RIDDING COAT ~SANYO SEWING Designed by TO KI TO~

柳井 純一 2021.01.01

新年明けましておめでとうございます。

木曜日担当のJUNICHI YANAIです。




2021年一発目という事で、

何について書こうか悩みに悩みましたが・・・

やはり新年早々と物欲の舵を切りたく、

ずっとずっと気になっている商品を紹介させて頂きます。



新年早々、ブログに目を通してくださる方、

ありがとうございます。

きっとご家族と大切な時間を過ごされたり、

ご自宅でゆっくりお正月を満喫されている方が多いかとは思います。

お時間ある時に少しでも目を通して頂けると嬉しいです。



では早速商品のご紹介を。




SANYO SEWING Designed by TO KI TO

三陽商会の代表的なアイテムでもある

コートにフォーカスを当てた

シグニチャー(象徴)モデルです。




設立50周年を迎えたコート専業工場の『サンヨーソーイング』のブランディングプロジェクトとし、

工場の技術力を活かしたリミテッドモデルです。

確かな技術力に加え、

協業デザイナーとして『TO KI TO』吉田 十紀人氏を起用した

数量限定のラインナップとなっています。




まずは『SANYO SEWING』『TO KI TO』についてご紹介させて頂きます。



『SANYO SEWING』

1969年に青山県にて設立されたコート専業のファクトリー。

世界的にもコートに特化した工場は類を見ず、

その確かな技術力から、

多くのブランド・デザイナーから支持があるとの事。

三陽商会の祖業でもあり、

現在でもコートの生産を一手に担い

セレクトショップや百貨店のOEMとしても高い評価を得ています。



『TO KI TO』

吉田 十紀人氏は様々な経歴を経ており、

雑誌の編集者から

ヴィンテージスタイルのバイカーズウェアを提案するブランドの設立、

その後は『バブアー』とのコラボレーション、

『ウールリッチ』へのデザイン提供等、

国内だけでなく、世界的にも評価されている

日本のファッションデザイナーです。




この『SANYO SEWING』と『TO KI TO』が手掛ける

限定数量のカプセルコレクション。

2019年からスタートしたコレクションラインで、

BEAMS PLUSでもその中の一部お取り扱いさせて頂いております。

ファッションはもちろんの事、

リアルユースを念頭に作られたコレクションは、

まさに傑作とも言えるラインナップです。




今回はそんなカプセルコレクションからBEAMS PLUSで取り扱いのあるコート二型ご紹介。




マチガイナイ男/KUWATAが着用

SANYO SEWING Designed by TOKITO / ダブルブレステッド モーターサイクルコート
カラー:ベージュ
サイズ:36、38、40
価格:¥180,000-+税
商品番号:11-19-1241-522



バイカーズウェアの造詣が深い吉田 十紀人氏が手掛ける

トレンチタイプのライディングコート。

膝下までしっかりと丈があるロングイプとなり、

男臭いデザインながら綺麗なシルエットバランスです。






何よりも『サンヨーソーイング』が誇る

職人によるステッチワーク。

パーツに合わせてステッチの運針を変えたり、

ハンドステッチを使用したり。



綺麗な曲線を描くポケットのステッチワーク、

二本針ではな一本ずつ施したダブルステッチの精確な並行性・・・

とにかく丁寧かつ精確な縫製と

パターンの良さは

『サンヨーソーイング』の技術が光る一着です。




トレンチコートタイプのダブル仕様は

ベルトストラップも付いており、

風の侵入もしっかりと防いでくれます。





サイドのポケットは収納はもちろんの事、

ボタンを閉めた状態でも

インナーのジャケットやパンツへのアクセスが出来る様、

スルーポケット機能も。



モーターサイクルコートに見られる

胸に付いた斜めのポケットも、

パーツが隠れるコンシールジップ仕様。



バックのディテールは

運動量を確保するインバーテッドプリーツと

中空構造となってベンチレーション機能の二役。

ライディングコートのネーミング通り、

バイクを跨った際でも

前傾姿勢や腕の可動域がしっかり確保されています。





今回のライディングコートの特徴でもある

裾のトランスフォーム。

裾に付いたボタンを使い、

前後の裾を足に巻き付ける様に留める事で、

オールインワン型に形を変えます。

ロングコートを着たまま、サドルに跨れたり、

走行中の風による裾のはためきの防止としても使えるディテールです。





更にはシーズンに合わせて脱着可能なライニング仕様。

このライニングももちろんライディング仕様のデザインとなっています。

ショート丈の理由としては

ベルトを締めた際に当たらなかったり、

ライディング時には裾がもたつかないディテールです。


前傾姿勢になった時や

ハンドルを握った時に

肘が曲がりやすい様、

エルボーホールを空けているのもポイントです。

ゆったりとしたコートに対し、

ライナーはややタイトなフィッティング。

ライナーによるコートの着膨れを防ぐと同時に、

しっかりと保温性を逃がさずに着用頂けます。




素材は打ち込みが強いコットンのオックスフォード。

コットンながら度詰めされた生地は

防風性にも特化しています。

更に生地には加工が施され、

程良い風合いと、生地のしなやかさがプラスされています。



決してシンプルとは言えないライディングコートですが、

コーディネートは至ってシンプルに。

KUWATAみたくスーツの上からでも、

この時期だったらニットのカジュアルスタイルにも。

もちろんバイカーの方に着て頂けたら本望です。






お次は個人的にとても気になっている

シングルブレストのモーターサイクルコート。


SANYO SEWING Designed by TOKITO / シングルモーターサイクルコート
カラー:ブラック
サイズ:36、38、40
価格:¥140,000-+税
商品番号:11-19-1327-522

ミリタリーライクなフードと、

全てのパーツをブラックに統一させたモダンなコートです。




しっかりとスタンドするフードと襟、

更にはディテール感強めのボタン数。

ミリタリーパーカー感覚で着用が楽しめそうです。




風の侵入と

シルエットの変化が楽しめるベルトストラップ。







収納とスルーポケット仕様。


先程のライディングコート同様に

裾のボタンを取り付ける事で

オールインワンにも。



ライニングは脱着可能なウールブランケットを使い、

シーズンに合わせて脱着可能です。





フードを外すとシンプルなステンカラーコートに。

シンプルながら襟の立ち方や

綺麗なシルエットラインからは

やはり『羽織れば様になる』コートとして

スタイリングが引き立ちます。





フードを付ければカジュアルな装いに

フードを外せばフォーマルな装いに。

シーズンの変化と

スタイリングのコーディネートに合わせて

春先まで重宝しそうなコートです。





どちらもプライスはやはり張りますが、

それ以上に徹底した物作りと

男心くすぐられるデザイン&ディテールは

まさに一生物のコートとして愛用できそうです。




新年早々に商品の紹介となってしまいましたが、

2021年も皆さんが健康に明るい生活が送れる事を願っています。

今年もBEAMS PLUSをよろしくお願い致します。




JUNICHI YANAI