BEAMS + ロードショー 第26夜

コヴ 2020.10.03

いつもblogをご覧頂ありがとうございます。

初めまして、ビームス 大宮 スタッフのコヴと申します。

この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。

では、早速。


こんばんは。BEAMS PLUS ロードショーへようこそ。

ナビゲーターを務めさせて頂きます、コヴです。

今宵も、新旧問わずアメリカ(BEAMS PLUS)に纏わる映画をご紹介。


第26回目はこちら


『メイキング・オブ・モータウン』(2019)

監督:ベンジャミン・ターナー / ゲイブ・ターナー

出演:ベリー・ゴーディー Jr / スモーキー・ロビンソン / ジョン・レジェンド / スティービー・ワンダー / エディ&ブライアン・ホーランド / ドクター・ドレー / 他

あらすじ:

世界でも有名な音楽レーベル「モータウン」の創始者ベリー・ゴーディーが親友のスモーキー・ロビンソンと当時を思い出しながら語っていくドキュメンタリー


今回は現在公開中の作品を紹介致します。


「モータウン」という言葉をご存じない方でも、絶対にこのレーベルから出ている音楽は聴いた事があると思います。代表的なミュージシャンは

スティービー・ワンダー、ダイアナ・ロス、ジャクソン5、マーヴィン・ゲイ等々

そうそうたる顔ぶれで、ヒット曲も枚挙にいとまがないくらいです。

このヒット曲を連発し、歴史に名を遺す「モータウン」の創始者ベリー・ゴーディー本人がどのようにして成功していったのかを密着取材で答えています。

メインとなる時代が60年代なのでどうしても避けて通れないのが公民権運動やベトナム戦争ですが、それらからの影響、またそれらに与えた影響もかなり大きかったのだとこの映画を観て知りました。

そして当時のアメリカだけではなく世界的に政治や文化、映画に音楽と現在でも影響を与え続けており、日本の現在の音楽もモータウンミュージックがベースになっている曲は多数あります。

この様に書くと難しそうに思えますが、全くその様な事は無くモータウンのヒット曲が矢継ぎ早にかかり、当時の映像や音声が流れ自然と体が動きそうになりました。

もしかしたら全く知らない方だと厳しいのかもしれませんが、詳しい方でなくても楽しめると思います。


ここで個人的な話をしますと、大型アメコミ映画シリーズの中の1作で「銀河の守護者」の中でも使われているのが「マーヴィン・ゲイ&タミー・テレル」の「エイント・ノー・マウンテン・ハイ・イナッフ」なのですが、この曲の掛かるタイミングが本当に好きで字幕での訳詞と相まって毎回観るたびに泣いてしまいます。

そしてその後にもモータウンの大ヒット曲が掛かるのですが、このモータウン2連発が最高です。

他にも『ウインターズ・ボーン』という映画にもこの曲が使われています。この作品は暗い映画なのですが、こちらの使い方も好きです。恋愛の歌なのですが、使われる映画や場面によって意味が変わってくるのは面白いですよね。


他のヒット曲がどの様に生まれたかの解説や当時の状況等も語られるので、元々好きな方もより楽しめると思います。

映画を観た後にはサウンドトラックも出ているので、気になった曲も聴いて頂けますし、気になったミュージシャンの作品を探していくと色々な出会いがあると思います。

公開館数は多くないので、お近くで公開していないと観に行くのは厳しいかもしれませんが、是非、劇場で鑑賞して頂きたい作品です。

それでは『メイキング・オブ・モータウン』どうぞお楽しみ下さい。


コヴ