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始まりました!『fennica pop-up store Roppongi』

<fennica>が今度は六本木の地へ!


いつものお店を飛び出し、ビームス 六本木ヒルズ 3階に<fennica>がまいりました。(もちろんいつものお店でもお待ちしております。)


ビームス 六本木ヒルズは、メンズおよびウィメンズのカジュアルからドレスまで取り揃えるビームスの新たな旗艦店として2018年秋にオープン。

2階カジュアルフロアと3階ドレスフロアで構成されています。


<fennica>のPOP-UP STOREは、3階ドレスフロアのイベントスペースで開催。会期中は<fennica>スタッフが交代で常駐いたします。


六本木ヒルズまでいらしたら、目印はこちらのウィンドウディスプレイです。

<fennica>定番アイテムを纏ったマネキンとアフリカンクラフト、ジャパニーズモダンデザインファニチャーとがお出迎え。


中に入り2階から3階へ上がった場所にございます。



昨日のブログでもご紹介した<Nychair X>。このPOP-UP STOREを皮切りに取り扱いを再スタートいたします。詳しくはこちら



そして、<天童木工>の名作の一つ、菅澤光政氏による“Heron Rockingchair”。この秋新たに加わったブラウンウォールナットを<fennica>各店に先駆けてご用意いたしました。また詳しくはブログでご紹介しますね。



益子でのPOP-UP STOREで新作をご用意した瀬古有美さんの磁器ですが、六本木に並ぶのは新たに先日窯出しされたばかりの作品。こちらもまたブログでご紹介させてください。



更に、昨年初お披露目した<仙台木地製作所>佐藤康広工人による“AINU Kokeshi”を、特別に今回のPOP-UP STOREにてご用意しました。


加えて全て藍に染まった“INDIGO Kokeshi”も並びます。



<仙台木地製作所>の“AINU Kokeshi”と“INDIGO Kokeshi”に関しては数量限定のため、規約を設けさせていただきます。

【<仙台木地製作所>販売規約】
※AINU Kokeshiは、お一人様3点までとさせていただきます。
※AINU kokeshiとINDIGO Kokeshiは、お取り置き・お取り寄せ・通信販売は不可とさせていただきます。


また、<ギャラリーかんかん>ご協力のもとご用意した仮面やテキスタイルなどのアフリカンクラフトも。





もちろん、<fennica>が様々なブランドと共同製作した定番的アイテムも持ってきておりますよ。









ぜひ六本木の地でも<fennica>のミクスチャースタイルをお楽しみください。




『fennica pop-up store Roppongi』
場所:ビームス 六本木ヒルズ 3階
会期:12/2(土)-12/12(日)11:00-21:00



Mori

Craft to wear -fennicaの春夏のお話-

穏やかな秋からあっという間に冬へと季節が進んだところでありますが、タイトルの通り、今回はその先の春夏のお話。

秋冬の入荷もひと段落するこのころには、春夏に意識が向いてしまうのは私だけではないはず。どうぞお付き合いください。


“Craft to wear”


これが<fennica>の2021年春夏シーズンのテーマ。


イメージは、1920年代にセント・アイヴスに集まったクラフツマンやアーティストのワークウェアとデイリーウェア。製作時には動きやすいワークやミリタリーもの、普段には手染めや手織りのウェアを好んで着ていたといいます。


キーアイテムとして1番に掲げるのが、フィッシャーマンスモック。これは<fennica>のスタンダードとして長らく紹介してきましたが、今回改めてフィーチャーします。


西イングランド コーンウォール州のセント・アイヴスは、温暖で日照時間が長く、創作するに適した光豊かな土地。ここに集ったクラフツマンやアーティストがニューリンの漁師が着ていたスモックを好んで着たことで、ユニフォームのようになっていったんですね。

濱田庄司もバーナード・リーチの開窯を手伝うため渡英した1920年、このニューリンスモックを着ていました。

濱田友緒さんもこの流れを汲んで、<SUGAR CANE × fennica>のスモックを愛用してくださっています。



これまでに製作したスモックがこちら。






ジーンズのスレキ生地を用いた1stのオフホワイト、その後製作したインディゴとラストカラーで染めたタイプです。ここに完売したオリーブもラインアップしていました。


春夏では新たにインディゴデニムとブラウンデニムで製作。(サイズはいつも通りユニセックスでご用意します。)

