こんにちは無藤です。
KITONのミラノショールーム「PALAZZO KITON」の打ち出しは圧巻です。ものすごい広いスペースを2階使いすべてのKITONグループのコレクションを見せていますが、
その大きなショールームの奥にひっそりと小部屋があります。
商品がディスプレーされているので中に入ってみて驚きました。
このような感じで一見するとコーディネートを見せているのかな?と思うのですが実はこの小部屋がとんでもない部屋だったんです。
入口から見えたピンクのコーディネートですが、このシャツのエルボーパッチがクロコダイルの竹符だったんです。
何なんだこの部屋は思い周りを見渡してみるとまたまたすごい服を発見しました。

KITONのスタジアムジャンパーです。ご覧のように袖のレザーがこちらもクロコダイルです。どういった方がお召しになるのでしょうか。
王族の息子さんとかなのでしょうか。ボディの素材も触った感じでカシミアだと判りました。
そのまま部屋の奥に進んで行くと、またまたすごいレザージャケットのディスプレーがありました。
全面クロコダイルを使ったライダースジャケットです。見た感じ、これはかっこいいなと思いましたがとんでもないプライスだと思います。
誰も居らずひっそりとしておりましたが、どうやらこの小部屋は超ラグジュアリーコレクションのコーナーだったようです。
モッズパーカー風のコートも全面クロコダイルです。もうなんだかよくわからなくなってしましました。
ただ、物凄いんだなという印象でしょうか。
この小部屋の中のコーディネートは至ってベーシックです。ただ素材がとんでもなく凄いんです。
ビキューナ53%カシミア47%のチェスターコートです。ビキューナ10%でもものすごい高いプライスになるのに53%も混紡されているなんてどのくらいのプライスになるのでしょうか。
襟についているファーはアストラカンという生後間もない子羊のものです。コートの服地もとても柔らかくてしなやかでした。
同じくビキューナのシャツです。すごく柔らかい手触りです。ヨーロッパは夏でも夜になると肌寒いので、このようなシャツは超富裕層からの需要があるのではないでしょうか。
たぶんご紹介したレザージャケットやこのビキューナシリーズは日本には入ってきていないのではないでしょうか。私も初めて見たものばかりで興奮しました。
小部屋を出ると商談スペースらしきコーナーもありました。何故か可愛くパンダちゃんが座っています。後ろはマリオ・シファノというイタリアの画家の作品です。たぶん高額なアート作品なのでしょう。
そこでミーティングをしていたのがキートンファミリーのアントニオ・パオーネ氏です。ブルー系のワントーンでコーディネートしているのがかっこいいですね。
デニムのウエスタンシャツや首に巻いたスカーフがPITTI UOMOでも打ち出されていたウエスタン調を取り入れていました。
こちらはショールームの一番奥にある社員食堂です。社員食堂といっても本格的なトラットリアのような雰囲気です。
ここにシェフがいて、PALAZZO KITONのスタッフ達のランチを作っているそうです。我々も食べるかと尋ねられたのですが、次のアポイントがあったため残念ながらお断りしました。
この食堂を仕切っているのがこちらのお方。ルーチョ・ニグロ氏です。
元々SARTORIOのディレクターを長年務めていたお方ですが、現在はこちらの食堂の支配人となっているという事です。
いかがでしたしょうか。
それにしてもPALAZZO KITONはものすごいショールームでした。
まだまだミラノのショールームご紹介しようと思っておりますので、ご期待ください。
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