Lueの真鍮カトラリー-岡山の手仕事展-

8/2(土)よりスタートした『岡山の手仕事展』。岡山の多様な手仕事、その魅力を皆さまと共有できる機会となり、とても嬉しく思います。

今回は<fennica>では昨年よりお取扱いを始めた<Lue>の真鍮を用いたカトラリーや器についてご紹介いたします。


岡山県倉敷市で生まれた菊地流架さんは、2000年より真鍮のアクセサリー作家の父 菊地雅章さんのもとで彫金を手伝うようになり、2006年カトラリー作りを主とした<Lue>を立ち上げられました。


2010年には瀬戸内市にアトリエ兼ショップを構え、数名のスタッフの皆さんと共に運営されています。


細く伸びる柄が特徴的な<Lue>のカトラリー。一つひとつ表情の異なる槌目にあたたかみがあり、黄金色に輝く真鍮は食卓を華やかに彩ります。

使うほどに輝きも落ち着いて味わい深い表情へと育っていく変化も魅力ですね。

2013年からはハンドクラフトラインとは別にインダストリアルラインをスタート。菊地さんが原型を作り、新潟県燕三条の工場にて機械生産されるアイテムでは、同じ形を作ることができるという、手仕事とは違った良さを表現されています。

今回はハンドクラフトラインから新たにレードルやピザスクープ、チーズナイフやペーパーナイフ、インダストリアルラインから新たにヴェアリアススプーンをセレクトしました。


<Lue>Tea Server
価格:¥4,180(税込)
商品番号:56-71-1302-861

<Lue>Various Spoon
価格:¥5,400(税込)
商品番号:56-71-1752-861

<Lue>Coffee Server
価格:¥5,500(税込)
商品番号:56-71-1296-861

<Lue>Pizza Scoop
価格:¥5,500(税込)
商品番号:56-71-1754-861

<Lue>Ladle
価格:¥6,930(税込)
商品番号:56-71-1751-861

<Lue>Dinner Set
価格:¥5,500(税込)
商品番号:56-71-1310-861


天然木と真鍮を合わせたペーパーナイフとチーズナイフ。ペーパーナイフの柄はブビンガと黒檀、チーズナイフの柄はブビンガの素材をご覧いただけます。


<Lue>Paper Knife
価格:¥5,720(税込)
商品番号:56-71-1755-861

<Lue>Cheese Knife
価格:¥13,500(税込)
商品番号:56-71-1753-861

<Lue>7寸平皿
価格:¥9,460(税込)
商品番号:56-71-1308-861


取り扱い時からご紹介しているカトラリーもイベントに合わせて数が揃いました。


<Lue>Tea Server
価格:¥4,180(税込)
商品番号:56-71-1302-861

<Lue>Icecream Spoon
価格:¥3,300(税込)
商品番号:56-71-1304-861

<Lue>Cake Fork
価格:¥3,740(税込)
商品番号:56-71-1306-861

<Lue>Coffee Server
価格:¥5,500(税込)
商品番号:56-71-1296-861

<Lue>大 Spoon 栗型
価格:¥3,960(税込)
商品番号:56-71-1303-861


食卓にきらりとアクセサリーのようにアクセントを与える<Lue>の真鍮テーブルウェア。経年で鈍く光る様もまた素敵です。


ぜひフォルムの美しいプロダクトを暮らしの中でお楽しみください。


初日夜には<fennica>オフィシャルアカウント[@fennica_official_]にてバイヤー 藤田よりイベントについてご紹介するインスタライブを行いました。


ご覧ください。▶︎こちら




『岡山の手仕事展』
会期:8/2(土)-11(祝・月)
場所:BEAMS JAPAN 1階



Mori



ブログ内に記載の価格は、記事公開時のものであり、変更する可能性がございます。

始まりました-岡山の手仕事展-

昨日より<fennica>では、初となる『岡山の手仕事展』がスタートいたしました。

初日よりイベントをお目当てにしたご来店に恵まれ嬉しい限りです。誠にありがとうございます!

BEAMS JAPAN 1階には、<fennica>が岡山で出会った、多様で素晴らしい手仕事がずらりと並んでおります。














初日は<おの工房>小野眞佐子さん、<須浪亨商店>須浪隆貴さん、<倉敷青木窯>三宅康太さんが在店してくださり、色々とお話を伺いながらお買い物をしていただける特別な機会となりました。

在店時のお写真を撮る隙もないほどにお陰様で大盛況の初日。それでもまだまだ見どころたっぷりですので、ぜひお誘い合わせの上お立ち寄りください。

BEAMS JAPANのウィンドウディスプレイが目印です。


初日夜には<fennica>オフィシャルアカウント[@fennica_official_]にてバイヤー 藤田よりイベントについてご紹介するインスタライブを行いました。


ぜひご覧ください。▶︎こちら



『岡山の手仕事展』
会期:8/2(土)-11(祝・月)
場所:BEAMS JAPAN 1階



Mori

須浪亨商店-岡山の手仕事展-

いよいよ本日より始まる『岡山の手仕事展』より、今回より初めて<fennica>に並ぶ岡山県倉敷市<須浪亨商店>須浪隆貴さんの仕事をご紹介いたします。


須浪さんは1886年創業の<須浪亨商店>5代目。岡山民藝協会副会長としても活動されています。

<須浪亨商店>では元々畳表や花ござを製造されていましたが、現在は4代目から始めたい草の籠“いかご”を中心としたものづくりに。


先代を早くに亡くし、幼い頃から祖母 栄さんの手伝いをして、10代後半にはいかごが作れるようになったという須浪さん。岡山市の専門学校で彫金を学ばれましたが、お祖母様が仕事を辞めることがきっかけとなり、いかご作りを受け継がれました。


畳表やござの材にはならないい草を活かして生まれたいかご。い草を縒ったい縄を織り機に掛けて杼で緯糸を通し、一段ずつ織り上げてできた生地を袋状に仕立てて作られます。


その製法と織り機をお祖母様から受け継いだ須浪さんは、貴重な倉敷い草を使うのではなく、材のほとんどは熊本から届く“屑い草”を用いています。

作業場はあまり陽の光が入らないようにされていて、い草が青く香りのあるまま出荷。癒されるい草のにおいと段々と色が変化していく様を楽しんでいただけたら。


<須浪亨商店>いかご 小
価格:¥11,000(税込)
商品番号:56-61-0417-266

<須浪亨商店>いかご 中
価格:¥14,300(税込)
商品番号:56-61-0418-266

<須浪亨商店>いかご 大
価格:¥16,500(税込)
商品番号:56-61-0419-266



<須浪亨商店>瓶かご 小
価格:¥1,980(税込)
商品番号:56-61-0414-266

<須浪亨商店>瓶かご 大
価格:¥2,200(税込)
商品番号:56-61-0415-266





<須浪亨商店>スイカかご
価格:¥6,600(税込)
商品番号:56-61-0416-266


明日は須浪さんも在店してくださいます。ぜひ作り手からお話を伺いながら、『岡山の手仕事展』でのお買い物をお楽しみください。


【作り手在店のお知らせ】
<おの工房>小野眞佐子さん / <須浪亨商店>須浪隆貴さん / <倉敷青木窯>三宅康太さん
初日8/2(土)は作り手3名が在店します。対面してお話できるまたとない機会となりますので、ぜひお立ち寄りください。
※不在となる時間もございます。予めご了承ください。

