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9つの家具、暮らしのアイデア-松本民芸家具 Forming the Folk Art Interior-

<松本民芸家具>の企画展も早いもので今週末までとなりました。

今回は期間中にご検討されている皆さまへ、暮らしに取り入れるヒントになるような写真とともに、9つの家具をご紹介いたします。


|クリケットテーブル|


<松本民芸家具>のループバックチェアやスラント書棚、奥にはドゴン族の梯子や<ARTEK>のSTOOL 60が置かれた<fennica>ディレクターの自宅の一角。中央に据えたのが“クリケットテーブル”です。


<松本民芸家具 × fennica>クリケットテーブル
カラー:BEAMSカラー
価格:¥154,000(税込)
商品番号:66-93-0061-079


この名前は英国球技、クリケットのゲートの3本脚に似ていることに由来。三脚は欧米のような石床や屋外用にも適していたという背景があります。


一般的にはストレッチャー部分に板が乗りますが、<松本民芸家具>が収蔵する基となったクリケットテーブルに棚板が無かったことからこのデザインに。

脚の面取りにはジャコビアンスタイルの影響も見られます。


<fennica>では天板の直径を78.2cmから90cmへ変更。12cm程広がりを出すことで、対面した時の距離感や食卓に少しゆとりが生まれるんですよね。

そして<fennica>の特注色、ワントーン明るいラッカー塗装は、異なる色目の家具とも調和するよう考えています。


一枚目の写真のように<松本民芸家具>で揃えることは勿論、このように<天童木工>のRING STOOLや<ARTEK>のSTOOL 60を並べても良い。自由にインテリアを楽しんでいただければと思います。


|85リーチ型アームチェア|


<松本民芸家具>85型リーチアーム
カラー:BEAMSカラー
価格:¥103,400(税込)
商品番号:66-91-0088-079


こちらは英国の伝統的なウィンザーチェアと米国東海岸で見られた軽いタイプのウィンザーチェアを参考に作られた“85型リーチアーム”。


小ぶりで座ると一体感がありますから、ダイニングテーブルとも相性が良いですね。

肘掛け先端の丸みが愛らしく、曲線は腕に優しいあたりです。



|509C型ウィンザーチェア|


<松本民芸家具>#509C型ウィンザーチェア
カラー:BEAMSカラー
価格:¥151,800(税込)
商品番号:66-91-0190-079


<松本民芸家具>の代表的な仕事の一つ、ウィンザーチェア。こちらは数あるウィンザーチェアの中でも「美しいイス」として取り上げられることの多い“509C型ウィンザーチェア”です。


背柱を9本持つ上等な顔。肘掛けを支えるツカ柱は、後ろへ逃すことで足回りにゆとりが生まれます。


前脚のみ入ったロクロ挽きがアクセントに。


|201型茶卓Ⅱ|


<松本民芸家具>201型茶卓Ⅱ
カラー:通常色
価格:¥93,500(税込)
商品番号:66-93-0060-079


スカンジナビアデザインの影響を受けた“201型茶卓Ⅱ”。

脚板には雑誌や文庫箱など置いても良いですよね。丁寧に面取りされ、テーパーした脚も美しいです。


|座卓|


<松本民芸家具 × fennica>座卓
価格:¥206,800(税込)
商品番号:66-93-0013-079


#67型茶卓Ⅱを基に、高さを32cmから40cmへ変更した<fennica>スペシャルモデル。八の字に開いた脚は座った際にゆとりが生まれ、面取りも相まってすっきりした印象です。


