今週末よりスタートする『岡山の手仕事展』より、今回は倉敷産い草の継承と特性を活かしたモノづくりを行う<IGUSA LABO>のご紹介です。
い草の栽培から染色、織り込みまで一貫して行うことで、人の目と手が行き届いた安心と安全な製品を送り出している<IGUSA LABO>。<倉敷い草 今吉商店>5代目の今吉俊文さんが2018年に設立されました。
倉敷市西阿知で開発された岡式織機を用いて、先染めしたい草を様々な文様に織り込み作られます。
倉敷というと、かつてい草の一大産地として知られ、明治以降はい草製品の海外輸出も進んでいましたが、生活スタイルの変化から生産量が減少。1930年代以降に芹沢銈介や外村吉之介の助力によって復興を遂げました。
しかし、その当時の1950年代に作られた外村吉之介による図案の倉敷花筵は長らく製造が途絶えていました。約2年の歳月をかけ、2024年<IGUSA LABO>今吉さんの尽力によって復刻製作。<fennica>でもいち早くご紹介し、大変ご好評でした。
今年も『岡山の手仕事展』にてご紹介いたします。
丸綾
<IGUSA LABO>花ござ
価格:¥17,600(税込)
商品番号:56-98-0037-291
縞
市松
矢柄
算盤
丸綾は「倉敷民藝館」にも所蔵され、外村吉之介著書「少年民藝館」にも掲載された代表的な紋様。
昨年はこちらをお目当てにされる方が多かったです。
大胆に配置された丸綾はモダンで、タイムレスなデザイン。
裏を返した表情もコントラストが強くインパクトがありますね。サイズは通常の花筵一畳より長い192×88cmです。
爽やかな香りで癒すい草の持つ力と外村吉之介図案の印象的な幾何学模様で、夏のリビングスタイルをお楽しみください。
【作り手在店のお知らせ】
<おの工房>小野眞佐子さん / <須浪亨商店>須浪隆貴さん / <倉敷青木窯>三宅康太さん
初日8/2(土)は作り手3名が在店します。対面してお話できるまたとない機会となりますので、ぜひお立ち寄りください。
※不在となる時間もございます。予めご了承ください。
【インスタライブのお知らせ】
<fennica>オフィシャルアカウント[@fennica_official_]にてバイヤー 藤田よりイベントについてご紹介するインスタライブを行います。
日時:8/2(土)20:30頃開始予定
『岡山の手仕事展』
会期:8/2(土)-11(祝・月)
場所:BEAMS JAPAN 1階
Mori
※ブログ内に記載の価格は、記事公開時のものであり、変更する可能性がございます。