ヨカポイカと民藝 Stripes & Colors ~Marimekko with BEAMS JAPAN~

いよいよ本日よりスタートした『Stripes & Colors ~Marimekko with BEAMS JAPAN~』

<fennica>では欠かせない普遍的なアイテム、<Marimekko>「Jokapoika」にフォーカスを当て、“Stripes & Colors”をテーマに集めた手仕事とともにその魅力をご紹介いたします。

「Jokapoika」の特色の一つに、テキスタイルプリント「Piccolo」の、色を重ねる印刷工程があります。


有機的な2色の線が重なり3色目の線が現れる、色の組み合わせの素晴らしさ。このストライプと色の重なりから連想させる美しい手仕事の数々を集めました。


ターコイズとグリーンのヨカポイカは…


飴釉と緑釉を流し掛けた<小鹿田焼 坂本浩二窯 × fennica>5寸皿。<小鹿田焼>最初期に作られていた掛け分け皿を<坂本浩二窯>にて製作していただいた平皿で、異なる釉薬の色の重なりに「Jokapoika」をイメージしています。



ペトロールグリーンとダークグレーのヨカポイカは…


同じく釉薬の重なりから、<中井窯 × fennica>三色染め分け皿をイメージ。鳥取民藝館に収蔵されている明治中期19世紀の<因久山焼>の三彩皿をもとに製作を依頼しており、“きれいに荒れた”ゆらぎのある線が「Jokapoika」の有機的な線に重なります。



濃淡のレッドのヨカポイカは…


松﨑修さんによる漆器。今回の“Stripe & Colors”をイメージして<fennica>のために特別に製作していただきました。手仕事で刳り貫き形成される木地はあたたかみのある線が生まれます。また、朱漆の下には黒漆が黒漆の下には朱漆が塗られているため使うほどに下の色が透け深みが出ていく…そんな漆の重なりにもリンクしています。



ダークレッドとライトブラウンのヨカポイカには…


朱漆と錫粉を蒔いた角盆。上から塗られた拭漆によって黄味が強まり、一見金漆のように見える華やかなストライプです。



ブラウンとベージュのヨカポイカは…


七尾佳洋さんによる練り込みの6寸皿を思い浮かべます。白い土と黒い土を仕込み、板状にスライスした土を交互に重ねて寝かし、スライスした断面にはゆらぎのある線が生まれます。



ネイビーとブラウンのヨカポイカは…


七尾佳洋さんによる鎬のマグ。飴釉が鎬の凹みに溜まり、濃淡の表情が生まれます。その色の具合に「Jokapoika」の線を感じますね。



ベージュとホワイトのヨカポイカは…


白釉鎬のマグ。鎬の凹凸によって影が生まれる姿が「Jokapoika」の柔らかな線と重なります。



ライトグレーとホワイトのヨカポイカは…


同じく七尾佳洋さんのティーキャディー。色目が見事にリンクしていますね。



ライトグリーンとライトグレーのヨカポイカは…


<浦富焼>の線彫の蕎麦猪口。爽やかな青磁釉を掛け、線彫の溝に溜まり生まれたさり気ない線のコントラストに「Jokapoika」を連想します。



ブラックとブラウンのヨカポイカは…


<浦富焼>の6寸皿。黒刷毛に線彫で地色を出した表情は、ブラックとブラウンのムラが見て取れ、「Jokapoika」の色目に似ています。



ブラックとベージュのヨカポイカは…


同じく<浦富焼>の花器。手仕事ならではの線や、どこか北欧のデザインを思わせるモダンな表情も相まって選びました。



ブラックとブラウンのヨカポイカは…


<濱田窯>の蝋抜湯呑。蝋でマスキングした湯呑に、益子ならではの柿釉を掛けることで、焼成後に地色とのストライプが生まれます。



ブラウンとネイビーのヨカポイカは…


同じく<濱田窯>の筒花入。蝋抜きの有機的な筆の細太は、「Jokapoika」の線のよう。



ターコイズとベージュのヨカポイカは…

<桂樹舎>のペン立て。型染め和紙の縞模様も線のゆらぎに「Jokapoika」を連想します。鮮やかなターコイズがきれいです。



ブルーとホワイトのヨカポイカは…


<桂樹舎>の名刺入れ。ブルー、ブラック、ホワイトの並びが「Jokapoika」のような目を惹くコントラストに。



濃淡のグリーンのヨカポイカは…


<桂樹舎>のハガキ箱。イエローから透けて見えるグリーンが「Jokapoika」の印刷工程による色の重なりを思わせます。



人の手による温かみを感じる“Stripes & Colors”。フィンランドと日本の素晴らしいデザインとクラフトをぜひ『Stripes & Colors ~Marimekko with BEAMS でご堪能ください。


「Jokapoika」シャツをご購入のお客様へ、<桂樹舎>の縞模様の型染め和紙で製作した缶バッジと「Jokapoika」のテキスタイルプリントで製作した缶バッジをノベルティとしてご用意しました。


Jokapoika」の缶バッチ1点と<桂樹舎>の缶バッチ1点の計2点をお配りいたします。※数量限定のため、無くなり次第終了とさせていただきます。




『Stripes & Colors ~Marimekko with BEAMS JAPAN~』
会期:10/11(金)-10/27(日)
場所:BEAMS JAPAN 5階 fennica STUDIO
*10/11(金)-10/24(木)までマリメッコ表参道店でも同内容のイベントを開催いたします。

◼︎会期中お取り置き・お取り寄せ・通信販売不可とさせていただきます。予めご了承くださいませ。



Mori



ブログ内に記載の価格は、記事公開時のものであり、変更する可能性がございます。

ヨカポイカと私 vol.2 Stripes & Colors ~Marimekko with BEAMS JAPAN~

開催目前となりました、『Stripes & Colors ~Marimekko with BEAMS JAPAN~』

<Marimekko>を代表するデザインであり、<fennica>のエッセンシャルアイテムである「Jokapoika」にフォーカスを当て、“Stripes & Colors”をテーマとしたイベントがいよいよ始まります。

1956年に誕生以来、デザイナーやアーティスト、建築家と、スタイルを持つ人々に愛されてきた「Jokapoika」。もちろん、私たちBEAMSスタッフもそのアイコニックなデザインに魅了されてきました。

今回のブログでは、前回のブログ「ヨカポイカと私 vol.1」に続き、「Jokapoika」を軸としたBEAMSスタッフのセルフスタイリングをご覧いただきましょう。



長谷部慎之介 / BEAMS PLUS MD


ワークやミリタリーといった粗野なアイテムと着込んで表情の出た「Jokapoika」がマッチしたスタイリング。


「アメリカっぽいものと合わせて、ちょっと土臭さを消すというか。そんな感じです。」


Shirt:Marimekko “Jokapoika”
Jacket : Unlikely
Pants : BEAMS PLUS
Shoes : ALDEN


菊水美久 / Vermeerist BEAMS STAFF


「いつもリボンのブラウスを着ているんですけど、柄合わせが好きなのでストライプとドットとフリル‥大好きなフリルとちょっとゴツめのブーツで合わせてみました。」


Shirt:Marimekko “Jokapoika”
Blouse:Vermeerist BEAMS
Pants:Vermeerist BEAMS
Shoes:KIDS LOVE GAITE


ピンとした大きなリボンと愛らしいフリルでドレスアップ。「Jokapoika」とブラウスの生地違いで、アザーカットも。





齋藤龍治 / BEAMS ROPPONGI STAFF


「Jokapoika」の美しいカラーリングが映えるカラーバランスと緩急を意識したスタイリング。


「自分は普段ドレススタイルがベースなので、それに対してちょっとリラックスができる雰囲気で。裾もタックアウトしてサンダルでコーディネートしました。」


Shirt:Marimekko “Jokapoika”
Jacket : Alfonso Sirica
Pants : IGARASHI TROUSERS
Shoes : F.LLI Giacometti


いかがでしたでしょうか?

