロードショーへようこそ。

ナビゲーターを務めさせて頂きます、コヴです。

今宵も、新旧問わずアメリカ(BEAMS PLUS)に纏わる映画をご紹介。

第286回目はこちら


『コンドル』(1975)

監督:シドニー・ポラック

出演:ロバート・レッドフォード / フェイ・ダナウェイ / クリス・ロバートソン / マックス・フォン・シドー / マイケル・ケーン / ジョン・ハウスマン / ティナ・チェン

あらすじ:

ジョセフ・ターナーはニューヨークにあるアメリカ文学史協会に勤めている。しかしこの団体はCIAの情報分析を行っている機関で、勤めているスタッフは全員CIAの職員だった。ある日、この事務所が襲撃され外出していたジョセフ・ターナー以外がさつがいされてしまう。どうにか逃げたターナーはCIA本部に助けを求めるが……

今回は今月の16日に亡くなってしまったロバート・レッドフォードの追悼の意を込めて、彼の作品を取り上げようと思いました。

まず作品を選ぶ際に『明日に向かって撃て』や『スティング』、『華麗なるギャッツビー』等々、相当迷っていたのですが、そんな時にBEAMS PLUSが誇るレッドフォードの名を冠する男「桑田レッドフォード」がいたのでどの作品がお勧めかを訊いたところ即答で

『コンドルです。』

と言ったので、今回はこの作品にしました。

正直にいうと映画としては「どうなの?」と思うところも多々あるのですが、そこはロバート・レッドフォードの格好良さで持っていかれてしまう作品だと思いました。

他にも劇伴がかなり格好良かったり、1970年代のニューヨークでのロケで当時の街の雰囲気が感じられたりとストーリー以外の部分も楽しめます。

これを機に未見の作品も多いので、ロバート・レッドフォードマラソンをしてみようかと思います。

ここからは衣装を見ていきましょう。

今作の注目は何といってもロバート・レッドフォードの衣装です。

自転車を乗って登場するのですがその時に着ているのがグレーヘリンボーンのツイードのジャケット、襟の長いシャンブレー生地のシャツにレジメンタルタイプのネクタイをしてネイビーのニットです。パンツはブーツカットの様に軽くフレアのデニムパンツで背負っているバッグはフィッシングバッグ。

全く古さを感じさせないスタイリングで、すぐにでも真似をしたくなるスタイリングです。季節の設定はクリスマス前の12月上旬くらいの様でかなり寒そうではあるのですが相当格好良いです。

そしてストーリーの後半ではアウターがジャケットからPコートに代わるのですが、これのPコートの着こなしも相当良いです。

Pコートの格好良い着こなしの映画ですと『さらば冬のかもめ』が思い浮かぶのですが、それに勝るとも劣らな格好良さでこのような作品を観るとPコートが欲しくなってしまいます。

さらに後半で分かるのは着ているシャツがただのシャンブレーシャツではなく、ウエスタンシャツだったことが分かります。このウエスタンシャツにネクタイをするのもとてもBEAMS PLUS的だと思いながら観ていました。

他の登場人物の衣装もかなり洒落ているものが多く、他の登場人物のコートにも注目して頂けると良いと思いますし、着こなしの参考になるのではないでしょうか。

それでは今週のBEAMS PLUSのアイテム紹介です。


ビームス プラス / ワーク ネップ プレイド
カラー:ピンク、パープル
サイズ:S,M,L,XL
価格:¥28,600(税込)
商品番号:38-11-1670-139

1960年代のワークシャツをベースにしたシャツで、脇にはガゼットを付け縫製は三本針の巻き縫いと本格的な仕様です。サイズバランスは大きめのパターンを採用していて一枚でも着れますが、ポロシャツやタートルネックのカットソーなんかと合わせても良いバランスになっています。

因みに普段XLサイズを着ている自分がMサイズで丁度良いサイズバランスです。(嘘のような本当の話です。)