この広い天板になるとワントーン明るいフィニッシュのBEAMSカラーがよりわかりやすいでしょうか。

ミズメザクラの杢目に見られる特性、虎斑が明暗を与え、豊かな表情にします。



|低座椅子|


<松本民芸家具 × fennica>低座椅子
カラー:BEAMSカラー
価格:¥149,600(税込)
商品番号:66-91-0015-079


座卓と同時期に特注した低座椅子は、木部のBEAMSカラーと布張りの生地を変更しています。


<松本民芸家具>既存の布張り椅子というと光沢あるベルベット生地を連想しますが、ホームスパン調のブラウン生地に乗せ替えることでまた新たな表情に。


茶卓を低座椅子、そして<天童木工>のCentro Sofa、Margarita Sofaで囲んだスタイルサンプル。

目線が低くなる床で寛ぐ生活スタイルは、アフリカンクラフトを取り入れるスタイルに繋がります。企画展を通して、そのミクスチャースタイルにもご注目ください。


|スラント書棚|

<松本民芸家具>のオープンタイプの棚の中では最も新しいデザインの“スラント書棚”。

幅75cmとレイアウトしやすいサイズもご好評いただいている秘密です。

<松本民芸家具>スラント書棚
カラー:BEAMSカラー
価格:¥110,000(税込)
商品番号:66-97-0020-079


最上段は新書、最下段はA4サイズに合わせ、その名の通りスラント=傾斜したデザイン。下段まで光が当たるため、飾り棚としても最適です。


棚板の木口も傾斜に合わせ、斜めに揃えられています。ここが真っ直ぐだと設計として面白くならないと伺いました。

サイドの飾り一つとってもそうですが、細部に至る拘りを見聞きする度、改めてそばに置きたくなる家具だなと感じます。


#520Lラッシチェアを横に置けば、素敵な読書コーナーに。


|22型スツール|


花器をのせ、ディスプレイ台としてレイアウトした“22型スツール”。奥には壺やこけしを並べたスラント書棚も見えますね。


<松本民芸家具>22型スツール
価格:¥26,400(税込)
商品番号:66-92-0089-079


<松本民芸家具>のプロダクトの中で極めてシンプルながら、脚の転びの方向や鉋の歯の根を残した荒削りな部分が面白い“22型スツール”。アメリカの開拓時代に作られたものを参考にしたのだそう。


上に乗せる板材は接合のために十分な厚みをとりながらも、僅かに削ることですっきりと見せ、軽さにも繋がっています。

スツールやサイドテーブル、ディスプレイ台とフレキシブルに使える点も魅力ですよね。




|S型スツール|


<松本民芸家具>S型スツール
カラー:通常色
価格:¥33,000(税込)
商品番号:66-92-0124-079


こちらは今回の企画展で<fennica>のラインアップに加わった“S型スツール”。


S型のSはStackingのSで、重ね置くことができる来客時の補助椅子として作られたプロダクトです。


少し間が空いた状態で留まるのは座面に傷が付かないようにとの配慮から。こんな感じで棚のように見せる使い方も良いですよね。

こちらはソファ前のテーブルとしてレイアウトしたところ。


スツールの上にはエチオピアの枕、ソファにはエヴェ族のエヴェクロスを掛けた<fennica>が提案するアフリカンクラフトとのミクスチャースタイルです。


家で過ごす時間が増えた今、熟練の職人によって作り出される<松本民芸家具>は暮らしを楽しく、日々に寄り添います。

<松本民芸家具>の素晴らしい手仕事を、ぜひ取り入れてみてください。


会期は8/15(日)まで。

期間中、開催店舗(ビームス公式オンラインショップ含む)にて<松本民芸家具>をご購入またはオーダーいただいたお客様に限り、BEAMS CLUBポイントが2倍になるキャンペーンを実施します。(※ポイントアップ分は有効期限が3ヶ月の期間限定ポイントです。

この機会にぜひ<松本民芸家具>のプロダクトに触れてみてください。


▶︎これまでのイベントブログはこちらから


『松本民芸家具 Forming the Folk Art Interior』
会期:7/31(土)-8/15(日)
場所:BEAMS JAPAN 5階 fennica STUDIO


<fennica>に纏わるモノ、コトを発信していくコンテンツ“fennica things”vol.02「松本と松本民芸家具」もぜひご覧ください。




Mori

フェニカロッカーができるまで-松本民芸家具 Forming the Folk Art Interior-

今回は先日のブログでも触れた、<松本民芸家具>を取り扱うきっかけとなる“fennica Rocker”のお話を<松本民芸家具>製作工程を踏まえながら改めてご紹介いたします。


<松本民芸家具 × fennica>fennica Rocker
サイズ:W 59/D 89/H 90/SH 44
価格:¥156,200(税込)
商品番号:66-91-0091-079


製作の経緯は先日のブログで書いた通り、<fennica>ディレクター エリスと北村が自宅用にと、二つの椅子を掛け合わせたロッキングチェアを依頼したことに始まります。