【インスタライブのお知らせ】
<fennica>オフィシャルアカウント[@fennica_official_]にてバイヤー 藤田よりイベントについてご紹介するインスタライブを行います。
日時:8/2(土)20:30頃開始予定



『岡山の手仕事展』
会期:8/2(土)-11(祝・月)
場所:BEAMS JAPAN 1階



Mori



ブログ内に記載の価格は、記事公開時のものであり、変更する可能性がございます。

丙の注連縄飾り-岡山の手仕事展-

いよいよ明日より始まる『岡山の手仕事展』。今回ご紹介するのは<fennica>では『岡山の手仕事展』にて初めてご紹介する<丙>の注連縄飾りです。

岡山県総社市で注連縄飾りを製作されている作り手 藤本羊さんは、プロフィールにいぐさとわらの二刀流と書かれているように、<須波亨商店>の仕事を手伝いながら、2022年よりご自身の屋号<丙>で注連縄飾りを製作されています。


太陽を意味する<丙>には、陽の照る方へ導く縁起物の役割を後押しできるようにと思いが込められているのだそう。


田植えや青刈りと材を作るところから始まり、岡山県や近隣県に伝わる注連飾りを一つひとつ丁寧に作られています。


真菰ののじ


素材を活かしたシンプルな輪飾りの真菰ののじ。稲科の真菰は古来より神が宿る植物として神事に用いられ、場の浄化や結界としての働きがあると云われています。


眼鏡


岡山県の北西に位置する新見地区で見られる眼鏡の注連縄は、二つ縄綯いで左右対称に作られています。新しい年の先を見通す目を表していて、右綯いと左綯いで内へと向かう螺旋は“福はうち”の意味も込められています。



京都府や山口県で見られる鳩を模したお飾りです。向かい合った二羽の鳩の形が八の字になる事から、縁起良く夫婦円満の意味も持つ注連縄。同じ形の注連縄を2つ重ねて吉兆が表されています。


おどっくさま


岡山県成羽町で古くから作られた鷄を模したかまどの神様。二期作目の瑞々しい藁を脱穀して製作しています。通年通して飾る火の神様です。 


神棚ゴボウ


神棚に飾る横型のゴボウ締めです。締めとは標(結界)であり、垂れは雨を表し、紙垂は雷光を表しています。 


はりこねこ


倉敷の<備中和紙>で仕上げた猫のはりこが鎮座する注連飾りです。猫は家を守り幸福を招く象徴として古くから縁起の良い動物とされてきました。暗闇でも目が見えることから魔除けの意味もあります。


以前は<備中和紙>丹下直樹さんが張子を作られていましたが、現在は藤本さんが張子作りまで行っています。白に黒、赤茶と薄茶、4色の備中和紙で作られた猫が届きました。


素材を活かした美しい注連縄飾り。家の中を清らかに、または魔除けとして、願いを込めて作られた先人が残したカタチは、未来に繋げていきたい文化ですね。

通年飾りとしても飾っていただけますので、経年により色づく変化を暮らしの中でお楽しみください。



【作り手在店のお知らせ】
<おの工房>小野眞佐子さん / <須浪亨商店>須浪隆貴さん / <倉敷青木窯>三宅康太さん
初日8/2(土)は作り手3名が在店します。対面してお話できるまたとない機会となりますので、ぜひお立ち寄りください。
※不在となる時間もございます。予めご了承ください。

【インスタライブのお知らせ】
<fennica>オフィシャルアカウント[@fennica_official_]にてバイヤー 藤田よりイベントについてご紹介するインスタライブを行います。
日時:8/2(土)20:30頃開始予定



『岡山の手仕事展』
会期:8/2(土)-11(祝・月)
場所:BEAMS JAPAN 1階



Mori

三宅吹き硝子工房-岡山の手仕事展-

いよいよ会期まで2日となった『岡山の手仕事展』より、<fennica>では今回の展覧会にて初めてご紹介する岡山県岡山市<三宅吹き硝子工房>三宅義一さんの硝子をご紹介いたします。


岡山県岡山市生まれの三宅義一さんは、鳥取大学在学中に「鳥取たくみ工芸店」で開かれた『メキシコと沖縄のガラス展』を訪れ、吹き硝子に魅了され工藝の道へ。


愛媛県伊予郡<吹工房>村上恭一氏のもとで3年修行の後、日本の吹き硝子の第一人者で村上氏も師事した広島県福山市<グラスヒュッテ船木>舩木倭帆氏のもとで10年修行し、2009年に故郷で独立されました。


独立後は日本民藝館展、国画展で入選、奨励賞など受賞され、各地で個展も開催されている三宅さんの仕事はご存知の方も多いでしょう。


色とりどりの硝子を用いた美しい線の器の数々。代表的な仕事であるレーマー杯をもとに作られた苺プラントタンブラーや、モールや玉足などの装飾を加えた、光が透けた姿や落ちた影まできれいな吹き硝子が揃います。


苺プラントタンブラー



玉足ワイングラス





タンブラー



小鉢



モール台付コップ



花台付小鉢 中鉢



台付大鉢



花瓶



モールピッチャー



花瓶大


一つひとつの存在感はもちろん、幾つか並んだ様も素敵です。

今回ご紹介の他にも豊富に揃いますので、手仕事のあたたかみと涼やかな表情を直に見て触ってお楽しみください。


【作り手在店のお知らせ】
<おの工房>小野眞佐子さん / <須浪亨商店>須浪隆貴さん / <倉敷青木窯>三宅康太さん
初日8/2(土)は作り手3名が在店します。対面してお話できるまたとない機会となりますので、ぜひお立ち寄りください。
※不在となる時間もございます。予めご了承ください。

【インスタライブのお知らせ】
<fennica>オフィシャルアカウント[@fennica_official_]にてバイヤー 藤田よりイベントについてご紹介するインスタライブを行います。
日時:8/2(土)20:30頃開始予定



『岡山の手仕事展』
会期:8/2(土)-11(祝・月)
場所:BEAMS JAPAN 1階



Mori

IGUSA LABOによる外村吉之介図案の花ござ-岡山の手仕事展-

今週末よりスタートする『岡山の手仕事展』より、今回は倉敷産い草の継承と特性を活かしたモノづくりを行う<IGUSA LABO>のご紹介です。


い草の栽培から染色、織り込みまで一貫して行うことで、人の目と手が行き届いた安心と安全な製品を送り出している<IGUSA LABO>。<倉敷い草 今吉商店>5代目の今吉俊文さんが2018年に設立されました。


