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濱田窯 for fennica

益子を代表する窯元であり、これまで<fennica>でも幾度と展覧会を重ねてきた<濱田窯>。

直近ですと、11月終わりに開催された濱田窯長屋門でのPOP-UP STOREが記憶に新しいですね。


<fennica>でご用意する<濱田窯>の中で、取り分けご好評いただいている器が久々に絵柄・大きさ揃って届きました。


こちらは2014年、濱田庄司生誕120年の節目に特別なものをと製作いただいた<濱田窯 × fennica>六角皿です。

濱田庄司が生前よく製作していた形をもとに、濱田友緒さんによるアレンジで生まれたもの。


高台を無くし、小ぶりで大中小と重ねられるデザインは、日々の食卓でカジュアルに使うことができます。


丸や四角の器が並ぶ中に、六角形の器が入ることで食卓にリズムが生まれ、素敵なアクセントになるんですよね。

六角皿を並べたら図らずも亀甲つなぎのよう。六角形の亀甲は縁起の良い吉祥文様でもありますから、贈り物にも喜んでいただけそうです。

釉薬も濱田庄司がよく用いたものであり、今日の<濱田窯>の象徴的な絵付けを取り入れています。

蝋で線を描き、柿釉をはじかせた柿釉抜絵。


<濱田窯 × fennica>六角皿 大
カラー:地掛鉄絵,柿釉抜絵,青釉抜絵
価格:¥2,750(税込)
商品番号:66-99-1995-064

<濱田窯 × fennica>六角皿 中
カラー:地掛鉄絵,柿釉抜絵,青釉抜絵
価格:¥2,200(税込)
商品番号:66-99-1997-064

<濱田窯 × fennica>六角皿 小
カラー:地掛鉄絵,柿釉抜絵,青釉抜絵
価格:¥1,650(税込)
商品番号:66-99-1998-064


地釉を掛けた上から飴釉で線を描いた地釉鉄絵。



こちらも蝋で線を描き、青釉をはじかせた青釉抜絵。


職人の手仕事と、自然の材と炎で焼成された器は、同じ釉薬・絵付けでも、窯出し毎に上がりに違いがあり、一つ一つ個体差もあります。

今回の上がりもまた、素敵な表情をしているので、ぜひご覧いただきたいです。


こちらは、2017年『濱田窯・在る日の益子』開催時新たに加わった、縁に釉薬を掛けたもの。六つの角に黒釉と柿釉を掛けた黒柿掛。


<濱田窯 × fennica>六角皿 大
カラー:黒柿掛,黒白掛
価格:¥2,750(税込)
商品番号:66-99-3536-064

<濱田窯 × fennica>六角皿 中
カラー:黒柿掛,黒白掛
価格:¥2,200(税込)
商品番号:66-99-3535-064

<濱田窯 × fennica>六角皿 小
カラー:黒柿掛,黒白掛
価格:¥1,650(税込)
商品番号:66-99-3538-064


同じく黒釉と糠白を掛けた黒白掛。


六角皿はサイズや絵付け違いで買い足しされる方も多く、皆さまの食卓で愛用していただけているようで何よりです。

ご好評につき、どうぞお早めに。


また、2018年開催『濱田窯・在る日の益子』で初お披露目したこちらのシリーズも久々に揃いました。


長く濱田家の蔵に眠っていた、1970年代当時の<濱田窯>の職人により作られたヴィンテージをもとに、現在の職人に復刻製作いただいたもの。

糠白と鉄釉を掛け分けたシンプルなデザイン。絵付けに頼らずとも、釉薬の表情に味わいがあり、心惹かれます。

寸胴でたっぷり入る<濱田窯>定番型のマグ。


<濱田窯 × fennica>マグ
カラー:白釉鉄砂,白釉縁鉄
価格:¥3,080(税込)
商品番号:66-99-3832-064


口縁から高台まで線が繋がり、すっきりしたフォルムの湯呑。


<濱田窯 × fennica>湯呑
カラー:白釉鉄砂,白釉縁鉄
価格:¥2,750(税込)
商品番号:66-99-3829-064


手馴染みの良いフリーカップ。


<濱田窯 × fennica>フリーカップ
カラー:白釉鉄砂,白釉縁鉄
価格:¥2,750(税込)
商品番号:66-99-3831-064


高台に小指を掛けて持ち易い飯碗。


<濱田窯 × fennica>飯碗
カラー:白釉縁鉄
価格:¥2,750(税込)
商品番号:66-99-3830-064


どれも流し掛けた釉薬が垂れ、良い雰囲気です。


<濱田窯 × fennica>の六角皿も初お披露目から10年近く経とうとしています。

皆さまの食卓で使われて、それがヴィンテージとなる年月を重ねたらまた嬉しいこと。

まだご覧になったことのない方も、濱田庄司や当時の職人たちの気風を感じる器をぜひ食卓に取り入れてみてはいかがでしょうか?



