たたかう歌 <SARTO BEAMS>長めのブログ

SHUN 新井 2026.03.21

ご機嫌いかがでしょうか、新井です。




JACKET: RING JACKET ORDER

KNIT: SAINTJAMES

PANTS: cantate

SHOES: GUIDI


大体の時間は工房でパンツを縫ってますがちゃんとブレザー着てます。相変わらずミシンが踏みやすい様にスウェットパンツですが。


この半年はリメイク事業も始まっててんてこ舞いでしたがとにかく夢中になれた6ヶ月でした。

その模様が循環型ファッション事業検証として3編に渡りコーポレートサイトにアップされてます。

前編→https://www.beams.co.jp/company/media/article/22

中編→https://www.beams.co.jp/company/media/article/24


後編→https://www.beams.co.jp/company/media/article/27


セレクトショップとしてここまで取りかかれたのは日本でも初の試みだと思いますのでとりあえずは自画自賛をしときましょう。


ワンコインで入手したデニムにリメイクしてみましたコレがまた面白い。
まだまだビジネスにするには時間がかかると思いますが今年もイベントは可能な限り予定してます。



昨年も相変わらず値上げラッシュに歯止めは効かず1.5〜2倍近くにまで跳ね上がったインポート商材達に驚くばかり。

アパレル商圏の二極化は必然の様にここ数年語られてきてますがセレクト業態の中間価格帯はどう考えても縮小の流れ。


その中ではウチの会社は奮闘してると思いますが明るい話はコンサルビジネスと海外進出くらいですかね。

国内消費は右肩下がりでインバウンド消費が続く都内店舗以外はなかなか厳しい状況な訳で。最近は厳しいお声もあちらこちらで頂く次第で恐縮するばかり。

この横浜の店がオープンして1年を過ぎ、悪戦苦闘の毎日なんですが、メンズ主軸の業態が数字を付いてくるのは5年、10年単位ってのが通例なんですよね。どこぞの大型セレクトショップだって黒字化出来たのは10年かかったって話なんです。


元々10数年前から1階でやってたウチのメンズドレスレーベルもその10年以上かかって地道に地元の方々中心にコツコツと積み重ねてきた賜物なんですよね。

根付いて数字が付いてくるまでは時間がかかるに決まってますが、それこそ結果が伴っていく為には継続してファンを作っていく地道な努力しかないんですよ。



僕が販売やら商品企画やらとアパレルで20年以上やってきても常に念頭にあるのは


「店頭起点」


お客様にダイレクトに接して商品を買って頂く事がこの事業の根幹だという事。

全ては店頭から始まって店頭で帰結するビジネスなんだという事。



果たして僕らスタッフは店頭でお客様一人一人をしっかりと相対して見る事が出来ているのだろうか?

果たしてこのお店の商品は来店してくれているお客様を本当に見て適した商品を陳列出来ているんだろうか?


この一年のお買い上げのお客様の年齢構成比や購入商品のデータ分析をした上で来店するお客様に適したレイアウトや商材投入、そしてそのお客様に沿ったスタイリングや立ち振る舞い、雰囲気作りをスタッフが意識統一出来ているのか。それよりも自己優先の自己満足に陥ってしまってはいないだろうか。



果たして僕らのお店の環境、居心地や雰囲気、流れている音楽や照明や什器は来店してくれているお客様に適しているのだろうか?

その店のターゲット層に見合ったその世代のBGMをかけているのは定石。客層が高い年齢層なのにバカうるさいハードなBGMをかけてる店なんて、お客様を全く見ていない自己満足の独りよがりで良質なサービスなんてしてくれるはずないでしょう。

ライティングだって寛ぐ什器だって商品を陳列する棚の高さや位置だって素材だって色味だって同じ事。




僕が販売一本でガツガツやってた頃から恩師に教えられてずっと根底にあるのは、

「全ての仕事は準備で9割が決まる」という言葉。

接客販売も勿論それに当てはまります。


小売り商売は基本に仕入れ準備は一年前から動いているのは当然として、お客様が店頭にいらして楽しんで買って頂く瞬間の為にどれだけそのお客様方の事を考え様々な事を準備してきたかが大切なんです。

商材の選定から在庫確保、見せ方、サイズの提案からスタイリング提案もそう、楽しんで頂くハコ作り、スタッフの歓迎体制、立ち振る舞い、表情から言葉遣いなどなど。



自分がお客様の立ち位置になってどれだけ深掘りして楽しんで頂く準備をしてきたかがどれだけ大切かという事。


この店も1年後、3年後、5年後、10年後までを見据えてどれだけ結果を検証し深掘りをして改善と挑戦を繰り返してお客様が楽しんで頂ける場を作り上げていけるのか。

そのお客様の満足が自ずと数字に繋がっていく事をこの20数年で何度も体感してきました。




僕にやれる事なんてパンツの裾やジャケットの寸法補正に限られてますが、それだって何年後も見据えた永続的なアフターサービスとしてお客様と向き合っていく重要なピースであるはずです。


だから僕は毎日工房でお客様が喜んで笑顔になってくれる事を想像してお直しを仕上げてます。




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表題はアメリカ人女性シンガーソングライターが2015年に発表したスマッシュヒットソング。


FIGHT SONG


10年近く日の目を浴びる事なく諦めかけていた彼女が自分自身を奮い立たせる為に書き上げた曲。

そして正直言ってアメリカンポップスには何となく距離を置いちゃう自分がいるのに、日本ではやたらとこの10年間で様々な所で耳にする曲。


一度聴いたら絶対に耳から離れないメッセージと彼女の真っ直ぐな歌声。



これはわたしの闘う歌

わたしの人生を取り戻す歌

わたしは大丈夫だと証明する歌

力がみなぎるのを感じる

たった今から私は強くなる

だからわたしは闘う歌を歌う

自分以外に信じてもらえなくても

まだわたしには闘う力が残っているから




僕が自分で始めたこのサルトビームス。修理内製事業。

全然当初の予定通りになんて行かなくてこの3年間で何度も挫けそうになって。

でもそんな弱い気持ちはお客様の喜ぶ声やスタッフの喜ぶ声を聞けたらあっという間に吹っ飛ぶんです。


まだ僕は闘える。

まだ闘える時間もある。

一緒に闘ってくれる仲間もいる。

まだ闘える場所がある。



少しずつですがこの事業は確実に拡がってるんですよね。





それではこの横浜でお会いしましょう。



新井




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