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ヨカポイカと民藝 Stripes & Colors ~Marimekko with BEAMS JAPAN~

いよいよ本日よりスタートした『Stripes & Colors ~Marimekko with BEAMS JAPAN~』

<fennica>では欠かせない普遍的なアイテム、<Marimekko>「Jokapoika」にフォーカスを当て、“Stripes & Colors”をテーマに集めた手仕事とともにその魅力をご紹介いたします。

「Jokapoika」の特色の一つに、テキスタイルプリント「Piccolo」の、色を重ねる印刷工程があります。


有機的な2色の線が重なり3色目の線が現れる、色の組み合わせの素晴らしさ。このストライプと色の重なりから連想させる美しい手仕事の数々を集めました。


ターコイズとグリーンのヨカポイカは…


飴釉と緑釉を流し掛けた<小鹿田焼 坂本浩二窯 × fennica>5寸皿。<小鹿田焼>最初期に作られていた掛け分け皿を<坂本浩二窯>にて製作していただいた平皿で、異なる釉薬の色の重なりに「Jokapoika」をイメージしています。



ペトロールグリーンとダークグレーのヨカポイカは…


同じく釉薬の重なりから、<中井窯 × fennica>三色染め分け皿をイメージ。鳥取民藝館に収蔵されている明治中期19世紀の<因久山焼>の三彩皿をもとに製作を依頼しており、“きれいに荒れた”ゆらぎのある線が「Jokapoika」の有機的な線に重なります。



濃淡のレッドのヨカポイカは…


松﨑修さんによる漆器。今回の“Stripe & Colors”をイメージして<fennica>のために特別に製作していただきました。手仕事で刳り貫き形成される木地はあたたかみのある線が生まれます。また、朱漆の下には黒漆が黒漆の下には朱漆が塗られているため使うほどに下の色が透け深みが出ていく…そんな漆の重なりにもリンクしています。



ダークレッドとライトブラウンのヨカポイカには…


朱漆と錫粉を蒔いた角盆。上から塗られた拭漆によって黄味が強まり、一見金漆のように見える華やかなストライプです。



ブラウンとベージュのヨカポイカは…


七尾佳洋さんによる練り込みの6寸皿を思い浮かべます。白い土と黒い土を仕込み、板状にスライスした土を交互に重ねて寝かし、スライスした断面にはゆらぎのある線が生まれます。



