タグ「七尾佳洋」の記事

ヨカポイカと民藝 Stripes & Colors ~Marimekko with BEAMS JAPAN~

いよいよ本日よりスタートした『Stripes & Colors ~Marimekko with BEAMS JAPAN~』

<fennica>では欠かせない普遍的なアイテム、<Marimekko>「Jokapoika」にフォーカスを当て、“Stripes & Colors”をテーマに集めた手仕事とともにその魅力をご紹介いたします。

「Jokapoika」の特色の一つに、テキスタイルプリント「Piccolo」の、色を重ねる印刷工程があります。


有機的な2色の線が重なり3色目の線が現れる、色の組み合わせの素晴らしさ。このストライプと色の重なりから連想させる美しい手仕事の数々を集めました。


ターコイズとグリーンのヨカポイカは…


飴釉と緑釉を流し掛けた<小鹿田焼 坂本浩二窯 × fennica>5寸皿。<小鹿田焼>最初期に作られていた掛け分け皿を<坂本浩二窯>にて製作していただいた平皿で、異なる釉薬の色の重なりに「Jokapoika」をイメージしています。



ペトロールグリーンとダークグレーのヨカポイカは…


同じく釉薬の重なりから、<中井窯 × fennica>三色染め分け皿をイメージ。鳥取民藝館に収蔵されている明治中期19世紀の<因久山焼>の三彩皿をもとに製作を依頼しており、“きれいに荒れた”ゆらぎのある線が「Jokapoika」の有機的な線に重なります。



濃淡のレッドのヨカポイカは…


松﨑修さんによる漆器。今回の“Stripe & Colors”をイメージして<fennica>のために特別に製作していただきました。手仕事で刳り貫き形成される木地はあたたかみのある線が生まれます。また、朱漆の下には黒漆が黒漆の下には朱漆が塗られているため使うほどに下の色が透け深みが出ていく…そんな漆の重なりにもリンクしています。



ダークレッドとライトブラウンのヨカポイカには…


朱漆と錫粉を蒔いた角盆。上から塗られた拭漆によって黄味が強まり、一見金漆のように見える華やかなストライプです。



ブラウンとベージュのヨカポイカは…


七尾佳洋さんによる練り込みの6寸皿を思い浮かべます。白い土と黒い土を仕込み、板状にスライスした土を交互に重ねて寝かし、スライスした断面にはゆらぎのある線が生まれます。



ネイビーとブラウンのヨカポイカは…


七尾佳洋さんによる鎬のマグ。飴釉が鎬の凹みに溜まり、濃淡の表情が生まれます。その色の具合に「Jokapoika」の線を感じますね。



ベージュとホワイトのヨカポイカは…


白釉鎬のマグ。鎬の凹凸によって影が生まれる姿が「Jokapoika」の柔らかな線と重なります。



ライトグレーとホワイトのヨカポイカは…


同じく七尾佳洋さんのティーキャディー。色目が見事にリンクしていますね。



ライトグリーンとライトグレーのヨカポイカは…


<浦富焼>の線彫の蕎麦猪口。爽やかな青磁釉を掛け、線彫の溝に溜まり生まれたさり気ない線のコントラストに「Jokapoika」を連想します。



ブラックとブラウンのヨカポイカは…


<浦富焼>の6寸皿。黒刷毛に線彫で地色を出した表情は、ブラックとブラウンのムラが見て取れ、「Jokapoika」の色目に似ています。



ブラックとベージュのヨカポイカは…


同じく<浦富焼>の花器。手仕事ならではの線や、どこか北欧のデザインを思わせるモダンな表情も相まって選びました。



ブラックとブラウンのヨカポイカは…


<濱田窯>の蝋抜湯呑。蝋でマスキングした湯呑に、益子ならではの柿釉を掛けることで、焼成後に地色とのストライプが生まれます。



ブラウンとネイビーのヨカポイカは…


同じく<濱田窯>の筒花入。蝋抜きの有機的な筆の細太は、「Jokapoika」の線のよう。



ターコイズとベージュのヨカポイカは…

<桂樹舎>のペン立て。型染め和紙の縞模様も線のゆらぎに「Jokapoika」を連想します。鮮やかなターコイズがきれいです。



ブルーとホワイトのヨカポイカは…


<桂樹舎>の名刺入れ。ブルー、ブラック、ホワイトの並びが「Jokapoika」のような目を惹くコントラストに。



濃淡のグリーンのヨカポイカは…


<桂樹舎>のハガキ箱。イエローから透けて見えるグリーンが「Jokapoika」の印刷工程による色の重なりを思わせます。



人の手による温かみを感じる“Stripes & Colors”。フィンランドと日本の素晴らしいデザインとクラフトをぜひ『Stripes & Colors ~Marimekko with BEAMS でご堪能ください。


