ついに一週間後に開催となる『2020 OKINAWAN MARKET』。
今回は先日のブログでも触れた<fennica>で新たに取り扱う比嘉拓美さんと上江洲史朗さんのご紹介です。
上江洲茂生さんを師に持つお二人です。
沖縄市生まれの比嘉拓美さんは20歳の時に上江洲茂生さんに師事。約10年の修行の後2000年に独立し、読谷村瀬名波に<拓美窯>を築窯されました。
伝統的な技法や釉薬を用い、軽やかな筆致で伝統文様を施したやちむんを製作されています。
湯呑みやマグにマカイ、平皿や深鉢と様々な型を買い付けしてきております。
工房で真剣な眼差しでピックアップする<fennica>ディレクター エリスと北村。
中でもこの点打ちが気に入ったと話していました。
伝統的な点打ちでも、作り手や工房によって様々なバランスがあるので、ぜひ注目してご覧いただければと。
また、この鳥は絵付けに平筆を使用したいと手に取り、描いているうちに自然と鳩の形になったのだそう。
筆を寝かせて描くからでしょうか。少しデフォルメされた形が素敵です。
伝統を踏まえながら現代にマッチする雰囲気ですね。
上江洲史朗さんは上江洲茂生さんの長男。唐津での修行を経て、親子二人三脚で壺屋焼の伝統を重んじた作陶をされてきました。
約20年のお付き合いの<茂生窯>ですが、今年は史朗さんが受け継いでから初めての窯出しとなり、その作品がイベントに並びます。
まだ焼成前だった昨年。
今年頭に窯出しされ再びエリスと北村が買い付けに向かいました。
線彫で描かれた動きのある魚紋や植物。
手に取ると厚手でどっしりとした重みが感じられます。
登り窯ならではの力強さ、味わいをぜひご覧いただきたいです。
今年からインスタグラムを始められた史朗さん。土日には<茂生窯>のギャラリーを解放されているそうですよ。
そして、イベントには上江洲茂生さんの貴重な作品も並びます。
次回ご紹介しますので、どうぞお見逃しなく。
『2020 OKINAWAN MARKET』
会期:3/6(金)-15(日)
場所:International Gallery BEAMS 2階 fennica(原宿)
【Main Lineup】<読谷山焼北窯>米司工房・共司工房、<室生窯>谷口室生、<大宜味村共同窯>菅原工房、<茂生窯>上江洲茂生・史朗、<拓美窯>比嘉拓美、<なかどまり工房>登川均、<照屋窯>照屋佳信 他
*イベントに並ぶ商品は、お取り置き・お取り寄せ・通販ともに不可とさせていただきます。
お問い合わせはInternational Gallery BEAMS 2階 fennicaにて承ります!
TEL:03-3470-3948
Mori