ネイビーとブラウンのヨカポイカは…


七尾佳洋さんによる鎬のマグ。飴釉が鎬の凹みに溜まり、濃淡の表情が生まれます。その色の具合に「Jokapoika」の線を感じますね。



ベージュとホワイトのヨカポイカは…


白釉鎬のマグ。鎬の凹凸によって影が生まれる姿が「Jokapoika」の柔らかな線と重なります。



ライトグレーとホワイトのヨカポイカは…


同じく七尾佳洋さんのティーキャディー。色目が見事にリンクしていますね。



ライトグリーンとライトグレーのヨカポイカは…


<浦富焼>の線彫の蕎麦猪口。爽やかな青磁釉を掛け、線彫の溝に溜まり生まれたさり気ない線のコントラストに「Jokapoika」を連想します。



ブラックとブラウンのヨカポイカは…


<浦富焼>の6寸皿。黒刷毛に線彫で地色を出した表情は、ブラックとブラウンのムラが見て取れ、「Jokapoika」の色目に似ています。



ブラックとベージュのヨカポイカは…


同じく<浦富焼>の花器。手仕事ならではの線や、どこか北欧のデザインを思わせるモダンな表情も相まって選びました。



ブラックとブラウンのヨカポイカは…


<濱田窯>の蝋抜湯呑。蝋でマスキングした湯呑に、益子ならではの柿釉を掛けることで、焼成後に地色とのストライプが生まれます。



ブラウンとネイビーのヨカポイカは…


同じく<濱田窯>の筒花入。蝋抜きの有機的な筆の細太は、「Jokapoika」の線のよう。



ターコイズとベージュのヨカポイカは…

<桂樹舎>のペン立て。型染め和紙の縞模様も線のゆらぎに「Jokapoika」を連想します。鮮やかなターコイズがきれいです。



ブルーとホワイトのヨカポイカは…


<桂樹舎>の名刺入れ。ブルー、ブラック、ホワイトの並びが「Jokapoika」のような目を惹くコントラストに。



濃淡のグリーンのヨカポイカは…


<桂樹舎>のハガキ箱。イエローから透けて見えるグリーンが「Jokapoika」の印刷工程による色の重なりを思わせます。



人の手による温かみを感じる“Stripes & Colors”。フィンランドと日本の素晴らしいデザインとクラフトをぜひ『Stripes & Colors ~Marimekko with BEAMS でご堪能ください。


「Jokapoika」シャツをご購入のお客様へ、<桂樹舎>の縞模様の型染め和紙で製作した缶バッジと「Jokapoika」のテキスタイルプリントで製作した缶バッジをノベルティとしてご用意しました。


Jokapoika」の缶バッチ1点と<桂樹舎>の缶バッチ1点の計2点をお配りいたします。※数量限定のため、無くなり次第終了とさせていただきます。




『Stripes & Colors ~Marimekko with BEAMS JAPAN~』
会期:10/11(金)-10/27(日)
場所:BEAMS JAPAN 5階 fennica STUDIO
*10/11(金)-10/24(木)までマリメッコ表参道店でも同内容のイベントを開催いたします。

◼︎会期中お取り置き・お取り寄せ・通信販売不可とさせていただきます。予めご了承くださいませ。



Mori



ブログ内に記載の価格は、記事公開時のものであり、変更する可能性がございます。

桂樹舎の和紙型染こいのぼり

端午の節句もあとひと月ほど。今年も<桂樹舎>より、鯉のぼりが届いています。

富山県の南側に位置する八尾町にて、八尾和紙の伝統を守る<桂樹舎>。創業者 吉田桂介氏が故郷の八尾和紙の伝統を未来に残すため1960年に創業し、紙漉き・染色・加工を一貫して自社工房にて行なっています。

現在の八尾和紙の特徴となる型染めが生まれたのは、染色家 芹沢銈介との出会いから。本来、布に施される型染めを、戦後の布不足から和紙に型染めできないか相談を受け、試行錯誤の後にできたのが水に強く丈夫な和紙。やがて芹沢銈介がカレンダーを作るようになると、注文が増えて手の足りなくなった芹沢工房を手伝うようになり、型染め技術の習得へと繋がりました。


<桂樹舎>に数ある型染めデザインの中でも、取り分けグラフィカルで目を惹くのが鯉のぼり。


鱗模様は、青海波や扇のようでもあり、最後に筆で足される金も相まってとても華やか。お子様の健やかな成長を願う気持ちに寄り添う、見るからに縁起の良い、美しいデザインです。