「Jokapoika」シャツをご購入のお客様へ、<桂樹舎>の縞模様の型染め和紙で製作した缶バッジと「Jokapoika」のテキスタイルプリントで製作した缶バッジをノベルティとしてご用意しました。


Jokapoika」の缶バッチ1点と<桂樹舎>の缶バッチ1点の計2点をお配りいたします。※数量限定のため、無くなり次第終了とさせていただきます。




『Stripes & Colors ~Marimekko with BEAMS JAPAN~』
会期:10/11(金)-10/27(日)
場所:BEAMS JAPAN 5階 fennica STUDIO
*10/11(金)-10/24(木)までマリメッコ表参道店でも同内容のイベントを開催いたします。

◼︎会期中お取り置き・お取り寄せ・通信販売不可とさせていただきます。予めご了承くださいませ。



Mori



ブログ内に記載の価格は、記事公開時のものであり、変更する可能性がございます。

七尾佳洋さん at fennica STUDIO

先日、滋賀県長浜市木之本町にて作陶されている七尾佳洋さんが、新宿 fennica STUDIOにいらしてくださいました!


2021年春に行った『柴田雅章と3人の弟子たち展』から、もう時期二度目の春を迎える頃。(展覧会時のご紹介はこちら

展覧会ほどの品数とはなりませんが、ただいまご覧になれる素敵な器の数々をご紹介したいと思います。


作り手への道は沖縄から始まり、丹波で学び、北海道で育ったと話される七尾さん。

柴田雅章さんに師事した後に故郷の北海道で奥様 うた子さんと開窯されたのですが、滋賀県の信楽の土を使っていた縁、そして地産地消という七尾さんの哲学から、2015年より滋賀県へ移窯し作陶されています。


まず七尾さんが手にされた器から。七尾さんの代表的な仕事の一つ、練り込みの技法を用いた楕円深鉢です。


白い土と黒い土を仕込み、棒や板状にスライスした土を格子状になるよう交互に重ねていきます。二ヶ月寝かした後、縁には黒い土を巻き付けて素焼き。最後に飴釉を掛けて仕上げています。


七尾佳洋 練り込み楕円深鉢
価格:¥22,000(税込)
商品番号:66-99-4991-028


石膏の型を使って形作るのですが、土を押し込んだ外側は内側とは違った表情を見せます。

 

こちらは3色の土を使い、更に細かに重ねた練り込み。


七尾佳洋 練り込み楕円長鉢
価格:¥22,000(税込)
商品番号:66-99-4996-028


縁には白い土を巻き、白釉を掛けて仕上げられています。ギンガムチェックのようで可愛らしい。


七尾さんは楕円のお皿がお好きだそうで、深さやサイズなど様々な型を作っておられます。

白と黒、ピッチを変えた縞模様の練り込みも。


七尾佳洋 練り込み4寸鉢
価格:¥5,500(税込)
商品番号:66-99-4606-028



七尾佳洋 練り込み6寸鉢
価格:¥15,400(税込)
商品番号:66-99-5234-028

七尾佳洋 練り込み7寸皿
価格:¥15,400(税込)
商品番号:66-99-4998-028


練り込みは異なる性質の土同士をくっつけ定着させるために最低二ヶ月は寝かせていて、手間暇の掛かる仕事です。量産ができないために焼き上げるまで半年かかることも。けれど七尾さんはこの間が良いのだそう。