倉敷市西阿知で開発された岡式織機を用いて、先染めしたい草を様々な文様に織り込み作られます。


倉敷というと、かつてい草の一大産地として知られ、明治以降はい草製品の海外輸出も進んでいましたが、生活スタイルの変化から生産量が減少。1930年代以降に芹沢銈介や外村吉之介の助力によって復興を遂げました。

しかし、その当時の1950年代に作られた外村吉之介による図案の倉敷花筵は長らく製造が途絶えていました。約2年の歳月をかけ、2024年<IGUSA LABO>今吉さんの尽力によって復刻製作。<fennica>でもいち早くご紹介し、大変ご好評でした。

今年も『岡山の手仕事展』にてご紹介いたします。

丸綾


<IGUSA LABO>花ござ
価格:¥17,600(税込)
商品番号:56-98-0037-291




市松



矢柄



算盤



丸綾は「倉敷民藝館」にも所蔵され、外村吉之介著書「少年民藝館」にも掲載された代表的な紋様。


昨年はこちらをお目当てにされる方が多かったです。


大胆に配置された丸綾はモダンで、タイムレスなデザイン。


裏を返した表情もコントラストが強くインパクトがありますね。サイズは通常の花筵一畳より長い192×88cmです。

爽やかな香りで癒すい草の持つ力と外村吉之介図案の印象的な幾何学模様で、夏のリビングスタイルをお楽しみください。

【作り手在店のお知らせ】
<おの工房>小野眞佐子さん / <須浪亨商店>須浪隆貴さん / <倉敷青木窯>三宅康太さん
初日8/2(土)は作り手3名が在店します。対面してお話できるまたとない機会となりますので、ぜひお立ち寄りください。
※不在となる時間もございます。予めご了承ください。

【インスタライブのお知らせ】
<fennica>オフィシャルアカウント[@fennica_official_]にてバイヤー 藤田よりイベントについてご紹介するインスタライブを行います。
日時:8/2(土)20:30頃開始予定



『岡山の手仕事展』
会期:8/2(土)-11(祝・月)
場所:BEAMS JAPAN 1階



Mori



ブログ内に記載の価格は、記事公開時のものであり、変更する可能性がございます。

小野眞佐子さんのノッティング織椅子敷-岡山の手仕事展-

今週末より開催する『岡山の手仕事展』より、<fennica>では2019年より2年に一度ご紹介をしている岡山県倉敷市<おの工房>小野眞佐子さんによるノッティング織椅子敷をご紹介いたします。


小野さんは、「倉敷民藝館」の初代館長であり、倉敷ノッティング織とそのデザインを考案し「倉敷本染手織研究所」を創設した外村吉之介さんと、清子夫人より染色を学ばれました。


ノッティング織は結び織られる、ペルシャ絨毯の手法を座布団サイズに落とし込むような発想で生まれた敷物。「倉敷本染手織研究所」で織られた残糸を捨てずに活用することから始まりました。


裏返すと見てとれるきれいに揃った結び目。経に綿糸を張り良質なメリノウールの糸の束を結びつけて織り上げています。


小野さんのノッティング織椅子敷の魅力は、この面の美しさにあり、展示毎に丁寧に織られる作りたての椅子敷は、厚みと弾力のある優しい触り心地が気持ちの良い仕上がりです。ウールと聞くと冬のアイテムと思われるかもしれませんが、冷房をつけた夏のリビングにもおすすめで、薄着の季節はより包まれるような座り心地が感じられますよ。

<fennica>でご紹介する名作椅子との組み合わせも素敵です。


<おの工房>椅子敷
サイズ:33×33cm
価格:¥29,700(税込)
商品番号:56-73-7370-465



<おの工房>椅子敷
サイズ:37×37cm
価格:¥33,000(税込)
商品番号:56-73-7369-465

<おの工房>椅子敷
サイズ:Φ33cm
価格:¥29,700(税込)
商品番号:56-73-7371-465



<おの工房>椅子敷
サイズ:27×39cm
価格:¥29,700(税込)
商品番号:56-73-7372-465


8/2(土)は小野さんが在店されますので、お話を伺いながらお選びいただける初日のご来店がおすすめです。

2年に一度の特別な機会にぜひお立ち寄りくださいませ。


【作り手在店のお知らせ】
<おの工房>小野眞佐子さん / <須浪亨商店>須浪隆貴さん / <倉敷青木窯>三宅康太さん
初日8/2(土)は作り手3名が在店します。対面してお話できるまたとない機会となりますので、ぜひお立ち寄りください。
※不在となる時間もございます。予めご了承ください。

【インスタライブのお知らせ】
<fennica>オフィシャルアカウント[@fennica_official_]にてバイヤー 藤田よりイベントについてご紹介するインスタライブを行います。
日時:8/2(土)20:30頃開始予定



『岡山の手仕事展』
会期:8/2(土)-11(祝・月)
場所:BEAMS JAPAN 1階



Mori



ブログ内に記載の価格は、記事公開時のものであり、変更する可能性がございます。

8月は『岡山の手仕事展』を開催いたします

梅雨が明け、じりじりと暑い夏の訪れ。いかがお過ごしでしょうか?

<fennica>ではこの夏、初となる『岡山の手仕事展』をBEAMS JAPAN 1階にて開催いたします。


岡山というと美観地区に「倉敷民藝館」があり、民藝との繋がりが深く、多様な手仕事の文化が発展し、今も息づく土地。

<fennica>でこれまでご紹介してきた岡山の手仕事は、2019年より2年に一度開催している<おの工房>小野眞佐子さんのノッティング織椅子敷や、小野さんの師であり「倉敷民藝館」初代館長で染色家の外村吉之介氏デザイン復刻製作も尽力した<IGUSA LABO>今吉俊文さんによる倉敷い草の花筵、<Lue>菊地流架さんの真鍮カトラリーが挙げられます。

今回の『岡山の手仕事展』では、小野眞佐子さんとのお付き合いも年月を重ねる中で岡山で活動する素晴らしい作り手を小野さんに繋いでいただき、岡山の魅力的な手仕事をさらに幅広くご紹介できることとなりました。


<須浪亨商店>須浪隆貴さんのいかごや瓶かご、<丙>藤本羊さんの注連縄飾り、<倉敷青木窯>三宅康太さんによる陶器、<三宅吹き硝子工房>三宅義一さんの吹き硝子、<備中和紙>丹下直樹さんの張り子が今回のイベントより並びます。











こちらは作り手のもとを訪れた際の写真。ただいま続々と商品が届いていて、思わず準備の手が止まってしまうほど、私たちも日々ワクワクしております。実際に並ぶ品々については、改めてブログでご紹介させてください。

