こんにちは無藤です。
ついに7月突入ですね。「真夏」がやってまいりました。この季節、おしゃれしようにも暑さが勝ってしまい、ついつい洗いざらしのポロシャツやTシャツ一枚といったスタイリングになりがちですよね。そんな季節にこそ、是非ワードローブに加えていただきたいアイテムをイタリア帰りのビームスF 新宿1番の紳士であるスタッフ伊藤とともにご紹介させていただこうと思います。是非ご覧になってみてください。

こちらは<Massimo D'august / マッシモ・ダウグスト>のリネン素材100%のサファリジャケットです。モデル名は「DAKAR / ダカール」です。これは、有名な「パリ・ダカール ラリー」というモータースポーツからイメージされる「サハラ砂漠を縦断する冒険心」をネーミングに落とし込んだのだと思います。大人のドレッシーなコロニアルスタイル(熱帯地域でのリゾートファッション)をイメージしていただけるのではないでしょうか。このジャケットをサッと羽織るだけで、大人の風格と圧倒的なお洒落感(リッチなリゾート感)をプラスすることが出来ると思います。

実際に着用するとこのような雰囲気になります。本来のサファリジャケットというとミリタリーやハンティングといった無骨でラギット(男臭い)なイメージを持つアイテムです。しかし、この<Massimo D'august>のリネンサファリジャケット「DAKAR」は別格の雰囲気を持っています。ナポリの最高峰のシャツメーカーが仕立てる柔らかなカッティングによって、野暮ったさが削ぎ落とされて、エレガントで艶っぽさのある佇まいに仕上がっていると思います。そしてこのサファリジャケットは、日本人体型に合わせて、身幅・袖丈の見直し、ベルト位置のバランスを修正した「別注品」です。ウエストのベルトの位置を調整したことによって、羽織るだけでウエスト位置が高く見え、スタイルが良く見えるシルエットになっています。カラーはダークブラウンとオフホワイトの2色展開ですが、それぞれのカラーで素材の織り組織が違います。ブラウンはホップサックで、オフホワイトはヘリンボーン織りとなっているので、それぞれ品番が違いますのでご注意ください。

このサファリジャケットの襟は、やや高めのスタンドカラーとなっています。そして、画像を見て頂きますとお判りいただけますように首廻りにピッタリと沿い、フロントを少し開けた時に縦長の綺麗なVゾーンを作り出すナポリ仕立てならではの繊細なカッティングとなっており、カチッとした印象に見えるミリタリー調の無骨なスタンドカラーとは異なり、リネン素材の柔らかさを活かした上品な印象に仕上がっています。
この見え方により、フェイスラインがキュッと引き締まってシャープに見え、首元をすっきりと長く見せる効果があります。年齢とともに気になる首回りのラインを上品にカバーしてくれる、私にとっても嬉しいデザインなんです。

一般的なサファリジャケットは大きな胸ポケットが視覚的に強い主張をしていて、どうしても「探検家」や「無骨な男」といったラギットな印象が強くなってしまいます。しかし、このサファリジャケットのフロントポケットのマチは控えめな分量で作られており、大げさなミリタリー感を消しています。それにより、カジュアルなアイテムでありながらドレスパンツやタイドアップスタイルにも馴染むといったドレスアイテムとしての汎用性の広さがおすすめのポイントです。

このジャケットが一般的なアウタージャケットと一線を画している縫製技術においてお伝えすべき点があります。画像のボタン付けの糸を見ていただくと、ボタンの4つの穴に対して、糸が鳥の足のような形で付けられているのがご覧いただけますでしょうか。これは、ナポリの伝統的な手仕事(サルトリア・ハンドメイド)を象徴する「鳥足掛け(イタリア語:Zampa di gallina / ザンパ・ディ・ガッリーナ)」という超一流のテクニックで、熟練の職人が一針づつ手縫いで行っています。これには単なる見た目の美しさや職人の技術力だけでは無く、実は深い理由があります。ボタンを取り付けた際に、身頃の生地に対してボタンが斜めに傾くため、片手でも驚くほどスムーズにボタンの掛けハズシができます。また、生地のボタン穴付近に余計なシワが寄らず、テキスタイルを痛めにくいというメリットもあります。それと「手仕事の証」という熟練職人たちのプライドをこのボタン付けで示すという自信の表れでもあります。

そしてこのジャケットの裾の両脇に付けられた三角形の布地パーツは、クラシックで高級な仕立てのシャツに見られる「ガゼット(マチ)」と呼ばれるディテールです。このジャケットがシャツ工房をルーツに持つ<Massimo d’Augusto>ならではのシャツ仕立ての技法がベースになっているため、裾にこの本格的なディテールが採用されています。このパーツが付けられている理由としては、最も動きが強い引っ張りテンションがかかる場所の補強です。ここに三角形のパーツを上から補強することで、激しい動きをしても裾の縫い目が避けてしまうという事を防ぐ役割をしています。




最後にウエストベルトの綺麗な結び方をご紹介しようと思います。これは、トレンチコートなどウエストにベルトが付いているアイテムには使えるテクニックなので、是非お試しになってみてください。
ステップ:1 普通にひと結びする。左右から持ってきたベルトを、フロントのやや中心からずらした位置(お好みで左右どちらかに寄せる)で、シンプルに1回交差させて「ひと結び」にします。
ステップ:2 左右を入れ替えてグッと締める。ひと結びした状態から、左右に分かれたベルトの端を、オレンジの矢印の方向(お互いの位置を入れ替えるように横方向)へグッと引っ張って締め上げます。このように水平方向にしっかりと引くことで、土台となる結び目がフラットになって、最終的な仕上がりが格段に美しくなります。
ステップ:3 もう一度結ぶ。先ほど「上側」に出ている方のベルトを、もう片方のベルトに対して上から被せるようにして、さらにもう一回結びます。 1回目と2回目で上下を交差させることで、結び目が「縦」にねじれず、横にまっすぐな美しい結び玉が完成します。
ステップ:4 結び玉の形を整える。最後に、中央にできた結び目を指先で四角く整え、2本のベルトの端がふわりと自然に真下に向くようにドレープを整えます。これで、正面から見たときに結び目がスマートに収まり、ベルトの端が綺麗に美しく垂れ下がります。
いかがでしたでしょうか。
ザックリとした織りのリネン素材は、通気性・吸湿速乾性がコットン素材の約4倍と言われています。汗をかいても肌に張り付かず、風がふんわりと生地を抜けるため、半そでシャツ1枚でいるときよりも直接日光を遮る分、返って涼しく感じます。また、レストランやホテル、オフィスなど、夏の室内は冷房が効きすぎて肌寒いときに、このジャケットがあればとても便利です。クシャッとバッグに入れて持ち運んでも、リネン特有のシワ自体が「こなれ感」という味になるため、シワを気にせずラフに扱えるのも夏に最適な理由です。是非弊社ECサイトだけでなく、実際に店頭でご覧いただきたいアイテムです。
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