いよいよ明日から始まります、『fennica pop-up store BEAMS JAPAN 1F』。今回も明日より並ぶ品々をご紹介させてください。
イベントをお知らせするヴィジュアルより、様々な手仕事が並ぶ中で一際目を引く、こちらの狐面。
江戸時代末期の天明元年に創業し、張子の玩具を作り続けている<はこた人形工房>による張り子のお面です。

<はこた人形工房>狐面
価格:¥5,500(税込)
商品番号:66-99-0252-208
その昔、備後から訪れた絣の行商が、素朴でつつましやかな倉吉の女性に惹かれ、倉吉に住み着き、はこた人形(はーこさん)を作ったことが始まりだそう。
はこた人形の他、虎や因幡の白兎、起き上がり人形、狐面など様々な張り子があり、現在は、長く続く伝統を守るため、二人の女性が後継ぎとして日々張り子を製作されています。

木型に和紙を張り重ね、その木型から張り子を抜き取り、胡粉で下地を塗って染料や日本絵具で彩色。最後に膠で艶出ししてできあがります。
つるんと滑らかな肌が美しいですね。
使用する和紙は、繊維の長さが特徴の楮を原料にした紙が多く、和紙を裂いた時に繊維が長いため、毛羽が立ち、貼り重ねる継ぎ目がなだらかなのだそう。
更に細やかで丁寧な仕事により、このような滑らかな仕上がりに。

稲荷神の使いであると考えられていたことから、五穀豊穣をもたらすといわれている狐。特に白い狐は、人々に幸せをもたらす縁起の良い狐といわれています。

洗練された筆遣いがモダンな表情。光の当たり方で愛らしかったり、神秘的に見えたり、不思議な感覚を覚えます。
こちらは倉吉だるま。

<はこた人形工房>倉吉だるま
価格:¥6,380(税込)
商品番号:66-99-0251-208
バランスを崩しても立ち直るよう足元に重しを入れた起き上がりだるま。すっきりとした瓢箪型です。

立派なカイゼル髭に、豆しぼりの鉢巻を巻いて額でぎゅっと縛っています。

太い眉に大きな目は凛々しくありながら、どこかひょうきんな表情に映る愛らしさがありますね。
もう一つ、鳥取県の和牛をモチーフとした因幡牛。

<はこた人形工房>因幡牛
価格:¥8,800(税込)
商品番号:66-99-0253-208
首振りになっており、背には大きな角輪紋が描かれています。

角輪紋は、鳥取藩の因幡と伯耆の二州を意味し、鳥取池田家の推奨した文武両道も意味するのだそう。

取り付けられた車輪を動かすと、首をゆらゆらさせて可愛らしいです。
<はこた人形工房>は、倉吉の旧市街にて山陰の工芸品を紹介している<COCOROSTORE>ご協力のもとご用意しました。

こちらは<COCOROSTORE>店内の様子。愛らしい郷土玩具が様々に並びます。
<COCOROSTORE>からはこちらのぽち袋もピックアップしてまいりました。
紙幣を二つ折りせず入れられるぽち袋と、半分サイズのぽち袋。中には懐紙が一枚入っています。

<大因州製紙協業組合>ぽち袋 大
価格:¥605(税込)
商品番号:66-99-0249-208
<大因州製紙協業組合>ぽち袋 小
価格:¥440(税込)
商品番号:66-99-0250-208
こちらはデザイン・製作共に、1300年以上前から続く因州和紙の里、鳥取市青谷町山根にある<大因州製紙協業組合>によるもの。伝統を受け継ぎ発展させながら現代の暮らしに活きる和紙づくりをされています。

幾何学模様を基調に縁起の良い紅白で。

和紙ならではの、柔らかに透ける紙の質感が活かされたデザインです。幾つかあるパターンから円をモチーフにしたこちらをご紹介します。
暮らしが楽しくなる愛らしい郷土玩具やちょっとした心遣いを素敵にするぽち袋。
ぜひお気に入りを見つけにいらしてくださいね。

『fennica pop-up store 1F』
会期:10/1(土)-10/11(火)
場所:BEAMS JAPAN 1階
Mori
※ブログ内に記載の価格は、記事公開時のものであり、変更する可能性がございます。