全国のALDENファンの皆様こんばんは。
ビームス プラス 丸の内の鈴木です。
いよいよ全国的に梅雨明けし、夏本番の陽気が続いておりますが皆様如何お過ごしでしょうか?湿度が高い季節です。梅雨時期に酷使した愛靴達のメンテナンスと共に下駄箱の換気は定期的に行っておりますか?一度カビが発生してしまうと完全に取り除くのは難しいですので、カビを生やさない努力が必要です。下駄箱の換気は特に有効ですので定期的に行いましょう。今回は入荷を心待ちにしていたベストセラーモデル1型の入荷です!いつもどおり⁉︎長文になりますので、最後までお付き合い下さい。
それでは参りましょう!
マサチューセッツ州ミドルボロウより、朗報が届いております!
▪️ALDEN MUNSON OXFORD CORDVAN
モデル:N6420
品番:38-32-0012-339
サイズ:D-Width 5H-10H 、E-Width 5H-10H
※一部未入荷のサイズがございます。
価格:¥209,000-(税込)
実に4年ぶりの入荷となる、カラー8のシェルコードバンを採用したマンソンラストのオックスフォードモデル。前回の入荷時も瞬く間に完売してしまったベストセラーモデルです。ミリタリーオフィサーシューズを連想させるデザインは、40年代にアメリカ軍に採用されたミリタリーラストを出自にもつ「379Xラスト」を採用しております。※BEAMS PLUSでは、ミリタリーラストの開発者である、アメリカ軍軍医エドワード・マンソン博士に敬意を払い「マンソンラスト」と呼んでいます。アッパーにはシカゴのタンナー「ホーウィン社」のシェルコードバンを採用しており、伝統的な手染めで色付けされた透き通るようなバーガンディーカラーが魅力です。ソールには返りの良い油分を染み込ませたウォーターロックソールを採用し、ヒールには歩行時の体重移動をサポートするFOOT BALANCEヒールを採用しております。ALDENが長年培ってきたオーソペディックシューズのノウハウを取り入れ、マンソンラスト特有のフィット感と快適な履き心地を実現しています。
今回は特別に、1レングスにつき「D-Width」と「E-Width」をご用意できました!(※Widthとは靴の横幅=足囲を示すサイズの事です。D=標準、E=幅広になります。足の長さに加え幅を考慮する事で、よりフィット感の高い靴選びが可能です。)国内で流通しているALDENの多くは欧米で標準とされている「D-Width」が一般的ですが、欧米人と比べ幅広甲高と言われる日本人の足型は「E-Width」が標準とされています。日本では「E-Width」や「EE-Width」を中心に展開している国産シューズブランドが多いのも事実です。もちろんインチ、センチ法の違いもあり厳密には若干の差があるものの、「D-Width」を試着の際に、レングスは良いけど幅がもう少し広ければ…と感じたことがある方も多いのではないでしょうか?今まではハーフサイズアップをお勧めしておりましたが、今回のモデルは足囲の広い「E-Width」もお試しいただけます!
折角の機会ですので詳しく見ていきましょう。画像は内側のライニングに印字されているサイズ表記ですが、それぞれ分母のアルファベットが「Width」を表しています。分子のBとCの表記はヒールカップの大きさを示しており、BよりもCの方が大きくなります。「E-Width」になると足囲と共にヒールカップも大きくなる事がお分かりいただけると思います。
画像は左側が「E-Width」、右側が「D-Width」です。それぞれサイズはUS8ですが、「E-Width」の方がラウンドトォも若干緩やかで、特に足囲が大きく厚みがあります。アウトソールの幅も数ミリ広くなっており、画像でも分かるとおりヒールカップも大きくなっております。因みにFOOT BALANCEヒールも横幅のサイズが大きくなっており、全体的にずっしりとした印象です。
私はALDEN歴25年になりますが、体型(体重)の変化と共に足の形も変わり、試行錯誤しながらサイズ選びをしてきました。この数年はバリーラストモデルは10D、マンソンラストモデルは101/2Dを履いてきましたが、年齢とともに肉付きが良くなり、中年特有のずんぐりむっくりした足には、どちらも足幅がやや窮屈に感じられるようになってきました。履き込んで革が馴染むと小指側がウェルトからはみ出してしまい、フォルムが崩れてしまう事が長年の悩みでした。既製靴ですので完璧に足型に合うラストとサイズは稀だと理解はしていますが「E-Width」があれば…と何度願った事か…涙。念願叶って今回このモデルに「E-Width」の選択肢ができた事は個人的に本当に嬉しく感じております。
早速、サイズ選びに悩みを抱えるギリシャ型で肉付きが良く、甲高は普通で開帳足の扁平足気味な私の足を例に、当店で常備しているアーチレングス、レングス、ウィズを測る事ができるブランノックデバイス(アメリカのBrannock Device Companyが生産する足の大きさを測るためのメジャー。)で私の足を計測してみました。
右足…91/2、10、DとEの間
左足…10、10、E
※アーチレングス、レングス、ウィズの順
結果を基にサイズの大きい左足に合わせ、10Eを基準に前後のサイズを履き比べてみました。(ウィズ違いで3サイズ比較できるなんて滅多にある事ではないので、勝手に興奮しています!笑。)
先ずは10Dですが、足幅が足りず小指の付け根がタイトです。ピッタリ過ぎてもう少しゆとりがあれば…と感じました。ハーフサイズアップの101/2Dは、羽根の開き具合も理想的で小指の付け根も程良い圧迫感ですが、爪先の捨て寸が長くアーチレングスがフィットしていないように感じます。10Eを履いてみます…これです!間違いなくこれです!足入れしてすぐに分かりました。足がストレスなく収まる感覚です!レングスも違和感なく土踏まずの感触も良好です。ヒールカップも踵が遊ぶ感覚はなく優しくホールドしてくれています。巷ではマンソンラストのサイズ感は、ブランノックデバイスの計測値と同じか、ハーフサイズダウンが通説(※甲の高さや足型によります。)ですが、私の場合は計測値と同じサイズで、10Eが理想のサイズのようです。マンソンラストは自分の足型に合わないのでは…と長年感じていたので、興奮を通り越して感動しております…涙。
皆様も各店に常備しているブランノックデバイスで足のサイズを測ってみてください。BEAMS PLUSスタッフが測定値を基に、最適なサイズをご提案させていただきます。必要に応じて「D-Width」だけでなく「E-Width」も履き比べていただくことで、新たな発見やフィット感の違いを体感していただけるはずです。ALDENの更なる魅力を感じていただけたら幸いです。
※ご紹介させて頂いた3モデルは7/25(金)より下記の取り扱い店舗で発売致します。
◾️取り扱い店舗
各モデルは数に限りがございます。気になる方はお早めに各店舗までお問い合わせ下さい!
◾️ALDEN SHOE TREE
品番:23-65-0030-339
Size:S(US6-8)、M(US8-10)
Price:¥15,400-(税込み)
長らく在庫が欠品しておりました、こちらの純正シューツリーのSとMサイズの追加入荷もございましたので合わせてご検討ください。
それでは皆様のご利用をお待ちしております!
不定期ではございますが、次回の「ALDEN of BEAMS PLUS」をお楽しみに。
鈴木