生地にはポリエステル・コットンの紡績工場や織布工場から出る糸くずや布を集めてほぐして、再度、糸に紡ぎ直したリサイクルの糸を使用しています。その為にかなり柔らかで軽い風合いが特徴の生地に仕上がっています。

色はピンクとパープルの2色ですが正直、写真と実物の色の雰囲気がかなり違うのと在庫自体がかなり少ないので気になる方はお近くの店舗に問い合わせて頂き実際に手に取って確かめて頂くのが良いと思います。

お問い合わせお持ちしております。

それでは『コンドル』お楽しみ下さい。

コヴ

スウェットシャツの新たな解釈。


9/24(水)深夜25時。

オールナイト ビームス プラスの時間です



私がファッションに目覚めるきっかけ。

親から買い与えられたウェアは勿論ですが

雑誌等の媒体から得る情報が大でした。

その中でも特別とも言える存在が...

先日、その偉業を確かめる為に青山へ。




さて、今週はこちらです。




英国STUDIO NICHOLSONとの

コラボレーション。

初の取り組みです。彼らの世界観と

ビームス プラスの世界観の交叉点...


私達がこだわって続けて来たデザインや

ディテールを彼らのフィルターを

通して表現したら...トラディショナルな

スタイルをリメイク/リモデルした

新たなウェア達が登場しました。


これらコレクションは先週9/19(金)から

発売されました。初日からファンの方が

多数ご来店され、引き続き現在も盛況です。


今日はこのコレクションの中から

自分がとても気になっている

アイテムを紹介させて頂きます。





【別注】STUDIO NICHOLSON / GOLIGHTLY JERSEY SWEAT
サイズ:XS,S,M,L,XL
価格:¥36,300(税込)
商品番号:38-13-0237-156

それはスウェットシャツ。

アメリカンスポーツウェアの原点。

アスレティックでありアイビーな

必須アイテムです。


それが彼らのフィルターを通して

また新たな魅力を纏ったウェアに。


独特のサイジングです。

セットインショルダーは優美にドロップ。




よく見るとネック周り左右から

V型のガセット状切り替えが。




裾リブはテーパー無し。

ほぼストレートな裾周り。





編み目は少し粗めな印象。

ですが触れると柔らかいです。

旧式なアズマ編み機を用いています。


裏側は綾状のフレンチテリー(パイル)が

美しいです。眺めると惚れ惚れします。






カラーリングは2色。

“grey marl”

“darkest navy”

どちらも

意味深で素敵なネーミング。

darkest...は

暗黒の海軍...ではなくて

限りなく濃いネイビーブルー

だと思います。笑


私はスウェットシャツとシャツ&タイを

組み合わせるのが好きなもので

スウェットを選ぶ際はタイを合わせたく

なるか?否か?が決め手だったり。




で、今回もいつも通りな着方で。

いつもとは一味違う見え方になった様な?

自己満足しています。


ちなみにサイズMです。



こちらはサイズLです。

感覚で選べるサイズ。



とにかく

柔らかな着心地がとても良い感じの1着。

諸々LIGHTLYに行きましょう!!



次の一手として是非おすすめします。








私の

最近の...recently...

冒頭の続きです。

先日、ルーティンの水泳を短く切り上げ

青山エリアへ。


画家•イラストレーターであり

私のマスターマインドのひとりである

穂積 和夫さんの展覧会へ。



穂積さんの作品と言えば、私の場合

アイビーボーイ図鑑が最初。


バティックジャケットとの出会い。

後にVAN製スウィングトップを

手に入れました。




そして、後々他のメディアも通して

実は幅広いタイプのイラストを

手掛けている事を知って驚いて、更に

ますます好きになる...たぶん私と似た

ルートを通った方多数だと思われます。






今回の展示はその深遠なる画業を確かめる

素晴らしい機会になりました。

会期は9/26まで

@ギャラリー5610






さて、皆様

やっと秋らしくなってまいりましたね。

ランチタイムもジャケット着用のまま

快適に歩ける感じです。気温も湿度も

下がる日が増えて嬉しい限りです。

改めて体調管理を万全になさって

秋のスタイルをお楽しみください。

丸の内エリアは散歩日和です。


では、また来週!!

