この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。
では、早速。
こんばんは。BEAMS PLUS ロードショーへようこそ。
ナビゲーターを務めさせて頂きます、コヴです。
今宵も、新旧問わずアメリカ(BEAMS PLUS)に纏わる映画をご紹介。
第119回目はこちら
『ジュディ 虹の彼方に』(2019)
監督:ルパート・グルード
出演:レネー・ゼルウィガー / ジェシー・バックリー / フィン・ウィットロック / ルーファス・シーウェル
あらすじ:
「オズの魔法使い」で一躍スターになったジュディ・ガーランドだったが、度重なるトラブルで現在は全く仕事の依頼が無くなっていた。子供達との生活の為に単身ロンドンへ渡り単独公演を行っていくが……
今では絶対に許されない洗脳に近い状態と薬物中毒、そして様々なハラスメントの中で働かされていた子役時代と、その影響で破綻した晩年を交互に映していきます。
描かれていない時代でも相当大変だったようで、薬物で入退院を繰り返していたようです。
そんなボロボロの晩年を「レネー・ゼルウィガー」が演じており、相当な練習を重ねて、歌も本人が歌っているそうです。
子供の頃から体重管理をさせられ自由に食べたい物を食べられなかったジュディ。
映画の中でもほとんど物を食べる描写がなく酒ばかりを飲んでいるのでいるのですが、ある物を食べた後に言ったセリフに色々な意味が込められていると思い、グッときてしまいました。
そして最後に歌う自分を縛るキッカケにもなったであろう歌。しかしその歌によって救われた人達もいて、本当に素晴らしかったです。
この話やジュディ・ガーランドの人生を知ってしまうと、「オズの魔法使い」を単純には観れなくなってしまいそうですが、改めて観直したいと思いました。
今回の映画はジュディ・ガーランドがメインなので衣装の紹介はお休みします。
何といってもジュディ・ガーランドを演じた「レネー・ゼルウィガー」が素晴らしく、様々な映画賞で主演女優賞を取ったのも頷けます。
画面や音響等の鑑賞環境を考えると劇場で観ておけば良かったと後悔する作品でした。しかし自宅でも充分に作品の良さは伝わると思うので気になった方は是非、ご覧になって頂ければと思います。
それでは『ジュディ 虹の彼方に』どうぞお楽しみ下さい。
コヴ