<fennica>だけでなく、レーベルを越え様々な個性を持つスタッフへ声を掛け、幅の広いLOOKをお届けできたことと思います。

ぜひお気に入りの「Jokapoika」を見つけて、思い思いの着こなしをお楽しみいただけたら。



<Marimekko>Jokapoika VINTAGE
カラー:Assort
サイズ:34〜50
価格:¥33,000(税込)〜



Jokapoika」の缶バッチ1点と<桂樹舎>の缶バッチ1点の計2点をお配りいたします。※数量限定のため、無くなり次第終了とさせていただきます。


また、初日10/11(金)20:30より、イベントについてご紹介するインスタライブを行います。ぜひ<fennica>オフィシャルアカウントからご視聴ください。▶︎こちら



『Stripes & Colors ~Marimekko with BEAMS JAPAN~』
会期:10/11(金)-10/27(日)
場所:BEAMS JAPAN 5階 fennica STUDIO
*10/11(金)-10/24(木)までマリメッコ表参道店でも同内容のイベントを開催いたします。

◼︎会期中お取り置き・お取り寄せ・通信販売不可とさせていただきます。予めご了承くださいませ。



Mori



ブログ内に記載の価格は、記事公開時のものであり、変更する可能性がございます。

ヨカポイカと私 vol.1 Stripes & Colors ~Marimekko with BEAMS JAPAN~

『Stripes & Colors ~Marimekko with BEAMS JAPAN~』は、いよいよ明日よりスタート。

<Marimekko>の代表作であり<fennica>にとって欠かせないアイテム、「Jokapoika」にフォーカスを当て、<fennica>のフィルターを通してご紹介いたします。

前回のブログにて「Jokapoika」についてご紹介いたしました。

1956年に誕生したタイムレスなデザイン。アーティストやデザイナー、建築家に愛されてきた「Jokampoika」は、スタイルを持った人々がそれぞれの着こなしを楽しむ姿が印象的に思い浮かびます。

そんな「Jokampoika」は、私たち<fennica>スタッフはもちろんのこと、BEAMSスタッフでも愛用者多数。


今回はアイコニックな「Jokampoika」の幅広い着こなしを個性豊かなスタッフのスタイリングを通してご紹介したいと思います。


渡辺翼 / fennica BUYER

ナチュラルカラーのグラデーションコーディネートで、「Jokapoika」のストライプがさり気なく引き立つようなスタイリング。

モールスキンのジャケットとチノパンを合わせた等身大の日常着のスタイルで今回はコーディネートしてみました。ビームスでは20年以上前から取り扱いをしているヨカポイカのシャツですけども、合わせる人によって何通りものスタイルを感じられるアイテムで、ビームスにとっても、フェニカにとっても、必要不可欠なアイテムです。」

Shirt:Marimekko “Jokapoika”
Jacket:ANATOMICA
Pants:TATAMIZE × fennica
Shoes:J.M. WESTON


君島聡子 / Project Management MANAGER


ノスタルジックなキルティングベストと「Jokapoika」のカラーをリンクさせたスタイリング。


懐かしい感じと、普通の人と違う着方が好きなので、ちょっとこんな合わせにしてみました。」

Shirt:Marimekko “Jokapoika”
Vest:古着
Pants:CATHRI /上に巻いた巻物:the khaki
Shoes:Nike


中島信司 / Men’s Dress VMD


トーンを抑えたコーディネートに「Jokapoika」のストライプとカラーをポイントに差したスタイリング。


10、15年ぐらい前にヘルシンキのアアルトのカフェに行った時に、お店の人が普通にセーターに襟だけ出して着てたのがなんか良いなと思って。それで自分も着てみようかなと思いました。」


Shirt:Marimekko “Jokapoika”
Jacket:CINQUANTA
Knit : BEAMS F
Pants:OUT OF TRAD
Shoes:POLPETTA


小野一樹 / Photo Creative STAFF


サイズとカラーの異なる「Jokapoika」をレイヤーし、定番アイテムを自由にスタイリング。


「初めて知ったのは入社当初先輩が着ていて、それを譲り受けたのがきっかけで知って。これだけ伝統のあるものなので、ちょっと自由度の高い二枚重ねというコーディネートを組んでみました。」


Shirt:Marimekko “Jokapoika”
Pants:International Gallery BEAMS
Shoes:F.LLI.Giacometti


使い手によって広がる「Jokapoika」の着こなし。

ぜひ、vol.2もお見逃しなく。



<Marimekko>Jokapoika VINTAGE
カラー:Assort
サイズ:34〜50
価格:¥33,000(税込)〜



Jokapoika」の缶バッチ1点と<桂樹舎>の缶バッチ1点の計2点をお配りいたします。※数量限定のため、無くなり次第終了とさせていただきます。


また、初日10/11(金)20:30より、イベントについてご紹介するインスタライブを行います。ぜひ<fennica>オフィシャルアカウントからご視聴ください。▶︎こちら



『Stripes & Colors ~Marimekko with BEAMS JAPAN~』
会期:10/11(金)-10/27(日)
場所:BEAMS JAPAN 5階 fennica STUDIO
*10/11(金)-10/24(木)までマリメッコ表参道店でも同内容のイベントを開催いたします。

◼︎会期中お取り置き・お取り寄せ・通信販売不可とさせていただきます。予めご了承くださいませ。



Mori



ブログ内に記載の価格は、記事公開時のものであり、変更する可能性がございます。

マリメッコとフェニカ Stripes & Colors ~Marimekko with BEAMS JAPAN~

いよいよ今週末よりスタートする『Stripes & Colors ~Marimekko with BEAMS JAPAN~』ディレクター 菊地のブログに続き、イベントについてご紹介したいと思います。


フィンランドのデザインハウス<Marimekko>と<fennica>は長きに渡るお付き合いがあり、2001年に<fennica>の前身レーベルである<BEAMS MODERN LIVING>に於いて開催した「Marimekko展」(at 原宿 BEAMS NEWS)をはじめとし、日本上陸前から大切にご紹介してきました。

今回、<fennica>のエッセンシャルアイテムとして20年以上セレクトし続けている<Marimekko>の代表作「Jokapoika(ヨカポイカ)」に改めてフォーカスを当て、<fennica>のフィルターを通してご紹介いたします。

Jokapoika」は、1953年にVuokko Eskolin-Nurmesniemiによってデザインされたテキスタイル「Piccolo」を用い、同じくVuokko Eskolin-Nurmesniemiによって1956年にデザインされました。

もともと「Jokapoika」=すべての少年たちという名のメンズ向けシャツでしたが、その後<Marimekko>で初めてのユニセックスアイテムとなり、今日まで800以上のカラーバリエーションが作られています。



色を重ねる印刷工程によって、有機的な2色の線が重なり3色目が現れる、素晴らしい色の組み合わせを生み出したVuokko Eskolin-Nurmesniemiによる「Piccolo」。この印刷技術は<Marimekko>の特色の一つにもなっています。