基となったのは英国の陶芸家であり民藝の先駆者であるバーナード・リーチ監修の“#508D型ウィンザーチェア”。これは英国を源流とする伝統的な椅子を<松本民芸家具>と細部まで話し合い、改良を重ねて形にしたものです。

このウィンザーチェアにロッカー(ソリ脚)を取り付ける…言葉にすればシンプルですが、バランスをとるには脚の角度やロクロ挽きの位置を変える必要があります。細かな修正を加えることで座った時やデザインとしてバランスのとれた仕上がりになりました。


<松本民芸家具>の製作工程は大きく分けると4つの専門職、[1.設計職 2.木取職 3.組立職 4.塗装仕上職]に分類されるのですが、ここが設計職による仕事ですね。


次の木取職は聞き馴染みのない工程かもしれません。これは木材の仕入れや管理、製作する家具の設計に沿って膨大な種類と量の材から最適な材を選び出し、粗取りをする専門職。


“fennica Rocker”には<松本民芸家具>の主用材ミズメザクラと、肘掛のツカ柱の曲木にはナラを使用しています。

曲線に合わせた材を選んだり、杢目に見せ場のあるところを選ぶなど、実はこの段階で8割が完成すると言われるほど重要な工程なんですね。


そして木取職が選んだ材は組立職へ。設計職の図面や指示にしたがって加工し、組み立てていきます。




機械工業生産の家具メーカーではライン化し複数人で行うのが一般的ですが、<松本民芸家具>では一つの家具に対し一人の職人が一貫して行うという点も大きな特徴。

また、“fennica Rocker”のように型によって曲木やロクロといった工程が加わります。


最後に塗装仕上職。組立色が作り上げた白木地状態の家具に塗装を施し、製品によっては金具を取り付け仕上げる工程です。


こちらは“fennica Rocker”が塗装の工程毎に並べられた写真。段々と色艶が増していく様が面白い。

はじめに染料を木地に染み込ませステインを塗る下塗りがあり、ラッカー塗装を施す13工程を重ねていきます。どの工程も木地の特性を見ながら手刷毛で丹念に塗り上げることで、<松本民芸家具>の色になるんですね。


この特徴的なラッカー塗装ですが、<fennica>では取り扱い当初よりワントーン明るいフィニッシュを特別に依頼しています。

これは元々取り扱っていた北欧の白木の家具などとも調和するようにとの考えから。


工程数は同じ数を踏んでいますが、塗料の調合の調整により、おおよそ使い込んで3年経過した頃合いの色の透け具合を表現しているんです。

取り扱いから10年以上の月日が経ちました。その当時に旅立った“fennica Rocker”も更に良い味わいが出てきている頃でしょうか?


ロッキングチェアは重心移動に一体感がありながら加重により安定するため、ワーキングチェアとして、またはリラックスチェアとして、様々なシーンに寄り添ってくれます。


コンパクトな作りの“fennica Rocker”は、ダイニングテーブルと合わせても良いですし、ロッキングチェアは単体でも成立する家具なので<松本民芸家具>を取り入れる最初の一脚にも最適でしょう。


<松本民芸家具>の熟練の職人による技術が詰まった“fennica Rocker”。

まずはぜひ一度腰掛けて座り心地をお試しください。


<松本民芸家具>の仕事は公式YouTube「松本民芸家具の日々」でもその様子を見ることができます。



会期も早いもので今週末までとなりました。

期間中、開催店舗(ビームス公式オンラインショップ含む)にて<松本民芸家具>をご購入またはオーダーいただいたお客様に限り、BEAMS CLUBポイントが2倍になるキャンペーンを実施します。(※ポイントアップ分は有効期限が3ヶ月の期間限定ポイントです。

この機会に改めて<松本民芸家具>のものづくりにご注目ください。


▶︎これまでのイベントブログはこちらから


『松本民芸家具 Forming the Folk Art Interior』
会期:7/31(土)-8/15(日)
場所:BEAMS JAPAN 5階 fennica STUDIO


<fennica>に纏わるモノ、コトを発信していくコンテンツ“fennica things”vol.02「松本と松本民芸家具」もぜひご覧ください。




Mori

7つのラッシチェア-松本民芸家具 Forming the Folk Art Interior-

開催中の企画展より、<松本民芸家具>のラッシチェアの歩みをご紹介した前回のブログはご覧いただけましたでしょうか?

