人々には力があるんだ<SAINT JAMES>長めのブログ

SHUN 新井 2026.06.27

ご機嫌いかがでしょうか、新井です。







CUT: SAINT JAMES

JACKET: RING JACKET ORDER

ホワイトジャケットにボーダーシャツ

なかなか着るのは度胸がいりますが昔から大好きなんです、この合わせ。

<SAINT JAMES>

僕の永遠の定番服が数年前からちゃんと仕入れしてくれる様になってボートネック愛がみるみると再燃してしまいサイズを変えて10枚位買い直すというオトナの嗜みに勤しんでるもうすぐ48になるおっさんブログへようこそ。




最近はもっぱらジャケットのインナーはボートネック。


流石に盛夏はウェッソンだと暑いので生地の薄いピリアックを棚の奥から引っ張り出して着てたんですが、とうとう今年はウチでも仕入れをしてくれました。


SAINT JAMES/PIRIAC
カラー:ホワイト、グレー、カーキ
サイズ:4,5,6
価格:¥10,450(税込)
商品番号:21-04-0258-015


前にも何十年もフランス製で変わらない凄さみたいな感想を長文で書き綴った記憶が新しいですが、この1年は毎週着続ける大活躍。


高校一年生から愛用してるので今年はこのブランドとのお付き合いは30年と少し。たまに他のフランス製のバスクシャツに浮気もしちゃいましたが結局この原点に戻ってくるんですよね。


高校1年の入学したばかりのオシャレ気取りでオシャレチャリを入学祝いに買ってもらった僕は毎日汗だくで片道10キロを高校まで走らせる日々。

帰宅部だったのでダラダラと帰り道の途中の栄えた宇都宮オリオン通り沿いの古着屋やらアメカジ屋やらセレクトショップを毎日の様に物色してましたが、店員だったら絶対にイヤですよね。

テスト帰りにいつもの様にプラプラしてる際に、釜川沿いの古着屋が並んでる通りにいつもたむろしている同じ高校の制服を着たやたらとオシャレな先輩グループとひょんな事から仲良くなり、教えてもらったのがフレンチトラッド満載の小さいセレクトショップ。とりあえずオジサンオーナーには初対面からめちゃくちゃその日の服装をダメ出しされて、でも勧められて買ったお初の<SAINTJAMES>ボーダーバスクシャツは使い勝手抜群で。



その頃は渋谷界隈を中心にフェミ男ブーム真っ盛りで男でもピタピタTシャツや透け透けのメッシュのトップス、パンクモチーフのボンテージパンツ、マーチンブーツとか。勿論僕もわざわざ渋谷代官山まで遠征してパンクアイテム買ってた訳ですよ。

その仲良くなった先輩も普段は代官山のショップでフレンチなアイテムを買ってて、オシャレ坊主頭でいつもヘッドフォンを首に掛けてアシッドジャズ界隈を愛聴してて学ランなのにグッチのブレスレットとかビットローファーとか身に付けてて。

そんな先輩とショップオーナーにダメ出しされて田舎者精神丸出しなミーハーフェミ男パンクスファッションから見事に脱却できた魔法のアイテムが<SAINTJAMES>ウェッソンさんだった訳です。

その店に出入りしてる客層はオシャレな美容師とか進学校の上品な女の子とか地元の国立大学の学生とかで同じ学校の同級生とかは全然ノーマークだったので、僕一人が仲間界隈ではやたらとオシャレ偏差値が上がってスカしていった訳なのです。

地元の宇都宮では90年代の当時はフレンチトラッドを基調にしたおじさん1人で経営する個人オーナーのこじんまりしたセレクトショップだけでしか<SAINT JAMES>の扱いは無かったので、仲間内では服被りはせずにマネもされずに自称オシャレカリスマ街道を真っしぐらな高校生活がおくれました。

真っ黒の詰襟金ボタンの学ラン上下のインナーにボーダーバスクシャツとブラックスエードのビットローファーを合わせてエルベシャプリエのナイロンバッグでチャリ通学をする高校生は地元じゃあまずいなかった。

今でもセレショの若手スタッフはスタンドカラーのフォレスティエールジャケットにバスクシャツとかでワイドストレートパンツにビットローファーとか合わせてるから、なんだか結局そんなに変わらないんだなーって。