Mori

始まりました!『fennica pop-up store Mashiko』

<fennica>が6年ぶりに益子の地へ!


かねてよりお知らせしていた『fennica pop-up store Mashiko』がいよいよスタートいたしました。


美しい茅葺き屋根の<濱田窯>長屋門。<濱田窯>に現存する最古の建物に、<fennica>の視点でイベントのために選りすぐった品々が並びます。


先日濱田家で見つかったばかりの、沖縄から濱田庄司が持ち帰ったやちむんや琉球ガラス。この度<fennica>で選ばせていただき、特別に販売しております。

1950年代の<新垣窯>の素朴な指描きが施されたものや赤絵など。


こちらも古い年代のやちむんで線彫りの海老紋も。


戦後の琉球ガラス復興のため、濱田庄司や柳宗悦が指導して作らせたという琉球ガラス。


濱田庄司と沖縄との繋がりが感じられる品々が時を経て長屋門に並びました。


<濱田窯>と<リーチポタリー>で修行をした稀有な経歴を持つ瀬古有美さんの磁器。




美しい翠の磁器はセントアイヴスの海をイメージしているのだそう。<fennica>では今回はじめてご覧いただけます。


益子で作陶する窯元として、<えのきだ窯>と<キマノ陶器>も。

長屋門からも程近い<えのきだ窯>。2018年に開催した『濱田窯 在る日の益子〜濱田庄司登り窯復活プロジェクトの器たち〜』以来、久々のご用意となります。


<えのきだ窯>の5代目を榎田夫妻で担われています。榎田智さんは『ましこ市2021』のBGM担当として会場の雰囲気作りもされていました。


先々代が益子で展開していた急須が有名で、今もその基本的な形は継承しながら、現代の生活にも自然に馴染むデザインを提案しています。



2月の『OKINAWAN MARKET』でもご好評だった<キマノ陶器>。


木間夫妻は共に<横田屋窯>で修行後、2020年に益子で独立。大らかな絵付けと柿釉が合わさる器はまさに沖縄と益子を繋ぐ器です。


勢いよく釉薬が打ち掛けられた8寸鉢も素敵。



<仙台木地製作所>佐藤康広工人による、インディゴこけしとメキシコこけしもずらりと並びました。


藍の国日本で青いこけしが作られていなかったことに着目し<fennica>で特別に依頼したことから誕生したインディゴこけし。


藍にどぼんと潜らせた全藍こけしは、今回敢えて木地に縮みがある杢をいくつか使ったとのこと。虎斑や難しい杢目も藍で染まることで美しく出ています。

メキシコ衣装のウィピルやメキシカンハットを纏った鮮やかな描彩のこけし。一様におめかしして愛らしいですね。


メキシコこけしをお目当てにいらしてくださる方が多く、早々に完売!誠にありがとうございます。


そして、試作品の展示となりますがエンジェルをモチーフにしたスペシャルなこけしも。


佐藤正廣工人に轆轤挽きをしていただき、金銀の漆塗りは木漆工芸家 松崎修さんに施していただいています。


合わせて松崎修さんの漆器もご覧いただけますよ。


濱田庄司がセントアイヴス滞在時に着ていたニューリンスモックからもインスピレーションを受けた<BUZZ RICKSON’S × fennica>のスモックも持ってきています。



更にはフォトスポットとして濱田庄司とバーナード・リーチ、and you!と、一緒に記念撮影ができる顔はめパネルも。(2015年の開催時はメキシコこけしのパネルをご用意したんですよね。)