今年育った太藺草も先頃刈り取られた模様。<松本民芸家具>のInstagramでも青空の下、太藺草が背高く育った光景がUPされていました。こちら

大切に育てられた太藺草は、ここから天日で乾燥、そしてラッカー塗装の工程までを終えた座枠に職人の手仕事で丁寧に編み上げられます。そして店頭へ…

それでは、本展に並ぶ7型をご覧いただきましょう。


|#512型寝椅子|


<松本民芸家具>#512型寝椅子
価格:¥400,400(税込)
商品番号:66-91-0191-079


力強い手仕事が揃う本展の中でも、一際目を惹く“#512型寝椅子”。

日本民藝館で使用するために設計されたもので、デッキチェアのように寛ぐことのできる休息椅子です。

傾斜はアイアンバーで3段階に調節可能。


今回の展示に合わせて、角度を僅かに起こした設計に改良された製品が届いております。

1段階目:膝上でパソコンや手芸など作業をする時に良い角度ではないでしょうか?


2段階目:少し楽な角度は本を読む時に。


3段階目:リラックスした姿勢で音楽を。窓の外の空を見上げるにも良い角度。


そしてフラットに。まだ青さの残るこちらは、藺草に似た爽やかな香りが漂います。畳の上で寝転ぶように、気持ち良くお昼寝できるでしょう。


乾燥させた太藺草を柔らかくするためにお湯で戻し、太さの異なる草を併せ均一な縄状になるよう縒りながら編み上げる…これだけの大物になると乾燥させながら徐々に徐々に詰めながら編み上げるために時間を要します。

ぜひ店頭でご覧いただきたいですね。


|#519型長スツールⅠ|


<松本民芸家具>#519型長スツールⅠ
価格:¥198,000(税込)
商品番号:66-92-0125-079


こちらは日本民藝館で行われる立礼式での茶会用に考案されたもので、今もなお日本民藝館で使われる“#519型長スツールⅠ”。長年来客者をもてなしてきた長スツールは、深い色艶に変化していてとても美しいんですよね。


横から見ると、くっと両端が反り上がっているのがわかります。このどっしりとした佇まい、惹かれますね。

部屋を区切るようにレイアウトしたり、壁付けしたりとイメージも広がります。




|514型ラッシスツール|


<松本民芸家具>514型ラッシスツール
価格:¥88,000(税込)
商品番号:66-92-0123-079


同じく日本民藝館の什器として設計された“514型ラッシスツール”。

“#519型長スツールⅠ”同様に反り上がった両端、脚の面取りも美しい。

長スツールと組み合わせたり、玄関先に置いて靴を履く際に使うスツールとしても。コンパクトなサイズ感でレイアウトしやすいのも魅力です。


|#222鞍型スツール|

<松本民芸家具>#222鞍型スツール
価格:¥90,200(税込)
商品番号:66-92-0126-079


民藝同人による監修で、馬の鞍をモチーフに製作された“#222鞍型スツール”。基はどんなものだったのか調べると、農耕馬の鞍にこのような木製のクロスしたものを見つけました。

どっしりとした骨太な脚は、手にすると重さもしっかりと感じられます。存在感のあるデザインですね。


|518型ラッシ編みスツール|

<松本民芸家具>518型ラッシ編みスツール
価格:¥66,000(税込)
商品番号:66-92-0052-079


民藝同人による監修で、スカンジナビアデザインに影響を受けた“518型ラッシ編みスツール”。


ふっくらと丸みを持たせた脚は、強弱のある線ですっきりと軽やかな印象。北欧の家具とも組み合わせやすいデザインです。


青さがなくなり中程度まで変化した状態はぜひ店頭でご確認いただければと思います。


|520L型ラッシチェア|

<松本民芸家具>520L型ラッシチェア
価格:¥124,300(税込)
商品番号:66-91-0188-079


こちらも民藝同人監修によるデザイン。シートハイは35.5cmと、一般的なダイニングチェアより5cm程度低い中座です。後ろから支えるようにカーブした脚の曲線が良いシルエット。