イッチンの技法も七尾さんの代表的な仕事。スポイトを用いて粘度のある泥で点を描いています。青釉が独特な表情を生んでいますね。


七尾佳洋 イッチンティーポット
価格:¥16,500(税込)
商品番号:66-99-4985-028


容量は一般的なティーカップの2杯分ほど。やや小ぶりで日常での使い勝手が良いでしょう。

白釉で白化粧した同じ形のティーポットとピッチャーも。イッチンの点打ちが柔らかに浮かびます。ハンドルには指置きが付けられ持ち易いですよ。


七尾佳洋 イッチンティーポット
価格:¥16,500(税込)
商品番号:66-99-4985-028

七尾佳洋 イッチンピッチャー
価格:¥13,200(税込)
商品番号:66-99-4986-028


赤いイッチンが描かれたものも。楕円皿は縁に等間隔で加飾されています。


七尾佳洋 イッチン楕円長鉢
価格:¥9,350(税込)
商品番号:66-99-5008-028


小壺は曲線の一番膨らみのある部分に。一番コントラストが出ていますね。七尾さんのイッチン紋はモダンで、シンプルな紋様ながらとても印象的です。


七尾佳洋 イッチン小壺
価格:¥5,500(税込)
商品番号:66-99-4988-028


同じ形につまみを付けた小壺。沖縄で学ばれた特徴的な緑釉、オーグスヤーが流し掛けられています。


同型でも加飾の違いで見え方もがらりと変わりますね。

ティーポットも然り。先程のティーポットと同型で、こちらはつまみ無し。それぞれ指描き、櫛描きされ、飴呉須で仕上げています。

七尾佳洋 ティーポット
価格:¥16,500(税込)
商品番号:66-99-4448-028


角皿は立ち上がりの部分にリズム良く櫛描きが施されます。

七尾佳洋 角皿
価格:¥12,100(税込)
商品番号:66-99-5074-028


そして、動きのあるマーブル模様の6寸丼。どちらも釉薬の溜まりが良い味わいです。

七尾佳洋 6寸丼
価格:¥7,150(税込)
商品番号:66-99-4610-028




カップ&ソーサーは丼のアウトラインと近いものがあります。ハンドルはティーポット同様指置き付き。


七尾佳洋 カップ&ソーサー
価格:¥8,250(税込)
商品番号:66-99-5075-028


一見シンプルですが、縁は素焼き後に白化粧を取り、筆で白い土と弁柄を水に溶かして模様を作ります。


滲むような口縁のラインがアクセントになっていますね。


最後にすり鉢。7寸8寸と大ぶりなすり鉢は、とろろ汁や、胡麻やナッツなどをすり潰して和え物をして、そのまま食卓へ。


七尾佳洋 7寸すり鉢
価格:¥11,000(税込)
商品番号:66-99-5003-028

七尾佳洋 8寸すり鉢
価格:¥14,300(税込)
商品番号:66-99-5002-028


手作業で入れる溝は角が立ってすり易いと思います。縁から側面に掛けられた糠白釉も良い雰囲気ですね。



七尾佳洋さんの魅力溢れる器の数々。


練り込みをはじめ、一つとして同じものはない表情から、これと良いものを見つける時間を楽しんでいただけたらと思います。



Mori


ブログ内に記載の価格は、記事公開時のものであり、変更する可能性がございます。

柴田雅章と3人の弟子たち展-最終日-

『柴田雅章と3人の弟子たち展』、早いもので新宿での開催は本日が最終日となりました。

柴田雅章さんと、柴田さんの心を受け継ぐ七尾佳洋さん、栗田荘平さん、大塚誠一さん。

4名の作品が一堂に揃う、またとない貴重な機会。実際に見ること、触れることで感じ取れる力強さ、美しさをぜひご堪能いただきたいです。
















会期のはじめに急遽お店にいらしてくださった栗田さん、大塚さん。直接お伺いできたお話は店頭でお伝えできればと思います。



『柴田雅章と3人の弟子たち展』に並ぶ一部商品は、オンラインショップでもお求めいただけます。また、作り手の思いや土地の雰囲気が感じられる特集ページもございます。外出が難しい状況下ですので、あわせてご覧いただけますと幸いです。


◼︎fennica things vol.8 | 柴田雅章と三人の弟子たち 特集ページはこちら

◼︎展覧会に並ぶ器の一部はこちらからもご覧いただけます。 商品ページはこちら

◼︎BEAMS JAPANでは、店舗から直接代引き配送を行う「スグ配!」サービスもスタート。


店舗に在庫があり都内近郊への配送であれば、最短で翌日着指定が可能です。(※状況によりご希望に添えない場合もございます。予めご了承ください。)お電話にてご案内いたします。[TEL:03-5368-7304]



『柴田雅章と3人の弟子たち展』

[東京 新宿]BEAMS JAPAN 5階 fennica STUDIO
会期:4/29(祝・木)-5/9(日)※4/25(日)〜当面の間、12:00-19:00の短縮営業とさせていただきます。
[兵庫 神戸] BEAMS KOBE B1階
会期:5/22(土)-5/30(日)※4/25(日)〜当面の間、臨時休業とさせていただきます。再開が決まりましたらまたお知らせいたします。


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本日5/9(日)まで「BEAMS CLUB ダブルポイントキャンペーン」を開催中!