岡山の地で育まれた力強く健やかな手仕事が一堂に揃う『岡山の手仕事展』をどうぞお楽しみに。


【作り手在店のお知らせ】
<おの工房>小野眞佐子さん / <須浪亨商店>須浪隆貴さん / <倉敷青木窯>三宅康太さん
初日8/2(土)は作り手3名が在店します。対面してお話できるまたとない機会となりますので、ぜひお立ち寄りください。
※不在となる時間もございます。予めご了承ください。

【インスタライブのお知らせ】
<fennica>オフィシャルアカウント[@fennica_official_]にてバイヤー 藤田よりイベントについてご紹介するインスタライブを行います。
日時:8/2(土)20:30頃開始予定


『岡山の手仕事展』
会期:8/2(土)-11(祝・月)
場所:BEAMS JAPAN 1階



Mori

HAVERSACK と TEP_P -fennicaのスペシャルアイテム-

前回のブログにてご紹介した<fennica>の2025年秋冬シーズンのおすすめアイテムである<HAVERSACK × fennica>“Black Denim Selvedge Pants”と、<TEP_P × fennica>“CSMD Shoes Mouton”。


7/24(木)23:59まで開催中の「公式オンラインショップ限定 PRE ORDER POINT 15%UP キャンペーン」対象アイテムとあって、すでにご覧いただいている方もいらっしゃるでしょうか?


今回はスタッフ前田のスタイリングとともに詳しくご紹介したいと思います。

まずは<HAVERSACK × fennica>“Black Denim Selvedge Pants”。


<HAVERSACK × fennica>Black Denim Selvedge Pants
カラー:BLACK
サイズ:L,XL
価格:¥37,400(税込)
商品番号:56-23-0100-229

*2025年8月上旬入荷予定


ヴィンテージモダンをテーマに、メンズテーラーの背景と良質な素材を用いたタイムレスなモノづくりをしている<HAVERSACK>。

これまでも様々なアイテムを製作してまいりましたが、今回のモデルは2020年シーズンのイージーパンツをベースに、デザイナー 乗秀幸次さんにおすすめしていただいたブラックデニム素材で製作しています。


10ozのムラ糸セルヴィッチデニムは秋のはじまりにも取り入れやすい柔らかさのある質感。


ボタンにはヴィンテージライクなアルミボタンを採用しています。


形はゆったりとしたバギーシルエットのイージーパンツで、着丈をやや長く変更することで裾に溜まりができるくらいのバランスに。


サイズはLとXLの2サイズですが、ウエストがボタンとドローコード仕様のためぎゅっと締めた穿き方も可能。


スタッフ前田は身長174cmでサイズLを穿いています。身体の線を拾わないゆとりあるシルエットということが伝わるでしょう。


そして、デザインのポイントは生地の耳を残した大きなパッチポケット。前後に一つずつ配し、BLACKにセルヴィッチのラインが良いアクセントになっています。フロント左右と併せて4つのポケットがあり、容量がたっぷりと機能的でもありますね。


少し先の季節をイメージしたスタッフ前田のスタイリング。


フェードしたGRAYとPINKにBLACKが加わることで、春夏から秋冬へとシーズンが移ろうムードがぐっと高まります。これまで<fennica>でご紹介してきたパンツとは違った側面が今回の<HAVERSACK>とのタッグにより表現できたのではないでしょうか。

そして足元はこちら、<TEP_P × fennica>“CSMD Shoes Mouton”。


<TEP_P × fennica>CSMD Shoes Mouton
カラー:BROWN
サイズ:L(23cm),XL(24cm)
価格:¥49,500(税込)
商品番号:56-32-0023-085

<TEP_P × fennica>CSMD Shoes Mouton
カラー:BROWN
サイズ:4(24cm),5(25cm),6(26cm),7(27cm)
価格:¥49,500(税込)
商品番号:56-32-0022-085

*2025年9月下旬入荷予定


グッドイヤーウェルテッド製法のドレスシューズを主体として、浅草にあるアトリエ兼ショップを拠点に活動する<RENDO>から生まれた<TEP_P>。

“CSMD=ちょっとそこまで”と、気軽に履くことのできるソフトシューズを製作しています。

<TEP_P>とのタッグでも数々のスペシャルアイテムをご紹介してまいりましたが、今回もまた新たな魅力を纏った表情に。


<TEP_P>としても初の試みとなるムートンをあしらったデザインは、デザイナー 吉見鉄平さんとムートンを探すところからはじまりました。ムートンとステアレザーによるBROWNの濃淡と質感のコントラストが楽しめるアイテムです。


ソールはこれまでと同様、<Vibram>社のEVAソール。


秋冬シーズンのウールセーターやツイード、メルトンなどの素材にマッチする重厚感ある見た目ながら、軽快な履き心地で、おでかけも一層楽しくなるアイテムに仕上がっています。


サイズはユニセックスで、ソックスやタイツとのコーディネートもあれこれ想像が膨らみますね。


改めまして「公式オンラインショップ限定 PRE ORDER POINT 15%UP キャンペーン」は7/24(木)23:59までの開催です。

ぜひお得にポイントを貯められる機会に、秋冬のお買い物をお楽しみください。



お問い合わせや受注は下記<fennica>店舗にて承ります。

【fennica 展開店舗】

[東京 新宿]BEAMS JAPAN 5階 / TEL:03-5368-7304



Mori


ブログ内に記載の価格は、記事公開時のものであり、変更する可能性がございます。

fennicaの2025年秋冬シーズンのお話

今年も長く暑い夏が予想されますが、今時季から徐々に気になる秋冬シーズンのアイテム。

<fennica>でももちろん、次のシーズンに向けた、とっておきのアイテムやイベントを準備しております。

今回はそんな2025年秋冬シーズンのお話を。


<fennica>では、改めてリビングで過ごすひと時が楽しくなるようなアイテムにフォーカスし、寛ぎのアイテムやウォールデコルなどを様々に取り揃えご紹介いたします。


次シーズンより新たにお取り扱いをスタートする<loomer>からはブランケットをご紹介。


愛知県に工場を持つ機屋「T'accainc.」の技術と「alpha co.,ltd」クリエイティブディレクター南貴之氏のデザインが融合したファブリックブランドです。


オーストラリア・ヴィクトリア州の上質なラムウールを、自社のションヘル織機で織り上げたなめらかな触り心地のブランケット。


モダンなデザインと絶妙なカラーコンビネーションはリビングに印象的なアクセントを与えます。


掛け時計の新たなご提案として、渡辺力デザインのRIKI CLOCKより「銅の時計」をセレクト。


渡辺力氏が愛する素材であり、他のデザインでも好んで用いられている銅をフレームに配した、コンパクトながら赤銅色の美しい純銅が輝く、存在感ある掛け時計です。


そして<fennica>で欠かせない、“クラフト”をキーワードとした見に纏うアイテム。

心待ちにしてくださっているとのお声も多い<Jamieson’s Knitwear × fennica>のアイテムは、代名詞であるフェアアイルと<fennica>ならではのユニークなパターンが揃います。


