こんばんは、吉澤九十五です。
ラジオ出演がなくなり、早2ヶ月が経過。
話し足りないのかついついスタイリングの文章が長くなる。考えている事を文章にする事で自分自身「こう解釈していたのか」と考えを再認識する事が出来る。
例えば"IVY STYLE"への視点。
昔、「何故IVYが好きなのか」という事について問われた事がある。しかし当時は上手く答える事が出来なかった。
好きになったきっかけは入社当時の上司であった。それまで所謂「洋服屋」での経験がなかった私は今年の初めにシリーズが完結した話題のドラマから80sの影響を受けていた。
しかし齢22にして「廃れないファッション」を求めていた私にとってベーシックなアメリカントラディショナルというジャンルは魅力的なものに映った。
今となってはデザインにベーシックはあれど、フィッティングにベーシックは存在しないと思うが、その当時の私にとってその揺るぎない"IVY STYLE"は目指すべき場所であると認識した。
それから"IVY"に纏わる書籍を買い漁ったり、先輩スタッフへの教えを乞い映画を観たりと理解を深める事に努めた。買い揃えるべきアイテムも揃えて毎シーズンスポーツコートフェアにも顔を出した。
それを繰り返し今日に至るのだが、今「何故IVYが好きなのか」と問われた際にはこう答えるのだろう。
「分からないから。」
そう、私はIVY LEAGUEは疎かキャンパスライフというものを知らない。幾ら調べ知識を付けようとも当時のIVY LEAGUERの視点を持つことはできないと気付いた。
でもだからこそ好きなのだ。
知り尽くせないから知りたい。
知り得ないから想像で補填もするし、良いところを切り取って好きだという。
当時アメリカ人がハリウッドの銀幕スターに憧れたのと同じ様に私もまたIVYへと憧れを抱く。
それをファッションに昇華する。その事が私に出来る事なのだと今は思う。
最初に話したように前談が長くなったが、春夏の"IVY STYLE"に持ってこいなこちらのアイテムを今回はご紹介していきます。

Digger Jacket 62 Twill
カラー:BLACK、BEIGE、SAX
サイズ:S、M、L、XL
価格:¥44,000(税込)
商品番号:38-18-0919-791
"IVY STYLE"といえば思い付くアイテムはブレザーをはじめとするスポーツコートやチノーズ、ローファーなどだろう。
しかし今回ご紹介するこちらはDigger Jacketと名付けられたワークジャケットである。上流階級の着こなしである"IVY"とは一見関連のなさそうなアイテムとも思える。
デザインベースは40sのLeeのカウボーイジャケット。ヴィンテージ市場でも人気を誇る定番のアイテムである。
また同じくLeeから60sにIVY LEAGUERから人気を博したウエスターナーというモデルがある。当時インディゴで染められたものが主流であった中コットンサテンでオフホワイトというカラーリングが東海岸のIVY LEAGUERや若者の間で流行した。
また30s頃から始まったIVY LEAGUERをはじめとする東海岸の富裕層の間で"Dude Ranch"が流行った。カウボーイのコスプレをしながら牧場体験を行う非日常をバカンスにて楽しんだ。
そうした背景があり、60sからはこうしたワークウェアが日常的に着用される事が増えた。
この2つの側面からアプローチを掛けたのが今回のDigger Jacketである。

生地自体はライトなツイル素材。
しかし細番手の糸を高密度に打ち込む事で軽い生地感でありながらハリコシを感じる仕上がりに。
更にそこへ樹脂加工によるコーティング作業、ニドム加工による揉み叩きを行いサテン生地の様なややぬめりのあるタッチ感を実現している。

勿論ヴィンテージへのリスペクトも怠らないのがBEAMS PLUS。左胸に備えたカーブを描いたフラップ付きのパッチポケット。最も印象的なディテールワークであり所謂このジャケットの顔となる部分。

ボタンには「+BEAMS PLUS +JAPAN」の刻印。ワークウェアを彷彿とさせながらオリジナリティの効いた細かな拘りが垣間見える。

そしてシンチバックはないスッキリとしたバックデザイン。ヴィンテージを踏襲したディテールであるがより都会的なムードな着こなしにハマってくれるディテールである。
フィッティングはアーム、身幅に余裕のあるゆったりとしたフィッティングで昨今のBEAMS PLUSのアイテムとの相性も良く仕上げている。



それぞれ印象の異なる豊富なカラーバリエーションもならでは。通常デニム素材が印象的であるこのデザインであるが、モダンなムードのBLACK、ベーシックなBEIGE、ややインダストリアルなムードも漂うSAXと印象も様々。
直球にウエスタンムードなスタイリングにハマる事は勿論のこと、先の通りに春の"IVY STYLE"の一手としてブレザー代わりにウールトラウザーズやチノーズなどとの組み合わせを楽しみたい。


H.178cm、W.72kgの私でMサイズを着用。
袖丈、身幅は丁度良くミッドレイヤー使いもし易いサイズ感。ブラックウォッチのトラウザーズにブラックのキャンプモックを着用していたので今回はモダンな印象のBLACKをチョイス。
今回は時間の兼ね合いで省略しますが同型でピケ素材でもリリースしています。是非一度店頭にてお試し下さい。
それでは、今週はこの辺で。

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