BEAMS PLUS ロードショー 第188夜

コヴ 2023.11.11

この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。

では、早速。


こんばんは。BEAMS PLUS ロードショーへようこそ。

ナビゲーターを務めさせて頂きます、コヴです。

今宵も、新旧問わずアメリカ(BEAMS PLUS)に纏わる映画をご紹介。

第188回目はこちら


『ザ・ダイバー』(2000)

監督:ジョージ・ティルマン・ジュニア

出演:ロバート・デ・ニーロ / キューバ・グッティング・ジュニア / シャーリーズ・セロン / アーンジャニュー・エリス /

あらすじ:

大戦終結後の1940年代。小作人の子供だったカール・ブラシアは海軍に入隊し、泳ぎが上手いことを認められ黒人としては異例の甲板兵となる。ある時、ヘリコプターの事故の際に潜水士が乗組員を命がけで助けた事に感動し、潜水士の養成所に入ろうとするが当時は白人しか認められておらず……

これは黒人初の海軍マスターダイバーになったカール・ブラシアの自伝的映画です。

海軍に入隊しても黒人はコックか雑用夫にしかなれない時代に、自分の力でやりたい事に向かって進んでいく主人公のカール・ブラシアに対するのはここでも人種差別という理不尽であり、その理不尽を体現するのがロバート・デ・二―ロ扮するビリー・サンデーです。

しかしカールはそれにも負けず潜水士の資格を取り自らの道を進んでいくのに対して、ビリーはどんどん身を持ち崩していきます。そしてこの対照的に描かれている二人がどう再会し、どの様な道を進んでいくのかは是非、ご自身で確認して頂きたいと思います。

この時代を描いている戦争関連の映画を観ていると仲間なはずの同じ軍隊内でも差別があるのが描かれていて、それを様子を見ているとそれだけ人種差別というものが当時の人達の中で普通の事だったのかが窺えます。

人種差別は今現在でもアメリカだけではなく全世界で行われている事で、本当に悲しい事ですし、絶対になくすべき事だと思います。

あと作中で以前このブログでも取り上げた「ジャッキー・ロビンソン」の名前がラジオの野球中継から流れるシーンがあり、この人も様々な差別からくる妨害に屈せずに黒人初のメジャーリーガーになった事を考えると、同じく黒人として初のマスターダイバーになったカールと重なってグッとくるものがありました。

それでは衣装を見ていきましょう。

基本的に軍内の話なので出てくるのは軍服ばかりですが、そこで気になるのはデニム生地のセーラーパンツです。

シャンブレーのシャツに裾にかけてフレア気味に広がっているセーラーパンツはかなり格好良く、自分でも履きたいなと思うのですが足の長さが全く違うのであんな風に履けないだろうなと少し悲しい気持ちで観ていました。

他にも甲板上の普通の兵士の格好を見ているだけでもかなり格好良く、着こなしの参考になると思います。


ここからは今週のBEAMS PLUSのアイテム紹介です。

今週はこちらです。



ビームス プラス / ナイロン リップストップ ミリタリー パフ ベスト
カラー:グレー、カーキ、オリーブ、ネイビー
サイズ:S,M,L,XL
価格:¥28,600(税込)
商品番号:38-06-0050-139

こちらはフランス軍のミリタリーベストをベースした中綿入りのベストです。

表の生地はナチュラルな仕上がりになる様に染色をしたナイロンリップストップ地で、光沢は無くマットな表情なので日常的にも使いやすいと思います。

中は保温性の高い中綿を入れているのでダウンベストの様に嵩張らないですが、かなり暖かいと思います。

真冬は別ですがこの様なベストの方が中に重ね着も出来て脱いだ時にも邪魔にならないので、電車移動の方はもちろん車移動が多い方も使い勝手が良いのではないかと思っています。

こちらも既に入荷していますし、急に秋らしく気温も下がっていますのでこれからの季節に大活躍する一着ではないでしょうか?

気になる方はお近くの店舗に落ち合わせ頂ければと思います。


それでは『ザ・ダイバー』お楽しみ下さい。


コヴ