高さ33cmの518型ラッシ編みスツールをオットマンのように組み合わせて配置しても素敵。


ビームス 神戸スタッフ安本も#521L型アームチェアに#514型ラッシスツールを組み合わせていました。




|517型ラッシチェア|

<松本民芸家具>517型ラッシチェア
価格:¥99,000(税込)
商品番号:66-91-0189-079


英国伝統の椅子に多く見られる、はしご状の背もたれデザイン。こちらは4段のラダーと角脚が特徴の“517型ラッシチェア”です。

4段のラダーはシンプルな飾りも美しいですね。

コンパクトな背もたれの幅に対し、座面は台形で膝周りにはゆとりがあります。


こちらもスタッフ安本が愛用する長く使い込んだ#63型ラダーバックチェア。


ここまで色が透け、深い色艶になるまでは長い時間を要しますが、暮らしの中で座って拭きあげてを繰り返し、育ててゆくのも所有する醍醐味です。


もともと浜松で盛んに生産されていた太藺草は、シート状に編まれたものを割物などの緩衝材として使用されていました。

柔らかな皮の中に海綿体が詰まった太藺草は、その柔らかさが強さに繋がり固くしまっていきます。


青から茶、そして徐々に飴色へと移ろう、どの瞬間も美しい発色であることも太藺草だからこその特色で、他の類似した草では表現できないと伺いました。

ぜひ、長くそばに置き、その変化をお楽しみいただきたいです。



会期は8/15(日)まで。

期間中、開催店舗(ビームス公式オンラインショップ含む)にて<松本民芸家具>をご購入またはオーダーいただいたお客様に限り、BEAMS CLUBポイントが2倍になるキャンペーンを実施します。(※ポイントアップ分は有効期限が3ヶ月の期間限定ポイントです。

この機会にぜひ<松本民芸家具>のプロダクトに触れてみてください。


▶︎これまでのイベントブログはこちらから


『松本民芸家具 Forming the Folk Art Interior』
会期:7/31(土)-8/15(日)
場所:BEAMS JAPAN 5階 fennica STUDIO


<fennica>に纏わるモノ、コトを発信していくコンテンツ“fennica things”vol.02「松本と松本民芸家具」もぜひご覧ください。




Mori

ラッシチェアのお話-松本民芸家具 Forming the Folk Art Interior-

先週末よりスタートした、<松本民芸家具>企画展『松本民芸家具 Forming the Folk Art Interior』。

手仕事の力強さ溢れる、がらりと様変わりした店内を皆様に楽しんでいただけて嬉しい限りです。店内の様子はこちら


今回は本展でフォーカスを当てた「ラッシシリーズ」についてのお話を。


まだ畳に座卓が当たり前だった時代より、民藝運動の同人の助力を得ながら、東西の伝統を活かした新しいものづくりの可能性を切り開いてきた<松本民芸家具>。

ウィンザーチェアとともに代表的な仕事の一つであるラッシシリーズですが、素材探しや日本の家具作りの伝統技法に無かったラッシ編みの習得は難を極めたそう。


手探りの中で、素材は当時陶磁器などの緩衝材に用いられていた水草の一種、太藺(ふとい)草に着目。ラッシ編みは濱田庄司から蒐集品の古いラッシチェアが提供され、その解体と再生により技術習得されました。


その後多くの民藝運動同人による助力により名作が次々と生まれ、<松本民芸家具>を代表する製品へと成長していきます。

このブログをご覧の方なら日本民藝館に足を運んだことのある方も多いでしょう。

民藝館の彼処に置かれた<松本民芸家具>のラッシチェアに腰掛けたことはありますか?

長年使い込まれたラッシチェアは固く締まり、艶のある飴色でとても美しいですよね。

これが太藺草、そして職人の手仕事による魅力。


既に編まれた(縒られた)ロープやペーパーコードを用いた椅子とは違い、ラッシは職人が力を込めて草を縒りながら直接座枠に編み込んでいくため、非常に緩みの少ない仕上がりになるんですね。

<松本民芸家具>で初期に作られたラッシチェアは約80年経ったものも現役と言いますから、次の代へ受け継ぎながら歴史を刻むことができることでしょう。


こちらはビームス 神戸スタッフ安本が愛用する使い込まれた#63型ラダーバックチェア。ラッシの経年変化とともに背のラッカー塗装も色が透け良い雰囲気ですね。


実はこのラッシシリーズ、時代と共に生産農家が減少し、素材枯渇による生産存続の危機を乗り越えているんです。

唯一の生産農家も廃業せざるを得なくなった5年前、この仕事を絶やすまいと自社で生産することを決意。


静岡で生産されていた太藺草を、長野の寒い土地で同じように育てるには試行錯誤を重ねたそうですが、現在では生産も安定し、板座の家具と同じ程の納期で仕上げられるようになりました。

