TUBE × BEAMS PLUS 2023Spring&Summer Colection

柳井 純一 2023.03.16

夜更かしの皆様、こんばんは。

水曜日担当のJUNICHI YANAIです。


  


先週から今週にかけて、色々とリリースや入荷のお知らせ、イベント毎…この時期特にお祭り状態なBEAMS PLUSレーベル。


  

私も先週はBEAMS PLUSの撮影に…




 

BEAMS PLUSのディレクターMZOを筆頭に、弊社のカメラマンやプレスチームも出動。

そうです、実はBEAMS PLUSのオフィシャルInstagramのアカウントにて本日公開されました2023Spring&SummerのLOOK撮影の一面。

まだ見られてない方、是非こちらのアカウントからご覧下さい。

https://instagram.com/beams_plus?igshid=YmMyMTA2M2Y=



 

私も先週末はビームス 神戸にてこちらのイベントのヘルプへ。 



INDIVIDUALIZED SHIRTSのカスタムオーダーフェア。

アメリカ製のカスタムメイドシャツとして、歴史あるシャツメーカー。









400種類以上の生地バリエーションから、襟型、カフス、ポケット…アメリカ製で作れる贅沢。

かれこれ7年間、自分も毎回オーダーしており、気付けば自身が所持しているシャツはここのカスタムオーダーシャツが一番多いです。

ベーシックからその時々の気分に合わせて変化をつけたシャツまで…

決して安くはないですが、アメリカ製で作れるというのが何よりも魅力的です。





BEAMS PLUSスタッフでもある三谷、大崎がしっかりご案内させて頂きますので、

今週末の3/18,3/19の二日間、気になる方は是非ビームス 神戸へご来店下さいませ。






本日は…そんな入荷&イベントラッシュの真っ只中ではありますが、

BEAMS PLUSでは欠かせられないブランドであり、長年取り扱いある斉藤久夫氏によるTUBEの別注コレクションをご紹介させて頂きます。




既に今週頭に公開されたTUBE × BEAMS PLUSのLOOKをご覧になられた方も多いかと思いますが、改めてこちらのブログではアイテムをご紹介させて頂きます






TUBEらしさと言えば…

色々なイメージがされるかと思いますが、

やはりスタイルとして欠かせられないのがスポーツコートスタイル。

コットンリネン素材を用いたランダムピッチ調のヘリンボーンツイルを用い、ダブルブレステッドジャケットとワイドストレートのトラウザーズ。






スポーツコートのテーラードスタイルは残しつつ、ディテールのギミックが見える今回のセットアップ。


スポーツコート…





4つボタンのニューポートタイプのダブルブレステッドジャケット。

本来のショート丈、ボックスシルエットのフォルムはそのままに、

本来ウェルトポケットのところをパッチポケットにし

サイドベンツをセンターフックベントに。

ちょっとしたディテールに変化をつけ、ベーシックなアイテムにデザイン性と新鮮さを与えてくれます。







ハーフライニングの裏地や

襟裏のカラークロス

財布を持たない斉藤氏らしいチェンジポケット風のコインポケット…

各ディテールや生地使い、見れば見るほど発見が見えてくるTUBEらしい一着です。




トラウザーズ…



こちらはジャケットと共生地のワイドストレート型のトラウザーズ。

デザイナー私物のビンテージアイテムからサンプリングし、ジャケットに合うストレートシルエットで制作してもらいました。

今回、このコレクションでは唯一のボトムスアイテムとなり、まさにキーアイテムの一つ。



あくまでもドレストラウザーズの見え方はそのままに…バッグポケットはパッチポケット。

ジャケットのパッチポケットと恐らく合わせてのディテールマッチかと。

もちろんこちらにも前述したコインポケットを。



ヒップを覆い隠す綺麗な尻周りの傾斜に加え、テーパードを感じさせないストレートなシルエットは、スポーツコートの組下にとても相性が良いです。

ヘリンボーンツイルによる表情ある顔つき

パッチポケットによるスポーティーなディテールミックス

ドレストラウザーズとしての綺麗なシルエット






山田兄弟(弟)/正志に早速着用。

スーチングスタイルとしてタイドアップしつつも…アイテム本来のリラックス感を活かし、こなしやサイズバランスはややラフに。






インディゴの様な深みあるネイビー生地とフェードされたシャンブレーシャツの色合いがとても相性良し。




当然の事ですが、スポーツコート、トラウザーズは各々単品でコーディネートが楽しめます。

ただ…やはりこのセットアップスタイルを見てしまうと…ニコイチとして是非抑えて頂きたい組み合わせ。



と、ここまで書いておりますが…

実は初回に入荷してきているジャケットがほぼお取り置きで埋まっており、来週?辺りに追加文が入荷いたします。

もし店頭にない場合は是非各店舗へお問い合わせ頂き、取り寄せや予約で対応させて頂ければと思います。



続きましては…





懐かしく感じる方も多いこちらの形。

60年代のIVYファッションでも欠かせられないスポーツブルゾンの一つ、キャップショルダータイプのジップアップブルゾンです。



特徴的なショルダーから袖にかけての切り替えしは、スポーツブルゾンの代表的な形の一つです。

通称ダービージャケットとも呼ばれ、60年代のアイビールックから70〜80年代のストリートシーン、90年代には西海岸のバイカーや不良達に愛用された形。

シンプルなジップアップブルゾンながら、特徴的な切り替えが今ではとても新鮮。









当時のアイテムは同色でまとめ、基本はワントーンのシックな佇まい。

もちろんオリジンの見え方はそのままにしつつ…TUBEらしい"さり気ない"アプローチで表現されています。



実は生地やパーツは全て目面が上品なベージュカラーの生地(ないしライトブラウン)揃いにしつつ、生地の織り違いを使ったり、縫い合わせの生地方向を変えたり…と、切り替えし箇所にとてもさり気ないアレンジが加わっています。

