この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。
では、早速。
こんばんは。BEAMS PLUS ロードショーへようこそ。
ナビゲーターを務めさせて頂きます、コヴです。
今宵も、新旧問わずアメリカ(BEAMS PLUS)に纏わる映画をご紹介。
第159回目はこちら
『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』(1968)
監督:ジョージ・A・ロメロ
出演:ジョディス・オディア / デュアン・ジョーンズ / カール・ハードマン / キース・ウェイン
あらすじ:
父親の墓参りに来ていたバーバラとジョニーの兄妹は突然蘇った死体に襲われるが……
1968年に登場し、後のモダンゾンビの定義を作ったといわれている金字塔です。
モダンゾンビの定義とは
「死者が蘇って生者の肉を食らう」
「ゾンビに噛まれた者もまたゾンビになる」
「脳を破壊されるまで活動を停止しない」
という物らしいです。
もともと「ゾンビ」とはある宗教の「死体を蘇らせて奴隷にする」というものだったらしいのですが、その意思無き蘇った者が本能?にしたがって人間を襲うという事が当時としてはかなりの恐怖であり画期的だったようです。
この後の1978年『ゾンビ』(このブログでも扱ったような、扱ってないような、記憶が曖昧ですみません。)1985年『死霊のえじき』と合わせてリビング・デッド3部作と言われています。
映画の見え方はどうしても低予算感は否めませんが、かなりドライで容赦のないストーリーで今観てもかなり面白かったです。
そしてこの作品の後に予算の多寡に関係なく様々な『ゾンビ』もの映画が出てくることを考えると本当にエポックメイキングな作品なんだと思います。
このブログで自分が解説するよりも世の中に「ゾンビ映画」や「ジョージ・A・ロメロ」の研究本が沢山出ているので興味を持った方は研究本を読んだり、ジョージ・A・ロメオの他の作品を観てみるのも良いのではないでしょうか?
今回は白黒映画という事と気になる衣装がなかったので洋服の解説はお休みさせて頂きます
その代わりと言っては何ですが、自分の好きなお勧めのゾンビ映画を紹介したいと思います。
『ゾンビ』 ジョージ・A・ロメロの2作目ですが、怖さも面白さも増しています。
『新感染 ファイナル・エクスプレス』 大号泣しました。
『ショーン・オブ・ザ・デッド』 パロディやオマージュを探すのが楽しいです。
『プラネット・テラー in グラインド・ハウス』 外連味たっぷりで最高です。
『ゾンビ処刑人』 正直、邦題が良くないと思います。内容は下品でどうしようもないのにグッとくる良い作品でした。
この他にも様々なジャンルを取り入れた物凄い数のゾンビ映画があるので、気になったタイトルの作品を前情報無しで観てみるのも良いのではないでしょう?(かなりアタリ、ハズレがありますが……)
それでは『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』お楽しみ下さい。
コヴ