インディゴデニムは、U.S.NAVYのファティーグパンツに使われるライトオンスのデニムを採用しました。


ブラウンデニムは2020年春夏に<BUZZ RICKSON’S>が復刻した注目素材。1919年にブルーデニムが採用される以前に用いられたデニムなんです。

どちらの生地も良い雰囲気で、これまでのスモックとは違った着こなしを楽しめそう。


合わせるボトムは<BUZZ RICKSON’S × fennica>“Crew trousers”やHazard Pants”がイメージ。クラフツマンやアーティスト達は、作業時にミリタリーアイテムも好んで着ていたということで、こちらも引き続き<fennica>のコーディネートを作る上で外せないアイテムです。


また、“Craft to wear”と掲げる上で、キーとなるのが、アフリカンクラフト。
今回のスタイル写真の撮影にあたり、エリス私物のアサフォの旗やスツールなどをセッティングしたのもこのイメージから。


民藝運動の中心人物らがアフリカンクラフトを蒐集し、自身の創作のインスピレーションにもなっていた背景から、アフリカンクラフトを感じさせるアイテムも進行しています。

そのひとつが<orSlow × fennica>の“Batik Top”。(こちらもユニセックスです。)

<orSlow>オリジナルのテキスタイルをのせた写真のタイプと、<東京かんかん>で見つけたインド綿のバティック(頭にのせたテキスタイル)で計画中です。夏にさらりと着るの楽しみな一着になるかと!


本日12/7(月)より、<fennica>の春夏シーズンのラインアップ写真を店頭でご覧いただけます。今回ご紹介したアイテムはお電話でも入荷連絡を承れますよ。ぜひお問い合わせくださいね。

*写真はサンプルのため、仕様が変わる可能性がございます。予めご了承ください。


エリスと北村からの説明を受けたばかりなので、お伝えしたいことが多くなってしまいましたが、もう少しご紹介したいアイテムがあるんですよね。笑

この続きは次回に持ち越すとします。



Mori

世界の民藝、始まりました

各地より選りすぐりのクラフトを揃えミックスしてご紹介するイベント、『世界の民藝』。7/31(金)原宿よりスタートいたしました!


初日と二日目は<fennica>ディレクターのエリスと北村もイベントに合わせたウェアを纏いお出迎え。

東京も長い梅雨が明け、光の差した店内で土地土地のクラフトが一層輝きを増しています。




お陰様で初日よりイベント目当てのご来店が重なり、皆さま思い思いの品をお求めくださっております。誠にありがとうございます。

まだご来店いただいていない方には目当てのものが旅立ってしまったのでは?と気になるところかと思いますが…

朗報です。急遽アフリカのフォーククラフトを<東京かんかん>さんのご協力により幾つか追加でご用意することができました!


ガーナ ファンティ族のアサフォフラッグ




細かな刺繍、色彩バランスが美しい二枚。


コートジボワール バウレ族とヤウレ族の仮面




ヤウレ族の仮面はどちらも鳥をあしらったユニークな造形です。


コートジボワール バウレ族の腰巻き布


西アフリカ特有の10cm幅に織られた布を繋ぎ一枚に仕立てた腰巻布。ご紹介の前に数が少なくなっておりましたが、再び豊富に揃いました。

このように壁に飾っても存在感があり素敵ですね。幾何学模様や色糸の入り方も様々です。



ご案内をしているとアフリカのクラフトをお目当てにご来店してくださる方が多く感じます。気になるものはございましたでしょうか?

どれも素晴らしいクラフトが揃いましたので、ぜひ見て触れて傍に置いて、その奥深さを感じていただければと思います。




『世界の民藝』
◼︎International Gallery BEAMS 2階(原宿)…原宿地区駐車場サービスについて
会期:7/31(金)-8/9(日)OPEN 12:00-20:00 ※短縮営業 
◼︎BEAMS KOBE(神戸)
会期:8/7(金)-8/16(日)OPEN 11:00-21:00

※お問い合わせは上記の2店舗で承ります!



Mori

世界の民藝-アフリカの布とアクセサリー-

昨日のアフリカの仮面と暮らしの道具に続いて『世界の民藝』に並ぶ品々より、アフリカの布やアクセサリーをご紹介いたします。


まずは<fennica>ディレクター エリスの部屋の様子を切り取った一枚から。


黒いニワトリのアサフォフラッグが印象的なウォールデコル。スツール上、マットのラスタカラーとリンクしていますね。

このアサフォフラッグもイベントに並びます。


ガーナ ファンティ族のアサフォフラッグ


ファンティ族がヨーロッパの軍隊に影響され、アサフォと呼ばれる自警集団が軍団ひとつひとつを判別するためにシンボルとなる旗をつくりだしたのがはじまり。文字による歴史記録がなかった文化で、古くから伝わることわざや格言、民族の共有する図象はファンティ族のアイデンティティを示すシンボルです。