今回ご用意する「Jokapoika」シャツは、フィンランドから集めてきたヴィンテージ。カフスや裾、サイドのラインであったり、生地の質感、タグのデザインと、年代によって異なる表情が見られます。もちろん、カラーバリエーションも。

時代を越えて愛されるプロダクトデザインによく見られますが、Jokapoika」も長い年月の中で変化があり、私たちが感じているその魅力を、ヴィンテージを集めてご紹介できることとなりました。














<Marimekko>Jokapoika VINTAGE
カラー:Assort
サイズ:34〜50
価格:¥33,000(税込)〜


テキスタイルの良さを存分に楽しめるパターンや小さめの襟にメタルボタン。フィンランドならではの美しい色遣い。

アイコニックな名作「Jokapoika」の魅力を、ぜひヴィンテージの中から再発見しにいらしてください。


Jokapoika」シャツをご購入のお客様へ、とっておきのノベルティを準備いたしました。


Jokapoika」の缶バッチ1点と<桂樹舎>の缶バッチ1点の計2点をお配りいたします。※数量限定のため、無くなり次第終了とさせていただきます。




テキスタイルプリントと型染め和紙の“Stripes & Colors”。ぜひお気に入りを一つずつ、「Jokapoika」につけたスタイリングもお楽しみください!


また、初日10/11(金)20:30より、イベントについてご紹介するインスタライブを行います。ぜひ<fennica>オフィシャルアカウントからご視聴ください。▶︎こちら



『Stripes & Colors ~Marimekko with BEAMS JAPAN~』
会期:10/11(金)-10/27(日)
場所:BEAMS JAPAN 5階 fennica STUDIO
*10/11(金)-10/24(木)までマリメッコ表参道店でも同内容のイベントを開催いたします。

◼︎会期中お取り置き・お取り寄せ・通信販売不可とさせていただきます。予めご了承くださいませ。



Mori



ブログ内に記載の価格は、記事公開時のものであり、変更する可能性がございます。

Marimekkoとの共同イベント、『Stripes & Colors 〜Marimekko with BEAMS JAPAN〜』を開催致します!

皆様こんにちは。

あっという間に10月、少しずつ涼しくなってきましたね。そんな秋の始まりにぴったりなイベントをご紹介させてください。





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〈Marimekko〉のヴィンテージシャツが一堂に揃う
『Stripes & Colors 〜Marimekko with BEAMS JAPAN〜』を開催致します。

“デザインとクラフトの橋渡し”をテーマに、世界の良品を紹介する〈fennica〉。 この度、フィンランドのファッションブランド〈Marimekko(マリメッコ)〉と「BEAMS JAPAN」 5Fの「fennica STUDIO」による共同イベントを開催します。
「ヨカポイカ」という〈Marimekko〉の代表作であるシャツに注目し、そのデザインから、"ストライプ"と"色の重なり"というテーマを元に〈fennica〉が得意とする民芸品や工芸品をご用意。また、今回のイベントの為に「ヨカポイカ」のヴィンテージシャツも数量限定で展開します。
さらに、2024年10月11日(金)〜10月24日(木)の期間に同内容の『Stripes & Colors 〜Marimekko with BEAMS JAPAN〜』を「マリメッコ表参道店」にて開催します。 ぜひこの機会にご覧ください。


開催期間
2024年10月11日(金)〜10月27日(日)
開催店舗
ビームスジャパン(新宿)5階「fennica STUDIO」

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わたしたちにとって大切なブランドである<Marimekko(マリメッコ)>との共同イベント、何か一緒にできないかとお声掛けを頂いた時は、驚いたとともに本当に嬉しい気持ちでした。

世界的に人気のあるブランドであり、特に日本での人気も言わずもがな。わたしたちのお店ではコレクションを広げるのではなく敢えて狭めて、アイコニックなヨカポイカのシャツとタサライタのカットソー、そしてインテリア雑貨に絞った展開にして数年が経ちました。





『ヨカポイカ』は<Marimekko(マリメッコ)>が初めてユニセックスアイテムとして展開したもので、1950年代からのロングセラーです。
何百色もの組み合わせがあり、色鮮やかな展開で何枚も集めたくなるアイテムなのですが、わたしたちのお店では時代も性別も越える、タイムレスなデザインの象徴として長年取り扱わせてきて頂いておりました。

少しずつ変化していく時代の中で、これだけは変えないようにしておこう、わたしたちのお店づくりの基本になるようなアイテムにしていこう、と考えていたところだったので、今回『ヨカポイカ』に注目したイベントを行えることを大変嬉しく思います。

また、今回はわたしたちの得意としている工芸品と合わせて打ち出すことで新しい魅せ方ができると思い提案させて頂きました。

『ヨカポイカ』のストライプは2色のストライプを重ねて3色目の色が浮き上がるように計算されているのですが、工芸品の釉薬が重なって色が変わるところと似ているなと感じ、そういったものを集めてみました。





その他にもストライプにちなんだデザインの工芸品も集まってきております。陶器だけでなく和紙や木工品など、様々なアイテムが揃っているのでぜひこちらも楽しみにお待ちいただければ嬉しいです。






今回はノベルティのご用意にも気合が入っていて、可愛いものが出来上がりました。こちらも改めてご紹介させてください。

また、ビームススタッフによるスタイリングも徐々に提案していきたいと思います。

まだまだご紹介が足りないところですが、今回はここまでに致します!


引き続きどうぞご注目ください。


Kikuchi Yuri





アイヌ クラフツ for fennica

<fennica>では、新宿にてアイヌ クラフツ-貝澤徹と若き作り手達-を開催中ですが、あわせてご覧いただきたい“アイヌ クラフツ”がございます。

アイヌ工芸作家 木村多栄子さんと彫金作家 下倉洋之さんとのコラボレーションで製作することができた“ポンサラニプ”です。


<木村多栄子 × Ague × fennica>ポンサラニプ/オヒョウ
カラー:ウタサ,アイウシモレウ
価格:¥39,600(税込)
商品番号:56-61-0277-466

<木村多栄子 × Ague × fennica>ポンサラニプ/ヘンプ
カラー:ウタサ,アイウシモレウ
価格:¥22,000(税込)
商品番号:56-61-0276-466


アイヌの人々が山菜などの収穫物や作業道具の持ち運びに使っていた伝統的な民具“サラニプ”=編み袋。この民具をもとにスマートフォンが入る、小さな(=“ポン”)ポシェット、“ポンサラニプ”を製作していただきました。


5年前<fennica>で特別にオーダーしたトートの形に続く新たなポシェット。その際と同様、アイヌ文化を継承しながらも、その時々の生活スタイルにフィットするサラニプを表現していただきました。

素材は、右側がオヒョウ、左側はヘンプです。


アイヌ クラフツ-貝澤徹と若き作り手達-にて展示している北海道の伝統工芸品「二風谷アットゥㇱ」でも用いられ、サラニプの代表的な材であるオヒョウ。




通気性に優れ、水に強く丈夫な素材あることから、江戸時代には本州との重要な交易品とされていました。原料であるオヒョウの樹皮の内皮の調達から糸になるまでには途方もない工程を要します。


ショルダーには木村さんが所有していた藍色の古い着物からあつらえた紐を。

ヘンプは、手で撚ることで不揃いな太さとなり有機的な表情です。オヒョウの風合いに近づけながらも、オヒョウに比べ素材の調達のし易さがあり、より多くの方へお届けできる素材です。


