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型染ワークショップの様子-小田中耕一型染展-

年末から年始にかけて開催しております『小田中耕一型染展』。

お陰様で本展をお目当てにしたご来店が続き嬉しい限りです。誠にありがとうございます。


初日は小田中耕一さんにお越しいただき、「型染ワークショップ」も開催いたしました。


型染は、図様を彫った型紙を布や和紙の上に糊を置き、染液に浸したり刷毛で染めて、水で糊を洗い落とすことで表します。

小刀を用いて型紙を彫る工程と、糊を置いて型を付ける工程は小田中さんが実演しながらご説明してくださいました。










黄色い部分が糊置きされた部分。

ご参加いただいた皆さまには糊置きされていない部分に色を差す工程を行っていただきました。


顔料を濃い豆汁でよく練り液状にしたものを、小さな刷毛に付けて色差ししていきます。


赤・青・黄・緑・黒と、思い思いに色差し。


直感で、あるいは狙いをつけてと、5つの色から十人十色、多彩な仕上がりとなりました。


顔料が乾いたら水に漬け、糊が柔らかくなった頃合いで刷毛を軽く当てると糊が落ち、みるみる輪郭が表れていきます。




一枚一枚並べていき、乾かします。


今回はすぐお持ち帰りいただくためにドライヤーも用いて仕上げました。


そして完成した型染がこちら!


色とりどりの“春”です。松竹梅があしらわれた春は、2025年3月のカレンダーに描かれた型染デザイン。

迎春を前に、とっても華やかなテーブルとなりました。


小田中さんから型染についてお伺いしたり、実際に色差しを行うことで、型染の魅力や手仕事の素晴らしさを感じていただけたことと思います。

ご参加いただいた皆さま、そして小田中さん、誠にありがとうございました。


BEAMS JAPANは本日12/30(火)が2025年最後の営業となりました。本年もご愛顧いただき誠にありがとうございます。


2026年は1/2(金)より営業いたします。

年始も『小田中耕一型染展』で彩られた華やかな幕開けです。

皆さまのご来店を心よりお待ちしております。


良いお年をお迎えください。


『小田中耕一型染展』
会期:12/20(土)-1/8(木)
場所:BEAMS JAPAN 5階 fennica STUDIO


Mori

型染め作品-小田中耕一型染展-

いよいよ本日より『小田中耕一型染展』が始まります。

染工 小田中耕一さんと<fennica>は、<fennica>のポストカードやイベントリーフレットなどの型染デザインを通してご縁がありましたが、展覧会は初めてのこと。今夏岩手を訪れた<fennica>ディレクター菊地とバイヤー藤田から、年末年始を彩るイベントとして小田中さんの仕事をご紹介できないかとご相談をしたところ、このような機会をいただくことかできました。


小田中さんによる親しみやすく愛らしいかたちや、豊かな色づかいで表現される型染作品は、目に楽しく、ご自宅で過ごす時間を充実させることでしょう。

今回は展覧会に並ぶ型染の額絵の一部をご紹介いたします。


宮沢賢治と関わりの深い盛岡の名店「光原社」で2007年に開催された個展に際して、「光原社」からの提案で製作された“賢治シリーズ”。宮沢賢治による童話のひと場面を小田中さんによって表現されたオマージュ作品です。


小田中耕一「注文の多い料理店」型染絵
価格:¥52,800(税込)

※こちらは受注対応となります。納期は4月予定ですが前後する可能性がございます。



小田中耕一「どんぐりと山猫」型染絵
価格:¥47,300(税込)

※こちらは受注対応となります。納期は4月予定ですが前後する可能性がございます。




小田中耕一「賢治」型染絵
価格:¥8,800(税込)



小田中さんの代表的な仕事である日本の手仕事カレンダーのために描かれた型染絵。15年以上続くライフワークの一つといえる仕事であり、季節の移ろいが楽しめる型染の数々が揃います。

小田中耕一「椿」型染絵
価格:¥8,800(税込)



小田中耕一「電灯と本」型染絵
価格:¥8,800(税込)


ブログでのご紹介は一部ですが、この他にも様々な型染がfennica STUDIOに並びます。

またインスタグラムやブログでご紹介いたしますので、ぜひご覧ください。

『小田中耕一型染展』へのご来店を、心よりお待ちしております。



『小田中耕一型染展』
会期:12/20(土)-1/8(木)
場所:BEAMS JAPAN 5階 fennica STUDIO


Mori



ブログ内に記載の価格は、記事公開時のものであり、変更する可能性がございます。

明日より『小田中耕一型染展』を開催いたします

この度<fennica>では、年末年始にかけて、初となる『小田中耕一型染展』を開催いたします。


紺屋として昭和初期に創業した岩手県紫波郡紫波町<小田中染工房>の3代目 小田中耕一さんは、高校でグラフィックデザインを学ばれた後に「芹沢染紙研究所」に入り、芹沢銈介氏のもとで学ばれました。8年在籍ののち、家業の<小田中染工房>を後継し、これまで50年以上に渡り様々な型染めの仕事を手掛けておられます。

小田中さんによる日本の手仕事カレンダーは15年作り続けられる代表的な仕事の一つでしょう。


小田中耕一型染カレンダー 2026年版
価格:¥19,800(税込)
商品番号:56-74-0316-745


2026年版は、小田中さんデザインの型染をもとに<桂樹舎>にて型紙を製作し、手漉き和紙に一つひとつ手染めした型染カレンダーが製作されました。


2025年版で芹沢銈介型染カレンダーは終了しましたが、小田中さんと<桂樹舎>の職人により、手漉き和紙や手染めによる量産という貴重な手仕事を次世代へ繋げてくださっています。


