BEAMS + ロードショー 第72夜

コヴ 2021.08.21

初めまして、ビームス 大宮 スタッフのコヴと申します。

この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。

では、早速。


こんばんは。BEAMS PLUS ロードショーへようこそ。

ナビゲーターを務めさせて頂きます、コヴです。

今宵も、新旧問わずアメリカ(BEAMS PLUS)に纏わる映画をご紹介。


第72回目はこちら


『オー・ブラザー!』(2002)

監督:ジョエル・コーエン

出演:ジョージ・クルーニー / ジョン・タトゥーロ / ティム・ブレイク・ネルソン / ジョン・グッド・マン / ホリー・ハンター

あらすじ:

大恐慌にあえぐ1930年。アメリカ南部のミシシッピーで服役している詐欺師のエヴァレットは同じ鎖で繋がれている囚人2人と共に脱獄を行う。目的はエヴァレットが埋めた120万ドルだが、4日後に埋めた土地が人造湖の底に沈んでしまうのでどうにかそれまでに目的地を目指すが……

監督のクレジットはジョエル・コーエンですが、脚本はイーサンの名前もクレジットされており、コーエン兄弟の作品です。映画の冒頭のクレジットにも出てきますが、ギリシャの叙事詩「オデュッセイア」を原案に脚本を書いたそうです。

この元になった「オデュッセイア」ですが古代ギリシャの長編の叙事詩だそうで、簡単に調べられる物では無さそうだったので別の機会に読んでみようと思います。この「オデュッセイア」以外にも知っている元ネタもあり、南部を舞台にしたコメディ作品として楽しむ事が出来ました。

この作品に限らずコーエン兄弟の作品は一筋縄ではいかない無いというか、一面的ではなく多面的な意味を持たせている作品が多い様な気がするので、作品毎にしっかり意味を調べたり解説を読んでいくとより楽しめるのではないでしょうか?


それではいつも通り衣装を見ていきましょう。

最初の登場シーンは囚人ですから縞々の囚人服で登場します。その後に着替えるのが当時の労働者の服装であったオーバーオールにワークシャツです。このブログでも何度か紹介しているので今回はそちらではなく小物に注目したいと思います。

それは「キャスケット」です。他の作品を思い出しても結構な確率で被っていることが多い帽子です。

少し調べてみるとハンチング帽の一種で、新聞配達の少年が被っていた事から「ニュースペーパーキャップ」とも呼ばれたり1910年から1920年代には労働者階級や下級層の人達が好んで被っていたそうです。しかしハンチング帽は貴族たちも被っていた為、特に労働者のみが被っていた帽子という訳でもないようです。

そんなキャスケットですが、ビームス プラスではこんな物を用意しています。


ビームス プラス / スエード キャスケット
カラー:キャメル、ネイビー
価格:¥8,800(税込)
商品番号:11-41-5081-863

一般的なのはコットンを使っている物だと思いますが、こちらはスエードを使用しています。その為、かなり大人っぽい印象になっています。秋口であればショールカラーのカーディガンに合わせたり、ハンティングジャケットに合わせても良いと思います。冬であればツイードのジャケットとも相性は抜群です。いつもの着こなしにプラスして頂くだけで、コーディネートの幅がグッと広がるのではないでしょうか?

気になる方は是非、店頭で色々な被り方を試してみて下さい。


それでは『オー・ブラザー!』どうぞお楽しみ下さい。


コヴ