こちらはショルダーまでヘンプで、染まった糸が混じり合う三つ編み紐に。

そして、アクセントに取り付けたコンチョは<Ague>下倉洋之さんによるもの。


“ウタサ”は、“ウ”=互いに/“タサ”=交わるを意味する十文字。


“アイウㇱモレウ”は、“アイ”=刺/“ㇱ”〜がつく/“モ”=静か/“レウ”=曲がる…と、棘がついた渦巻きを意味する文様です。下倉さんの手仕事による細やかな彫り目から、一つひとつに力強さを感じます。

こちらが木村多栄子さん。


北海道浦河町でアイヌの祖母と母から伝統的な歌や踊り、手仕事を教わりながら育った木村さん。高校卒業後は札幌から兵庫、アメリカと渡り歩いた末、白老郡にてアイヌ文化の伝承者育成事業1期生に。現在は旭川チカップニ・アイヌ民族文化保存会の一員としてイベントや学校訪問などで歌や踊りも披露されています。


木村さんには昨年、お馴染み神戸の帽子ブランド<cableami>のウールベレーにアイヌ文様を刺繍するスペシャルアイテムも製作していただきました。


昨年は写真のNAVYをご紹介しご好評でしたが、今年はBLACKとOLIVEを準備しており、ただいまご予約承り中です。


【予約】<cableami × 木村多栄子 × fennica>アイヌ刺繍ベレー
カラー:BLACK,OLIVE
サイズ:M,L
価格:¥19,800(税込)
商品番号:56-41-0053-734

*10月下旬入荷予定


刺繍でも“アイウㇱモレウ”を基本としたモチーフを施していただきました。


今年のカラー、BLACKとOLIVEでもGRAYの刺繍糸の組み合わせでご紹介予定。昨年のNAVYと違ったコントラストを楽しみにお待ちいただけたら幸いです。


そして、アイヌ クラフツ-貝澤徹と若き作り手達-の会期は明日9/8(日)まで。ぜひこの機会にお立ち寄りください。

『アイヌ クラフツ-貝澤徹と若き作り手達-』
会期:8/30(金)-9/8(日)
場所: BEAMS JAPAN 5階 fennica STUDIO



Mori



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“9/5追加発売!”貝澤徹さんのワインスタンド アイヌ クラフツ-貝澤徹と若き作り手達-

ただいま開催中のアイヌ クラフツ-貝澤徹と若き作り手達-より、皆さまへ嬉しいお知らせです!


<北の工房つとむ>貝澤徹さんの木彫作品はお陰様で会期初週末に全て完売しておりましたが、貝澤さんのご好意とご協力により、急遽ワインスタンドをごく僅かですがご用意することができました。


_______________

【9/5(木)11:00】発売いたします。


<北の工房つとむ>ワインスタンド
サイズ:左:38×8cm, 右:34.5×8.5cm
価格:¥44,000(税込)
商品番号:56-73-0602-817


BEAMS JAPAN 5階 fennica STUDIOにてご覧いただけます。お問い合わせはぜひ[TEL:03-5368-7304]までご連絡ください。
※オンラインショップ掲載画像のワインスタンドは完売しております。
※お取り置きや通信販売はいたしかねます。ご了承ください。

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カムイへの祈りや、先祖への祈りなどの儀礼の際に、お酒を捧げるために使用される木製の祭具、“イクパスイ”(イク=酒を飲む、パスイ=箸)を模した形で作られた貝澤さんによるイクパスイ型ワインスタンド。


底面とワインボトルの差し込み部は傾斜を付けて彫られ、ワインボトルを入れることでバランスが安定して自立します。


貝澤さんによる丁寧な彫り込みで表現される立体的で美しい表情。


カツラの木に文様を彫り込み、それぞれ異なるワックスで仕上げられています。


一つひとつ文様やフォルムが異なるので、ぜひお手に取ってご覧ください。

ご来店お待ちしております。


<fennica>ディレクター菊地とバイヤー渡辺より、イベントに並ぶ品々をご紹介するインスタライブを行いました。


13分ほどの動画ですので、ぜひアーカイブからご覧ください。▶︎こちら


他インスタグラムの投稿もぜひチェックしてみてくださいね。▶︎@fennica_official_

『アイヌ クラフツ-貝澤徹と若き作り手達-』
会期:8/30(金)-9/8(日)
場所: BEAMS JAPAN 5階 fennica STUDIO


『OKINAWAN MARKET AT KOBE』は会期を延長し、9/8(日)まで開催しております。台風の影響により来店が難しかったお客様、もう一度ご覧になりたいお客様、ぜひお立ち寄りください。

インスタグラムでもご紹介しております。▶︎@fennica_kobe

『OKINAWAN MARKET 2024 AT KOBE』
会期:8/23(金)-9/8(日)
場所: BEAMS KOBE B1階 fennica 


Mori



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三者三様の二風谷イタ アイヌ クラフツ-貝澤徹と若き作り手達-

BEAMS JAPAN 5階 fennica STUDIOにて開催中のアイヌ クラフツ-貝澤徹と若き作り手達-

今回は若き作り手3名による「二風谷イタ」をご紹介いたします。


株式会社平取町アイヌ文化振興公社の平取地域イオル再生事業職員としてアイヌ文化の伝承活動に従事する、加藤拓夫さん、西山涼さん、平村太幹さんによる「二風谷イタ」です。

昨秋ディレクター菊地とバイヤー渡辺が平取町へ訪れた際、新たにご縁が繋がり、今回のイベントで初お披露目する運びとなりました。


加藤拓夫さん。伝統的漁法等の調査や、伝統的食文化・儀礼・舞踊などを学びながら継承活動を行っておられます。


加藤拓夫 二風谷イタ/長盆
サイズ:18×10cm
価格:¥11,000(税込)
商品番号:56-73-0604-804

加藤拓夫 二風谷イタ/角盆
サイズ:24×24cm
価格:¥48,400(税込)
商品番号:56-73-0605-804


長盆はセンノキ、角盆はシナノキで、それぞれミツロウで仕上げています。


余白のある彫り込みが木目の表情も印象的に見せる素朴な仕上がり。

角盆は店頭でのみのご紹介で、文様の入り方も異なりますのでぜひ見にいらしてください。


西山涼さん。二風谷民芸組合にも加入し、「二風谷イタ」を意欲的に製作されています。二風谷の伝統的な文様をしっかりと描きながらも、自分らしさを表現できるような作品を心掛けているとのこと。


西山涼 二風谷イタ/丸盆
サイズ:Φ18cm
価格:¥20,350(税込)
商品番号:56-73-0606-804

西山涼 二風谷イタ/長盆
サイズ:21×15cm
価格:¥24,750(税込)
商品番号:56-73-0607-804

西山涼 二風谷イタ/角盆
サイズ:27×27cm
価格:¥57,200(税込)
商品番号:56-73-0608-804


全てカツラの木に文様を施し、ブライワックスで仕上げています。


渦を巻く文様“モレウノカ”は、線の内側になだらかな溝を彫り込み、立体感のある表情。


西山さんの角盆も文様の彫り込みが異なります。


ぜひ店頭でお気に入りの一つをお選びいただけたら。


西山さんと同じく、二風谷民芸組合に加入し、「二風谷イタ」を製作されている平村太幹さん。伝統文様と新しい文様の組み合わせを考える中で、オリジナリティに偏り過ぎず、伝統文様を尊重したデザインを心掛けているのだそう。


