この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。
では、早速。
こんばんは。BEAMS PLUS ロードショーへようこそ。
ナビゲーターを務めさせて頂きます、コヴです。
今宵も、新旧問わずアメリカ(BEAMS PLUS)に纏わる映画をご紹介。
第131回目はこちら
『セバーグ』(2019)
監督:ベネディクト・アンドリューズ
出演:クリステン・スチュワート / ジャック・オコンネル / アンソニー・マッキー / マーガレット・クアリー / ザジー・ビーツ
あらすじ:
1960年代後半、俳優のジーン・セバーグは公民権運動に共鳴し、ブラック・パンサー党を始めとする各種運動組織に寄付を行った。そしてその事によりFBIの監視対象になってしまう…
この作品は実際の話を基にしており、主人公のジーン・セバーグについては名前と先日亡くなったジャン・リュック・ゴダール監督の『勝手にしやがれ』に主演していたというくらいの印象しかなかったのですが、この作品を観て相当大変な人生を送った方なのだと初めて知りました。
そして1960年代に公民権運動を潰す為に政府がどれだけ酷い事を行ってきたのかも改めて知る作品でした。
ある事がきっかけで盗聴されている事が分かるのですが、そこからのジーン・セバーグの神経をすり減らしていく様は見ていてかなりつらいですし、実際に盗聴をされたりしたら見ている以上の恐怖と不安を覚えると思います。
1960年代にこんな違法行為を政府が行っていたと考えると恐ろしいですし、自分達こそが正義だと信じている局員たちも恐ろしいです。なので劇中に出てくるある台詞が本当に大切な事を言っているのだと思いました。
それではここからはいつも通り衣装を見ていきましょう。
やはり目を惹くのが1960年代らしいカラフルな衣装とセシルカットのジーン・セバーグですが、ボクが注目したいのはアンソニー・マッキーが演じるハキーム・ジャマールがパーティーで演説する時に着ているコーディロイのジャケットです。
マスタードカラーのコーディロイジャケットでサファリジャケット風のディティールがあるのですが、それをシャツではなくタートルネックのニットの上に着ているのがかなり格好良いです。
勿論、ビームス プラスではもっとベーシックなディティールですが、コーディロイジャケットを出しています。
こちらです。
ディティールは3ボタン、段返り、パッチフラップポケット、センターフックドベントのビームス プラスでは定番の形で、生地には希少なスビンコットンを使用しているので、光沢のある生地に仕上がっています。
ベーシックなジャケットですからボタンダウンシャツとの相性は抜群ですが、この様なベーシックなアイテムに敢えてタートルネックのセーターを合わせてカウンターカルチャーの要素を入れて頂いても面白いのではないでしょうか?
勿論、流行り廃り関係ないアイテムなので、末永く着て頂けるジャケットです。
こちらのジャケットも既に入荷していますので、気になる方はお近くの店舗に問い合わせて頂ければと思います。
それでは『セバーグ』どうぞお楽しみ下さい。
コヴ