『OKINAWAN MARKET 2026』開催まであと2日。
前回のブログに続きまして、今回は作り手のもとを巡る3日目の模様をお届けいたします。

この日私たちは本部町へ向かい、瀬底大橋で繋がる離島 瀬底島へ。

吉田誠子さんが構える<紅型工房べにきち>に到着です。

工房前には紅型にもデザインされていたブーゲンビリアが咲き誇っていました。

吉田さんは兵庫県のご出身で、沖縄県立芸術大学への進学をきっかけに沖縄へ移住。卒業後は紅型工房に勤めながら自身の作品制作を続け、2010年に独立されました。昨年4月には直売所もオープンされたばかり。
お話を伺いながら作品を見せていただきました。

今回新たな作品が目白押し。「沖縄そば」は、葡萄紋のやちむんにウメーシ、立ち上る湯気まで楽しげです。

イベントに並ぶものには“すば”(=そば)の文字がやちむんの横に入ります。文字の形にもご注目いただけたら。
こちらは「海へ」。吉田さんが良く行かれるビーチへの道から海が見えてきた景色が表現されているのだそう。生い茂るアダンやクワズイモの先に見える輝く海がわくわくさせる構図です。

吉田さんの紅型デザインを身近に楽しめる人気のポスターは、「琉球の鳥」「琉球の魚」に続く新作「イノーの生き物」もお目見え。(イノー=珊瑚礁に囲まれた浅い海)

そのポスター製作の流れから生まれた「ヤドカリ」と「カニ」のパネルも合わせて並びます。

色とりどりのミニパネルは、紅型の色差しをする際に点々と色を試し置くのですが、作品毎に使われる色試しをパネルに仕立てた新作。表情も様々なんです。

涼やかなタペストリーは3柄が揃います。
「ゆうな」は1日で黄色から橙に色が変化し落花する一日花。儚いゆうなもタペストリーならいつも傍に。

「鳥」は、ポスターから吉田さんが特に好きな鳥が並んだデザイン。

最新作の「魚」もポスターから選ばれたもの。

細長いダツが切れているバランスがまた良いのです。

クッションカバーも新作。トーンを落としたプリント技法は落ち着いた色目で空間に馴染みます。
「琉球の魚」

「熱帯魚」「イノーの生きもの」

瀬底島の自然や生きものを吉田さんの感性で捉えた形は、その魅力が増幅していて目に楽しい。可愛い、けれど可愛過ぎない絶妙な塩梅にいつも心を掴まれてしまいます。
イベントには定番となった手ぬぐいやポストカードも届きますよ。
続いて向かったのは<室生窯>。2024年秋に2010年に開窯した地の名護市から本部町へお引越しされたんですよね。

私は移転後初めてお伺いしたのですが、木目を基調とした開放感ある造りでとても素敵な場所でした。

福岡県で画家のご両親のもとに生まれた谷口室生さん。画家を志しアメリカの大学で学ぶ中、セラミックアートの授業を受けたことがきっかけとなり作陶の道へ。帰国後名工 山田真萬さんのもと研鑽を積み、2008年に独立されました。

沖縄の伝統はもちろん、日本の古作や北欧デザインなど、目にしてきた好きなものを捉え、自身の作陶に表したモダンなやちむんが魅力です。
今回新たに作られた十字の紋様。筆でコバルト釉を垂らし、焼物というキャンバスをはみ出すように描かれたダイナミックな作です。

こちらも新たな紋様。赤土に白化粧、コバルト、飴釉と重なり、室生さんならではのバランスで表されます。

7寸皿も様々に。近年作られている中央の掻き落としも定番となりましたね。フランスの鉄格子にあるようなモチーフからインスピレーションされた紋様です。

年々多様になる室生さんの表現。すでに愛用されている方にも、必ず新たな出会いがあるでしょう。
4寸皿

6角鉢

長皿

ドラ鉢5寸・オーバル皿

5寸ボウル

湯呑・マグ

ビアマグ

デザートカップ

塩壺・カトラリー立

室生さんの作る焼物は、大きさや形など日常的な使い易さも選ばれている理由だと思います。ぜひお手にとってお選びくださいね。
この日最後にお伺いしたのは<神谷窯>。大宜味村にて2022年に開窯され、<fennica>では2年前からご紹介しております。

神谷英美さん大雅さん夫妻。

お二人とも2013年に沖縄へ渡り、大雅さんは<読谷山焼北窯>與那原正守さんと<玉城陶藝>玉城望さん若子さん夫妻、英美さんは<陶藝城>金城敏幸さんと、同じく<陶藝玉城>玉城さん夫妻に師事。
2020年に独立し、2022年に倒焔式単室薪窯を完成されました。

<壺屋焼>の伝統を汲みながらも<神谷窯>としての作陶を追及されていて、今回は新たに作られた灰釉に合う表情のやちむんに取り組まれたとのこと。

右上に写る楕円皿は、赤土に松灰を掛けて花紋を指描きされていて、恵美さんが気に入っているのだそう。白化粧を掛けてから指描きしたものもあり素敵でした。
こちらの線彫は月桃の実がモチーフとのこと。

蕎麦猪口にも同じモチーフがありました。その上に重なる葉紋は緑釉が窯変で桃色に表れています。

こちらの線彫はヤツガシラと教えていただきました。特徴的な冠羽が捉えられていますね。

豆皿

8寸皿

四角深鉢

マカイ

楕円皿・ワンブー

湯呑

箸立て

恵美さんは沖縄と通づる点も多いアイヌ文化にも興味があり、アイヌ刺繍を習われているそう。その探究心が仕事に反映されるのでしょう。
好きなものを吸収して自身の表現へ還元される皆さんの格好良さに、背中を押していただいた1日。
次回は4日目の模様をお届けします。
『OKINAWAN MARKET 2026』
会期:2/14(土)-23(月・祝)
場所:BEAMS JAPAN 5階 fennica STUDIO
※イベントに並ぶ商品は、会期中お取り置き・お取り寄せ・通販ともに不可とさせていただきます。お問い合わせは[☎︎03-5368-7304]へお電話ください。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
『OKINAWAN MARKET 2026』に並ぶ品々は店頭でのみご覧になれるものも多いため、フォローしていただくと情報チェックが便利です!
▼<fennica>レーベルページ
Mori



































































