継続してご提案しているUネックベストの形では、レンガモチーフとリブデザインを際立たせる胸ポケット付きのデザインを製作しました。


レンガモチーフは、ミッドセンチュリーのテキスタイルデザインや印伝革羽織などからも連想するタイムレスなモチーフとして、今年の久留米絣のWEARでもセレクトしています。


フェアアイルは英国の洒落者たちが着ていたことでも有名なパターンを選びました。


ニットアイテムは、2年ぶりに<蟻川工房>のスペシャルアイテムもご用意。織りや色並びを選び、2年前もご紹介したマフラーやネクタイに加えて、久々となるミニマフラーもオーダーしています。


首まわりにコンパクトに結ぶことができるミニマフラーは、マフラーやネクタイとは違った見え方が楽しめるんですよね。


熟練の職人による手紡ぎ手織りをぜひコーディネートに取り入れていただきたいです。


そして、7/24(木)23:59まで開催中の「公式オンラインショップ限定 PRE ORDER POINT 15%UP キャンペーン」対象アイテムでもあるスペシャルアイテムも。

<HAVERSACK × fennica>のタッグでは、ブラックデニムを用いたバギーシルエットのイージーパンツを製作しました。


機能的な大きなパッチポケットには耳を残した生地を使用しているのですが、こちらがまた良いアクセントになっています。

<TEP_P × fennica>の“CSMD=ちょっとそこまで”シューズでは、<TEP_P>としても新たな試みであるムートンを配したデザインを製作。


秋冬の素材にマッチする重厚感がありながらも軽快な履き心地で、秋のはじまりの靴としてぜひおすすめしたいです。

こちらの2型は次回のブログでさらに詳しくご紹介いたします。



次のシーズンもどれも店頭に並ぶのは少し先となりますが、どうぞお楽しみにお待ちくださいませ。


お問い合わせや受注は下記<fennica>店舗にて承ります。

【fennica 展開店舗】

[東京 新宿]BEAMS JAPAN 5階 / TEL:03-5368-7304




Mori

本日最終日-九州のうつわ展 vol.2-

本日で9日間開催の『九州のうつわ展-Hand Crafts of Kyusyu- vol.2』も最終日となりました。

BEAMS JAPAN 5階 fennica STUDIOは九州の手仕事の魅力がぎゅっと詰まった店内になっています。初日の写真も含まれるためお陰様で完売した商品もございますが、店内の雰囲気をお届けできたらと思います。






陶器・磁器・ガラスと、11の窯元や工房から届いた“九州のうつわ”が所狭しと並んでおります。


大分県日田市<小鹿田焼坂本浩二窯>



大分県日田市<小鹿田焼黒木史人窯>



福岡県朝倉郡<小石原焼金丸窯>



福岡県朝倉郡<小石原焼原彦窯>



熊本県山鹿市<かじや窯>



熊本県荒尾市<小代焼中平窯>



熊本県荒尾市<小代焼瑞穂窯>



鹿児島県薩摩川内市<焼き物工房 野はら屋>



鹿児島県伊佐市<艸茅窯>



福岡県北九州市<祐工窯>



福岡県飯塚市<吹きガラス工房 琥珀>



そして、今回はじめてご紹介できることとなった鹿児島県霧島市<TE.ON>。


鹿児島県霧島の自社農園で原料の栽培から製造まで行う100%自然由来のボタニカルコスメで、「Utility Oil」「Botanical Butter」「Home Fragrance」が届いています。鹿児島の職人による竹素材のボトルキャップも素敵なパッケージで、贈り物にも良いですね。

清々しい香りや心地良い使用感はぜひ店頭でお試しください。


さらに、鹿児島からは郷土ならではの魅力が詰まった芋焼酎や新茶、ローカルフードや塩、香辛料まで揃いました。

鹿児島県霧島市<中村酒造場>本格焼酎なかむら



鹿児島県鹿児島市<知覧茶園>深むし茶特上ゆたか・深むし茶吟・鹿児島県産紅茶



鹿児島県<原製菓舗>ひとくちげたんは



<南村製糖>喜界島純黒糖かちわり、<大阪屋製菓>奄美の恋人



<オガワ食品>かつおとチーズが出逢ったよ



<南村製糖>島塩、<小牧醸造>ひらめき


ぜひ<fennica>がセレクトするアイテム群で九州の風を感じていただけたら。

ご来店心よりお待ちしております。


6/30(月)までの期間、「BEAMS CLUB ダブルポイントキャンペーン」も開催しております!

ぜひこの機会にお立ち寄りください。

初日夜に行ったイベントをご紹介するインスタライブのアーカイブもぜひご覧ください。▶︎こちら



『九州のうつわ展-Hand Crafts of Kyusyu- vol.2』
会期:6/21(土)-29(日)
場所:BEAMS JAPAN 5階 fennica STUDIO



Mori

鹿児島の編組品-九州のうつわ展 vol.2-

開催中の『九州のうつわ展-Hand Crafts of Kyusyu- vol.2』も本日最終日。

連日イベントを目当てにご来店くださり、たくさんのうつわが皆さまのもとへ渡りましたが、まだまだ見応えある店内です。

今回ご紹介したいのは鹿児島県鹿児島市の<竹工芸振興組合>にてピックアップした白竹の編組品。鹿児島にてご縁がつながり<fennica>でご紹介できることとなりました。

“九州のうつわ展”ということで、ピクニックシーンでうつわとなる白竹の弁当籠をご提案します。


こちらは<fennica>ディレクター菊地がとある休日に過ごした公園での一コマ。二段重なる弁当籠に詰め込んだおむすびやおかずが美味しそう。


持ち手があるのでこのまま運べるのも良いですね。

<竹工芸振興組合>は、竹林面積日本一の鹿児島で戦後の産業復興として発足し、認定を受けた技術者が所属する組合で、竹工芸の技術の普及や継承に取り組まれています。

軽量で丈夫、通気性も良く、経年変化する様も楽しめる白竹の籠。長方形と正方形の二段弁当籠や大きな籠と様々に取り揃えましたので、ぜひ暮らしにマッチする形をお選びいただけたら嬉しいです。


<竹工芸振興組合>弁当箱
価格:¥11,000(税込)
商品番号:56-72-0362-500

<竹工芸振興組合>小物入れ
価格:¥7,700(税込)
商品番号:56-73-0707-500



<竹工芸振興組合>二段弁当箱
価格:¥17,600(税込)
商品番号:56-73-0698-500



<竹工芸振興組合>二段弁当箱
価格:¥17,600(税込)
商品番号:56-73-0703-500

<竹工芸振興組合>籠 大
価格:¥22,000(税込)
商品番号:56-73-0709-500



<竹工芸振興組合>籠 大
価格:¥22,000(税込)
商品番号:56-73-0710-500


本日最終日。九州の魅力溢れる手仕事を一堂にご覧いただける機会に、ぜひお気に入りを見つけにいらしてください。


6/25(水)から6/30(月)までの期間、「BEAMS CLUB ダブルポイントキャンペーン」も開催しております!

