ご機嫌いかがでしょうか、銀座店の新井です
今週より3階入口コーナーでは、
ARTUMES & Co. の打ち出しを開催。

このブランドの現在展開するアイテム達が勢揃い。尚且つ今期ジョンスメドレーと同ブランドのコラボ企画アイテムが登場です。



ARTUMES & CO J/SME CDGN
カラー:ブラック、ボルドー、マスタード、ネイビー
サイズ:XS,S,M,L
価格:¥39,600(税込)
商品番号:23-15-1160-337
30ゲージのカーディガンタイプで、更には特製のアルテミスロゴボタンが付いたウチだけのスペシャルアイテム。やや細身で真夏以外は使える便利アイテム。前々回にあれだけジョンスメドレー様と絶賛して、ここにきてダメ押しで別注の入荷です。ハッキリ言ってコレクターズアイテムってヤツですかね。10年後位にスタッフ同士で着てる服をイジリ合う下りで、自慢されて買わなかったスタッフが買っておけば良かったぁ〜と盛り上がるヤツです。私も何回もあります。特にこのレーベルのでは後悔してばっかりです。そう言った名作は散々中古で探しても未だに見つからず、でもずっと探してます。
ARTUMES & Co.というブランドはパリのオーダーメインの狩猟服専業さんらしいですね。数年前にウチが世界で初めて既成服をお願いした次第。最近は他のフランス好きなセレクトショップ等も展開をチラホラ始めてきてます。フランス発なんですがジャケット等はドイツ製、このカーディガンはイギリス製、加えてブーツはトリッカーズでイギリス製ときてます。どれもフランスでは作ってないんですね笑
数年前からここさんのジャケットはスタッフがこぞって愛用してます。特に若手スタッフはみんなデザイナーズ等のモードスタイルも好きなのでこのクラシックなんだかモードなんだかの折衷の変態感は響くんでしょう。ホントにこのテイストをやるセンスは国内セレクトショップでも唯一無二。
ベースボールキャップ被ってメガネに長い髭を携えバカ高いボンタン型トラウザースはいてインナーには弛んだ体型を隠すデカサイズのオックスボタンダウン着て、何故かジャケットは仕立ての良いおじさんボックス型ジャケットを羽織る、今時の青山の裏通りとか目黒川沿いを歩いてるオシャレおじさんとは一線を画すスタイリングです。


ARTUMES & CO V/BEAUMONT
カラー:ブラウン、ネイビー
サイズ:44,46,48
価格:¥126,500(税込)
商品番号:23-16-0693-819
デザインはチロリアンとハンティングスタイルの2モデル。まず他さんじゃなかなかお目にかかれないクラシックスポーティデザインソース。VAN世代を引き継いだトキトさんとかガマさんとかマンドさんとかの20年前のドメブラではこういうテイストのジャケットは沢山あって私的には馴染み深いんですが。特にフランスのアルニスなんかは憧れでしたね。あの変態感はもっと歳を取ったら似合う筈と我慢してたらブランドが買収されてしまい、日本での取扱の中止となり悲しい限り。2次流通でもプレ値がついてやはり高嶺の花です。
このブランドのジャケットの生地は英国生地商社の物を大体使ってるんですが、チョイスされてる色柄がアルニスとかラサンスとかにも通ずる雰囲気で良いんです。初恋の人にやたら似てる転校生が登場しちゃう感じですかね、この胸がときめく感じは。
ウチのクロージングだとイタリアン主体の肩パッド無しで丸みの曲線型ハイゴージラペルジャケットがメインの構成なので、余計にスクエア感のあるコンケープドシルエットのジャケットは新鮮です。10年くらい前に買い逃したRENOMAさんのダブルブレザーみたいなジャケットを着たいんですよね。誰か譲って下さい。
みんな白Tシャツに黒パンツかショーツはいて白スニーカーを合わせてるこの時代。その真逆を行くこの変態コスプレ感なんですよ、みんな知らないだろうし、このブランド。そのインディーズ精神が最高ですよね、大きくなり過ぎちゃったセレクトショップなのにこのインディーズ精神は小気味良いです。
全身このブランドで合わせると絶対に貴族のお遊びの時間になってしまいそうなので上手くミックスするとカッコいいですよね。


そう考えると今回のジョンスメドレー様とのトリプルコラボカーディガンはすごく良い感じに中和してくれるバイプレイヤーに感じてきました。4色展開の色も無難過ぎじゃないかなぁ〜とか生意気な事思ってましたが、そう考えるとナイスカラー。他のクセがすごいアイテム達とケンカをせずにすごく合わせやすい。
やっぱりビームスクロージングの振り幅の広さは面白い。ちょくちょく他セレクトショップのスタッフさんが物足りなくてウチの服を買いに来てくれる筈ですよね。今回のカーディガンもそんなビームスフォロワー達がこぞって買ってくれると思うので、特にM、Lサイズは直ぐに品薄の予感がするのでどうぞお早めに。

表題は90年代に最も重要なロックバンドと言われたアメリカ、ジョージア州で生まれた4人組グループRの映画にもなった名バラード。この曲収録のアルバムはグランジヒーローとしてカリスマになりながらも27歳で自死を遂げてしまったKが自らに猟銃を撃つ前に聴いていたのは余りにも有名な逸話。
この曲を筆頭に一曲一曲は勿論ですがこのアルバムの完成度は抜群だと思います。終わりに近づいての月に立つ男から夜間水泳の流れは美し過ぎます。
グランジのカリスマは憧れのバンドのこの大傑作アルバムを聴きながら何を想ったのか。絶望の淵での一抹の安堵を求めたのか、他の何かなのかは分からず終い。天国に持って行っちゃいましたからね。とりあえずグランジにかぶれてモヘアカーディガンとか着てる若者にはマストでこの因縁あるアルバムはちゃんと聴いて欲しいですかね。
私は人生において壁にぶち当たった時に何度もこのアルバムの名曲達に救われました。基本的には内省的で重いんですが、12曲のときに美しく、ときに激しく綴られる歌達、その暗闇の先に垣間見える希望の光が私をそっと照らしてくれたんです。
貴方にとってのロックミュージックとは?との問いにボーカルの彼はこう言ったそうです。「パッションとロマンス」と。そして「ロックはメジャーに反発するカンターカルチャーだ」と。活躍した80〜90〜00年代の彼らの歴史はメジャーになりながらもあくなきインディーズ精神と共にあったと思います。だからこそ名作を作り続けられたと。
そして私達ビームスという余りにもメジャーな存在になってしまったセレクトショップの中で、このブランドコラボは決して忘れてはいけないインディーズスピリットを感じて止みません。そう、メジャーにあぐらを描いて新しい道を進むのを止めてはいけないんですよね。
それでは銀座でお会いしましょう
新井
投稿は毎週水曜土曜の朝になります。