先頃<松本民芸家具>の池田素民さんが百貨店での催事を終え、新宿に立ち寄ってくださいました。


今年の太藺草の刈り取りは今週行われるとのこと。暑い中で大変な重労働だと思います。しかしこの汗水垂らす経験が、ものづくりは原材料を生産する方々の仕事の上で成り立つものだと改めて学ぶ機会になったのだそう。そして、この生産者の努力こそ民藝を残していくために伝えるべきこととお話しされる姿が印象的でした。


本展ではラッシの刈り取りから職人が編み込む映像をご覧いただけます。ご来店が難しい方も<松本民芸家具>公式YouTube「松本民芸家具の日々」でラッシ編みの仕事をご覧になってみてください。こちら

<松本民芸家具>の歴史と共に丁寧なものづくりの背景を知ることで、製品の奥行きがより深く感じられることでしょう。

今回ご用意したラッシシリーズは7型。

<松本民芸家具>#512型寝椅子
価格:¥400,400(税込)
商品番号:66-91-0191-079


<松本民芸家具>#517型ラッシチェア
価格:¥99,000(税込)
商品番号:66-91-0189-079



<松本民芸家具>#519型長スツール
価格:¥198,000(税込)
商品番号:66-92-0125-079



<松本民芸家具>520型ラッシチェア
価格:¥124,300(税込)
商品番号:66-91-0188-079



<松本民芸家具>#514型ラッシスツール
価格:¥88,000(税込)
商品番号:66-92-0123-079


<松本民芸家具>518型スツール
価格:¥66,000(税込)
商品番号:66-92-0052-079



<松本民芸家具>#222鞍型スツール
価格:¥90,200(税込)
商品番号:66-92-0126-079


詳しくは次回のブログでご紹介します。



期間中、開催店舗(ビームス公式オンラインショップ含む)にて<松本民芸家具>をご購入またはオーダーいただいたお客様に限り、BEAMS CLUBポイントが2倍になるキャンペーンを実施します。(※ポイントアップ分は有効期限が3ヶ月の期間限定ポイントです。


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『松本民芸家具 Forming the Folk Art Interior』
会期:7/31(土)-8/15(日)
場所:BEAMS JAPAN 5階 fennica STUDIO


<fennica>に纏わるモノ、コトを発信していくコンテンツ“fennica things”vol.02「松本と松本民芸家具」もぜひご覧ください。




Mori

始まりました-松本民芸家具 Forming the Folk Art Interior-

いよいよ<松本民芸家具>の企画展、松本民芸家具 Forming the Folk Art Interiorが始まりました。




昭和23年に創業し、民藝同人の影響を受けながら、“美しく質実剛健な木製家具”を作り続ける<松本民芸家具>。

11年ぶりの企画展を皆さまへお届けできることに、私達も胸が高鳴っております。





この度フォーカスを当てる「ラッシシリーズ」は、本展のためにご用意した寝椅子や長スツール、椅子など7型が揃う充実のラインアップ。




<fennica>ディレクターの依頼から誕生したロッキングチェア“fennica Rocker”や、BEAMSカラーと名付けたワントーン明るいラッカー塗装など、当初から紹介している<fennica>だけの特別なプロダクトも揃います。


そして、<松本民芸家具>の手仕事の持つ力強さと、アフリカンクラフトのプリミティブな力強さとが合わさったインテリアは、今<fennica>が提案したいスタイル。

手仕事の力強さに溢れる空間をぜひご堪能ください。


期間中、開催店舗(ビームス公式オンラインショップ含む)にて<松本民芸家具>をご購入またはオーダーいただいたお客様に限り、BEAMS CLUBポイントが2倍になるキャンペーンを実施します。(※ポイントアップ分は有効期限が3ヶ月の期間限定ポイントです。


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『松本民芸家具 Forming the Folk Art Interior』
会期:7/31(土)-8/15(日)
場所:BEAMS JAPAN 5階 fennica STUDIO