<fennica>では季節のしつらえとしてだけでなく、アートととしての視点でもご紹介し続けてきました。

こちらは、ここ数年ご紹介しているモビール。


<桂樹舎>鯉のぼり爽々モビール
価格:¥13,200(税込)
商品番号:56-78-1071-745



鯉の親子と兜、そして吹流しが、赤い糸で結ばれて、竹ひごの良い塩梅でゆらゆらと動きます。


室内でも窓から入る風などに反応して、自由に泳ぐ鯉のぼりがお楽しみいただけますよ。


小さなサイズが可愛らしく、箱に収まるので次の季節まで仕舞っておくにも便利です。


こちらは吹流しと鯉のぼりと棒のセット。


<桂樹舎>鯉のぼり活き生き鯉 小
カラー:赤&黒
価格:¥18,150(税込)
商品番号:56-78-1072-745


こちらも白い化粧箱に入っていて、ご自身で鯉のぼりや吹流しを棒に括り付けて飾ることができます。


<fennica>ではいくつかある組み合わせから赤と黒の鯉のぼりのセットをセレクトしています。

もちろん、お好きな色やサイズをお選びいただける鯉のぼりもご用意。


<桂樹舎>活き生き鯉 大
カラー:黒、赤、青
価格:¥9,900(税込)
商品番号:56-78-1067-745

<桂樹舎>活き生き鯉 中
カラー:赤、青
価格:¥8,800(税込)
商品番号:56-78-1068-745

<桂樹舎>活き生き鯉 小
カラー:黒、赤、青
価格:¥7,150(税込)
商品番号:56-78-1069-745


また、立体に仕立てる前の型染絵も。こちらは額装していただくとより素敵です。


<桂樹舎>型染絵 鯉
カラー:黒、赤、青
価格:¥6,600(税込)
商品番号:56-78-1070-745


そして、印象的な鱗模様に着目し<fennica>で特別にオーダーしている文庫箱やハガキ箱も併せてご覧いただきたいです。


<桂樹舎 × fennica>文庫箱鱗模様 小
カラー:A柄 黒、A柄 赤、B柄 赤、B柄 青
価格:¥7,260(税込)
商品番号:56-73-0467-745

<桂樹舎 × fennica>ハガキ箱鱗模様
カラー:A柄 黒、A柄 赤、B柄 赤、B柄 青
価格:¥3,520(税込)
商品番号:56-73-0468-745


定番で作られている文庫箱やハガキ箱も色彩豊かですが、金色が乗せられた鱗模様を箱に仕立てると一層目を惹きます。


サイドは鰭の雰囲気にも似た縞模様。重ねて置いた時にもインテリアを楽しくします。


この箱に贈り物を入れて渡ししたり、写真など思い出の品を入れておくのも良いですね。

ぜひ<桂樹舎>の素晴らしい手仕事とともに、端午の節句やインテリアデコレーションをお楽しみください。



Mori



ブログ内に記載の価格は、記事公開時のものであり、変更する可能性がございます。

芹沢銈介 2023年版 型絵染めカレンダー

今年もあと2ヶ月と少し。

と、書きながらも季節の巡る早さに気持ちが追いついていないですが、こちらの入荷が晩秋の訪れをお知らせします。

富山八尾<桂樹舎>にて手漉き和紙に型染めを施したカレンダーです。

デザインは重要無形文化財保持者の染色家 芹沢銈介氏。

<桂樹舎>芹沢銈介 2023年版型染めカレンダー
価格:¥18,700(税込)
商品番号:66-99-0218-745


1945年より約40年間ライフワークとして続けて来られた型染カレンダーは、実に多様なデザインが残されています。



2023年版の型染カレンダーは1950年の復刻版。四季の草花が月毎に描かれます。絶妙に組み合わされたカリグラフィーのような漢数字とローマ字や、色彩バランスなど、細部に宿る美。


初期に等しい材料と技法で製作されたカレンダーは、肉厚な手漉き和紙にのせた色彩豊かな型絵染めが美しく、アートを飾るように楽しんでいただきたいです。


こちらは卓上サイズ。


<桂樹舎>卓上カレンダー
価格:¥1,320(税込)
商品番号:66-99-0217-745


お年賀など贈り物にされる方も多いのですよ。

こちらにはプラスチックケースが付属し、卓上に立てて飾ることができますが、額装しても素敵。

こんな感じで朝倉康登さんによる額縁に、お気に入りのテキスタイルと組み合わせて月が変わるのを楽しんでみてはいかがでしょうか?


ぜひ2023年も素敵なカレンダーと共に色鮮やかな一年をお過ごしください。




Mori


ブログ内に記載の価格は、記事公開時のものであり、変更する可能性がございます。

fennica 2020 Spring/Summer

明治通りのイチョウがようやく色づき、寒さも本番といったところですが…今回は季節先取りのホットな話題をお届け!