ぜひこの機会にfennica STUDIOへお立ち寄りください。

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『九州のうつわ展-Hand Crafts of Kyusyu- vol.2』
会期:6/21(土)-29(日)
場所:BEAMS JAPAN 5階 fennica STUDIO



Mori



ブログ内に記載の価格は、記事公開時のものであり、変更する可能性がございます。

艸茅窯-九州のうつわ展 vol.2-

今回も開催中の『九州のうつわ展-Hand Crafts of Kyusyu- vol.2』よりご紹介を。


鹿児島県伊佐市<艸茅(そうぼう)窯>です。早いもので会期も明日までとなりましたが、窯元から急遽追加で届けていただいた磁器とともにご紹介させてください。


作り手の川野恭和さんは、愛知県立瀬戸窯業専修訓練校卒業後、瀧田項一氏に薫陶を受け、故郷鹿児島で独立。1980年に<艸茅窯>を開窯されました。毎春開催されている銀座をはじめとした各地での個展はもちろん、民藝磁器において後進を先達されておられます。

新たに届けていただいた磁器は鷺や鴫をイメージされているという鳥の意匠が印象的な丸い小皿、愛らしい鳥の箸置、そして土瓶や蕎麦猪口の追加です。

川野さんによる薄っすらと青みがかった白は、穏やかで優しく、今時季は涼しげに映ります。


<艸茅窯>鳥紋皿
価格:¥3,520(税込)
商品番号:56-71-1181-765



<艸茅窯>鳥箸置
価格:¥935(税込)
商品番号:56-71-1809-765



<艸茅窯>土瓶
価格:¥16,500(税込)
商品番号:56-71-1327-765



<艸茅窯>蕎麦猪口
価格:¥4,620(税込)
商品番号:56-71-1132-765



<艸茅窯>徳利
価格:¥10,450(税込)
商品番号:56-71-1331-765



<艸茅窯>内瑠璃皿
価格:¥5,170(税込)
商品番号:56-71-1396-765

<艸茅窯>青帯紋皿
価格:¥6,490(税込)
商品番号:56-71-1395-765

<艸茅窯>風車紋六角平皿
価格:¥5,170(税込)
商品番号:56-71-1330-765



一部オンラインショップでもご覧いただけますが、ぜひ店頭で一つひとつ異なる表情から選ぶ楽しさも感じていただけたら。


6/30(月)までの期間、「BEAMS CLUB ダブルポイントキャンペーン」も開催しております!

ぜひこの機会にfennica STUDIOへお立ち寄りください。

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『九州のうつわ展-Hand Crafts of Kyusyu- vol.2』
会期:6/21(土)-29(日)
場所:BEAMS JAPAN 5階 fennica STUDIO



Mori



ブログ内に記載の価格は、記事公開時のものであり、変更する可能性がございます。

焼き物工房 野はら屋-九州のうつわ展 vol.2-

今回も開催中の『九州のうつわ展-Hand Crafts of Kyusyu- vol.2』よりご紹介。


福岡、大分、熊本を巡った今冬。今回私は鹿児島に行くことが叶わなかったのですが、昨年に引き続き<焼き物工房 野はら屋>の陶器、<艸茅窯>の磁器と、新たに白竹の編組品や<TE.ON>のボタニカルコスメと、鹿児島の魅力的な品々が届いております。


今回は1年ぶりの入荷となる鹿児島県薩摩川内市<焼き物工房 野はら屋>のご紹介です。

作り手の佐々木かおりさんは、大学進学で渡った沖縄で焼き物と出会い、<読谷山焼 北窯 松田米司工房>に弟子入りし一期生として10年間修行。2006年に地元鹿児島で<焼き物工房 野はら屋>を開窯されました。


桜島や霧島の灰や土を用いて生み出される器は、<龍門寺焼>や<苗代川焼>のような薩摩の黒もん、沖縄の形、それらのルーツにあたる朝鮮の焼き物とが融合した、佐々木さんならではの表現。

<fennica>では2015年に開催した『読谷山焼北窯 松田米司と6人の弟子たち展』でご紹介してからのご縁です。

昨年は黒もんを中心としたご紹介でしたが、今年は動きのある緑飴釉の流し掛けや刷毛目の器、白土の軽やかな器など、より幅広く佐々木さんの仕事をご紹介しております。


<焼き物工房 野はら屋>8寸皿
価格:¥8,250(税込)
商品番号:56-71-1778-105



<焼き物工房 野はら屋>7寸皿
価格:¥6,930(税込)
商品番号:56-71-1779-105



<焼き物工房 野はら屋>4寸茶碗
価格:¥2,750(税込)
商品番号:56-71-1783-105

<焼き物工房 野はら屋>3.5寸茶碗
価格:¥2,090(税込)
商品番号:56-71-1782-105



<焼き物工房 野はら屋>4.5寸浅鉢
価格:¥3,520(税込)
商品番号:56-71-1785-105



<焼き物工房 野はら屋>5.5寸丼
価格:¥5,500(税込)
商品番号:56-71-1784-105



<焼き物工房 野はら屋>4寸皿
価格:¥3,190(税込)
商品番号:56-71-1781-105

<焼き物工房 野はら屋>白土4寸皿
価格:¥2,530(税込)
商品番号:56-71-1780-105



<焼き物工房 野はら屋>ぐい呑
価格:¥2,750(税込)
商品番号:56-71-1787-105

<焼き物工房 野はら屋>白土平湯呑
価格:¥2,750(税込)
商品番号:56-71-1791-105



<焼き物工房 野はら屋>蕎麦猪口
価格:¥2,530(税込)
商品番号:56-71-1789-105

<焼き物工房 野はら屋>コップ
価格:¥2,090(税込)
商品番号:56-71-1788-105



<焼き物工房 野はら屋>マグ
価格:¥5,500(税込)
商品番号:56-71-1790-105



<焼き物工房 野はら屋>カップ&ソーサー
価格:¥6,930(税込)
商品番号:56-71-1786-105


佐々木さんの力強くきりっとした形、躍動感ある施釉の器をぜひ見にいらしてください。


6/25(水)から6/30(月)までの期間、「BEAMS CLUB ダブルポイントキャンペーン」も開催しております!

ぜひこの機会にfennica STUDIOへお立ち寄りください。

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『九州のうつわ展-Hand Crafts of Kyusyu- vol.2』
会期:6/21(土)-29(日)
場所:BEAMS JAPAN 5階 fennica STUDIO



Mori



ブログ内に記載の価格は、記事公開時のものであり、変更する可能性がございます。

かじや窯と小代焼中平窯、小代焼瑞穂窯-九州のうつわ展 vol.2-

6/21(土)よりBEAMS JAPAN 5階 fennica STUDIOにて開催中の『九州のうつわ展-Hand Crafts of Kyusyu- vol.2』

初日よりイベントを目掛けてご来店いただき嬉しい限りです。誠にありがとうございます!