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Mori

松本民芸家具とfennica-松本民芸家具 Forming the Folk Art Interior-

神戸にて開催の『柴田雅章と3人の弟子たち展』は先週末で終了。

ご好評の声は東京まで届いておりました!誠にありがとうございました。


先日のブログでご案内しましたが、次なる企画展は『松本民芸家具 Forming the Folk Art Interior』。<松本民芸家具>の企画展は実に11年ぶりで、久々の家具を軸としたイベントです。


2009年秋より取り扱いをスタートした<松本民芸家具>。それまでの<fennica>は、北欧のテーブルに民藝の器を置くようなミックススタイルを提案してきたこともあり、スタッフから見ると<松本民芸家具>の取り扱いは大きな変化に思えました。

取り扱いに至るきっかけは遡ること15年前、<fennica>ディレクター エリスと北村が自宅用にオーダーした一脚のロッキングチェアにあります。

当時、新大陸に興味を持っていたエリスは、60年代のアイビーリーグに通う学生のファッションとともにキャンパスに置かれた家具にも注目していました。


アイビーリーガーたちを囲むイギリスに源流をおいたテーブルや椅子。様々なジャンルをフラットな目線で見てきた二人にとって、アイビーファッションとウィンザーチェアの組み合わせから<松本民芸家具>へ繋がるのは自然なことだったのです。


今日も変わらず手作りでウィンザーチェアを作り続ける優秀な工場は世界中探しても<松本民芸家具>しかない…

二つの椅子を掛け合わせたものが作れないかという相談から生まれた個人オーダーのロッキングチェアは、ぜひ皆さんにもご覧いただきたいと、2009年9月<松本民芸家具 × fennica>のプロダクト“fennica Rocker”として初お披露目されました。

その時にインターナショナルギャラリービームスで開催したイベントが『BROWN BLUE WHITE』。


<松本民芸家具>を中心に、ラオスで作られる草木染めの布や<ANATOMICA>のジーンズ、<出西窯>をはじめとする陶器とが並べられ、“松本民芸家具の茶”、“藍染の青”、“陶器の白”の3色で構成した企画展でした。

手刷毛で施される木地を活かしたラッカー塗装は、手仕事による陶器の釉薬が均一でないことや、使い込むほどに味わいを増していくデニムに通ずる…そんな重なりを表現した展示でもあったんですよね。


翌年2010年4月には『ロッキングチェアのある暮らし』と題し、“fennica Rocker”とともに<松本民芸家具>既存のロッキングチェア8脚を並べた企画展を開催しました。


「TAKE IVY」をイメージしたビューローとロッキングチェアを並べたコーナー。


こちらは<Bruno Mathsson>、<WOOD NOTES>などのスカンジナビアデザインと<松本民芸家具>のミクスチャースタイル。アクセントとしてアフリカンワックスプリントを天井から下げています。

久々に10年前の展示を見返しましたが、時間の経過という意味で懐かしさは感じつつ、今見ても色褪せないものがあります。

この頃の展示にもアフリカの匂いというのは漂っていたんですよね。


こちらは民藝の先駆者、染色家 芹沢銈介の自邸。日本の民藝にアフリカンクラフトをはじめ世界各地の民藝がミックスされています。


ヨーロッパで高く評価されていたアフリカンクラフトを、芹沢銈介は日本でいち早く取り入れていたんですね。エリスと北村はこの芹沢銈介のスタイルから大きく影響を受けているのです。そして、このスタイルは今後更に重要になっていくと話しています。


7/31(土)からスタートする『松本民芸家具 Forming the Folk Art Interior』では、<松本民芸家具>を中心にアフリカをはじめとするクラフトとのミクスチャースタイルを表現いたします。

<松本民芸家具>と<fennica>の今を、ぜひご堪能ください。

『松本民芸家具 Forming the Folk Art Interior』
会期:7/31(土)-8/15(日)
場所:BEAMS JAPAN 5階 fennica STUDIO


<fennica>に纏わるモノ、コトを発信していくコンテンツ“fennica things”vol.02「松本と松本民芸家具」もぜひご覧ください。




Mori

『<松本民芸家具>Forming the Folk Art Interior』開催します!

皆様こんにちは。


今回は、7月末から開催するイベントのお知らせです!