タイトルにあるように次シーズン<fennica>の春夏アイテムのお話です。


先日行われた関係者向け内覧会の写真より、いち早くご覧いただきましょう。


2020年春夏<fennica>は、“Land and Warter”をテーマとして、陸と海の仕事着や遊び着をMIXしたスタイルを提案します。

ディレクター エリスが着ているのは<orSlow(オアスロウ)>×<fennica>のアノラック。お馴染みのタッグでアメリカのヨットパーカをベースに製作しました。



<BUZZ RICKSON’S(バズリクソンズ)>×<fennica>より、今まで1st〜3rdまで製作してきたドリンキングジャケットのニューモデルも登場。


アイビーリーガーが卒業年をナンバリングして仲間同士着ていたものを、今回はデッキジャケットに48のステンシルを施しています。

PWキャップも48に置き換えた<fennica>仕様に。


<moonstar(ムーンスター)>×<fennica>では初めてスリップオンスニーカーを製作。アッパーにアイレットを配した、今までに無いデザインに仕上がっています。


奥に見えるのは過去に<仙台木地製作所>へオーダーしたラスタこけしの頭の絵付けをデザインに落とし込んだ<cableami(ケーブルアミ)>のベレー。

*こけしは参考商品です。


もちろん全てユニセックスですよ。


メンズでは<BUZZ RICKSON’S>×<fennica>で、とあるメゾンのヴィンテージをベースに製作したコートも一押し。


昨年春再始動した<Braggin' Dragon(ブラッギンドラゴン)>も新たにセレクトしています。


そして、春らしいカラーや質感はレディースアイテムでも。


<pompon(ポンポン)>の美しいシャドーエンブロイダリーのブラウスや…


いつもユニークな提案で驚きを与える<Eatable of Many Orders(エタブルオブメニーオーダーズ)>のウェア。


<傳tutaee(つたえ)>の甲州紋織物を使ったワンピースやスカートも。心が踊りますね。


もちろん、ウェアだけではなく<桂樹舎(けいじゅしゃ)>の<fennica>スペシャルや…


陶器イベントなども予定しております。


*ご紹介の商品は全てサンプルのため、仕様変更やキャンセルの可能性がございます。予めご了承ください。



いつも遠い季節に想いを馳せてはワクワクしまうのは私だけでは無いはず。

ここでの紹介はほんの少しですが、店頭にて春夏アイテムのラインアップを写真でご覧いただけます。ご予約も承っておりますので、ぜひご案内させてくださいね。


2020年春夏シーズンの<fennica>も乞うご期待!



Mori

あと87日

10月に入り、ぐっと過ごし易くなってきた昨今。

あと87日みたいです、今年も。

来年の準備もそろそろ始めてみませんか?

店頭には毎年恒例のカレンダーが入荷してきております。


型絵染の重要無形文化財保持者・芹沢銈介のよるカレンダーは、1945年から毎年作られているロングセラー。

大型のものは手漉きの和紙に型染めされており、色彩・構図・質感・パッケージに至るまで、非常に雰囲気があります。








ぜひ額装して部屋に飾って頂ければと。

BEAMS JAPAN fennica STUDIOでは、2016年度のものを備品として使っています。

眼に映るたびに心弾む、素敵なカレンダーです。

卓上タイプは同じデザインが印刷されたもの。コンパクトで場所を取らない上リーズナブルなので、ちょっとしたギフトにもオススメです!

店頭・オンラインショップにて是非ご覧ください。

こちらは私物で、昔に買ったバラの古いもの。

長い間、たくさんの人を楽しませてくれたであろうカレンダーのシリーズだった事を想像すると、何だかうれしい気分です。

ASAMI


Eatable of Many Orders POP UP SHOP <エタブル庵 い草の間>開催します!


ビームス 東京スカイツリータウン 10/7(金) OPEN