この繋がれた鳥はどちらも時を告げる鳥で、「我々は時間をコントロールし、事が行われる時を決めることができる」ということを示しているのだそう。


このように様々な表現で意味が込められた布は他にも。

ナイジェリア イボ族の絞り藍染め布


パズルのように並べられた柄は、結社のしきたりやことわざなどが、抽象化された図柄や具象的な動物の図の組み合わせで秘密性や世界観を表現しています。

スタッフ菊地の部屋でも壁掛けされていましたね。一つ一つがオーダーメイドで異なるという布の全貌はぜひ店頭で。


ガーナ エヴェ族のエヴェクロス(エウェクロス)


約10cm幅に織られたテープ状の布でいくつもパッチワークを施し大きな一枚の布に仕立てられた美しいクロス。正装の時に纏うこちらは、作られていたのが1970年代頃までという貴重なものです。動植物など具象的な文様が自由に描かれ、モチーフやことわざに因んだ名がつけられます。

エリスはこのエヴェクロスを<天童木工>Bruno Mathssonデザインのイージーチェアにぐるりとカバーリングして楽しんでいました。


多色使いのクロスですが、草木染めの落ち着いた色味がすっと部屋に溶け込んでいますね。


コンゴ クバ族のサブグループ、ショワ族の草ビロード


ラフィアヤシの平織り布にラフィアの糸で絨毯のように一目一目紡いだ布は、晴れ舞台や死装束として纏われます。あらゆる工芸品に幾何学文様が描かれるというクバ族では無限とも言える幾何学文様のバリエーションを持つのだとか。


ここからは初めてご用意するクラフトのご紹介です。

ブルキナファソ グルンシ族の壺


轆轤や窯を使わず、紐状の粘土を積み上げて形成し野焼きで焼成されたという、大らかで力強い壺。水瓶や衣服の収納など用途は様々で、多く持つことが富の証と考えられていたそう。


コンゴ レガ族のヘッドドレス


ブワミと呼ばれる秘密結社内で階級の高い人物が被るというヘッドドレス。ラフィアで編まれた帽子には子安貝や象の尾の毛が装飾されています。


アフリカやインドのビーズアクセサリー


奥からインドのミゾランビーズとベネチアホワイトハーツをあしらったネックレス、エチオピアのコプトクロスのネックレス、インドのナガランドブラスとアンティークガラスビーズのネックレス。夏の装いにぴったりなアクセサリーは他にもいくつか並びますよ。


一目で感覚的に美しいと惹かれるクラフトの数々ですが、異なる国の文化を知ることで手にした時に感じ取れる魅力が増幅します。

力強く美しいアフリカのクラフトを、暮らしの中に自由な発想で取り入れてみるのはいかがでしょうか?




『世界の民藝』
◼︎International Gallery BEAMS 2階(原宿)…原宿地区駐車場サービスについて
会期:7/31(金)-8/9(日)OPEN 12:00-20:00 ※短縮営業 
◼︎BEAMS KOBE(神戸)
会期:8/7(金)-8/16(日)OPEN 11:00-21:00

※お問い合わせは上記の2店舗で承ります!



Mori

世界の民藝-アフリカの仮面と暮らしの道具-

先日のブログで告知をしましたが、いよいよ来週末、原宿から『世界の民藝』をスタートいたします。


国内外のクラフトの良品をミックスして提案している<fennica>。

一つの土地に魅力あるクラフトが数多くあり、今まで地域や国で焦点を絞ったイベントを開催して参りましたが、今回は『世界の民藝』。<fennica>のスタイルをより楽しんでいただけるようなイベントになればと思っています。


<fennica>の世界観を体現しているのが、ディレクター エリスと北村。

ふたりの自邸はテーマやルールは持たず、様々な国や時代、デザインがミックスされています。


Photo by Owen Gale


つい先日、イギリスを代表するインテリア雑誌「HOUSE AND GARDEN」のウェブサイトにロンドンの自邸が掲載されました。

昨年、25年暮らした住まいから引越しする前の撮影で、随分と持ち物を手放したあとというのですから驚きです…!