ビームス プラス 丸の内

丹羽 望







↑Instagramも定期的に更新しております。ここでしか見られない投稿も盛り沢山。よかったら、ご覧下さいませ。








BEAMS PLUS ロードショー 第285夜

この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。

では、早速。


こんばんは。BEAMS PLUS ロードショーへようこそ。

ナビゲーターを務めさせて頂きます、コヴです。

今宵も、新旧問わずアメリカ(BEAMS PLUS)に纏わる映画をご紹介。

第285回目はこちら


『私はあなたの二グロではない』(2016)

監督:ラウル・ペック

出演:ジェイムズ・ボールドウィン / マーティン・ルーサー・キング / マルコム・X / メドガー・エバース / サミュエル・L・ジャクソン(ナレーター)

あらすじ:

1957年、パリに滞在していたジェイムズ・ボールドウィンはパリ中で売られていた新聞の写真を見てアメリカに戻ることを決意し、そして一番差別の激しいアメリカ南部へと向かう。そしてその中で公民権運動の中心人物である、メドガー、マルコム・X、キング牧師と出会う……

ジェイムズ・ボールドウィンの未完の原稿を基に当時の状況や、人種差別の歴史とその正体に迫っていく五つの章に分かれたドキュメンタリー作品です。

ジェイムズ・ボールドウィンはアメリカの作家、小説家、詩人、公民権運動家でこの作品の中でもかなりインタビューを使われています。

公民権運動の中心人物であるキング牧師、マルコム・X、メドガー・エバースの3人を中心としながらも人種差別の歴史にたどっていくのですが、当時の映像や新聞、写真なんかが出てきて演技ではない人々の生々しい感情が前面に出ていて驚きます。

他の公民権運動を扱った映画の時にも書きましたが、当時の人達は白人と黒人が同じように生活をする事なんてもってのほかで、「黒人は下に見るものだ」、「同じ人間ではない」という考え(絶対にそんな事はないですし、そんな考えは絶対に許されません)が内面化されて当たり前だったので、あれだけの酷い事が出来たのだと思います。もちろん差別をせずに分け隔てなく接する白人の人もいたと思いますが。

そんな歴史を描きながら、黒人側の一枚岩ではないそれぞれの状況も描いていて、今まで観てきた作品を踏まえて当時がどうだったのかをより立体的に見えてくる気がしました。(それもほんの一部だとは思いますが)

当時を振り返りながら現代がどうなんだという視線もあり、より複雑になった現状も映していきます。そして最後のボールドウィンの演説は初めて聞く演説で、内容を理解するためにあと何回かは観てみようと思っています。

またこの作品をきっかけにジェイムズ・ボールドウィンという作家を知ったので、今度はこの方の本も読んでみようと思いました。

ここからはいつも通り衣装を見ていきたいと思いますが、今回も特定の人物というよりは映像に映っている当時のリアルな着こなしを見てもらうのが良いと思います。

それでは今週のBEAMS PLUSのアイテム紹介です。


ビームス プラス / ペインターパンツ ユニフォーム サージ ピンストライプ
カラー:グレイ、カーキ
サイズ:S,M,L,XL,
価格:¥24,200(税込)
商品番号:38-24-0407-791

ベースになっているのは、1960年代のストアブランドのペインターパンツなのですが、ペインターパンツのディティールを右側のツールポケットのみにし、ハンマーループやダブルニーをあえて付けない事で普段使いもしやすいパンツに仕上がっています。

生地の素材はポリエステルとウールの混紡のウールサージストライプ生地を使用し、特殊な染料を使い低温で染色する事でウールの風合いを生かした生地が出来ました。

かなり土臭いアイテムではあるので、ストレートにワークブーツにチョアジャケットとの組み合わせも良いですし、もっと寒くなってきたら少し変化球で固めのセーターにハンティングジャケットなんかを組み合わせても面白いと思います。