また、4/20(火)より楽天ポイントカードサービスもご利用いただけるようになりました。 詳しくはこちら

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Mori

柴田雅章と3人の弟子たち展-ローカルフード-

『柴田雅章と3人の弟子たち展』では、作り手の暮らす土地ならではのローカルフードもご用意しています。

ラインナップは特集ページでもご紹介した兵庫 丹波の<岩茶房丹波ことり>、<山名酒造>、滋賀 長浜の<山路酒造>。今回はこちらをご紹介します。



岩茶房丹波ことり

<岩茶房丹波ことり>は柴田雅章さんの娘である小谷咲美さんがオーナーのカフェ。中国皇帝の残した稀少なウーロン茶“岩茶”を柴田さんの器で楽しむことができます。


今回ご用意した武夷岩茶は、マスカットのような香りが人気の“ 鳳凰水仙”、優雅な世界広がる華やかな岩茶“白牡丹”、武夷四大名茶の1つで古木の深みを感じる“水金亀”の3種。

また、香ばしいごまときなこの風味が広がる花型クッキーも並んでいます。


<岩茶房丹波ことり>鳳凰水仙
価格:¥1,500(税込)
商品番号:66-82-0247-922

<岩茶房丹波ことり>白牡丹
価格:¥1,500(税込)
商品番号:66-82-0248-922

<岩茶房丹波ことり>水金亀
価格:¥1,200(税込)
商品番号:66-82-0249-922

<岩茶房丹波ことり>ぽろっとミックス
価格:¥621(税込)
商品番号:66-82-0251-922


カラフルなことりビスケットは早々に完売。なんとも愛らしいですもんね。誠にありがとうございます。


岩茶をご自宅で本格的に楽しみたいという方には、ぜひ柴田さんの岩茶器セットを。力強い器と香り高い岩茶、ゆっくり贅沢な時間を過ごせることと思います。


<柴田雅章>飴掛分岩茶器
価格:¥38,500(税込)
商品番号:66-99-5354-132



山名酒造

日本でも有数の有機栽培地区である丹波市の酒米と、蔵内から湧き出る神池寺山伏流の天然水を使用する1716年創業<山名酒造>。


<山名酒造>奥丹波
価格:¥1,650(税込)
商品番号:66-82-0239-924

<山名酒造>森の蜜酒/梅
価格:¥990(税込)
商品番号:66-82-0241-924

<山名酒造>自然酒△雨酒
価格:¥2,475(税込)
商品番号:66-82-0240-924


なめらかな口当たりと優しく香るフレーバーが特徴の純米吟醸“奥丹波”、“奥丹波”をベースに国産の梅果汁を贅沢に使用した“森の蜜酒”、低温発酵で醸す優美な香りと抜群のキレの良さが特徴の純米大吟醸“奥丹波 自然酒△雨酒”のラインナップです。



