いとしき反抗【RINGJACKET】長いブログ

SHUN 新井 2023.05.27

ご機嫌いかがでしょうか、銀座店の新井です。



JACKET: RING JACKET

SHIRT: BOLZONELLA

TIE: atelier.NEWwell

PANT: BEAMS HEART

SHOES: Simon Fournier


最近はブレザーに相性の良いタータンネクタイ始めました。最初はクレリックタブカラーシャツにグレーのウールパンツで内羽根シューズを合わせたのですが、何だか気持ち悪くて結局ウエスタンシャツ にホワイトデニムにヒールブーツのアンディスタイルに逆戻りしてました。

勿論出勤途中のヘッドフォンから鳴り響いてたのはグラムロックの名曲達。音漏れ上等で高いヒールでリズムを刻みながら自分の世界に入って小躍りしながら電車に乗ってる姿を見かけたら気味悪いでしょうね。



THE INTERNATIONAL IMAGE COLLECTION/プリントT
カラー:ホワイト、ブラック
サイズ:S〜L
価格:¥14,300(税込)
商品番号:23-04-0012-940

こんなヒールブーツで小躍りするならやっぱりボウイ卿がアメリカに渡り繰り広げたシンホワイトデューク時代のホワイトソウルミュージック。

このプリントT着てブカブカの80's風ソフトブラックスーツに身を包んで夜遊びに行って踊り明かしたいんですが21時過ぎるとクタクタでネムネムでどうしても家路を急いでしまうのが四十路だと痛感してます。


そして最近は3月開催の<RINGJACKET>オーダー会のお客様の仕上がりは次々と上がってきてます。私が承りましたジャケットの仕上がりも。



ハンドラインブレザーモデルにのせたのは最強のFOXBROTHERS!しかもソフトツイードのネイビーヘリンボーンなんて賞味期限永遠でしょう。抜群の仕立て映えともっちりとしながらもギュンギュンな低速織りの生地は一緒に枯れていくストーリーが白髪のおじいちゃんになるまで私には見えます。見えます見えます。



こちらは私がダブルで作ったKYNOCHのコットンネップツイードの色違いライトグレー!オールシーズン着れちゃうしコットンやらリネンやらシルクやら5種混紡のミックス感といい程よい品のあるネップといいお客様のチョイスに脱帽の仕上がり。これまたクタクタに着込んでる姿に間違いなく痺れます、痺れます痺れます。更にはこのラペルとかポケットとかに抜かりなく入るシームのハンドステッチが既製品とは違うオーダー品ならではの雰囲気を出して経年と共にいい味出してくれるんですよねー。おふくろの味噌汁よりきっとイイ出汁でますよ。

2着ともこれはもう30万以上クラスのイタリアのサルトブランドに匹敵する仕上がりと断言しちゃいます。

既製品も素晴らしい上がりですがやっぱりパーソナルオーダーのクオリティはもう1段階抜けてます。

羽織った瞬間に分かる肩と背中が包み込まれる感覚と予想以上の腕の可動性。着てるうちに感じる着やすさときたら。ビックリするくらいストレスフリーな着心地は倍くらいするお値段のイタリアサルトブランドに匹敵しちゃいますから。でもちゃーんと日本らしい繊細さと緻密さが共存するって。

とんでもない量のオーダーを頂きました今回のお客様方の仕上がりも順調なので、チラホラ聞こえてくるのは次回の<RINGJACKET>オーダー会のオカワリ開催のお声。


マジかー

毎日終電時間でヘトヘトになって乗り切った十日間がまたやってくるのかー

サルトビームスで忙しいから無理だなー

でも前回は秋冬かオールシーズンに使えるネイビーのギャバジンクロスとかキャバルリーツイルとかほとんど生地切れしててオーダー断念してしまったお客様が沢山いたからリベンジアテンドしたいなー

と色々と葛藤があるわけなんです。だって本当にしんどかったのとか生地切れで断念された無念を晴らしたいとか一日中オーダーご案内してしゃべり続けてまさかのオーダーハイになるあのめちゃくちゃ楽しいお祭り騒ぎをもう一度とかもう脳内はグルグルです。


あとはどれくらいお客様からのご要望があるか次第なので、皆様からの絶対作ります!ってお声を待ってます。店頭でも電話でも伝言でも何でも良いですから。

開催出来るとなれば秋冬生地が出揃う9月中旬以降になりそうですね。

本当に皆様のご要望の声次第だと思いますのでご一報下さいね。


表題はシンホワイトデュークことボウイ卿の74年に発表されたギターリフに痺れまくる渾身の一曲。


REBEL REBEL



rockarchive/David Bowie
価格:¥84,700(税込)
商品番号:23-83-0200-950





反抗するんだ

奴らに何が分かるんだよ



ファッションという自己主張、もしくは社会への反抗。そんな愛しい反抗。クセになってリピートしちゃうくらいに痺れるギターリフ。


全盛を極めるイタリアンサルトへのドメスティックファクトリーの反抗。

これからは僕たちが生み出す日本の服達が世界へと抗っていく時代が始まったんです。




それではオーダー会が実現する日を夢見て



新井