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<松本民芸家具>Forming the Folk Art Interior

  

この度<fennica>では 新宿「ビームス ジャパン」5Fの「fennica STUDIO」にて、20104月以来11年ぶりに<松本民芸家具>の企画展を開催します。



今回は素材調達の難しさという課題を企業努力によって乗り越え、生産を安定させた「ラッシシリーズ」にフォーカス。

同時に注目する「ウィンザーチェア」や、長き渡ってご紹介を続けてきた「スラント書棚」をはじめ<fennica>厳選の充実したラインアップを取り揃えます。

期間中、対象の松本民芸の家具をご購入・オーダーいただいたお客様に限り、BEAMS CLUBポイントが2倍になるキャンペーンを実施します。



さらに特別にピックアップした数々のアフリカン民芸品も取り揃えて展示・販売いたします。


この機会に優れたプロダクト達が持つエネルギーを肌でご体感ください。



<松本民芸家具>

昭和23年創業、長野県松本市を拠点に活動する日本を代表する民芸家具メーカー。

熱心な民藝運動家だった創始者 池田三四郎は、柳宗悦やバーナード・リーチとも親交が深く、古典的な西洋家具の写しに留まらず、彼らの監修品など数々の名作を残しました。

現在でも一貫してミズメザクラなどの国産材に拘り、木取から組み立て、塗装、座面のラッシ編みなどすべての工程において熟練職人が手作業で行われ、

美しく質実剛健な木製家具を作り続けています。




開催期間 2021731日(土)〜815日(日)

開催店舗 ビームス ジャパン(新宿)5Ffennica STUDIO

     ビームス公式オンラインショップ




BEAMS CLUB「ダブルポイントキャンペーン」

開催期間 2021731日(土)〜815日(日)

対象店舗 ビームス ジャパン(新宿)5Ffennica STUDIO

     ビームス公式オンラインショップ

対象商品 <松本民芸家具>店頭展示モデル各種




オーダーでのご注文のポイントは商品お渡し時の付与となります

2倍となるポイントは3ヶ月間の期間限定となります     

詳細はスタッフまでお問い合わせください

 

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個人的にも大好きな<松本民芸家具>。今回は、企画展を約11年ぶりに開催します!




ラッシシリーズにフォーカスした内容ですが、先ず始めのブログでは、<松本民芸家具>を使ったスタッフのリアルな自宅風景をご紹介していきますね。





こちらは、ディレクター エリス・北村の数年前のロンドン自宅。
fennicaで松本民芸家具の取り扱いが始まるきっかけとなった、<松本民芸家具 × fennica>フェニカロッカー。バーナードリーチ監修、508D型ウィンザーチェアをベースに、ロッキングチェアとして別注で製作して頂いた物です。









私、渡辺もこの椅子を愛用しています。

食卓テーブルに馴染む大きさで、在宅ワークにも丁度良い。











松本民芸家具 × fennica / 別注 フェニカロッカー
カラー:別注色
価格:¥156,200(税込)
商品番号:66-91-0091-079









リビングに移動して、同じく<松本民芸家具>コムバックアームチェアと合わせても使っています。木目の穏やかなチーク材のヴィンテージテーブルにも馴染みますね。









続いて、fennica別注色の22型スツール。このようにサイドテーブルとしても。

松本民芸家具 / fennica別注色 22型 スツール
カラー:別注色
価格:¥26,400(税込)
商品番号:66-92-0089-079








ディレクター エリスは、花器と合わせて。






アフリカの民芸品とのミックス。








最後は、エリスが現在住んでいる日本の自宅の全体像をお見せします。ここで活躍するのが<松本民芸家具>スラント書棚。

松本民芸家具 / fennica別注色 スラント書棚
カラー:別注色
価格:¥110,000(税込)
商品番号:66-97-0020-079





色々な物が所狭しと並んでおりますが、、






中でも今注目しているのはアフリカンアートとのミックスです。









今回、普段は店頭に並ばない<松本民芸家具>ラッシシリーズやウィンザーチェアに、アフリカ民芸品を組み合わせた、新たな<fennica>スタイルをご提案いたします。









肝心のラッシアイテムですが、こんな大物も入ってきますよ。









イベントに展示する商品は、また追ってご紹介していきますので、楽しみにお待ち下さい!









では今回はこの辺で。





Watanabe Tsubasa