山路酒造

1532年創業<山路酒造>。木之本一帯に桑原が広がっていたことから、桑の葉ともち米、麹を焼酎に漬けた桑酒が誕生。今もなお伝統的な桑酒作りを続けています。


<七尾佳洋>ゴブレット
価格:¥3,520(税込)
商品番号:66-86-7945-028

<山路酒造>桑酒120ml
価格:¥770(税込)
商品番号:66-82-0235-925

<山路酒造>桑酒900ml
価格:¥1,925(税込)
商品番号:66-82-0236-925


麹の働きで糖化した自然の甘味が特徴のリキュールはモヒートにして飲むのもおすすめ。七尾さんのゴブレットでいただきたいですね。


桑の葉を入れたサクっと食感のクッキーと、桑酒のみりん粕をたっぷり練り込んだ塩味クッキーも。お酒が苦手な方にはこちらをお試しいただきたいです。


<山路酒造>桑の葉クッキー
価格:¥430(税込)
商品番号:66-82-0237-925

<山路酒造>みりん粕の塩クッキー
価格:¥430(税込)
商品番号:66-82-0238-925



つるやパン

そして、こちらのブログでご紹介した、<つるやパン>。パンはご好評のうち完売しましたが、まるい食パンラスクは引き続きご用意していますよ。


<つるやパン>まるい食パンラスクミニ6種
価格:¥600(税込)
商品番号:66-82-0244-923


ぜひ4名の作り手による作品と共に、それぞれの暮らす土地ならではの空気を感じていただければと思います。

感謝の気持ちを込めた母の日の贈り物にもおすすめですよ。



『柴田雅章と3人の弟子たち展』に並ぶ一部商品は、オンラインショップでもお求めいただけます。また、作り手の思いや土地の雰囲気が感じられる特集ページもございます。外出が難しい状況下ですので、あわせてご覧いただけますと幸いです。


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『柴田雅章と3人の弟子たち展』

[東京 新宿]BEAMS JAPAN 5階 fennica STUDIO
会期:4/29(祝・木)-5/9(日)※4/25(日)〜当面の間、12:00-19:00の短縮営業とさせていただきます。
[兵庫 神戸] BEAMS KOBE B1階
会期:5/22(土)-5/30(日)※4/25(日)〜当面の間、臨時休業とさせていただきます。再開が決まりましたらまたお知らせいたします。


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Mori

柴田雅章と3人の弟子たち展-作陶の源-

お陰様でご好評いただいている『柴田雅章と3人の弟子たち展』。初の師弟展で数多く取り揃えていることもあり、じっくり選ばれる姿が印象的です。誠にありがとうございます。


本展では4名の作り手の作品はもちろんのこと、作陶の源となる貴重な私物をお借りした展示も見どころなんです。

インスピレーションを受けたものや、影響を受けた人やものなど。作り手の根幹を知ることで、作品の見え方が一段と広がります。


柴田雅章さん

書籍「工藝 第25号 スリップウェア特集」で初めてスリップウェアを目にし、大きな衝撃を受けたという柴田さん。

後に目白の「古道具坂田」にて手に入れたという英国の18-9世紀頃のスリップウェアは、特集ページでも書かれていた、柴田さんがスリップウェアを作りはじめる原動力となったものです。


精霊と共に生きる人々と呼ばれるピグミー族のタパ(腰巻布)。ご自身の作品とアフリカンフォークアートが並ぶご自宅も印象的でしたよね。「大宇宙の下で畏れや祈りと共にある者の身体を通して生まれた不思議な紋様。私たちに大きな示唆を与えてくれている。」


七尾佳洋さん

小学生時代にブロックやプラモデルばかり作っていたという七尾さん。モノ作りの原点はここにあったのですね。(STAR WARS©& TM Lucasfilm Ltd.)


アフガニスタンの鉢は、弟子時代に大阪日本民芸館の展示主任をされていた柴田さん手伝いで得たバイト代で購入したという思い出の鉢。大らかでゆったりとした柔らかい印象は目指す仕事でもあるのだそう。


予備校時代までは染色を目指し、今でも布が大好きで集めている七尾さん。このマーシュアラブの刺繍布は本展を素敵に彩っています。


栗田荘平さん

自分で持っておかねばと思い切って購入したという江戸時代末期の<丹波焼>。一人で仕事をしていると自分勝手にモノを作りがちになるそうですが、その戒めとしても傍に置いているのだそう。


三つの鍵は寄宿生活塾はじめ塾で教わった大切な言葉。そして自身の焼き物で飲みたいNo.1というムジカティー。栗田さんのやわらかな色目の器には紅茶が似合いますもんね。


大塚誠一さん

幼い頃にお父様や<大誠窯>の職人から身近な材料でモノ作りを学んだという大塚さん。お父様に作って貰った木製ピストルは今5歳の息子さんの手に。こうしてまたモノ作りの精神が自然と受け継がれていくのでしょう。


濱田庄司の丼や李朝の刷毛目皿、種子島の片口などは、古陶磁器がお好きな大塚さんならではですね。修行時代に京都の骨董屋で“清水買い”した刷毛目皿は、買うと決めてから世界が変わったという大切な一枚。



