この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。
では、早速。
こんばんは。BEAMS PLUS ロードショーへようこそ。
ナビゲーターを務めさせて頂きます、コヴです。
今宵も、新旧問わずアメリカ(BEAMS PLUS)に纏わる映画をご紹介。
第178回目はこちら
『ボーイズ・ライフ』(1993)
監督:マイケル・ケイトン=ジョーンズ
出演:ロバート・デ・ニーロ / レオナルド・ディカプリオ / エレン・バーキン / ジョハン・ブレックマン / エリザ・ドゥシュク / クリス・クーパー
あらすじ:
キャロラインと息子のトビーは色々な街を転々としたのちシアトルの田舎町に落ち着く。そこでキャロラインは紳士的なドワイトという男と結婚するが、徐々にドワイトの本性が表れてきて……
トバイアス・ウルフというアメリカの作家の自伝的小説の映画化です。
この作品でロバート・デ・ニーロとレオナルド・ディカプリオが共演しているとは全く知りませんでした。
主人公の継父となるドワイトという男は洋の東西を問わずにいるであろうどうしようもない男で本当に憎たらしいのですが、それを見事に演じているロバート・デ・ニーロが本当に凄いと思います。表情や声、目線だったり本当に実在する様なクズな男で、この憎々しさはロバート・デ・ニーロだから出来るのだと観終わってから感じました。
そしてレオナルド・ディカプリオは明言はされないのですが多分日本でいう中学3年間の主人公を演じていて、当時19才なのですが本当にローティーンの少年の様にしか見えないのもやはり演技が上手いからなのだと思います。
この二人の演技を見るだけでも面白いと思います。
それでは衣装を見ていきましょう。
時代設定は1950年代で勿論当時の恰好をしているのですが、一番気になったのは序盤に出てくる射撃大会でドワイトが着ているハンティングジャケットです。
生地はウールの赤と黒のバッファローチェックなのですが、右肩と両肘にかなり分厚いガンパッチとエルボーパッチが付いている物を着ています。同じ雰囲気のハンティングジャケットをたまに古着屋でも見かけるのですが、さすがに日本の日常では着れない様なジャケットです。
しかし実際にハンティングをするアメリカでは全く違和感がなく、かなり格好良いと思ってしまいます。他にも生活にあった洋服を着ているのでそちらも注目して頂ければと思います。
それでは『ボーイズ・ライフ』お楽しみ下さい。
コヴ