そしてこのパンツの他に、同じ生地を使ったワークシャツも店頭には入荷していますので、気になった方はお近くの店舗に問い合わせていただくと良いと思います。

それでは『私はあなたの二グロではない』お楽しみ下さい。

コヴ


BEAMS PLUS ロードショー 第284夜

この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。

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『二十日鼠と人間』(1992)

監督:ゲイリー・シニーズ

出演:ジョン・マルコビッチ / ゲイリー・シニーズ / レイ・ウォルストン / ケイシー・シマーシュコ / シェリリン・フェン / モイラ・ハリス

あらすじ:

大恐慌の中、季節労働者であるジョージとレニーは自分達の牧場を持つという夢がありながら、人は良く力は強いが知的障害で色々とトラブルを起こすレニーの為に一つのところに長く留まる事が出来ない。そんな二人は新たに大きな牧場で働き口を見つけるのだが……

「怒りの葡萄」や「エデンの東」と同じ原作者であるジョン・スタインベック原作で、主演もしている俳優のゲイリー・シニーズの監督作品です。

知的障害で子供の様な受け答えしかできないレニーと、どんな事があっても彼を守って一緒に行動するジョージは様々な場所を転々とする季節労働者です。

ある事が原因でまた新たな場所に行かなくてはいけない二人は大きな牧場で働き口を見つけます。そこではどうにか周りに馴染めて、上手く暮らすことが出来ていました。そして二人には小さい牧場を持つという夢があり、その夢が実現しそうな所だったのに悪い方向に事態が進んでいってしまいます。

誰かに決定的な悪意があったわけではなく、誰かがもう少し違う行動を起こしていれば違う結末が待っていたかもしれなかったのにそう上手くはいかない話です。

とても豊かな自然が美しく、どうにか上手くいきそうだったからこそじわじわと嫌な方向に進んでる感じは本当に辛いですし、どうにか上手く避けてくれと願いながら観ていました。

哀しい話ではあるのですが、これを機に気になっていた他の作品も観て、小説も読んでみようと思いました。

ここからは衣装を見ていきましょう。

基本的に労働者しか出てこないので、着ている物はシャンブレーのワークシャツにワークパンツ、オーバーオールにチョアジャケットと自分達が大好きなアイテムばかりです。

そんな中でもチェックシャツをオーバーオールと合わせたり、チョアジャケットではないワークジャケットを着ていたりと着こなしの参考になるものが多かったので、ストーリーを追いつつも出てくる登場人物の着こなしにも注目してもらうと面白いと思います。

そして今週のBEAMS PLUSのアイテム紹介です。


ビームス プラス / ミリタリー 6ポケット インディゴリップストップ 抜染プリントカモフラージュ
カラー:インディゴ
サイズ:S,M,L,XL,
価格:¥35,200(税込)
商品番号:38-24-0386-120

定番の6ポケットのミリタリーカーゴパンツの新色が登場しました。今回はインディゴ染料を使ってカモフラージュ柄を表現するために「段落ち抜染」と呼ばれる部分的にブリーチの強さを変えて色の抜け方で柄を表現しています。

遠くから見ると複数の染料を使っているように見えますが、近くで見ると色の濃淡で柄が出来ているのが分かります。

そして全体はインディゴ染色なので、着用、洗濯を繰り返すことにより色落ちもしてくるので、経年変化も楽しんでいただけます。

柄自体はカモフラージュなのですがベーシックなオリーブグリーンではないので、そこまで土臭く見えませんしとても軽やかな印象です。

これからの季節でしたら、デニムジャケットやチョアジャケットと合わせてもらうのも良いですし、敢えて上品なカシミヤのセーターなんかと合わせてもらうのも良いと思います。