小田中さんと<fennica>は、これまで<fennica>のポストカードやイベントリーフレットなどの型染デザインをしていただいたご縁があり、長年親交を深めてまいりました。


こちらが<fennica>のポストカードと当時開催したイベントのリーフレット。

「OKINAWAN MARKET」の前身となる「TREASURE ISLAND」と題したイベントリーフレットには、愛らしいシーサーや鮮やかなジーシガーミを描いてくださり、<fennica>のポストカードには、エッセンシャルアイテムをアイコニックに描いていただきました。

11月に刊行された小田中さんの仕事をまとめた初の作品集「かたちの仕事 小田中耕一作品集」でもご紹介いただいております。


かたちの仕事 小田中耕一作品集
価格:¥4,400(税込)
商品番号:56-81-0061-471

背表紙には寅。小田中さんは寅年なのです。


数量限定で2種の特典が付きますので、どうぞお早めに。




このように<fennica>のイメージをかたちにしてくださった小田中さんによる型染めの仕事ですが、小田中さんの作品の魅力や背景にフォーカスしてご紹介する機会は初の機会となります。

先にNEWSページ/Instagram/Facebook/Xにて告知しておりました小田中さんをお招きしての型染ワークショップは、ご好評につき早々に募集締め切りとなりました。お問い合わせ誠にありがとうございました!


いよいよ明日より『小田中耕一型染展』が始まります。額装した型染絵や暖簾、手ぬぐいや風呂敷の販売に加え、小田中さんの製作過程を感じられるような道具類も展示いたします。

ぜひ、小田中さんのかたち、色づかいを体感しにいらしてください。




『小田中耕一型染展』
会期:12/20(土)-1/8(木)
場所:BEAMS JAPAN 5階 fennica STUDIO


Mori



ブログ内に記載の価格は、記事公開時のものであり、変更する可能性がございます。

"もやい工藝 日本手仕事展 2018” 〜染め物・織物〜

神戸店は本日が最終日です。


“もやい工藝 日本手仕事展 2018”

■ビームス 神戸 B1F

会期:8/10(金)~8/19(日)

営業時間:11:00~21:00


■インターナショナルギャラリー ビームス 2F

会期:8/24(金)~9/2(日)

営業時間:11:00~20:00


【主な取扱い商品】

(焼物)小石原焼、湯町窯、出西窯、宮内窯、嶋田窯、いろは窯、茨城、小代焼、丹波、砥部焼、温泉津、小 鹿田焼、龍門寺焼、瀬戸、有田焼、伊賀丸柱

(編成品)岩手、秋田、長野、青森、山形、新潟、宮崎

(木工品)秋田、島根、富山、宮城、岩手、広島

(布製品)山内武志、小田中耕一、

(その他)倉敷段通、杉皮紙、書籍など。




本日は染物、織物です。


岡山県倉敷市の倉敷段通。

倉敷段通の始まりは1933年にさかのぼります。その前身にあたるのが「金波織(きんぱおり)」です。原料価格の高騰や物品税の関係などで売上が悪化し、1986年には生産を中止。しかし、1992年に倉敷段通の復興を目指す伝統産業復興研究会が発足し、その事業者として手を挙げたのが、ものづくりの経験は皆無に等しい、当時22歳の瀧山雄一さんでした。


瀧山さんは数ヶ月間経験者から教えを受けると、すぐに独自の道を歩み始め、機械を自作、改良したりと種々の工夫を加えて現在では最大三畳からテーブルセンターなどまで9種類のサイズに対応出来るまでに至っています。柄は当初の図案を考案した染色家の芹澤銈介が残した柄のうち、7種類を選び、定番として展開しています。








倉敷段通は、和紙を巻いたイグサをベースに木綿をループ状に加工したモールのような「リング糸」で構成されています。イグサの爽やかな香りと木綿のさらりとした感触がこの季節にはぴったりです。








染色家で重要無形文化財保持者(人間国宝)の芹澤銈介のお弟子さんだった静岡の山内武志さん。


藍の色合いが美しい麻卓布。





板締のれんに麻のれん。








同じく芹澤染紙研究所に在籍していた岩手の小田中耕一さん



手ぬぐいとふきん。山内さんと小田中さん、芹澤のお弟子さんという共通点はありながらも、それぞれの持ち味があり、染めの美しさを感じられます。





陶磁器、ガラスの他、カゴやざる、和紙、漆や木工品、染織品、倉敷段通(敷物)など。多くの良品がご覧頂けます。是非、この機会にご来店ください。神戸店での開催は本日まで!




"もやい工藝 日本手仕事展 2018”  お問い合わせ先

8/10(金)〜8/19(日)▶︎ビームス 神戸 B1F  Tel:078-335-2720 /営業時間:11〜21時

8/24(金)〜9/2(日)▶︎インターナショナルギャラリービームス(原宿)  Tel:03-3470-3948  /営業時間:11〜20時

"もやい工藝 日本手仕事展 2018”  に際して入荷する商品は原則として期間中は元より事前のお取り置きや他店舗への取り寄せ、通信販売等は承り兼ねます。また、商品在庫の確認等のお問い合わせは開催店舗にて初日以降に対応させて頂きます。予めご了承ください。


皆様のご来店、心よりお待ち申し上げます。




International Gallery BEAMS 2F

Katagiri