作り手それぞれの内面が垣間見える私物の展示。種類は違えど、みなさんやはりモノが好きで、若き日に手に入れた器に心を揺さぶられ、その後の作陶に大きな影響を与えたのだなと感じることができます。

そして今度は、4名の作り手の作品が、私たちの暮らしに気づきや彩りを与えてくれることでしょう。


店頭ではお借りした私物に対するみなさんのコメントをまとめたものもお渡ししておりますので、作品と共にお楽しみください。



『柴田雅章と3人の弟子たち展』に並ぶ一部商品は、オンラインショップでもお求めいただけます。また、作り手の思いや土地の雰囲気が感じられる特集ページもございます。外出が難しい状況下ですので、あわせてご覧いただけますと幸いです。


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『柴田雅章と3人の弟子たち展』

[東京 新宿]BEAMS JAPAN 5階 fennica STUDIO
会期:4/29(祝・木)-5/9(日)※4/25(日)〜当面の間、12:00-19:00の短縮営業とさせていただきます。
[兵庫 神戸] BEAMS KOBE B1階
会期:5/22(土)-5/30(日)※4/25(日)〜当面の間、臨時休業とさせていただきます。再開が決まりましたらまたお知らせいたします。


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Mori


柴田雅章と3人の弟子たち展-始まりました-

連日ご紹介していた『柴田雅章と3人の弟子たち展』、本日より始まりました!


兵庫県・丹波篠山にてスリップウェアを中心に作陶を続ける陶芸家の柴田雅章氏と、そこに師事した七尾佳洋氏、栗田荘平氏、大塚誠一氏、3名を一堂に迎えた、初となる師弟展です。 これまでのブログはこちら


早速、店内の様子をご覧いただきましょう。









作品に加え、アイデンティティが感じられる私物の展示や、それぞれが暮らす土地ならではの食品も販売します。






急遽追加の陶器をもって大塚誠一さんがいらしてくださる場面も。




直接お伺いできたお話はまたブログでご紹介させてくださいね。



一部商品は、本日よりオンラインショップにて販売を開始しました!また、作り手の思いや土地の雰囲気が感じられる特集ページもございます。外出が難しい状況下ですので、あわせてご覧いただけますと幸いです。


fennica things vol.8 | 柴田雅章と三人の弟子たち 特集ページはこちら

展覧会に並ぶ器の一部はこちらからもご覧いただけます。 商品ページはこちら



『柴田雅章と3人の弟子たち展』

[東京 新宿]BEAMS JAPAN 5階 fennica STUDIO
会期:4/29(祝・木)-5/9(日)※4/25(日)〜当面の間、12:00-19:00の短縮営業とさせていただきます。
[兵庫 神戸] BEAMS KOBE B1階
会期:5/22(土)-5/30(日)※4/25(日)〜当面の間、臨時休業とさせていただきます。再開が決まりましたらまたお知らせいたします。


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Mori

柴田雅章と3人の弟子たち展-七尾佳洋さんの器-

『柴田雅章と3人の弟子たち展』に並ぶ器より、今回は七尾佳洋さんの器をご紹介します。


柴田さんの一番弟子である七尾さん。作り手への道は沖縄から始まり、丹波で学び、北海道で育ったと話されます。

北海道で作陶されていた頃から滋賀県の信楽の土を使用していたそうですが、2015年には滋賀県の長浜 木之本へ移窯。その土地の土を用いた作陶を奥様のうた子さんと共に続けています。


食器を作る以上先ずは機能性や食べ物を盛り付けた時の美しさ、これを心掛けているとのこと。




こちらは<fennica>ディレクター エリスの自宅で使用している写真。イギリスの伝統菓子 バッテンバーグケーキを乗せていますが、きっと和菓子も似合うでしょう。懐の深さを感じますね。


七尾さんの代表的な仕事の一つに「練り込み」があります。


展覧会のフライヤーにも練り込みの鉢を選ばせていただきました。


<七尾佳洋>練込七寸深鉢
価格:¥22,000(税込)
商品番号:66-99-5001-028


赤い土と白い土を交互に重ね、1〜2ヶ月寝かせた後にスライスした陶土を型にのせ形成する練り込み。歪みを加えることでできる動きのある鶉手模様が美しいです。

フライヤーには柴田雅章さんの教え、「陶芸家になる前にまず人としてちゃんとしなさい」との言葉。挨拶など、基本的なことから厳しく指導を受けた経験が今に繋がっているのだそう。


