BEAMS + ロードショー 第9夜

コヴ 2020.06.06

いつもblogをご覧頂ありがとうございます。

初めまして、ビームス 大宮 スタッフのコヴと申します。


この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。

では、早速。


こんばんは。BEAMS PLUS ロードショーへようこそ。

ナビゲーターを務めさせて頂きます、コヴです。

今宵も、新旧問わずアメリカ(BEAMS PLUS)に纏わる映画をご紹介。


第9回目はこちら



『ダラス・バイヤーズ・クラブ』(2014)

監督:ジャン=マルク・ヴァレ

出演:マシュー・マコノヒー / ジャレット・レト / ジェニファー・ガーナー

あらすじ:

1980年代、HIV陽性と診断された主人公のロンは自分の為に未認可の代替薬を探していくが…


この映画はタイトルにもなっている『ダラス・バイヤーズ・クラブ』を創設した実在のロン・ウッドルーフという人を基にした物語だそうです。

最初は自堕落でどうしようもない生活を送っていた主人公が病気が切っ掛けとはいえ徐々に生活を変化させ、それに伴い意識も変わっていく様を重くならずに描いています。

一旦は周りに誰も居なくなってしまうものの、自分の変化によって最終的に元より沢山の人が集まってくるところも印象的でした。

時代感は、BEAMS PLUSのテーマの年代(1940年代半ば〜1960年代半ば)から離れてしまうのですが、主人公のロンがアメリカの文化の1つであるカウボーイですので、そのスタイルを見ていきたいと思います。

時代感ももちろん大事ですが、アメリカ文化を知ってこそ。

まずは主人公をはじめほとんどの登場人物が着ているウエスタンシャツですね。先週紹介したデニム生地の物ではなく、たぶんコットンやレーヨンを使ったかなり薄手の発色の良い柄のシャツ着ています。ストライプの色の組み合わせだったり、織りで入っている柄なんかも綺麗なものが多かったですね。

昔、古着屋でウエスタンシャツを探していた時期もあったのですが、出てくるのは身幅が細くて着丈の長い物ばかりで自分には着られないものばかりだったのでウエスタンシャツを買う事自体を諦めた記憶があります。

当時は何故、着丈が長い物が多いのか不思議だったのですが、この映画でも描かれている様にロデオをする時に着るのでどんなに動いても裾が出ない様に着丈が長くなっているのに気付いて納得しました。

履いているデニムはやはりラングラーで、ジャケットはストームライダーを着ています。

シューズは地味な単色のウエスタンブーツを履いています。劇中のブーツくらいシンプルなものであれば普段のコーディネートに取り入れやすいのではと思います。

また余談ですがウエスタンブーツやエンジニアブーツに憧れた時もあったのですが、ふくらはぎが本当に太い為にブーツのシャフト部分にふくらはぎが入らず泣く泣くこの様なブーツを履く事を諦めた過去があります。

悲しいですが自分が着たい物と実際に着られる物は必ずしも一致しない事を学びました。

*(それでも楽しく洋服を着てます。)


かなり暗くなりそうな話ですが、主人公のロンの生きていく気持ちに引っ張られるかのように話がぐいぐい進んでいくのであっという間に観終わってしまいました。


では『ダラス・バイヤーズ・クラブ』どうぞお楽しみ下さい。



コヴ