いよいよ本日よりスタートする『OKINAWAN MARKET 2026』。
沖縄で一つひとつ選んできたものが一堂に並び、ご覧いただけるのが楽しみでなりません。

今回のブログも前回ブログに続き、各地を巡った4日目の模様をお届けします。
最終日は大宜味村へ。

<陶藝玉城>玉城望さんと若子さんご夫妻が迎えてくださいました。
望さんは<國場陶芸>にて8年、若子さんは小橋川昇さんのもとで6年修行の後、2000年に独立。登り窯で作られた琉球王朝時代のやちむんに魅せられたお二人は、大宜味村の地に4袋の登り窯を築窯されました。

2015年開窯の<大宜味共同窯>にも参加され、個人窯と共同窯で作陶を続けていましたが、これからは個人窯に一本化されるとのこと。今回見せていただいたやちむんが、共同窯で焼成された最後の仕事です。
入り口にはお二人の代表的な仕事である大きなシーサーが。

今回も手のひらサイズほどの小さなシーサーグワーが並びますのでどうぞお楽しみに。

泡盛を入れる酒器、カラカラ。玉城さんのカラカラは陶片が入っているので(入れていない作り手も)、泡盛が空になって振ればカラカラと音を鳴らします。

こちらの四角皿は轆轤で8寸皿を成形した後に四隅を取り四角形にされていて、裏を返すと高台があり、轆轤跡も見て取れます。

線彫はザクロ、染付はナデシコが描かれていて、形も相まって華やかですね。
同じ要領で作られる8角皿。白化粧を掛けてジグザグと指描きされた模様がモダンです。

他にも得意とされるタックヮーサーや線彫、掻き落としの技法で彩られたやちむんが様々に。

7寸リム皿・7寸皿


3寸鉢

4寸マカイ

玉城さんの焼物でいただいた甘いもの。

ケーキが乗せられた8角皿もまた素敵で、若子さんのぜんざいの優しい甘さにほっと癒されました。
続いて向かった先は<田村窯>。田村将敏さん麻衣子さんご夫妻のもとへ。

大阪でBEAMSスタッフとして販売をしていた将敏さんは、店頭に並ぶやちむんに魅せられ<読谷山焼北窯>宮城正享さんに弟子入り。

同じくやちむんに惹かれ、愛媛県から<読谷山焼北窯>松田米司さんへ弟子入りした麻衣子さんと出会い、2010年に開窯されました。

2020年の暮れには5年の月日をかけ製作したお二人念願の登り窯が完成。

天井まで煉瓦が積まれた袋の中も見せていただきました。

昨年の第6回目の窯焚きで焼成されたやちむんを先に届けてくださっていたので、工房に並んだやちむんや今製作されているものを教えていただきました。


<北窯>で学ばれた沖縄の伝統を守り実直な仕事をされているお二人の仕事。強く焼かれた登り窯ならではの表情、近年取り組まれている魚紋の線も素敵です。

工房には初めて作られたという厨子甕が。3月の窯焚きで焼成されるそうで、また楽しみが増えました。

イベントに並ぶ田村さんのやちむんはまた改めてご紹介させてください。
買い付けの最後に向かったのは、本部町にある<江口窯>。

江口聡さんです。千葉出身の江口さんは、<金城次郎窯>宮城須美子さんのもとで8年修行された後、2002年に独立。2021年には<金城次郎窯>の共同窯に加入されました。

自作の3袋からなる登り窯で、<壺屋焼>の伝統を踏襲しながらも、江口さんの感性から生まれる自由で伸びやかなやちむんを作られています。
油絵のように力強い指描き、水彩画のように穏やかな絵付けと、それぞれ印象的な按瓶。

持ち手まで陶土で作られた按瓶ですが、江口さんの按瓶は太く逞しい。
湯呑

直形湯呑

コップ

8寸鉢

蓋物

こちらは沖縄の古典を江口さんがアレンジして作られているユーモラスな男の子女の子シリーズ。窓から覗くように愛らしい表情が並びます。

昨年も大皿をはじめてご用意でき、注目されている人気のシリーズ。これから陶板を焼成するところと見せてくださいました。

20cm四方の型で重さ2.5kg。厚さもしっかりとあり重厚感がありますが、描かれた顔の表情に心がほぐれます。

他にも丸鉢や高台皿、マカイなど、1月に焼成されたばかりのやちむんも届けてくださいましたので、どうぞお楽しみに。

工房先で顔を出していた江口さんのシーサーも格好良かったです。

最後は本部町で見た美しい夕陽で買い付けのレポートを締めくくりたいと思います。

充実の4日間。<fennica>がお届けしたい沖縄の手仕事を盛り沢山に準備することができました。
それでは本日、がらりと様変わりしたfennica STUDIOにてお待ちしております。ぜひお誘い合わせの上お越しください。
『OKINAWAN MARKET 2026』
会期:2/14(土)-23(月・祝)
場所:BEAMS JAPAN 5階 fennica STUDIO
※イベントに並ぶ商品は、会期中お取り置き・お取り寄せ・通販ともに不可とさせていただきます。お問い合わせは[☎︎03-5368-7304]へお電話ください。
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『OKINAWAN MARKET 2026』に並ぶ品々は店頭でのみご覧になれるものも多いため、フォローしていただくと情報チェックが便利です!
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Mori





















