また、「古いモノを良く見て学ぶ、それは表面的な技法を真似るのではなく、モノを作る上での精神を受け継ぐということ。」…この言葉も大切にされていると教えてくださいました。

眼や心が養われれば身体がついてくるということでしょうか。そんなことを考えながら七尾さんの表情豊かな器を見つめます。


<七尾佳洋>練込五寸鉢
価格:¥11,000(税込)
商品番号:66-99-7940-028






<七尾佳洋>緑釉楕円長鉢
価格:¥9,900(税込)
商品番号:66-99-5007-028






<七尾佳洋>耐熱おひつ
価格:¥14,300(税込)
商品番号:66-86-7947-028






<七尾佳洋>ジョッキ
価格:¥3,960(税込)
商品番号:66-86-7931-028

<七尾佳洋>ゴブレット
価格:¥3,520(税込)
商品番号:66-86-7945-028

<七尾佳洋>マグ
価格:¥3,960(税込)
商品番号:66-86-7939-028






<七尾佳洋>楕円大鉢
価格:¥55,000(税込)
商品番号:66-86-7944-028



どこか大自然の景色を感じる器の数々。


手に取っていただくお客様へお伝えしたいことを伺うと、「作品はその使い手の暮らし方で変化し、育って行くものです。器が変われば料理も変わる。料理が変わればライフスタイルも変わる。その人の暮らしの潤滑油になれば本望です。」とのメッセージをくださいました。


七尾さんの器、そして思いが、日々の暮らしに寄り添ってくれることでしょう。他にも様々な器が揃いますので、ぜひお気に入りを見つけていただきたいです。


作り手の思いや土地の雰囲気が感じられる特集ページ、一部会期と同時にオンラインショップにて販売を開始する商品ページもございます。外出が難しい状況下ですので、あわせてご覧いただけますと幸いです。


fennica things vol.8 | 柴田雅章と三人の弟子たち 特集ページはこちら

展覧会に並ぶ器の一部はこちらからもご覧いただけます。 商品ページはこちら



『柴田雅章と3人の弟子たち展』

[東京 新宿]BEAMS JAPAN 5階 fennica STUDIO
会期:4/29(祝・木)-5/9(日)※4/25(日)〜当面の間、12:00-19:00の短縮営業とさせていただきます。
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会期:5/22(土)-5/30(日)※4/25(日)〜当面の間、臨時休業とさせていただきます。再開が決まりましたらまたお知らせいたします。


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4/28(水)-5/9(日)までの期間「BEAMS CLUB ダブルポイントキャンペーン」を開催いたします。

また、4/20(火)より楽天ポイントカードサービスもご利用いただけるようになりました。 詳しくはこちら

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Mori

柴田雅章と3人の弟子たち展-いよいよ来週から-

こちらのブログでもご紹介しました、『柴田雅章と3人の弟子たち展』。

いよいよ来週新宿からスタートと、会期が迫って参りました。


本展のフライヤーも店頭に到着しております。




今回が初となる師弟展。4名の作り手を1つの展覧会を通しご紹介するとあって、それぞれのプロフィールを一つに束ねる形としました。


嬉しいことに、SNSでの告知を見て会期前とご存知ながらご来店くださるお客様も。

これらの写真は、現在BEAMS JAPAN 5階 fennica STUDIOにてご覧いただける器です。


柴田雅章さんの器






七尾佳洋さんの器






栗田荘平さんの水注






大塚誠一さんが七代目をつとめる<大誠窯>の器



ただいま店舗では、展覧会に向け絶賛準備中でございます。

次回は展覧会に並ぶ器をご紹介いたしますので、どうぞお見逃しなく。




『柴田雅章と3人の弟子たち展』

[東京 新宿]BEAMS JAPAN 5階 fennica STUDIO
会期:4/29(祝・木)-5/9(日)OPEN 11:00-20:00
[兵庫 神戸] BEAMS KOBE B1階
会期:5/22(土)-5/30(日)OPEN 11:00-20:00