こちらのパンツは既に店頭に入荷していて、サイズによっては数が少なくなってきているので気になる方は是非、お近くの店舗に問い合わせていただければと思います。

それでは『二十日鼠と人間』お楽しみ下さい。

コヴ

BEAMS PLUS ロードショー 第283夜

この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。

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第283回目はこちら


『ゴールデン・リバー』(2018)

監督:ジャック・オーディアール

出演:ジョン・C・ライリー / ホアキン・フェニックス / ジェイク・ギレンホール / リズ・アーメット / ルドガー・ハウアー

あらすじ:

ゴールドラッシュに沸く1851年。手練れの殺し屋兄弟であるイーライとチャーリーは「提督」からの依頼である科学者を追っていた。先行する連絡係と合流して3人で科学者を追うはずだったが、黄金の誘惑に勝てなかった3人は科学者と手を組むことになるのだが……

西部劇ではあるものの、従来の西部劇とは違った不思議な作品でした。

舞台は1851年のオレゴンからカリフォルニアで、雄大であり厳しくもある自然が美しい中を先行する科学者を追う殺し屋兄弟のロードムービーです。

殺し屋兄弟も連絡係のモリスも科学者のウォームもそれぞれに求めるものがあり、最初こそ黄金が目当てだったものの少しづつ打ち解けていく中で自分たちが気付いていなかった心の中の本当の動機に気付いていきます。

しかし全てが上手くいく訳もなく……

どの様な結末になるのかは是非、ご自身で確かめていただければと思います。

そして何といっても主演の4人が本当に素晴らしく、特にジョン・C・ライリーが特に良かったです。

因みに日本の1850年はどのくらいの時代なのかが気になり調べたのですが、江戸時代の「嘉永(かえい)」という元号の時期だそうで、この3年後の1853年にペリーの来航があり、幕末時代に移り変わっていくそうです。

ここからはいつも通り衣装を見ていきましょう。

この映画の季節の設定のなのか場所の設定なのかは分かりませんが、ジャケットを着るほどではない気温だからなのかみんなベストを着ていてパンツとの共地のベストなんかもあり同じような着こなしがしてみたいと思いました。

あとハットを被っている事も多く自分も被りたくはなるのですが、あまり自分の頭に合うサイズのものがなく(自分の頭が大きい為)諦めてしまう事が多いです。

それでは今週のBEAMS PLUSのアイテム紹介です。


ビームス プラス / デニムワークシャツ クラシックフィット ジュイ プリント
カラー:ミントグリーン、インディゴ
サイズ:S,M,L,XL,
価格:¥330,000(税込)
商品番号:38-11-1665-791

まだまだ暑い日が続きますが、定番のクラシックフィットのワークシャツの秋冬の新作が入荷して参りました。

このシャツの特徴は何といってもこのプリントで、着想の元になっているのが18世紀のフランスで生まれた「トワル・ド・ジュイ」というプリントの生地で、人物や風景、神話をモチーフにした主に2色使いで描かれる繊細な柄が特徴で、マリー・アントワネットも愛したことで知られています。

本来であれば銅板を用いて染色をするらしいのですが、このシャツは抜染プリントで柄を表現しております。

柄のモチーフはアメリカらしいハンティングをモチーフにかなり細かく描写されています。

取り扱いの色は2色でインディゴとミントグリーンで、ミントグリーンは顔料で染めて抜染をしており鮮やかな色と共に柄も細部まで綺麗にプリントされています。

サイズは1940年代のワークシャツをベースにしている為に、かなりゆったりしていて普段XLサイズを着ている自分でもLサイズを選んでいます。

ディティールも凝っていて左右にフラップ付きチェストポケットがついて、左側のポケットはダブルポケット仕様になっていて内側にはペンポケットも付いています。

かなり存在感のあるシャツなので一枚でも充分に主役になるシャツですし、寒くなってくればインナーとしても活躍する一枚だと思います。

こちらも既に入荷していますので、是非、店頭でプリントの細かさや生地の色の鮮やかさを確かめていただければと思います。

それでは『ゴールデン・リバー』お楽しみ下さい。

コヴ



BEAMS PLUS ロードショー 第282夜

この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。

では、早速。


こんばんは。BEAMS PLUS ロードショーへようこそ。

ナビゲーターを務めさせて頂きます、コヴです。

今宵も、新旧問わずアメリカ(BEAMS PLUS)に纏わる映画をご紹介。

第282回目はこちら


『チェンジリング』(2008)

