この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。
では、早速。
こんばんは。BEAMS PLUS ロードショーへようこそ。
ナビゲーターを務めさせて頂きます、コヴです。
今宵も、新旧問わずアメリカ(BEAMS PLUS)に纏わる映画をご紹介。
第262回目はこちら
『タイガーランド』(2000)
監督:ジョエル・シュマッカー
出演:コリン・ファレル / マシュー・デイビス / クリフトン・コリンズ・Jr / トム・グイリー / シェー・ウィンガム / ラッセル・リチャードソン
あらすじ:
1971年、新兵の訓練基地であるルイジアナ州のポーク基地に配属されたパクストンはボズという兵士に出会う。彼は上官の命令にことごとく反発していくのだった……
この作品はベトナム戦争を題材にしていますが、舞台は全てアメリカ国内という異色の作品です。
ベトナム戦争は1975年に終結するのでこの作品の時代である1971年にはもう負け戦の印象が強く、作中でも負け戦に行きたくないと徴兵された若い兵士が嘆く場面が描かれます。
そんな兵士達の除隊の手助けをしたり、そもそも戦争というものに対して疑問を持ち兵士としてではなくそれぞれが一人の人間としていられる様に周りを巻き込んでいくのがこの作品の主人公の一人であるボズという兵士です。
まず強い言葉や汚い言葉と高圧的に接することで新兵たちの娑婆っ気を抜いて一人前の兵士にしたい上官と、軍隊に身を置きながらも絶対に人間として生きようとするボズの人間性がぶつかります。
一般社会よりも同調圧力の強い軍隊の中で一人で圧力に抗うのは相当な覚悟のいる事ですし、自分が出来るのかと言われればまったくできる自信がありません。
ベトナム戦争を題材にはしていますが、もっと大きな戦争や軍隊ということについても考えさせられる映画でした。
それではいつも通り衣装を見ていきたいと思うのですが、この映画は訓練がメインなのであまり実践装備の描写もなく正直特筆すべきものはなかったので、今週はお休みしようと思います。
その代わりと言ってはなんですが、戦争映画でよく出てくる単語で「ボディバッグ」について説明したいと思います。
もう既にご存知の方もいらっしゃると思いますが、この「ボディバッグ」とは「死体袋」の事です。もっと縮めて「バッグ」と言っている事もあり劇中では「バッグに入って帰還する事になるぞ」なんて言っている場面もあります。
これは生きて帰れないという意味で使われます。
日本ではよく体にピタリと沿うショルダーバッグの事をボディバッグと言いますが、海外ではあまり使わない方が良いかもしれません。
「スリングバッグ」や「ショルダーバッグ」と言った方が良いと思います。
ここからは今週のBEAMS PLUSのアイテム紹介です。
ビームス プラス / カーディガン リネン
カラー:グレイ、カーキ、オレンジ、グリーン、サックス、ネイビー
サイズ:S,M,L,XL
価格:¥17,600(税込)
商品番号:38-15-0132-156
オリジナルのリネン糸で編み上げ、表面に加工を施すことにより滑らかなタッチに仕上げています。
ロングスリーブではありますが優れた吸湿性と放湿性があり風通しも良いので、これからの蒸し暑くなる日本の夏でも快適に着用して頂けると思います。
そしてカラーバリエーションも豊富なので、是非、ご試着して頂ければと思います。
それでは『タイガーランド』お楽しみ下さい。
コヴ