平村太幹 二風谷イタ/長盆
サイズ:22×9cm
価格:¥12,650(税込)
商品番号:56-73-0610-804

平村太幹 二風谷イタ/丸盆
サイズ:Φ24cm
価格:¥48,400(税込)
商品番号:56-73-0609-804


平村さんもカツラの木に文様を施し、仕上げはワックスでなくオイルを用いています。


炭色のような彫目がコントラストを付け、描かれる文様と相まって力強い表情。


平村さんも大きな丸盆は店頭でのみのご案内。木目の個体差も全体の印象を変化させるので、ぜひ見比べてお選びください。


三者三様の「二風谷イタ」。伝統文化の継承と作り手それぞれの表現をお楽しみください。

※オンラインショップで[在庫なし]と表示されていても、店頭にてご案内できる場合がございます。その際はお電話にてお問い合わせください。[TEL:03-5368-7304]



<fennica>ディレクター菊地とバイヤー渡辺より、イベントに並ぶ品々をご紹介するインスタライブを行いました。


13分ほどの動画ですので、ぜひアーカイブからご覧ください。▶︎こちら


他インスタグラムの投稿もぜひチェックしてみてくださいね。▶︎@fennica_official_

『アイヌ クラフツ-貝澤徹と若き作り手達-』
会期:8/30(金)-9/8(日)
場所: BEAMS JAPAN 5階 fennica STUDIO


『OKINAWAN MARKET AT KOBE』は本日までの会期を延長し、9/8(日)までの開催が決定いたしました。台風の影響により来店が難しかったお客様、もう一度ご覧になりたいお客様、ぜひお立ち寄りください。

インスタグラムでもご紹介しております。▶︎@fennica_kobe

『OKINAWAN MARKET 2024 AT KOBE』
会期:8/23(金)-9/8(日)
場所: BEAMS KOBE B1階 fennica 

<fennica>のフィルターを通してご紹介する、日本の北と南に息づく伝統文化をぜひご堪能ください。



Mori



ブログ内に記載の価格は、記事公開時のものであり、変更する可能性がございます。

始まりました!アイヌ クラフツ-貝澤徹と若き作り手達-

本日よりアイヌ クラフツ-貝澤徹と若き作り手達-が始まりました。

生憎の天候でお足元悪い中にも関わらず、お目当てにご来店いただき誠にありがとうございます。

店内はこのように、アイヌ文化発祥の地であり、アイヌの伝統が色濃く残る平取地区から届いた“アイヌ クラフツ”がずらりと並びました。

2013年北海道で初めて伝統工芸品に指定された「二風谷イタ」にフォーカスを当てた今回のイベント。

「二風谷イタ」と同じく伝統工芸品に指定された「二風谷アットゥシ」の着物(※展示のみ)を中央に据え、空間を彩ります。


貝澤徹さんのお祖母様の着物をお借りしたイベントのための展示となりますので、ぜひこちらにもご注目いただきたいです。

貝澤徹さんのアートピース作品「樹布」。

祭具、イクパスイの形を模したワインスタンド。

詳しくは前回のブログでご紹介しております。▶︎こちら


そして、アイヌ文化の伝承活動に従事する3名の作り手による「二風谷イタ」。

加藤拓夫さん

西山涼さん

平村太幹さん

詳しくはまた次回のブログでご紹介させてください。


初日夜には<fennica>ディレクター菊地とバイヤー渡辺より、イベントに並ぶ品々をご紹介するインスタライブを行いました。


13分ほどの動画ですので、ぜひアーカイブからご覧ください。▶︎こちら


お陰様で初日より順々にお客様のもとへ渡っていきました。お手に取っていただき嬉しい限りです。ありがとうございます。

会期は9/8(日)まで。ぜひ暮らしの中でアイヌ クラフツをお楽しみください。

アイヌ クラフツ-貝澤徹と若き作り手達-
会期:8/30(金)-9/8(日)
場所: BEAMS JAPAN 5階 fennica STUDIO



BEAMS KOBEでは沖縄にフォーカス。『OKINAWAN MARKET AT KOBE』は今週末まで開催中です。

ぜひインスタグラムをチェックしてみてくださいね。▶︎@fennica_kobe

『OKINAWAN MARKET 2024 AT KOBE』
会期:8/23(金)-9/1(日)
場所: BEAMS KOBE B1階 fennica 


Mori



ブログ内に記載の価格は、記事公開時のものであり、変更する可能性がございます。

貝澤徹さんの木彫作品 アイヌ クラフツ-貝澤徹と若き作り手達-

ただいまBEAMS KOBEにて沖縄の手仕事をご紹介する『OKINAWAN MARKET AT KOBE』を開催中の<fennica>。

BEAMS JAPANでは北海道、“アイヌ クラフツ”をご紹介するイベント、アイヌ クラフツ-貝澤徹と若き作り手達-を本日より開催いたします。

ご好評いただいたアイヌ クラフツ 伝統と革新-阿寒湖から-の開催が2019年。その間にもアイヌ クラフツは継続してご紹介してまいりましたが、イベントとしてフィーチャーするのは5年ぶりとなります。


今回のイベントでご紹介するのは、2013年北海道で初めて伝統工芸品に指定された「二風谷イタ」。アイヌ文化発祥の地であり、アイヌ文化が色濃く残る北海道沙流郡平取町で作られる平たい木製のお盆で、アイヌの伝統的な文様で彩られた美しい木彫品です。


代表的な文様は4つ。“モレウノカ”、“シㇰノカ”、“アイウㇱノカ”のアイヌ文様と、文様と文様の間を埋めるウロコ彫り“ラㇺラㇺノカ”があります。

“モレウノカ”は静かに曲がる渦巻きの形。モ=静か、レウ=曲がる、ノカ=形


“シㇰノカ”は目の形。シㇰ=目


“アイウㇱノカ”は刺のある形。アイ=刺、ウㇱ=〜がつく


“ラㇺラㇺノカ”はウロコの形。ラㇺラㇺ=ウロコ


<fennica>では長きに渡り、貝澤徹さんによる二風谷イタをご紹介してきました。


父 貝澤勉さんから引き継いだ<北の工房つとむ>の店主として製作をしながら、公益財団法人アイヌ文化振興・研究推進アドバイザーとして後進育成にも尽力される貝澤さん。


明治の名工である曽祖父 貝澤ウトレントク氏から受け継がれる伝統と、現代を生きる貝澤徹さん独自の感性と技術が合わさる新たな表現で魅了されています。


こちらは、2001年アイヌ文様が北海道遺産に選定され、赤レンガで実演彫りを3名で行った際、皆で同じイタを彫るより何か面白いものをと、木彫で布のような柔らかな表現を試みたことをきっかけに生まれた“樹布”。後に発表された代表作「アイデンティティ」にも繋がる、貝澤さんならではの表現です。