Photo by Owen Gale


ふたりにとってラボのような、見て触れて買って使うという長年の積み重ねが集約された、記録のような記事だと感じました。

ぜひご覧になってみてくださいね。▷こちら


今回はふたりの部屋にも数多く並ぶアフリカのフォーククラフトのご紹介を。

過去に原宿にて開催したアフリカに焦点を当てたイベントでもご協力いただいた<東京かんかん>さんにて、アフリカをはじめとしたクラフトをお借りしています。


アフリカンフォークアートを象徴するアイテムと言えば仮面ではないでしょうか?今回も様々な部族の仮面が並びます。

コートジボワール バウレ族の木の仮面“プレプレ”


村で葬儀や厄災、余興の際のゴリという仮面ダンスで被られるプレプレ。4種類あるゴリの仮面は家族を構成するのですが、このプレプレは年少男子を表し、太陽を象っていると言われていますユニークな表情に目を奪われますね。


コートジボワール ダン族とヤウレ族の仮面


儀式を受ける少年たちの世話役が付けるという優しく穏やかな女性的容貌のダン族のデアン・グレの仮面と、エンターテイメント的な場で使われるという人間の顔に動物の角などを組み合わせたヤウレ族の仮面。


ガボン クエレ族の仮面


頭から伸びた角がハートのように繋がる造形が特徴的なクエレ族の仮面。森の精霊を表し、成人儀礼や喪明けの儀礼に用いられるのだそう。


エリスと北村の自宅では沖縄や益子といった陶器とともにプレプレマスクが飾られています。


一際目立つ、独特な存在感を放っていますね。


自由で大らかな造形が魅力的な、椅子をはじめとしたアフリカの木工の数々もご用意します。

コートジボワール セヌフォ族の椅子


薄い座面に対して4本の太い脚が特徴的な一木彫りの椅子。


こちらは脚が「く」の字型の独特な形です。座面の低さや不揃いの長さの脚は、炊事や洗濯など地面の上での暮らしが主のアフリカならではの特徴。土の上なので脚も安定するという訳です。


エチオピア コーヒーテーブル


コーヒー発祥の地と言われるエチオピアでは日本の茶道のようにコーヒーでゲストをもてなすコーヒーセレモニーがあります。こちらは一人分のカップを置くためのテーブル。


エリスは座面の大きなエチオピアのスツールに、トレイを乗せてサイドテーブルとしてレイアウトしていました。


壁左手を見るとドゴン族のカナガ仮面とドアロックも見えますね。こちらも並びますよ。


マリ ドゴン族のドアロック


住居や穀物庫の扉に取り付けられるドアロック。神話に登場する動物や祖先を表す人物など様々なモチーフが彫刻されています。


マリ ドゴン族の梯子


穀物庫や屋根に登る際に掛けられる梯子。掛けた時に安定するよう先が二股に別れた木を利用し、足を掛ける段が等間隔に刻まれます。木そのものの形が活かされ、表情も様々です。



機能的でありながらも、彫刻作品のような造形の美しさ、そして生命力を感じるアフリカのプリミティブアート。

時と海を越えて届いた、その一つ一つから溢れるパワーを<fennica>で感じていただければと思います。




『世界の民藝』
◼︎International Gallery BEAMS 2階(原宿)…原宿地区駐車場サービスについて
会期:7/31(金)-8/9(日)OPEN 12:00-20:00 ※短縮営業 
◼︎BEAMS KOBE(神戸)
会期:8/7(金)-8/16(日)OPEN 11:00-21:00

※お問い合わせは上記の2店舗で承ります!



Mori

Asafo(アサフォ) shirts

毎日雨ですね。外に出るのも億劫になりますね。そんな時こそ新しい洋服のコーディネートを考えてみませんか?先日入荷のあった、Orslow×fennicaのAsafo(アサフォ) shirtsはもうご覧になりましたか?





Asafo(アサフォ)とは西アフリカ、ガーナのファンティ族の町や村にかつて存在した幾つもの自警団を指します。彼らが自らの強さや独自性を表す為の絵柄を刺繍やパッチワークで多様に表現した旗が作られました。このシャツはそのAsafo(アサフォ)の旗からインスパイアされ、作られたものです。Orslowの持つ技術と協力により商品化が実現しました。特に見頃中央のライオンを模したパッチワーク部分は手作業を要する為に数多くは作れません。※Asafo(アサフォ)の旗」に関しては当ブログの9月2日付UP分に詳細がございます。


メンズ、レディース共に各1サイズの展開です。”アフリカ”という言葉から夏らしさや民族的なイメージが強く、このシャツもアフリカンバティックの柄やシャツ自体のデザインからとても強い印象があります。さて、これをどうやって着ようか?少々悩む所ではあります。とはいえ”シャツ”ですから。



インディゴタイプは軽く白のシャンブレーシャツをあわせてみるとか。




襟ぐりの開きが丸く広めのラインなので、男性は中にシャツを合わせて首回りに高さを出すと、より着やすくなるのではないでしょうか。ボタンを開けて中のシャツを見せることで縦のラインが強調されて襟ぐりの丸さが緩和されます。




