この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。
では、早速。
こんばんは。BEAMS PLUS ロードショーへようこそ。
ナビゲーターを務めさせて頂きます、コヴです。
今宵も、新旧問わずアメリカ(BEAMS PLUS)に纏わる映画をご紹介。
第147回目はこちら
『マーシャル 法廷を変えた男』(2017)
監督:レジナルド・ハドリン
出演:チャドウィック・ボーズマン / ジョシュ・ギャッド / ケイト・ハドソン / ダン・スティーヴンス / スターリング・K・ブラウン
あらすじ:
全米黒人地位向上委員会(NAACP)の弁護士として活動しているサーグッド・マーシャルはコネチカット州で暴行容疑で逮捕されている黒人運転手の弁護の為に向かう。そして地元のユダヤ人弁護士のサムと共に弁護を開始しようとするが……
この作品は1967年にアフリカ系アメリカ人として史上初めて合衆国最高裁判所の判事に任命された「サーグッド・マーシャル」の弁護士時代を描いた伝記映画です。
因みにアメリカの最高裁判事を指名出来るのはその時の大統領であり、彼を任命したのが前々回に紹介した『LBJ ケネディの意志を継いだ男』のリンドン・ジョンソン大統領です。
これは1940年代の裁判ですら人種差別がまかり通っていた時代に、その人種差別と闘った話であり法廷ミステリーでもある作品でした。
南部の州ほどでなくとも差別があり、法廷では発言権を取り上げられてしまうマーシャルが相棒となったサムと一緒に様々な妨害や嫌がらせにあいながらも真実に向かっていくのを観ているとあっという間に終わっていました。
法廷劇としてもとても面白いです。
そして1940年よりはまだ改善されているとはいえ、現在でもまだまだ人種による先入観からステレオタイプで見られる事や差別が続いているのが本当に悲しい事だと思います。
あとこれは映画の本筋とは関係ないのですが、主演のチャドウィック・ボーズマンは惜しくも2020年に亡くなってしまいましたが、この人が亡くならずにこの先も様々な映画に出て、様々な役を演じる所を観てみたかったとより強く思う作品でもありました。
それではここからはいつも通り衣装を見ていきましょう。
主人公のマーシャルは弁護士ですから、見た目で舐められない為にもしっかりとした仕立ての良さそうなスーツを着ています。とても1940年代らしい幅の広いピークドラペルのストライプのジャケットにラペル幅に合わせる様なかなり派手な柄のこれまた幅の広いネクタイをしています。まぁこのスタイルが格好良いのですが、ボクが注目してしまうのは被告となった運転手のシャンブレーシャツです。
運転手ですから特別汚れているという事はないのですが、普段から着ている雰囲気がしっかり出ていてかなり格好良いと思いました。
そしてビームス プラスでも勿論、長年着ていって味が出るシャンブレーシャツを用意しております。
こちらです。
ビームス プラス / インディゴ シャンブレー ワークシャツ
カラー:インディゴ、ブラック
サイズ:S,M,L,XL
価格:¥19,800(税込)
商品番号:38-11-0469-139
生地は別注で制作したセルビッチシャンブレーで、旧型の力織機で織る事で凹凸の出た風合いの良さがしっかり出ています。
パターンはまさに1940年代のワークブランドのシャツをベースにチェストポケット、袖、袖口の仕様、場所によって針の数を変える等の拘りのディティールが満載の一枚となっております。
着用、洗濯を繰り返す事により擦れる部分とあまり擦れない部分の生地のアタリが変わってきたり、生地とステッチの縮率の違いによるパッカリングが出てきたりと経年変化を楽しめるシャツに仕上がっています。
ひとつ注意して頂きたいのが、インディゴの生地は染色の性質上、洗濯の際や濡れている状態ではもちろんの事、乾いていてもパンツやバッグのストラップ、シートベルト等と擦れても移染する可能性がありますので購入してから何回かの着用の際には充分に気を付けて頂きたいと思います。
一枚でもインナーとしても通年活躍する一枚ですので、気になった方はお近くの店舗に問い合わせて頂ければと思います。
それでは『マーシャル 法廷を変えた男』お楽しみ下さい。
コヴ