前回のブログでご紹介した<小石原焼>に続いて向かった先は熊本県。

<小代焼ふもと窯>にて修行の後熊本県山鹿市にて独立された<かじや窯>、熊本県荒尾市の<小代焼中平窯>、<小代瑞穂窯>と、<小代焼>や<小代焼>に由縁のある窯元を巡りました。


<小代焼>は、1632年細川家の肥後入国をきっかけに、<上野焼>陶工 牝小路源七と葛城八左衛門が小岱山麓にて窯を開いたことが起源とされています。

朝鮮半島の流れを汲んだ技術、鉄分を多く含む粘土と藁灰釉を用いた素朴な焼き上がりが特徴で、現在は11の窯元がその伝統を継承しています。



<かじや窯>は、鳥取市生まれ和歌山市育ちの米原暁雄さんが、日本大学農獣医学部林学科卒業後、<小代焼ふもと窯>にて15年修行の後に2015年に開窯した窯元。<かじや窯>は地名の梶谷から名付けられています。

<fennica>では2年前からのお取り扱いです。


ギャラリーにて米原さんご夫妻とお話ししながら選ばせていただきました。


ギャラリーに置かれた器やそれをもとに製作を依頼。

マグは幾つか作られている形の中から、昨年に引き続き台形マグ(左のみ)を選ばせていただき、他の施釉のご相談をしてオーダー。幕掛けの施釉は雲のような柔らかな表情です。


<かじや窯>台形マグ
価格:¥3,740(税込)
商品番号:56-71-1067-591


米原さんは、天草の粘土と山鹿の赤土を混ぜて作られる陶土や、ご実家で育てる米の藁を燃やし出た藁灰や木灰など、地のものを用いて作陶されています。<小代焼>の伝統に山陰の面影が重なる器は<かじや窯>ならではの魅力です。


<かじや窯>蕎麦猪口
価格:¥1,760(税込)
商品番号:56-71-0695-591



<かじや窯>耳付皿
価格:¥6,600(税込)
商品番号:56-71-1731-591



<かじや窯>ピッチャー
価格:¥6,600(税込)
商品番号:56-71-1729-591



<かじや窯>丼
価格:¥3,630(税込)
商品番号:56-71-1728-591

<かじや窯>飯碗
価格:¥2,640(税込)
商品番号:56-71-0691-591

<かじや窯>カトラリーレスト
価格:¥990(税込)
商品番号:56-71-1730-591



次に訪れたのは<小代焼中平(なかでら)窯>。<一勝地焼>成田勝人氏と<小代焼ふもと窯>井上泰秋氏のもとで修行した西川講生さんが1991年に開窯した窯元で、佐賀大学美術・工芸課程を卒業した長男の智成さんと親子2代で作陶されています。


写真は智成さん。こちらの3袋の登り窯とガス窯を有しており、伺った際は登り窯に窯詰めしているところでした。


ギャラリーで選ばせていただいた器とこれから登り窯で焼き上がるものから分けていただけることに。


智成さんがさっと点ててくださった抹茶も美味しく、器もまた素敵でした。


<中平窯>は窯場で採れる小代粘土と、小代粘土を用いた独特の釉薬と藁灰、木灰釉との調和で、柔らかさの中に力強さを感じる焼き上がりが魅力です。今回は講生さんが作られている印花皿や、青小代を中心にご用意しました。


<小代焼 中平窯>7寸印花縁付皿
価格:¥8,250(税込)
商品番号:56-71-1715-592

<小代焼 中平窯>6寸印花皿
価格:¥5,280(税込)
商品番号:56-71-1713-592

<小代焼 中平窯>7寸印花皿
価格:¥7,480(税込)
商品番号:56-71-1714-592

<小代焼 中平窯>飴釉印花大皿
価格:¥19,800(税込)
商品番号:56-71-1716-592



<小代焼 中平窯>縁付5寸皿
価格:¥2,750(税込)
商品番号:56-71-1710-592

<小代焼 中平窯>丸丼
価格:¥5,280(税込)
商品番号:56-71-1711-592

<小代焼 中平窯>輪花小鉢
価格:¥1,980(税込)
商品番号:56-71-1709-592



<小代焼 中平窯>輪花筒向付
価格:¥2,750(税込)
商品番号:56-71-1708-592

<小代焼 中平窯>マグ
価格:¥3,300(税込)
商品番号:56-71-1707-592



<小代焼 中平窯>長角皿
価格:¥5,060(税込)
商品番号:56-71-1712-592



<小代焼 中平窯>7寸輪花皿
価格:¥7,480(税込)
商品番号:56-71-1717-592

<小代焼 中平窯>扁壺
価格:¥16,500(税込)
商品番号:56-71-1718-592

<小代焼 中平窯>鶴首花器
価格:¥16,500(税込)
商品番号:56-73-0696-592

<小代焼 中平窯>一輪挿
価格:¥6,820(税込)
商品番号:56-73-0694-592

<小代焼 中平窯>鶴首花入
価格:¥19,800(税込)
商品番号:56-73-0695-592



最後に向かったのは<小代焼 瑞穂窯>。福岡県大牟田市で民藝店を営んでいた福田豊水さんが、古小代を蒐集していた祖父の影響を受けて、1973年に独学で興した窯元です。


2代目の福田るいさんは、九州産業大学芸術学部美術科で油絵を学び、父 豊水さんのもとで修行後、栃木県益子町にて島岡達三氏に師事。帰郷後に<小代焼 瑞穂窯>にて<小代焼>の伝統と先代の遺した釉薬を受け継ぎ、現在は国内の他、ドイツでも個展を開催されています。


<fennica>では昨年からのご紹介で、独自の藍釉や鎬をはじめとした器をセレクト。


今年は福田さんからお勧めいただいた“ちゃぷちゃぷ”という1人用の茶漉し道具(※茶漉しも付きます)やパンを容れるドラ鉢“パンどら”など、福田さん独自の器もご用意できました。塩壺やタイルなどの型押しは一つひとつ異なる表情で店頭のみの販売のため、ぜひ見にいらしていただきたいです。