監督:クリント・イーストウッド

出演:アンジェリーナ・ジョリー / ジョン・マルコビッチ / ジェフリー・ドノバン / コルム・フィオール / ジェイソン・バトラー・ハーナー / マイケル・ケリー 

あらすじ:

1928年、ロサンゼルスで暮らすシングルマザーのクリスティンは息子を残して仕事に出かけるが、仕事から帰ってくると息子の姿は消えていた。そしてその五か月後、警察より息子が見つかったと連絡が入り迎えに行くがその息子は全くの別人だった……

この映画の元になったのは1920年代のアメリカで実際に起こった「ゴードン・ノースコット事件」でこの事件を別の角度から描いた作品で、登場人物の名前は全て実名だそうです。

タイトルの「チェンジリング」とはヨーロッパの伝承で自分の子供が妖精やトロールの子供に取り換えられてしまう「取り換え子」に由来します。

最初は子供の行方を捜すミステリー作品かと思って観ていたのですが、徐々にロス市警と対決するサスペンス映画に変わっていきます。1920年代のは禁酒法の時代でありロス市警もかなり腐敗していた時期で、それによって満足な捜査が行われず勝手な早期解決をはかった為にこの「チェンジリング」が起きたと描かれています。

また当時、クリスティンだけではなく他の女性に対しても相当酷い扱いをしていたことも明るみになります。

前情報をほとんど入れずに観ていたのでどの様に話が展開していくのか分からず、終わりまで集中が途切れずに観る事が出来ました。

そして素晴らしかったのは主演のアンジェリーナ・ジョリーで前半の立て続けに様々な事が起こる為に状況に流されるように翻弄されていたクリスティンと、後半のある事がきっかけで事態に自分から立ち向かおうとするクリスティンをしっかり演じ分けていてとても素晴らしかったと思います。

映画自体が2時間半近くあるのですが、あっという間に観終わっていました。

ここからはいつも通り衣装を見ていきましょう。

主に時代設定が1920年代から1930年代なので出てくる男性はスーツ姿が多く、当時のしっかり肩パッドが入り、ラペルが大きくボックスシルエットで、着丈も長いスーツが多く登場します。そして上の階級の人物ほど3ピースでベストも着用しています。柄はストライプが多かったです。

また衣装ではないのですが、クリスティンが働く電話交換会社の中でローラースケートを履いて働いているのがとても面白く、実際にそのようにしていたのかは分からないのですが、アンジェリーナ・ジョリーがローラースケートで滑る姿を見る事が出来たのは面白かったです。

それでは今週のBEAMS PLUSのアイテム紹介です。


ビームス プラス / ペインター パンツ デニム
カラー:ユーズド、ワンウォッシュ
サイズ:S,M,L,XL,
価格:¥22,000(税込)
商品番号:38-24-0194-791

大好評でサイズ欠けが続いていたビームス プラスのデニムのペインターパンツの再入荷があり、全サイズが揃いました!

こちらのパンツのベースは1960年代のストアブランドの物をベースにデザインしています。

右側のツールポケットやサイド部分やバックヨークの3本仕様のステッチ残しつつも、ハンマーループやダブルニーのディティールを付けない事で色々なコーディネートに対応できるカジュアルパンツに仕上がっております。

