初めまして、ビームス 大宮 スタッフのコヴと申します。
この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。
では、早速。
こんばんは。BEAMS PLUS ロードショーへようこそ。
ナビゲーターを務めさせて頂きます、コヴです。
今宵も、新旧問わずアメリカ(BEAMS PLUS)に纏わる映画をご紹介。
第78回目はこちら
『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』(2013)
監督:イーサン・コーエン / ジョエル・コーエン
出演:オスカー・アイザック / キャリー・マリガン / ジャスティン・ティンバレーク /ジョン・グッドマン
あらすじ:
1960年代のニューヨーク。自分の家も無く友人宅を転々としながらライブを続ける、全く売れないフォークシンガーの一週間を描いていく。
歌が好きで、好きだから練習もするし歌う事に対するプライドもしっかりあるけど、でも積極的に売れる様な行動をしない主人公。何か身につまされる思いでこの映画を観ていました。
決して悪い人ではないけど、良い人とも言えない主人公のルーウィン・デイヴィスのついていない1週間を淡々と描いていきます。上手くいかないながらも少しだけ良い事があったり、良い方向に向かうかなと思わせたりもするのですが……。そして均せば普通の様でいて、少しついていないルーウィンが最後に下す決断とは。
これだけ書くととても暗いだけの話の様に思えますが、ルーウィンが変に落ち込まないので暗い雰囲気にはなっていません。
この作品を観ていて
「努力をしないと報われないけど、全ての努力が報われる訳ではない。」
という言葉を思い出しました。
それではここから衣装を見ていきましょう。
舞台は真冬のニューヨークのグリニッジヴィレッジで、ルーウィンはコートも買えないぐらいお金がないのですが(しかも映画全体がモノクロに近い色合いなので余計に寒々しく見えます。)そんな彼が着ているのがコーディロイのジャケットです。ポケットやその他の細かいディティールは違っていますがこんな感じのジャケットです。
このジャケットも定番アイテムの1つと言えると思います。3つボタン、段返り、パッチポケットでセンターフックドベントのお馴染みのディティールです。
ベーシックなアイテムですからウールのスラックスは勿論、チノパンやデニムパンツなんかとの相性も抜群です。劇中ではベージュを着ていますが、ブラウン系のカラーもお勧めです。流行り廃りの無いアイテムですから1着持っておくと着回しの幅が広がると思います。
こちらのアイテムは現在、絶賛予約受付中なので気になった方はお近くの店舗に問い合わせて頂ければと思います。
本筋にはあまり関係無いですが、猫映画としても楽しめると思います。
それでは『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』どうぞお楽しみ下さい。
コヴ