ぜひ思い出に写真を撮っていただければと。



1920年に濱田庄司とバーナード・リーチがイギリス セントアイヴスに<リーチポタリー>を開窯してから100年。


記念となるこの年に、二人の工房兼住居として使われた長屋門にて<fennica>POP-UP STOREが開催でき、誠に嬉しく思います。


この貴重な機会にぜひお楽しみいただけたら幸いです。



『fennica pop-up store Mashiko』
会期:11/27(土)28(日)10:00-16:00
場所:濱田窯長屋門


※会場へお越しの際は事前予約が必要となります。こちらからご確認ください。

※特設会場のため、お問い合わせはお応えいたしかねます。また、BEAMS CLUB ポイントは付与のみとなります。予めご了承ください。



Mori

濱田友緒さんの塩釉作品

10月。

まだお昼間は暑さを感じることもありますが、だんだんと夜も長くなってきましたね。

秋の夜長、寛ぎの時間におすすめしたい器が届きました。


透明感のある青、様々な絵付けや造形が美しい。<益子焼>を牽引し続ける<濱田窯>3代目 濱田友緒さんによる塩釉作品です。



塩釉は16世紀からドイツで用いられていた技法。素焼きの器に絵付けを施した後施釉せずに窯入れし、1200°以上に達した窯内へ火口から大量の塩を投入するというもの。



特徴的なのが味わいのある柚子肌。塩がガラス質に気化して器に付着し、このように独特の釉調を生みます。

友緒さんの祖父である濱田庄司がドイツ外遊の際に知り、<濱田窯>に日本初の塩窯を築きました。特殊な焼成技法とあって、<濱田窯>三代、作家ものに限った作とされています。

代々の文脈は受け継ぎながらも、大学で彫刻を学ばれていた友緒さんの手から生まれる器には独自の造形美があり、モダンな印象です。


左から

<濱田友緒>塩釉湯呑
価格:¥8,800(税込)
商品番号:66-99-5475-064

<濱田友緒>塩釉洋杯
価格:¥11,000(税込)
商品番号:66-99-5476-064

<濱田友緒>塩釉盃
価格:¥8,800(税込)
商品番号:66-99-5485-064



左から

<濱田友緒>文打盃
価格:¥8,800(税込)
商品番号:66-99-5482-064

<濱田友緒>塩釉文打杯
価格:¥8,800(税込)
商品番号:66-99-5488-064

<濱田友緒>塩釉櫛目盃
価格:¥8,800(税込)
商品番号:66-99-5480-064

<濱田友緒>塩釉縞盃
価格:¥8,800(税込)
商品番号:66-99-5481-064



左から

<濱田友緒>塩釉刷毛文打盃
価格:¥8,800(税込)
商品番号:66-99-5484-064

<濱田友緒>塩釉刷毛縞洋杯
価格:¥10,450(税込)
商品番号:66-99-4476-064


左から

<濱田友緒>塩釉杯
価格:¥8,800(税込)
商品番号:66-99-5486-064

<濱田友緒>塩釉櫛目湯呑
価格:¥8,800(税込)
商品番号:66-99-5474-064

<濱田友緒>塩釉ジャグ
価格:¥24,200(税込)
商品番号:66-99-3527-064



<濱田友緒>塩釉縞花瓶
価格:¥44,000(税込)
商品番号:66-99-0106-064


一つ一つ表情の異なる素敵な器が揃いました。どれも美しく、心惹かれます。

塩釉は塩を入れることにより窯内の温度が急激に下がるため、窯にも作品にも負担が大きく、リスクが高い技法なのだそう。さらに<濱田窯>は薪窯で焼成され手間も掛かる仕事。

特別な塩釉作品をぜひ手に取ってご覧いただきたいです。


そして、今回初めてアロマボウルが届きました。


<濱田友緒>塩釉アロマボウル 大
価格:¥24,200(税込)
商品番号:66-99-5491-064

<濱田友緒>塩釉アロマボウル 小
価格:¥17,600(税込)
商品番号:66-99-5492-064







丸い三つ脚が付けられたボウルの中に、和菓子のような素焼きのボール。ここにアロマオイルを数滴垂らしてお楽しみいただけます。


こちらのアロマボウルにあわせて、友緒さんとも親交の深い、<ふくうらファーム>のアロマオイルもご用意しました。


<ふくうらファーム>ラベンダー芳香油
価格:¥1,980(税込)
商品番号:66-55-0001-064


<濱田窯>と同じく益子に在ります、<ふくうらファーム>にて無農薬・無化学肥料で育った摘みたてのラベンダーから抽出したアロマオイルです。

ふわっと香るラベンダー。ブログでは香りをお伝えできないのが残念ですが、爽やかでとっても癒されます。アロマボウルとあわせて贈り物にもおすすめですよ。


BEAMS KOBEでは、また異なる造形の器をご覧いただけます。


通信販売も承りますので、ぜひお問い合わせください。

[東京 新宿]BEAMS JAPAN 5階/TEL:03-5368-7304

[兵庫 神戸]BEAMS KOBE B1階/TEL:078-335-2720


そして来月には先日のブログでご紹介した益子でのイベントも控えております。

少しでも安心してお越しいただける状況となることを願いながら、準備を進めて参ります。またこちらのブログでご紹介いたしますので、どうぞお楽しみに。



Mori

明日までです!-Hamada/Leach Legacy and Mingei Today-

開催中の『Hamada/Leach Legacy and Mingei Today』も早いもので明日6日までとなりました。


皆さま思い思いの器を手にされ、旅立っていったものも多いですが、まだまだ見応えのある店内です。











特にバーナード・リーチの作品や、<リーチポタリー>のヴィンテージは、この機会での特別なご用意。

時を越え、巡り巡ってfennica STUDIOに並ぶヴィンテージをぜひこの機会にご覧いただきたいです。


天候もおでかけ日和です。ぜひお立ち寄りください!