<北の工房つとむ>樹布
価格:¥198,000(税込)
商品番号:56-73-0601-817


カツラの木にアイヌ文様を彫り込み、オイルフィニッシュはせず素材そのままの表情。四隅の一つは折り畳んだように彫られ、オヒョウの樹皮から作られた紐が付けられます。


裏面もこのように、壁から下げた際に生まれる柔らかな布の表情が丁寧に表現されています。


壁に掛け、アートピースとして楽しむことのできる樹布。今回のために1点のみご用意することができた、ぜひ直にご覧いただきたい作品です。


こちらも貝澤徹さんならではの独創的なイクパスイ型のワインスタンド。


<北の工房つとむ>ワインスタンド
価格:¥44,000(税込)
商品番号:56-73-0602-817


カムイへの祈りや、先祖への祈りなどの儀礼の際に、お酒を捧げるために使用される木製の祭具、“イクパスイ”(イク=酒を飲む、パスイ=箸)を模した形で作られています。


底面とワインボトルの差し込み部は傾斜を付けて彫られ、ワインボトルを入れることでバランスが安定して自立します。

こちらもカツラの木で、それぞれ異なるワックスで仕上げています。一つ一つ文様も異なりますので、ぜひお気に入りを見つけていただけたら。


初日8/30(金)20:30より、<fennica>ディレクター菊地とバイヤー渡辺よりイベントに並ぶ品々をご紹介するインスタライブを行いますので、ぜひご覧ください。▶︎@fennica_official_

『アイヌ クラフツ-貝澤徹と若き作り手達-』
会期:8/30(金)-9/8(日)
場所: BEAMS JAPAN 5階 fennica STUDIO



BEAMS KOBEがお近くの皆さま、『OKINAWAN MARKET AT KOBE』は今週末まで開催中です。

ぜひインスタグラムをチェックしてみてくださいね。▶︎@fennica_kobe

『OKINAWAN MARKET 2024 AT KOBE』
会期:8/23(金)-9/1(日)
場所: BEAMS KOBE B1階 fennica 


Mori



ブログ内に記載の価格は、記事公開時のものであり、変更する可能性がございます。


IGUSA LABO-外村吉之介図案の花筵-

夏のはじめにfennica STUDIOにて開催した『夏の装いと暮らし展』

こちらのイベントで初お披露目しご好評につき完売しておりました外村吉之介図案を復刻した倉敷い草の花筵が再びご用意できましたのでお知らせです。


<IGUSA LABO>花ござ
サイズ:1畳
価格:¥17,270(税込)
商品番号:56-98-0037-291


い草の栽培から染色、織り込みまで一貫して行うことで、人の目と手が行き届いた安心と安全な製品を送り出している<IGUSA LABO>今吉俊文さん。

1950年代に作られた、染色家で初代倉敷民藝館館長を務めた外村吉之介による図案の倉敷はなむしろは、長らく製造が途絶えていました。約2年の歳月をかけ、<IGUSA LABO>今吉さんの尽力によって復刻製作されたのです。


こちらの丸綾は倉敷民藝館にも所蔵され、外村吉之介著書「少年民藝館」にも掲載された代表的な紋様。


上の写真が表ではありますが、裏返すと色が反転し、また違った印象的な表情が現れます。


こちらの紺色と赤色が追加入荷しましたが、お陰様で早くも赤色は完売いたしました。ありがとうございます。

他にも算盤や縞模様がご覧いただけます。




外村吉之介考案の倉敷ノッティングのデザインにも見られる、モダンで美しい幾何学模様。長い年月が経った今目にしても色褪せません。

い草が持つリラックス効果のある香り、調湿性とともに、素敵なデザインをぜひご自宅でお楽しみください。




Mori



ブログ内に記載の価格は、記事公開時のものであり、変更する可能性がございます。

『アイヌ クラフツ -貝澤徹と若き作り手達-』

皆様

こんにちは。

今回は、8月30日(金)より販売開始するこちらのご紹介です。









|Information|

新宿「ビームス ジャパン」5Fの「fennica STUDIO」にて、アイヌ文化を紹介するイベント『アイヌ クラフツ -貝澤徹と若き作り手達-』を開催します。


アイヌ文化発祥の地であり、アイヌの伝統が色濃く残る平取町。
この地で創られる「二風谷イタ」は2013年に伝統工芸品に北海道で初めて指定されました。その他にも様々な伝統の木彫品が存在します。
今回、長年お付き合いのある<北の工房つとむ>“平取町二風谷”で制作をしている木彫作家 貝澤 徹氏の作品に加え、〈fennica〉では初となる、平取町にて活動する若き作り手3名の「二風谷イタ」をお披露目致します。
この度、貝澤 徹氏・加藤 拓夫氏・西山 涼氏・平村 太幹氏の「アイヌクラフツ」を数量限定でご用意致しました。

貴重な機会となりますので、どうぞご期待ください。

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『アイヌ クラフツ -貝澤徹と若き作り手達』

開催期間:
2024.8.30 Fri.-9.8 Sun.
開催場所:
[東京 新宿]BEAMS JAPAN 5階 fennica STUDIO
☎︎03-5368-7304
_______________




北海道平取町のアイヌクラフツ、神話が伝わるアイヌ文化発祥の地である「二風谷」。伝統を受け継ぐアーティスト達が住む「匠の道」と言われる地域があります。





ここに来ると、ついつい時間を忘れて夢中になってしまう毎回新たな発見と学びがある場所です。





fennicaで長年お付き合い頂いている<北の工房つとむ>貝澤徹さんの工房にもお邪魔しました。貝澤さんのスペシャルアイテムもイベントにて数量限定でご用意しています。














そして、ほぼ手探りの状態で他にも色々な方にお話を聞き、、








今回のイベントでは、新たな出会いもあり<fennica>で初めてのご紹介となる若き作り手の方々の「二風谷イタ」をお披露目出来ることになりました。






北海道平取町のアイヌクラフツ、来週末はBEAMS JAPAN 5階 fennica STUDIOにて皆様のご来店お待ちしております。



詳細は引き続きオフィシャルインスタグラムやホームページ等でご紹介していきます!



それでは今回はこの辺で。






Watanabe Tsubasa

fennicaの2024年秋冬のお話

8月。暑い夏真っ盛りですが、この頃になると気になる次のシーズン。今回は<fennica>の2024年秋冬のお話をしたいと思います。


2024年秋冬シーズン、<fennica>では“暮らしに寄り添う心地のよい台所”をテーマに掲げます。

衣食住にまつわる国内外のクラフトの良品を紹介してきた<fennica>ですが、来季は台所まわりのアイテムにフォーカス。寒くなる季節に食卓を囲む時間がより豊かに、テーブルコーディネートが華やかになるようなラインナップをお届けしてまいります。


新たに取り扱いを始める作り手の仕事もご紹介しますので、ぜひ届くのを楽しみにお待ちいただけたら幸いです。


かつて、“のつけうし”=ヌプ・ウン・ケシ-野の端にあるところ-と呼ばれていた北海道オホーツク地方で工房を構え、オホーツク産の漆を用いて作られる<野つけうるし>菅原咲さんによるぐい呑と汁椀。


木地は菅原さんによる図案をもとに北海道の木地師が製作。なめらかな口あたりや手にした際の軽さに繋がる厚みの具合など、納得いく形となるまで調整し、菅原さんによる漆塗りで仕上げられます。


漆器はハレの日に使うと食卓が華やかになるのはもちろんのこと、日常的に使うことがお手入れに繋がることもあり、ぜひ日々の暮らしに取り入れていただきたいです。


食材の旨みを引き出す万能な調理道具として、<fennica>でもご提案したいと考えていたせいろ。こちらは、お馴染み<松野屋>よりピックアップしました。


香りも楽しめる杉せいろで、2段重ねのもの。食卓にそのまま並べても素敵ですよね。


こちらも新たにセレクトした岡山県瀬戸内市<Lue>菊地流架さんによる真鍮カトラリー。昨年よりお取り扱いを始めた福岡県北九州市<祐工窯>の土瓶の持ち手に使われていたことから、今回のご紹介に繋がりました。