やっぱりこのボーダーオタクが行き着くフレンチブルーボーダーにテーラードジャケットとかクタクタの色落ちジーンズを合わせるのが最高にステキです。今なら工房でアレコレとリメイクカスタムしたユーズドデニムを合わせると最高にテンションが上がります。



こんなステキな格好で、長ーいフランスパンが顔を出してるクタクタになったでっかいキャンバストートを肩に掛けて颯爽と歩く最高にステキな女性を日本ではまだ見た事ありませんが、来世は女性に生まれたら絶対そんな格好をしようと思います。


ボーダーナヴァルにデニムを合わせたあのフランスの生意気な女の子もそうですがこの手のバスクシャツは断然に2つくらいサイズを上げて裾をパンツに不造作に突っ込んできて欲しい。ジャストで着ちゃうと一気に野暮なオッサン感出ちゃうから絶対禁止です。

そもそもサイズ展開ももっと上にサイズ7位までふって欲しいと不満たらしてた願いが通じてくれたのか次シーズンからはサイズT7まで展開が増えるらしいので絶対買いですよね。


このスーパーベーシックかつ永遠の名作アイテムと言えるバスクシャツ。

多分人生の終わりまで着続ける事か出来る年齢も性別もファッションテイストもそう関係なく誰もが着れる服なんてそうそう無い。

僕の一生を費やしたオシャレ探求人生の旅の終着点は、きっと着古したバスクシャツを10代の孫娘とかがお下がりでそれこそフランスの映画みたいにノンシャランに着てくれる事なんでしょう。

そんなロマンを感じちゃう、人生の殆どを何十年もずーっと寄り添ってくれる服。

歳をとった時の何十年後かにまだ存在してくれてる同じ服なんてそうそう無い。ましてや同じデザインとか生地とかほとんど無いでしょう。

最近は服ってそんな人生のノスタルジーで着るのが最高の贅沢なんじゃないかって。




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表題はニューヨークパンクのゴッドクイーン、パティスミス女史による88年発表曲。


PEOPLE HAVE THE POWER




rockarchive/PATTI SMITH
価格:¥192,500(税込)
商品番号:23-83-0304-950

聴いて下さい

僕達の夢見る全ては

力を合わせる事で実現出来る

そう僕は信じてる

僕達は世界を変える事が出来るんだ

僕達には力がある

人には力があるんだ



なんだか最近は横浜の新店舗でのイベント企画やら運営で大忙しなせいかこんな前向きな姿勢と仲間意識をシンプルに綴る言葉がやたらと心に響きます。




パティ姉さんのファーストアルバムのジャケ写を高校生の時に見て生まれて初めてジャケ買いをしてしまったのが僕の出会い。

もはや詩の朗読なんだか叫びなんだかフォークなんだか解読不能なストレートなメッセージと少し冷めたニューヨークの温度が伝わってくるロック衝動は彼女だけの唯一無二な音の塊。
そして何よりモノクロのジャケット写真に写る彼女の出たちのそれはシンプルながらとんでもなくスタイリッシュでエフォートレスでアンニュイで。ブラックジーンズに白いドレスシャツ、ナローソリッドタイらしきものを首から垂らしてテーラードジャケットを肩に引っ掛けてて。でも喪服のそれとは全く違うその当時のニューヨークパンクシーンとかアートシーンをそのまま表現したかの様なスタイリングは痺れる程にカッコいい。

彼女のジャケ写に写るその削ぎ落とされたスタイリングはアラフィフになって益々に憧れが増して10代の頃から30年以上経っても飽きる事が無いから凄いですよね。

流石に彼女がバスクシャツを着てる写真は見つかりませんでしたが絶対にバスクシャツが似合い過ぎるに決まってる。

こんなバスクシャツみたいに不変的なスタイリングを作り出す名作と呼ばれる服なんてタンスを掘り返してもそうそうは無いもんです。




それでは横浜で<SAINT JAMES>を着てお待ちしてますね。



ビームス ライフ 横浜 ビームス工房

新井




SARTO BEAMS リメイク

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後編→https://www.beams.co.jp/company/media/article/27


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