こんにちは!
本重です!
今日は24SS 〈Brilla per il gusto〉LINE UP
〜〈AUBERGE〉編〜です。
それではさっそく。
(ご紹介するアイテムは24年春夏シーズンに展開予定のアイテムです。生産中止や納期遅延などの可能性もございます。予めご了承ください。また、各アイテムについてのお問い合わせにつきましては恐れ入りますが、店舗のメンズドレス担当スタッフまでお願いいたします。)
*未販売商品につき、品番は掲載しておりません。販売のタイミングにてまた更新いたしますので、よろしければお気に入り機能をご活用ください。
「今回もお招きいただきありがとうございます。〈AUBERGE〉の小林です。それではさっそくですが、24年春夏シーズンのコレクションをご紹介していきます」
「まずはこちら。モデル”CARIB WW”。所謂ファースト型、大戦モデルと呼ばれているGジャンをベースに細かなアレンジを加えて仕上げた一着です」

「今回最も拘った点がこの生地。世界最高峰とされるコットン、ジャマイカ島産シーアイランドコットンの真綿を贅沢にも100%用いてデニムを表現するという、世界でも類に見ないプロダクトを実現しました。糸のクオリティ、染めの具合、織りのテンション。細部まで拘り尽くした、これが世界最高のデニムだと我々は自負しております」
「糸として透明度の高いシーアイランドコットンは、染めの入り方が非常に美しく、インディゴブルーの発色が他にはない深みを持ったものとなります。そうなるとそこからの色の落ち方も言うまでもなく綺麗で、良い塩梅で落ちてくれます。浸透が強すぎるが故、繊細な染めや紡績の匙加減が必要となりましたが、そこもクリアし最高のものとなりました」
「そしてデザインですが、オリジナルに倣いながらもほどよい主張に収め、あくまで大人が綺麗に着られるデニムジャケットというバランス感でお作りしています。小さすぎて着づらいアームホールや短すぎる着丈を、オリジナルから逸脱しないレベルで洗練させたものにリファイン。後ろ中心にはTバックに見立てた耳使いの本縫い割仕様、ボタンは全て鉄製、リベットは銅製です。半世紀後でも古さを感じさせない普遍的なバランスで仕上げました」
「また、機能的なポケットの無い大戦モデルですので 、古着でセルフカスタムされる事の多い内ポケットをフランス50年代のデットストックリネンのランチョンマットを利用して取り付けております。アメリカヴィンテージながら、ほんのりとフレンチムード薫るモダンなミックス感も取り入れた時代性のある仕上がりです。シーアイランドコットンの上質な素材感をヴィンテージ最高峰のデニムジャケットで味わえる、まさに至高の一着と言えるのではないでしょうか」

「モデル”CARIB XX”。先ほどのデニムジャケットと同じカリビアンシーアイランドコットンの生地を用いたジーンズ。所謂大戦モデルのストレートシルエットです」
「ジーンズの難点である、腰まわりのフィッティングに拘り、ミミを用いながらも綺麗に収まる型紙作りに注力し完成した一本です。ドレススタイルにも馴染む綺麗なシルエットを見せてくれながら、XXらしいワイルドさを持った、絶妙な仕上がり。これまで展開させていただいていた”PHIL MENPU”とは異なり、裾幅が太くリアルなXXに近いストレートシルエットで表現しています。私が穿いているものも同じデニムで、裾をこのぐらい折り込んでこなしても格好良いと思います」
「79年に公開された映画作品からインスピレーションを得て製作した逆開ZIPパーカ”CHAMP”。こちらもカリビアンシーアイランドコットンで表現する企画からの一品です」
「フレンチのアイテムで用いられることの多い、撚り杢(色の近い2色の糸を撚糸して杢調を出す手法)の手法を用い、これ以上なくハリを出して編み上げることで、もっちりとした肉感に極上の滑らかさを備えた、他にはないスウェット生地が完成いたしました」
「深いアームホールにたっぷりとしたボディ。若干日焼けしたような色を織り込むことで湧き出すヴィンテージムード。古き良きアメリカの空気感を薫らせるルックスがたまらない仕上がりです。それでいてシーアイランドコットンならではの表面の光沢、肌触り、着心地という、品のある現代的なリラックスムードも漂うニューヴィンテージなジップパーカーと言える一着です」
「モデル”NOTRE DOME”。〈AUBERGE〉では定番で展開しているラグランスリーブのカットソーです」

「こちらもカリビアンシーアイランドコットンを使用。50/2で編み上げた度詰め天竺は、滑らかなドレープとしっかりとした肉感が綺麗なシルエットで見せてくれます。タフな一面も備えており、洗濯を重ねても品のある光沢としなやかさはキープ。ややゆとりのあるサイジングで、一枚でも上質な大人のリラックス感というものを演出できる一着です」
「モデル”ANDY”。かつてのアメリカのアーティストが着用していたとされるフォトグラファージャケットがデザインソースの一着です」
「オリジナルを解析していると、作りの構造がフランスの空挺部隊用ジャケットと同じであることに気づき、今回こちらにも踏襲いたしました。その特徴的なポケットの数と形状など輪郭はそのままに、フレンチミリタリーの本格的作りを取り入れた、他にはない精度を持ったヴィンテージという仕上がりです」
「生地にももちろん拘っており、タテ糸のギザコットンにヨコ糸で和紙を打ち込んだ、ダイワインターテック製のツイル生地を落とし込んでいます。和紙と言っても超撥水するほどの打ち込みで、その割に非常に軽い質感という点が何よりの魅力です。春夏シーズンにもさらっと羽織っていただける一着に仕上がっています。ブラックとブルーをミックスした玉虫カラーと、和紙ならではの深い色合いを追求したブラックの2色展開です」
「モデル”CARCASSONNE”。イギリスのミリタリーウェアで用いられる2枚の生地をボンディングした2重構造でお作りしたアイテム。フランスのヴィンテージマウンテンパーカ―をベースとし、そこに様々なクラシック要素を詰め込んで一つのパーカーに仕上げた、フレンチヴァカンスをイメージした一着です」
「表200/2ツイル、裏100/1タイプライターという限界の高密度織物に更にニドム加工(揉んだり叩いたりすることで、素材や生地を柔らかくしたり、使用感やUSED感を出す加工法)を施し、水で溶けるのりで2枚を貼り合わせ1枚の生地として縫製。さらにその後、製品染めをしながら2枚の生地がバラバラになりその間に空気が入ることで独特の雰囲気が生まれていく。この工程によって、フレンチらしい絶妙に緩く上品な空気感を表現しました。シワになりにくい生地は空気を品良くはらんでくれ、そのボリューム感が面白い一着に仕上がっています」
「さてどんどんいきましょう。続いては、、」
続きは次回に。。
24SS 〈Brilla per il gusto〉LINE UP 〜〈AUBERGE〉編 ②〜です。
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