※営業時間が変更となる可能性がございます。予めご了承くださいませ。



Mori

『柴田雅章と3人の弟子たち展』お弟子さん達の暮らし

皆様こんにちは。


あっという間に4月ですね。


今月末から開催のイベント準備をしている最中ですが、

自分でも楽しみで仕方ありません。

本日は柴田先生が指導した3名のお弟子さん達についてご紹介させてください。


まずは一番弟子の七尾佳洋さん。

七尾さんは現在、滋賀県の長浜市にて作陶をされています。




一番弟子とあって、今回の企画展のリーダー的役割を担ってくれています。
とても知識が深く、しかし難しい言葉を使わずわたしにも分かりやすく色々とお話してくれる姿がとても印象的でした。



このように楕円のお皿に贅沢に和菓子をのせて。


七尾さんの器は和も洋も似合います。個人的に購入した楕円皿はいつもカレーを食べるのに使用しており、大変気に入っています。

二番弟子は栗田荘平さん。

栗田さんは柴田先生と同じ土地に住み、兵庫県の丹波篠山市にて作陶をされています。





高校卒業後に渡米され、大学まで卒業。その後柴田先生に師事されます。

当時は髪も長く、今とは全然違う印象だった!と七尾さんや柴田さんからも聞きました。
その話をご本人にすると照れ臭そうに笑っておられました。


とにかく明るくて元気なお子様が3人いて、いつも賑やかな栗田家。
エリスともすっかり仲良しでした。




栗田さんの器の色はとても優しい色味で、コーヒーよりも紅茶を煎れたくなる器だな~なんて、個人的にも発見がありました。

最後のお弟子さんは大塚誠一さん。


現在は栃木県の益子にて作陶されています。


大塚さん一家はヤギやアヒル、鶏など、多くの動物たちと共に暮らしています。

自然と近い生活スタイルは、東京で暮らすわたしにとってはとても羨ましいものでした。






大塚さんはご自身でも色々と骨董品など古いものを沢山集めておられ、その部屋を見せて頂きましたがとても静かで力強いものが沢山ありました。

それはご本人の作品にも表れているように感じます。



今回久々に大塚誠一さんの器が沢山納品されるので、とても楽しみです。




3名様ともいつも作品を取り扱わせて頂いていますが、今回のように多くの作品を一度に見て頂けることは初めてです。

このような機会はなかなかないので、ぜひ楽しみにお待ちくださいね!



Kikuchi Yuri









『柴田雅章と3人の弟子たち展』開催致します!

皆様こんにちは。

本日は来月に行うイベントのお知らせをさせてください。


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柴田雅章と3人の弟子たち展


兵庫県・丹波篠山にてスリップウェアを中心に作陶を続ける陶芸家の柴田雅章氏と、そこに師事した七尾佳洋氏、栗田荘平氏、大塚誠一氏、3名を一堂に迎え、初となる師弟展を開催いたします。作品に加え、アイデンティティが感じられる私物の展示や、それぞれが暮らす土地ならではの食品も販売します。ぜひこの機会に作り手の作品や想いをご堪能ください。


会期:2021年4月29日(木)~5月9日(日)

会場:ビームス ジャパン5F(fennica STUDIO)

会期:2021年5月22日(土)~5月30日(日)
会場:ビームス 神戸



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こちらのイベント、実は去年の4月からの開催予定でしたが、
緊急事態宣言を受けて今年に延期し、やっと開催ができることとなりました。


それぞれの作り手さまのご紹介はぜひこちらのfennica thingsをご覧下さい。




2019年に柴田雅章さんのご自宅にお邪魔した時の様子です。


取材でもお話してくださいましたが、

「美しい日常の器を作るために必要なことは、技術よりも美しい暮らし」という柴田先生の言葉がとても体現されている、静かで美しい暮らしがそこにはありました。



季節の花を飾り、季節の食べ物を味わう。お茶を煎れて火鉢を囲む。昔から当たり前に過ごしていた穏やかな時間を今どれだけの人が過ごすことができているでしょうか。
そんなことを考えさせてくれる作品が今回は新宿と神戸に沢山届きます。

柴田先生の話す言葉は何気なく話されていますが、焼き物の世界に留まらない、生きることについてのヒントが沢山ありました。

大きく時代が変わろうとしているこの中で、ぜひそのヒントに多くの人に触れて欲しいと願います。





Kikuchi Yuri