祝15周年!

佐久間 直樹 2021.12.02

時刻は深夜1時



こんばんは。

BEAMS PLUS バイヤー佐久間です。

いつもご清聴ありがとうございます。


先週開催されたBEAMS PLUSとBEAMS BOYのFUN感謝祭。

初めてBEAMS PLUS WESTメンバーとのセッション。

ビームス 神戸からstand fm.で生配信を行いました。

関西在住のお客様とも沢山お話し出来て本当に嬉しかったです。

ありがとうございました!



さて、今夜はタイトルの通り。

祝!15周年!

アニバーサリーアイテムがリリース致しました。


こちらです。



ARTS & CRAFTS 15th KUDU FLAT SHOULDER
価格:¥49,500(税込)
商品番号:38-62-0035-131


ARTS & CRAFTS × BEAMS PLUS 別注 15th KUDU FLAT SHOULDER Suede
価格:¥49,500(税込)
商品番号:38-62-0036-131

そうです。

以前ベルトのご紹介させて頂いたところ、大変ご好評頂きました。

ありがとうございます。


『FUNCTIONAL BEAUTY(用の美)』をテーマに、現代的な感性と職人的な技の融合を目指したバッグ&小物ブランド

*ARTS&CRAFTS公式サイトより


15周年を迎えたARTS&CRAFTS

アニバーサリーイヤーのモデルがこちらになります。

今回デザインソースにしたものはメディスンバッグだとか。

装飾が付き存在感抜群。良くも悪くも洋服を選ぶと思っていたのがメディスンバッグの印象です。

それをブランドらしく、現代的に使用しやすい型にアップデートしていると感じます。

フラットショルダーという名の通り、内ポケット1つのシンプルなショルダーバッグ。



今回こちらをご紹介させて頂く事になり、デザイナーである藤本氏にコメントを頂いています。

まずはこのフラットショルダーをモデルにした経緯に関して。


「最近のバッグの傾向として小ぶりなショルダーバッグが動いているので、15周年で出すバッグはオールレザーのショルダーバッグを作りたいと思っていました。

デザインはネイティブアメリカンが使っていたメディスンバッグをベースに手作り感のあるプリミティブな部分は残しつつよりシンプルに仕上げたモノがイメージでした。」


シンプルながら、本格的なコンチョボタンの仕様がメディスンバッグの雰囲気を醸しています。

ショルダーストラップは雰囲気重視でコンチョと同素材をギボシ留め(穴で長さを調整出来るよう)になっています。



さてここからがスペシャルな仕様です。

まずシルバー部分。

なんと925シルバー製です。

シルバーの職人に型から作成してもらったモデルとの事。

コンチョはずっしりと重厚感があり、高揚感を高めます。

更には裏で鹿革の紐を使って留める本格仕様です。



そして今回のモデルはコンチョボタンをBEAMS PLUS用に作成して頂きました。


「国内のシルバー職人が2mm厚のシルバープレートから型で円く抜いて、その小さな円板から皿状にする為に加工し表面を小槌で打って一つ一つ槌目を出している完全ハンドメイドのシルバーコンチョです。槌目仕上げは『ハンマートーン』とも呼ばれ槌の大きさや深さ、密度で様々な表情が作り出されハンドメイド感溢れる仕上げになっています。」



実はこのモデルをリリースする際に、いくつかサンプルを作成して頂いています。

その中で選んだのがこちらのコンチョ。

このハンマートーンは表情があり、綺麗になり過ぎない無骨な仕上がりが非常にBEAMS PLUSの雰囲気にマッチしていると感じました。

また、シルバーならではの使用していく中でくすんだ表情の変化がたまりません。

楽しみの一つです。



続いてレザーです。

触ってみた感想はまずレザーの厚みに驚き。

もちっとしていて、タフさと柔らかさを兼ね備えているような手触り。

画像からでも伝わる雰囲気の良さはKUDU(クードゥー)レザーです。

アフリカに生息する野生動物で、何より自然な傷がはじめからこの雰囲気の良さを後押ししていると感じます。



なぜこのレザーを選んだかと言うと。


「私が好きな質感の革であり何度かブランドで使って、クロームエクセルやエルバマットの様にブランドイメージの革という事で採用しています。

バッグ自体に裏地を付けたくなかったのでWフェイスで使える肉厚な革というのも使う大きな要因でした。」


そしてこちらのモデル。

裏面(スエード)仕様はBEAMS PLUSがリクエストした別注です。

BEAMS PLUSが扱うのであれば、見た目をよりメディスンバッグの雰囲気に近づけたいと思いました。

結果として出来た印象をお伺いしたところ。


「KUDUレザーのスエード面(裏革)仕様はBEAMS PLUSさんの別注でARTS&CRAFTSのインラインはワイルドな吟面(表革)使いの革です。

キメが細かなスエード面は吟面に比べるとかなり上品で女性や上質なカジュアルにも合わせやすい素材だと思います。」



無骨にも見え、上品にも見える。

スタイリングの幅も広がるのではないでしょうか。


スタイリングです。

せっかく関西に出張したので、ビームス 神戸のお二人登場してもらいました!

まずはP.IVY小坂です。

表革のモデルを持っています。

スポーティながら、ウール素材のブルゾンやニットポロで上品さも感じるスタイリング。







続いて三谷のスタイリングです。

別注のスエード(裏革)モデルを持っています。

上下デニム素材のアイテム。

難易度の高いデニムセットアップをサラッと着こなすスタイリングは参考になります。

更にモカシンとバッグのスウェード合わせも抜かりなし。







いかがでしたか。


最後に藤本氏に15周年を迎えて創業当初と変わらないこと、変わったことがあるかお伺いしました。


「先ずはブランドの衰退が激しいファッション業界でBEAMS PLUSさんはブランド立ち上げから今日まで扱って頂けている事に深く感謝致します。

エイジングキャンバスやエルバマット、ベルト類など商品は立ち上がり当初から変わっていませんが、

15年が経過して作る国内の職人が段々と減って来ているのは大きく憂いているところです。

今後も国内のモノづくりをリスペクトしながらその火を消さない様、少しでも力になれればと思っています。」


感銘を受けました。

モノづくりをリスペクトし、その火を消さない様に自分も力になれるように日々意識して行動しなければと再認識致しました。


15周年を迎えたインタビューがブランド公式サイトよりUPしています。

是非こちらもチェックしてみて下さい。↓

https://egw-store.com/news/2387/



では、今夜もありがとうございました。

『BEAMS PLUSは眠らない』

明日もお楽しみに!

佐久間でした!