[チェック神本のAll Night BEAMS PLUS]
皆様こんばんは、いつもBEAMS PLUSのレーベルブログをご覧頂き誠に有難う御座います。
ビームス ライフ 横浜 のチェック神本です。
最近の私事情ですが、高校・大学と同じ学校、部活に所属していた友人と焼肉を食べに行く機会がありました。
自分たちではあまり意識していませんでしたがかれこれ10年の付き合いであると、喧嘩するほど仲がいいという言葉がありますが記憶辿ると喧嘩した思い出はないです。恐らく(笑)。
それは、一緒にいる時間が長いとお互いのされて嫌な言動を無意識的にしなくなっているからであると思います、彼は彼女と同棲をしていて幸せそうですがわたくしは、、、
それでは今回ご紹介させていただくアイテムはこちら!!

BEAMS PLUS MISH JC WOOL
カラー:グリーン ネイビー
サイズ:S M L XL
価格:¥38,500(税込)
商品番号:38-18-0834-791

昨秋冬シーズンのジャカード織りで迷彩柄が表現されていた同型が、国内外で人気を博し瞬く間に店頭から姿を消した思い出が今でも鮮明に覚えております。
BEAMS AMERICA にてBEAMS PLUS Limited Storeを行った際にアパレル関係者の目を惹きまくっていたという話も。
こちらはコットン×ポリエステル素材で作られており、少しシャリ感のようなパキッとした生地感であったと記憶しております。
今シーズンはウール100%での生地組成となっており、ウール特有の光沢感と艶っぽい表情が何処か品の良ささえ感じさせてくれます。

やや大きめな両胸のフラップポケット、ミリタリーシャツジャケットとその名の通りにUS ARMY Utility ShirtsのようでUS NAVY CPO Shirtsのようにも見えるディテールワークです。
Utility Shirtsは生地がコットン×サテンであったり、コットン×ポリエステルの物をよく目にしますがウール素材で作られているものもございます。
ネイビー色かつウール素材であるという点からCPO Shirtsとの共通点が多いと私には感じとれ、ヴィンテージから着想を得るBEAMS PLUSらしさを感じ取れます。
ですが、ヴィンテージをそのまま再現するだけではなく「アップデート」して現代に落とし込むのがBEAMS PLUS Style。


Utility Shirts CPO Shirts 調べてみるとどちらもウール素材を使用したモデルが存在し、年代も50年代から70年代のもの、CPO Shirts は10年代から70年代まで支給されていたそう。
共通点は多いですが大きく違う点が「ウール素材の質感」であります。
軍用として当時着用されていたものに使用されているウールは防縮加工が施されているものが多く、着用されていた背景を考えれば施されていて当然ですし納得がいくと思います。
生地表面にウール特有の光沢感が見られずマットな質感、粗野な雰囲気を感じます。
その質感に対してボタンに光沢感のある物が使用されている・組み合わさっている個体が殆どであります。

それに対してBEAMS PLUSは光沢感のあるウール素材でありますが、ミリタリーウェアらしいドーナツボタン、ボタンに光沢感はなくマットな表情で言ってしまえばヴィンテージのものと真逆な使い方をしております。

生地表面の見え方も異なり、綾織り(糸を交差して織る織り方)の編み模様の立ち上がり方が特徴的であり、品のあるウール素材の雰囲気と前述させていただきましたが、秋服もののジャケットやオーダーしたインポート生地のジャケットの綾織りと比較すると、少し近くに寄っただけで綾織りであると認識出来るぐらいに畝が立っておりもはや模様にすらみえてきます。
その点がどこかヘリンボーン柄を彷彿とさせミリタリーシャツらしさを感じさせてくれます。

インパクトのあるダブルポケットのディテールも、ポケットの底が斜めに切られておらず、角のある四角く切り取られておりどちらも内側だけがマチ付きとなっておりヴィンテージと大きく違う点であります。
片側だけマチが付いている仕様はわたくし的に新鮮であり、収納力を上げる為に踏襲されている事はマチガイナイですが、両側にマチを付けるとボリュームが出過ぎてしまうないしは物を入れた際に重量によってポケットが垂れてしまう事の防止策ではないかと考察します。

肩についているポケットは、9mm弾の弾薬の箱をイメージした大きめのホッチキスの替芯の箱が入ります(笑) 実用性を考えるとワイヤレスイヤホンなどが入るサイズです。

コーディネート提案は、ミリタリージャケットにタイドアップスタイル王道ではありますが、ウール素材のジャケットであれば秋冬の起毛感の強いウールトラウザーズで合わせても上下の生地感にギャップが生まれないだろうと思いこの組み合わせを。
オックスフォード生地のボタンダウン、キャンディストライプ柄と悩みましたが最近自身が購入した事とジャケットの生地感に合わせてシャツをブロードにネクタイはシルク素材に質感を統一させた点がポイントです。
私が狙っているのはグリーン。
前回ご紹介したワークシャツもグリーン。
それではまた来週、
グリーン神本