『Hamada/Leach Legacy and Mingei Today』 
会期:4/26(金)-5/6(月・祝)
場所:BEAMS JAPAN 5階 fennica STUDIO
協力:しかまファインアーツ,Gallery St.Ives

5/7(火)まで「BEAMS CLUB ダブルポイントキャンペーン」も開催中です。



Mori

本日からです! -Hamada/Leach Legacy and Mingei Today-

Hamada/Leach Legacy and Mingei Today』、ついに始まりました!








このように店頭には、バーナード・リーチの作品をはじめ、<リーチポタリー>の器や、<濱田窯>・<小鹿田焼>・<湯町窯>・<出西窯>と、日本各地の窯場よりバーナード・リーチゆかりの器がずらりと並んでいます。


近代陶芸に多大な影響を与えたバーナード・リーチの仕事、濱田庄司や日本各地の窯場との繋がりを、ぜひ見て触れてお楽しみください。



『Hamada/Leach Legacy and Mingei Today』 
会期:4/26(金)-5/6(月・祝)
場所:BEAMS  JAPAN 5階 fennica STUDIO
協力:しかまファインアーツ,Gallery St.Ives

5/7(火)まで「BEAMS CLUB ダブルポイントキャンペーン」も開催中です。



Mori

濱田窯 × fennica -Hamada/Leach Legacy and Mingei Today-

花冷えも落ち着き、お出掛けが楽しい今日この頃、いかがお過ごしでしょうか?



先日のブログで告知がございましたが、ぜひお立ち寄りいただきたいイベントを開催いたします!

『Hamada/Leach Legacy and Mingei Today』と題し、バーナード・リーチの作品をはじめ、日本各地の窯場よりゆかりのある器が一堂に会す本展。

イベントへ向け絶賛準備中の新宿より順次ご紹介していきますので、どうぞお付き合いください。



今回は、前回のブログでも触れていた<濱田窯>へ特別にオーダーした陶器のご紹介です。



まずはこちらの薬味入れ。二種と三種、それぞれ三色が並ぶ予定です。


<濱田窯×fennica>二種薬味入れ
価格:¥5,000+税
商品番号:66-99-4503-064


<濱田窯×fennica>三種薬味入れ
価格:¥7,000+税
商品番号:66-99-4502-064



濱田庄司がバーナード・リーチと共にイギリスへ渡り、<リーチポタリー>をはじめ、イギリス各地での生活から得たスタイルを益子での作陶に活かした作品の一つ、薬味入れ。


<濱田窯>を興した1930年代に作られたものをもとに、三代目当主 濱田友緒さんにアレンジを加えていただき復刻しました。


現在の暮らしに合わせて、蓋を省略した代わりに、つまみが付けられています。


1930年当時の濱田庄司は時間にゆとりがあり、こういった手間の掛かるものも作られていたのだそう。

花のように愛らしい形ですね。

こちらはサンプルで、商品の到着は会期スタートぎりぎりになるかもしれないのですが、今回特におすすめしたいアイテムの一つです。


そして、焼き〆の大小の水差し。


<濱田窯×fennica>水差し 大
価格:¥10,000+税
商品番号:66-99-4500-064

<濱田窯×fennica>水差し 小
価格:¥6,000+税
商品番号:66-99-4501-064


以前にもイギリスのコーンウォール地方で作られていたコーニッシュジャグを<濱田窯>の解釈で表現した焼き〆の水差しを製作いただいたのですが、この度改めて首の長さが特徴的なデザインで製作いただいたものが並びます。


すっきりとしたフォルムがなんとも美しいですね。

ぜひ、ご覧いただきたいです。




『Hamada/Leach Legacy and Mingei Today』 
会期:4/26(金)-5/6(月・祝)
場所:BEAMS  JAPAN 5階 fennica STUDIO
協力:しかまファインアーツ,Gallery St.Ives


4/26(金)は、お陰様で3周年を迎えるBEAMS JAPANの感謝祭、「宴」を催します。

営業時間も21時まで延長し、ささやかながら「宴」に合わせた催し物もございますので、ぜひお越しください。

Mori