こんにちは、ろまんす吉澤です。
通常、木曜日は同じくTeam'96のメンバーでもあるスタッフ坂本の担当ですが、今週は私よりお届け。
丁度今朝スタッフ同士で談笑をしている最中、スマートフォンに例年よりも一日早い関東甲信越での梅雨明けが発表された。という通知が届いた。
本日から「夏」を迎える事になった関東。夏を迎えると「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない」を観たくなる。
厳密に言えば8月の最終週〜10月頃の秋口のストーリーではあるが、エンディング曲に「secret base〜君がくれたもの〜」が採用されていたり(これも夏の終わりの曲ではあるが。。)秩父の豊かな緑や青空が多く描かれている為か、私の中では夏のアニメという印象が強い。
最終回のラスト15分はどう足掻いても涙が溢れてしまう。流石にアラサーの男が元気にかくれんぼをしてたものなら不審者として認定されてしまうが、そのシーンの「もういいかーい?」は名台詞である。実はその様子は先週のTeam'96のAll Night BEAMS+#119
にて勝手にオマージュしているので、それも合わせて聴いて頂きたいです。笑
さて、そんな本格的な夏の到来を感じる本日はこちらをご紹介。

John Gluckowからパンツがリリース。
まず、目を惹くのはカラーリングではないだろうか。現段階だとマスタードとも取れる印象のカラーリングであるが、硫化染めを施している為着込んでいく事で褪色が進み、ベージュのようなカラーリングへと変化していくであろう様も非常に楽しみである。
また一見すると、マザーコットンの様にも思える生地はセルビッジのヘビーツイル組織。表面には所々ネップがあり、粗野な印象のアーミーツイルを表現。冒頭で夏の訪れを〜と書いたが、しっかりとしたウェイトの生地である為、通年向き。
更にヴィンテージのアウトドアブランドを参考にしたディテールは非常にユニークな一面を伺う事ができる。
アーミーツイルの生地を活かす為かはたまたその逆か、ベースのデザインはミリタリーパンツをモチーフにしている。通常ファティーグパンツに用いられる事の多い、フラップの付いたパッチポケットはバックポケットながら存在感を放ち、BEAMS PLUS用語で言うところの「男の勝手口」をラギッドな印象で盛り上げてくれる。
腰部にはバックルバックが付くことでクラシックな印象を感じられる仕様に。
中でも最も特徴的なディテールであるファスナーコインポケットにはTALONジップを備えている。細かなディテールにさえ妥協を許さないJohn Gluckow氏と製作を担うWAREHOUSE&CO.らしい拘りを感じ取れる。ワークジャケットなどにも用いられるこうしたディテールは作業時の手袋をしたままでの開け閉めを考えたのか、通常の5ポケットではコインを落としてしまったのか。。など妄想が膨らんでくる。自身で書いていて気が付いたがミリタリーベースのデザインであるのに5ポケットなのである。こうしたディテールのMIXがユニークなヴィンテージディーラーであるJohn Gluckow氏らしさを感じられる。
見えづらいかもしれないが同色の糸によるトリプルステッチにて施された脇縫い。質実剛健な佇まいを感じられるワークウェアの様な側面も持ち合わせている。褪色してきた際に浮き出てくるであろうステッチのカラーリングやパッカリングによるボディの変化など非常に味わい深い風合いを演出してくれる。
オリジナルのナットボタンもまた拘りを感じるポイントである。ナットボタンである事で高級感のある雰囲気があり、また粗野感のあるボディとのコンビネーションも良好である。しかもボタンフライで全てナットボタンと贅沢な仕様である。
さて今回私はこのパンツがアウトドアブランドからリリースされていた背景を活かしアウトドアなムードでスタイリング。
H.178cm、W.65kgの私でサイズ34を着用。程良いワイドストレートなシルエットは昨今の盛り上がりを見せるヘビーデューティーなアイテムとの相性は抜群。シーズンが進んでくればワークブーツなどより直球なアイテムと合わせたい。その際に見えてくるマスタードのようなカラーリングはワンポイントとしても活躍してくれるだろう。
この夏、育てたいパンツとなり得るユニークなデザインのパンツ、非常にオススメです。
それでは今週はこの辺で。
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まーた来週〜!