生地は12オンスのデニムで、この生地には縦糸、横糸共にムラ糸で織られている為に生地に凹凸感がありかなり表情のある色落ちをしていきます。

またユーズドとワンウォッシュで使っているステッチ糸を変更しており、生地とのコントラストもはっきり出ています。

コーディネートとしては王道のワークスタイルはもちろん、ジャケットスタイルのハズしとして合わせるのも良いと思います。

こちらのパンツも既に店頭に並んでいますので、気になる方はお近くの店舗に問い合わせていただければと思います。

それでは『チェンジリング』お楽しみ下さい。

コヴ

BEAMS PLUS ロードショー 第281夜

こんばんは。BEAMS PLUS ロードショーへようこそ。

ナビゲーターを務めさせて頂きます、コヴです。


こんばんは。BEAMS PLUS ロードショーへようこそ。

ナビゲーターを務めさせて頂きます、コヴです。

今宵も、新旧問わずアメリカ(BEAMS PLUS)に纏わる映画をご紹介。

第281回目はこちら


『レイダース / 失われたアーク《聖櫃》』(1981)

監督:スティーブン・スピルバーグ

出演:ハリソン・フォード / カレン・アレン / ポール・フリーマン / ロナルド・レイシー / ジョン・リス・デイヴィス / ヴォルフ・カーラー

あらすじ:

1936年、アメリカの考古学者であるインディ・ジョーンズはモーセの十戒の破片を秘めたアーク《聖櫃》の探索依頼を受ける。一方、ナチスも同じくアーク《聖櫃》を探し始めていた……

今回は言わずと知れた大ヒットシリーズ、インディ・ジョーンズの第一弾作品です。

このシリーズは自分が子供のころにけっこうテレビ放送がされていてよく観ていたので80年代のイメージが強かったのですが、改めて時代設定を調べてみると第二次世界大戦前の1936年で正直びっくりしました。

しかし主な舞台がジャングルの奥地の迷宮や秘境なので、あまり時代考証は必要ないのかもと思いながら観返していました。内容は王道の冒険活劇で良くも悪くもアクションは大味ですが、夢中になって観てしまう魅力があります。

そもそもアーク《聖櫃》とはキリスト教やユダヤ教における聖なる箱でユダヤ教ではモーセの十戒を記した石板を収めた箱だそうです。実在については聖書には記載があるそうですが、その所在は分かっていないらしくこの映画のタイトル通り「失われたアーク《聖櫃》」と呼ばれています。

映画だけではなく古代遺跡や古代文明をテーマにしたマンガでも登場する事があります。(自分は『スプリガン』という作品が好きです。)

このインディ・ジョーンズシリーズですとレイダースも結構観たのですが、一番回数観ているのは第2作目にあたる『魔宮のの伝説』かもしれません。改めてシリーズで観直してみようと思いました。

ここからはいつも通り衣装を見ていきましょう。

何といっても一番気になるのはシューズですよね。しかし一生懸命観ていたのですが具体的にシューズが映るシーンはなかったのですが、周知のとおりAldenのモデル405の通称「インディ・ブーツ」です。調べてみると映画製作前よりハリソン・フォード自身が気に入っていたモデルだそうです。

当店ですと取り扱いはないのですが、他のショップでは取り扱いがあるらしいので気になる方は探してみて下さい。

それでは今週のBEAMS PLUSのアイテム紹介です。




ビームス プラス / カラー ポケットTシャツ グランドレ
カラー:オートミール、アッシュ、イエロー、グリーン、サックス
サイズ:S,M,L,XL,
価格:¥6,600(税込)
商品番号:38-04-0095-156

去年も取り扱っていた杢糸を使ったポケットTシャツが新色を加えて今年も登場です。

サイズはスタンダードで1枚でもインナーとしても使えるバランスにしていますし、生地もコットン100%で薄すぎず厚すぎずなので、かなり色々な用途で着ていただけます。

商品名の「グランドレ」とは杢糸の事で、杢糸を使う事で淡く柔らかな色に仕上がっています。

取り扱いの色も5色あるので、多色買いもありだと思います。

こちらも既に店頭に入荷していますので、気になる方は色の確認も含めて店頭で手に取って頂ければと思います。

それでは『レイダース / 失われたアーク《聖櫃》』お楽しみ下さい。

コヴ