<小代焼 瑞穂窯>ちゃぷちゃぷ
価格:¥2,970(税込)
商品番号:56-71-1695-766





<小代焼 瑞穂窯>8角皿 中
価格:¥3,520(税込)
商品番号:56-71-1681-766

<小代焼 中平窯>8角皿 大
価格:¥5,940(税込)
商品番号:56-71-1098-766

<小代焼 瑞穂窯>鎬カップ
価格:¥2,420(税込)
商品番号:56-71-1096-766



<小代焼 瑞穂窯>マグ
価格:¥4,620(税込)
商品番号:56-71-1686-766

<小代焼 瑞穂窯>鎬カップ
価格:¥2,420(税込)
商品番号:56-71-1096-766

<小代焼 瑞穂窯>ぐい呑
価格:¥2,640(税込)
商品番号:56-71-1689-766



<小代焼 瑞穂窯>ポット1
価格:¥23,100(税込)
商品番号:56-71-1678-766

<小代焼 瑞穂窯>ポット2
価格:¥22,000(税込)
商品番号:56-71-1679-766

<小代焼 瑞穂窯>スパイダー花碗
価格:¥3,410(税込)
商品番号:56-71-1097-766

<小代焼 瑞穂窯>耳付鉢
価格:¥5,500(税込)
商品番号:56-71-1683-766

<小代焼 瑞穂窯>6寸皿
価格:¥4,400(税込)
商品番号:56-71-1093-766



<小代焼 瑞穂窯>片口酒器
価格:¥5,280(税込)
商品番号:56-71-1688-766

<小代焼 瑞穂窯>アサガオ5寸鉢
価格:¥4,950(税込)
商品番号:56-71-1682-766



<小代焼 瑞穂窯>塩壺 大
価格:¥4,950(税込)
商品番号:56-71-1692-766

<小代焼 瑞穂窯>塩壺 小
価格:¥4,400(税込)
商品番号:56-71-1693-766



<小代焼 瑞穂窯>タイル
価格:¥2,420(税込)
商品番号:56-71-1694-766



<小代焼 瑞穂窯>パンどら
価格:¥11,000(税込)
商品番号:56-71-1680-766



<小代焼>の伝統を汲みながらも、窯ごとの表現の違いがつぶさに表れていて面白いです。ぜひ店頭で直に触れて見てください。


そして、明日6/25(水)から「BEAMS CLUB ダブルポイントキャンペーン」も開催いたします。

ぜひこの機会にfennica STUDIOへお立ち寄りください。

初日夜に行ったイベントをご紹介するインスタライブのアーカイブもぜひご覧ください。▶︎こちら



『九州のうつわ展-Hand Crafts of Kyusyu- vol.2』
会期:6/21(土)-29(日)
場所:BEAMS JAPAN 5階 fennica STUDIO



Mori



ブログ内に記載の価格は、記事公開時のものであり、変更する可能性がございます。

小石原焼 原彦窯と金丸窯-九州のうつわ展 vol.2-

いよいよ明日より、BEAMS JAPAN 5階 fennica STUDIOにて『九州のうつわ展-Hand Crafts of Kyusyu- vol.2』が始まります。


大分県日田市<小鹿田焼>の次に向かったのは、峠を越えてすぐの福岡県朝倉郡<小石原焼>。

1682年に黒田光之が伊万里より陶工を招いて窯場を開いたことを起源とする<小石原焼>は、<小鹿田焼>に様々な技法をもたらした兄弟窯で、小石原の土は小鹿田と比べてきめが粗く、飛び鉋の刻みが浅いのが特徴です。




現在<小石原焼>の窯元は44軒あり、今回ご紹介する<原彦窯>と<金丸窯>のうつわからもお分かりの通り、<小石原焼>と言えどそのアプローチは様々。


<原彦窯>は、建設会社に勤められていた梶原正且さんが小石原に帰郷後<小石原焼川崎哲弘窯>にて修行の後、1991年に独立して開窯されました。京都伝統工芸大学校を卒業後、父である正且さんのもとで修行した梶原大祐さんと親子2代で作陶されています。


<小石原焼>の伝統を守りながらも、釉薬の調合の工夫で新たな試みも交えた作陶をされている<原彦窯>。


大祐さんが入られた20年ほど前から作られているというマットな質感に焼き上がる釉薬や、鉋目とのバランスを取った黒飛び鉋などが代表的な仕事です。


作業場では正且さんと奥様が仕事に向かわれていました。

<原彦窯>の軽やかな飛び鉋は北欧のテーブルウェアなどとも調和するでしょう。今回は小皿や小鉢、丼であったり、背の高い花器をイベント用に選んでまいりました。


<小石原焼 原彦窯>茶碗
価格:¥3,080(税込)
商品番号:56-71-1725-549



<小石原焼 原彦窯>マグ
価格:¥4,950(税込)
商品番号:56-71-1720-549

<小石原焼 原彦窯>スープカップ
価格:¥5,280(税込)
商品番号:56-71-1721-549



<小石原焼 原彦窯>小皿
価格:¥1,980(税込)
商品番号:56-71-1719-549

<小石原焼 原彦窯>小鉢
価格:¥2,200(税込)
商品番号:56-71-1723-549



<小石原焼 原彦窯>丼
価格:¥5,280(税込)
商品番号:56-71-1722-549



<小石原焼 原彦窯>ぐい呑
価格:¥1,760(税込)
商品番号:56-71-1724-549



<小石原焼 原彦窯>花瓶
価格:¥19,250(税込)
商品番号:56-73-0697-549


その後は<金丸窯>へ。


半農半陶の時代から10代以上続く<小石原焼>の窯元で、作り手の金丸伸一郎さんは<小石原焼>の原点に立ち戻ったものを作っていきたいという想いのもと、蹴轆轤での成形に拘り日々作陶されています。


<金丸窯>は、お客様の要望にあった器を作る昔ながらの焼き物屋。熟練の技術で応えられます。

お伺いした際は轆轤で平皿を形成されているところでした。


今回も<金丸窯>の特色である、中心から入れた目の細かな飛び鉋や刷毛目のうつわをご覧いただけます。


食卓で使い勝手の良い小皿や小鉢、深鉢などをピックアップしてまいりました。


<小石原焼 金丸窯>7寸皿
価格:¥4,620(税込)
商品番号:56-71-1661-607



<小石原焼 金丸窯>5寸皿
価格:¥2,530(税込)
商品番号:56-71-1660-607

<小石原焼 金丸窯>飴釉5寸皿
価格:¥2,420(税込)
商品番号:56-71-1670-607



<小石原焼 金丸窯>深鉢
価格:¥5,500(税込)
商品番号:56-71-1666-607

<小石原焼 金丸窯>丼
価格:¥4,620(税込)
商品番号:56-71-1664-607

<小石原焼 金丸窯>鉢
価格:¥2,420(税込)
商品番号:56-71-1665-607



<小石原焼 金丸窯>マグ
価格:¥3,850(税込)
商品番号:56-71-1659-607



<小石原焼 金丸窯>壺
価格:¥3,300(税込)
商品番号:56-71-1671-607

<小石原焼 金丸窯>小壺
価格:¥2,530(税込)
商品番号:56-71-1662-607


いよいよ明日より始まります。ぜひお手に取って九州のうつわの魅力に触れてみてください。


初日6/21(土)は昨年に続き、鹿児島県出身のスタッフ 和田健二郎が在店します。

そして、初日6/21(土)20:30頃より、イベントをご紹介するインスタライブを<fennica>オフィシャルアカウントにて行いますので、ぜひフォローしてお待ちくださいませ。▶︎こちら



『九州のうつわ展-Hand Crafts of Kyusyu- vol.2』
会期:6/21(土)-29(日)
場所:BEAMS JAPAN 5階 fennica STUDIO



Mori



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