画像だとなかなか伝わりにくいかと思いますが…このさじ加減というか、発想というか…とにかく抜群に洒落てます。






外の自然光で見ると実は光の当たり方や見る角度により、若干のコントラストが見えてきます。

色を揃え、生地の織り違いや縫い合わせの向きで表現するさり気ないパネル使い。



実は神戸出張の際、入荷早々に購入していた三谷を発見。






どんなアイテムもファッションとして楽しみ、洒落たスタイリングをするBEAMS PLUSきってのファッショニスタでもある神戸のBOSS。

スポーティーなトップスに、ペインターパンツにスニーカーといったBEAMS PLUSらしいイナたさを演出。


今、一番の着用時期であり、コーディネートに困った時に何かと頼りになるスポーツブルゾン。



まだ続きます。

お次は…






今回のLOOKでも色やこなしで目に止まった方は多いのでは…。

パネル使いのシャツをレイヤードしたコーディネート。

身幅が広く、リラックスしたシャツをアウターとして羽織り、インナーにもパネル仕様のシャツでレイヤードしたこちら。



パネルシャツ…





ペールトーン調の生地をパネル調に表現されたオープンカラーシャツ。

ベースとなる形はあくまでベーシックなオープンカラーシャツにしつつ…60〜70年代にかけてのレインボーカラーやヒッピー・ムーブメントの色使いを落とし込み。








ボディに対し、敢えてステッチに目がいくステッチカラー。

角張ったカフスや襟、ステッチの走り…平面的な見え方の各ディテールも、アメリカの衣服らしさを表現した一着です。

洗いざらしのくたくたで着用しても良さそうですし、

スチームを当て、糊付けし、パキッと着用しても面白みがあるシャツ。






ビームス プラス 有楽町のBOSSでもあるMr.IVY manことTAIJIが着用。

色や柄をプラスし、春らしく明るいスタイリングに。

ミドルエイジの方にも着用して頂きたいパネルシャツ。多色使いではあるものの、決してビビットは強くなく、取り入れやすいカラーパネルです。

TAIJIも初夏を意識し、マットな色ばかりではなく色を楽しみ、気持ちも明るくなると。



パネルウエスタンシャツ…





こちらも同様にTUBEらしいパネル使いのウエスタンシャツ。

ドレスシャツで使われるピンストライプ、ダブルストライプ、はたまた上品な質感のハケメの生地…それらの生地を組み合わせて作られたウエスタンシャツ。




生地の質感や色を揃える事で上品なパネルパターン。

ドレスシャツに使われる生地を贅沢に使い分け、一枚のシャツに表現。

本来はデニムやシャンブレーがイメージに浮かぶウエスタンシャツも…ドレス顔の一枚に仕上がってます。





古いシャツに見られる裾の深めなラウンドカットや

袖のギャザー仕様…











広めのアームホールにたっぷりした身幅はクラシックなブラウジング

タイドアップにも、ノータイでも様になるバランスの取れたレギュラーカラー







SHIMAMUKOはタイドアップスタイルでアイビーこなしに

私はノータイ、トップボタン締めのカジュアルこなしに

今はブルゾンないしジャケットのインナー使いではありますが、気温が上がれば一枚で楽しみたいアイテム。

パネルデザインはもちろんですが、パターン含めて是非袖を通して頂きたいウエスタンシャツです。



お次は…





タック入りのショートスリーブシャツ。

上品なポプリン生地に目面が荒い麻のキャンバス生地をコンビネーションさせたオープンカラーシャツ。

キューバシャツ等に見られる縦縞を、コンビネーション生地のタックで表現。

本来リゾート感あるアイテムも、どことなくスモーキーな顔立ちです。







ステッチワークにも要注目。

ポケットやタック、ショルダーや袖付け等のディテールを強調させる箇所はしっかり縫い代を取り、それ以外は縫い代ギリギリで縫製。

このメリハリのある縫製パターンは個人的にもTUBEらしいポイントです。

丁寧な縫製技術だからこその仕上がり。

カジュアルなシャツではあるものの…どこか上品で大人顔に見えるシャツ。

水を通す事でどんな表情に変化していくのか…楽しみな一枚です。



最後は…



個人的にも斉藤氏らしいアイテムの一つ、ハーフシップタイプのショートスリーブスウェット。

ライトウェイトのスウェット生地に、アスレチックウェアに見られるリブやハーフジップ仕様。

アスレチックウェアでは馴染みあるディテールをミックスさせ、ありそうで無いショートスリーブのスウェットシャツです。 








胸ポケットに裾はタタキ仕上げ。

スウェット生地を使いつつ、ポケットTシャツの感覚で着用できるアイテムに。



肉感は薄く、レイヤードしやすいハーフシップ&リブカラーは、この時期中間着としてもおすすめです。

ニットベストを挟む感覚で…スポーツコートの下に挟んでも…と色々今時期からのコーディネートも色々と楽しめそうです。



 

と、だいぶダラダラ長々と書いてしまいましたが…

計7型のラインナップでTUBE × BEAMS PLUS 2023Spring&Summerのコレクションをご用意してます。

決して振り切り過ぎないディテールのアレンジや生地のチョイス、サイズバランス…

長らく業界を牽引してきた斉藤氏だからこそ表現できるラインナップとなっております。




取り扱いが無い店舗でも、

お取り寄せ等でのご対応も頂けますので、気になる方は是非お近くの店舗へお問い合わせ下さい。



JUNICHI YANAI