手仕事ならではの槌目や造形が魅力です。鳥取県中部<ドモク堂>朝倉康登さんによるカッティングボードもこの秋再び届きます。こちらも鑿の跡が良い表情ですね。


岩手の職人とフィンランドのデザイナーがタッグを組み製作される<iwatemo>の鉄瓶も秋からお取り扱いを始めます。こちらはVille Kokkonenデザインによる鉄瓶で、岩手の伝統技術が活かされた砂肌に仕上げられています。


モダンなデザインと手仕事が合わさった美しいフォルム。色彩豊かな<優佳良織>花瓶敷きが台所まわりも彩ります。


島根県松江の籐細工<藤吉瓶敷>も秋にお目見え予定。現在、山野孝弘さんが受け継がれています。


水引きのように編まれた美しい花紋様。染色した黒と素地のコントラストがあり、使うほどに色艶の増す変化も楽しみな品です。


木目や造形が美しい山形県<笹野一刀彫>のお鷹ぽっぽもこの秋再び届きます。


中心部が茶色い色目の槐の木目を活かした絵付けなしのお鷹ぽっぽ。不思議と表情が見えてきます。


鳥取県鳥取市<山根窯>石原幸二さんによる器も数年ぶりのご紹介。骨董の目利きでもおられる石原さんならではの、プリミティブな雰囲気を纏った作が揃います。


こちらは既に入荷していますので、改めてブログでご紹介させてください。


<TATAMIZE>からは<fennica>で特別にオーダーした3つのアイテムをご用意。


1つめのエプロンは、<fennica>のフォーカスする台所まわりはもちろん、デザイナーの八重畑さんがパターンや裁断、縫製をする際に使用するために作られたデザインで、畑仕事にも使われています。


裾の中心がセパレートすることで、足捌きが良く、座った際や膝をつく際などとても機能的。


<fennica>ではインディゴ染料の8ozデニム生地を採用し、様々なスタイルと調和する仕上がりとなりました。


2つ目は<TATAMIZE>で少しずつ変化を加えながら定番として作られているワークトラウザース。スラックスのパターンを使用することで生まれた流れるようなラインが魅力です。


<fennica>では、経糸が20番、緯糸が10番の定番的なチノ素材を採用。シルエットはほぼストレートになるよう調整を加え、レングスをやや長く設定しました。


3つ目は、アウターとして、ミッドレイヤーとして楽しめるスモック。


<fennica>では、経年変化を楽しめる硫化染料の8ozデニム生地を選び、ポケットを大きくしてオーダーしています。


そして浅草のシューメーカー、<RENDO>が手掛けるソフトシューズライン、<TEP_P>のシューズ。この2シーズンはインラインの新型をセレクトしていましたが、秋冬に向けて再びスペシャルモデルを製作。


“CSMD”=ちょっとそこまでというシーンに向けたモデルをベースに、濃紺のステア型押しレザーを選び、2022年秋冬シーズンでも製作したキルト付きに。


<TATAMIZE>と<TEP_P>の<fennica>スペシャルアイテムについては、8/15(木)に行うインスタライブにて詳しくご紹介いたします。アカウントはこちら▶︎@fennica_official_

アーカイブにも残しますので、ぜひご覧ください。


また、様々なアイテムの入荷はもちろん、とっておきのイベントも準備しております。2024年秋冬シーズンの<fennica>も、どうぞよろしくお願いいたします!



お問い合わせや受注は下記<fennica>店舗にて承ります。

【fennica 展開店舗】

[東京 新宿]BEAMS JAPAN 5階 / TEL:03-5368-7304
[兵庫 神戸]BEAMS KOBE B1階 / TEL:078-335-2720




Mori

ARTEKの定番 STOOL60


皆様、こんにちは。ご覧頂きまして誠に有難う御座います。


<BEAMS>で家具を取り扱うようになるのが約30年程前。その頃から現在までオーダーを重ねているのが<ARTEK>社です。





Art(芸術)とTechnology(技術)を融合した事がネーミングの由来になった<ARTEK>社が1935年に誕生しました。フィンランドは湖の国で知られていますが、国土の約70%が森という環境を産業に活かすべく取り組んだのが、デザイナーの<アルヴァ・アアルト>でした。





実はこの<STOOL60>が誕生したのは1933年、会社設立よりも前。図書館用の椅子としてデザインされました。




硬い木材として知られる白樺(バーチ)は強度には優れているものの、曲げるのは至難の業でしたが、この難解な問題を解決出来た事こそ<STOOL60>が生まれるきっかけに。




白樺の木材を曲げる為に櫛のような隙間を作り、隙間に木片を入れて接着してから曲げを行い、乾燥させてから整える曲木方法は<アアルトレッグ>と呼ばれるようになるL字型の<Lレッグ>として<ARTEK>の代名詞としてロングセラーになる礎を作るきっかけとなりました。




ARTEK スツール60
カラー:ブラック、ホワイト
価格:¥41.800-(税込)
商品番号:56-92-0036-869



現在はバリエーションが増え、カタログを見るとどれが良いのか、分からなくなる方も多いのではないでしょうか。比較的に経年劣化が出やすいナチュラルもいいですし、上記したラミネート加工のブラック、ホワイトも定番的な安定感があります。





ARTEK スツール60
カラー:ナチュラル
価格:¥35.200-(税込)
商品番号:56-92-0028-869

テーブルとしてもお勧めです。


前田


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トークショーレポート“Artek Stool 60 Leather & Wild Birch”

Artek Stool 60 Leather & Wild Birchをリリースして早10日。

お陰様で多くがお客様のもとへ渡り、完売となったカラーも増えてきました。誠にありがとうございます。

発売初日に遡りまして、fennica STUDIOではレセプションパーティーとトークショーを行いました。


トークショーは、ビームスクリエイティブディレクター 南雲浩二郎へ<fennica>ディレクター 菊地優里が質問する格好で進行。

菊地からArtek Stool 60 Leather & Wild Birchを製作した経緯をお伝えした上で、ファッションを取り扱ってきたBEAMSでなぜ<Artek>を取り扱うこととなったのか、<fennica>の前身レーベルである<BEAMS Modern Living>時代も知る南雲へ、改めて当時の話を聞きました。その一部をブログでご紹介したいと思います。会場の雰囲気とともにご一読ください。


菊地:当時どういったきっかけで<Artek>とBEAMSが繋がっていったのでしょうか?業界的にインテリアがどういう流れであったのかも教えてください。

南雲:1994年に<BEAMS Modern Living>という家具のセクションができた頃の周囲の流れとしては、イームズはじめミッドセンチュリーのアメリカの家具がリバイバルで流行り始めた頃で、裏原の流れと同調してそういったものが増えた時期だったんですけれども、1990年くらいからそういった傾向があって、個人的にもそうでしたが、<BEAMS Modern Living>を始めたテリー・エリスと北村恵子もその辺の家具に興味があり購入していました。

うちでも家具をそろそろやった方が良いのではという気風があり、巷で人気のあるアメリカのミッドセンチュリーとは別の切り口でということで、北欧に目がいくんですね。ミッドセンチュリーのバイブルみたいなものの中にたまに北欧のものが出てくるので、掘ってみるとデンマークとスウェーデンとフィンランドにすごくアイコニックでクラシックなものがあり、<Artek>はじめブルーノ・マットソン、ハンス・J・ウェグナーの3つを大きな柱に始まりました。代理店が無かったので直輸入でしたね。


南雲:1960年代には一大北欧家具ブームが日本でもあって。銀座松屋さんが先頭切って仕入れていて、当時サラリーマンの月給3倍の価格だったYチェアが一週間で売り切れたらしいですね。その後になって「日本デザインコミッティー」という柳宗理さんや剣持勇さん、岡本太郎さんが絡むコミッティーが組織されて、日本にデザインを広めていきましょうという活動のもと一旦ブームがあったのですが、80年代に下火になって、90年代には柳宗理さんを誰も知らないみたいな時間帯がちょっと続いていたんですよ。

その時に北欧3カ国のものを展開して。最初は全く売れなかったですね。今の何分の1かの値段でも高いと言われて中々「スツール 60」(の魅力)をわかってもらえなかったです。

そこから徐々にですけど、ミッドセンチュリーの家具を扱っている「モダンエイジギャラリー」や「アルテックモダン」との交流からヴィンテージも扱いながら、お客様を紹介し合うような感じで、専門性のある方が買っていかれるようになりましたね。


菊地:家具を買うのもお洒落の一つになっていったんですね。

南雲:そうですね、BEAMSの中でも興味を持つスタッフが現れたことも寄与したと思うんですけど、扱っていることで買い易くなったというのもあって。ちょうど今50代のスタッフが家を買ったりする頃合いだったんですよ。スタッフから教えてくださいと言われるようになって、だんだんと社内的に浸透するきっかけにはなっていたかもしれないです。


菊地:私も入社した際に家具を買うならまずは「スツール 60」をという教えがありました。それほど普遍的なデザインなんだなと。今も大事にしています。

南雲:僕も店頭で販売している時に、一人暮らしを始めて予算が無くても9,800円(当時の価格)なら買えるでしょう?普通に椅子として使う、ゆくゆく豊かになったらラウンジチェアを手に入れてサイドテーブルとして使う、玄関に置いて荷物置きに使っても良いですよと。ライフスタイルが変わってもずっと共にいられるような本当に良いものなので。


南雲:その当時で70年作り続けられているプロダクトが中々ない中で本物じゃないですか。仮に80万のソファが買えるようになっても、それに負けないぐらいのクオリティを持ったものだから、合わせて使える。ずっと長く付き合える「スツール 60」というものをおすすめしていました。


菊地:今南雲さんは「コンランショップ」さんなどVMDのアドバイザーもされていますが、インテリア業界はどんな流れがありますか?注目されているモノや傾向があれば教えてください。

南雲:ファッションと同様で、よりいろんなものをMIXしていくという感じにはなっているんじゃないですかね。ここ5〜6年の傾向からすると、少しラスティックなものとモダンなものを合わせる感じの傾向はあるかな‥10年以上前に初めて行ったLAの「ギャラリー・ハーフ」という、19世紀のイタリアの農家が使っていたような古い家具と北欧のモダン家具、イタリアのジオ・ポンティなどの家具をMIXしたすごくセンスの良い店があって。今見ても格好良いですね。ハイコントラストなものが混ざる‥アフリカのものや東洋のものをMIXしていくような感じは増えつつあるかな。

北欧のものは中国とか東洋に影響を受けたものも多いんですよ。以前取り扱っていた<Svenskt Tenn>とかウェグナーもそうですし、陶器なども中国インスパイアのデザインが結構あるんですよね。

(改めて)合わせとしては、モダンと非モダンなもの、コントラストのあるものをあわせる傾向が増えてきていますね。日本でもペリアンの感じに似たような、もっと素朴なスツールを売っているお店が増えたりはしています。


南雲:アアルトもイタリアに影響されたと言われていますけど、<Artek>創設者の一人、マイレ・グリクセンがモダンアートを広めるサロンとして機能していたマイレア邸(アアルト夫妻による共同作業で作られた)は、日本人の知り合いがいたみたいで、壁に畳のような素材を使っていたり、籐で作った椅子があったり、エキゾチックなものも入っていて。一度行くことができたのですが、玄関を開けるとカルダーのモビールがあって、奥にポール・ヘニングセンがデザインしたピアノやピカソの絵、キッチンにはカイ・フランクのグラスが並んでいたり‥全部本物なんですよ。調べると素晴らしいものが見られると思いますよ。


菊地:Artek Stool 60 Leather & Wild Birchを見ていただきましたが、南雲さんだったらこう合わせるこう使うというお話を聞きたいです。

南雲:「テーブル 90」という高さ55cmのアアルトのコーヒーテーブルがあるんですけど、少し背が高くて使い易いんですよ。それの下に入れます、ネスト的に重ねて。出してサイドテーブルとして使うか、座るという感じで。ソリッドの木のテーブルの下にアクセントとして入れると、見た目的にも機能的にも良いですよね。結構アアルトのものは重ねて使っているものがあるんですよ。

コーヒーテーブルが低いのであれば逆に「スツール 60」を被せて入れます。四角いコーヒーテーブルの角に、(この「スツール 60」は)3本脚でスペースがあるので被せて入れてという使い方が良いのではないかなと。ファンレッグのタイプでは、アアルトが設計したルイ・カレ邸でネスティングするように作られているデザインがあるんですけど、日本ではネストっていう概念はポピュラーじゃないじゃないですか。重ねるっていう感じの使い方はやってみるとよろしいんではないかと。

菊地:ありがとうございます。早速家でやってみたいと思います。


以上、トークショーを一部抜粋してレポートいたしました。既に「スツール 60」をお持ちの方にも、ご購入をご検討されている方にも、当時や今の空気感を感じられたり、レイアウトのご参考になる内容だったのではないでしょうか?


本日でArtek Stool 60 Leather & Wild Birchの特設スペースは終了しますが、引き続き<fennica>のフィルターを通した<Artek>プロダクトのご提案をお楽しみいただけたら幸いです。


イベント開催店舗:
[東京 新宿]BEAMS JAPAN 5階 fennica STUDIO
TEL:03-5368-7304

他販売店舗:
[兵庫 神戸]BEAMS KOBE B1階
TEL:078-335-2720
[オンラインサイト]BEAMS 公式 Online Shop




Mori

fennicaの手拭い

<fennica>オリジナルの手拭い全3柄がお目見えしました。




夏の青空にツバメが羽ばたくブルー





新緑の季節、清々しいグリーン








落ち着いた発色のレッド







このツバメ柄は<fennica>レーベルのアイコンにもなっている、重要なモチーフです。




fennica ツバメ手拭い
カラー:レッド、グリーン、ブルー
価格:¥¥2.200-(税込)
商品番号:56-47-0149-732

COCOタペストリーハンガー
価格:¥¥3.300-(税込)
商品番号:56-73-0583-208



夏の暑い時期にはハンカチより大きい手拭いはサイズ的にも便利。






ビームスジャパン新宿店5階にfennicaが出店する際に、柚木沙弥郎先生がデザインして下さった大切なモチーフ。

フロアのフローリングにも使われています。





その貴重なデザインを使わせて頂くにあたり、柚木先生の御親族に連絡を差し上げ、今回の企画が始まりました。





以前、お取引きがあった宮城県の作り手の方は製作を行っていない為、栃木県で注染が出来る工場に依頼をして、商品化が現実する事に。網代編みをイメージする格子柄とツバメ柄を配置。




日本の染色と民藝、貴重なデザインであるツバメ柄が日常使いの手拭いに集約しました。作品としてタペストリーにして部屋を飾るのも良いですね。


前田


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