アフリカンバティックタイプはオリーブやカーキがよく合います。インナーにカーキ色、アウターは黒やネイビーで締まりのある雰囲気に。




インナーのシャツはざっくりと素材感のあるものを持ってくると季節感が感じられる雰囲気に。





または、シャンブレー×アサフォの上は圧縮ウールやシェットランドのような厚地のカーディガンを着てみる、とか。




パンツはデニムやアーミーパンツ、チノでも合いますが、ここは季節感を重視してウールやコーデュロイを持ってくるのも良いのでは。


女性にも是非着て頂きたいと思いますので、ここからはレディースアイテムのご紹介を。

女性は折角なのでワンピースやスカートを合わせてみては。敢えてストライプやチェックと言った規則的な柄を合わせる事でアサフォシャツの強さが緩和されて着やすくなります。



レイルロードジャケットのウィンターバージョンも合わせてみたり。こちらも袖のハウンドトゥース、スカートのストライプに規則的な柄が使われています。



そして、こちらはシャツをインにしてコーデュロイのスカートとツイードのストールといった、本来このシャツのイメージとは結び付かないようなアイテムを持ってきましたが、少し大人の、女性らしさを感じさせるコーディネートになるのではないでしょうか。今回使用したアイテムは店頭で実際にご覧頂けます。どうぞ手に取ってお試しください。


International Galery BEAMS 2F

Katagiri

"Arts and Crafts AFRICA"〜イベント最終日です〜

こんにちは。"Arts and Crafts AFRICA"イベント、本日が最終日となります。


Arts and Crafts AFRICA"

会期:9/15(fri)~9/24(sun)
場所:インターナショナルギャラリー2F(原宿)

今イベントに際して入荷する商品は、原則としてイベント期間中はお取り置きや他店舗への取り寄せ、通信販売等は承り兼ねます。予めご了承くださいアフリカのアイテムは一部店頭に残りますが、イベントは本日をもちまして終了致します。9/25(mon)以降は,

在庫が店頭にある物に関してはお取り置き等、承ることが可能です。



最終日となる今回は店内の様子をご覧頂きたいと思います。店内の様子、ということはまだ店頭に在庫がある商品ということですので、いらしていない方は是非ご参照ください。


エチオピアの枕に食器、カメルーン・バミレケ族の藍染。



マリ共和国・ドゴン族の扉。ドゴン族といえば彫刻、と言われるほど木彫品がよく知られています。といっても売る為の製品ではなく、彼らが生活する中で作られた日用品にそれぞれ立体的な彫刻が施されてきたのです。ドゴン族は個人的にも気になるので、もう少しお話しさせてください。


ドゴン族の鍵付き扉です。この閂状の部分が動物や様々なモチーフで作られており、オブジェとしても人気があるそうです。鍵といっても閂状になっているだけなので、確かに扉は閉まりますがロックは出来ないですね。そんな所にも大らかさを感じます。



以前に紹介したこの梯子もドゴン族のものでした。



近くで見ると確かに足場となる段が刻まれています。彼らはこの梯子を使い、穀物庫の高い戸口まで大きな荷物を持って足だけでスタスタと登っていくそうです。想像は出来ますが身体能力の高さというか、慣れというか、感心します。そして、この梯子はちょっとした崖を登る際にも使われていたそうです。というのもドゴン族は他の民族やイスラム教から逃れる為に断崖の切り立った地域に行き着き、生活する上でこういった道具が必要になっていったのですね。



エウェクロスも藍染めもまだ店頭に並んでいます。



泥染布もコーヒーテーブルも。


カメルーン・バミレケ族の椅子も。





こちらはコートジワール・セヌフォ族のベッドです。枕も付いており、脚の部分は象足型のスツールと同じ形状です。これだけの長さなのに反り返ったりしていません。密度のある硬い木を使っているのですね。


一部の商品は明日以降も店頭でご覧頂けますが、希少な布や上記のベッド、扉、梯子、椅子などの大きなものはイベント期間中のみの展示となります。気になる方はぜひご来店ください。


Katagiri


"Arts and Crafts AFRICA"〜アフリカの編成品〜

今回イベント、最初の週を終えました。


"Arts and Crafts AFRICA"

会期:9/15(fri)~9/24(sun)
場所:インターナショナルギャラリー2F(原宿)


"Art and Crafts AFRICA"に関する商品のお問合せは9/15(fri)以降に原宿インターナショナルギャラリービームスにて承ります。また、今回イベントに際して入荷する商品は、原則としてイベント期間中はお取り置きや他店舗への取り寄せ、通信販売等は承り兼ねます。予めご了承ください


今回はパーム椰子やサイザル麻、麦わらで作られた編成品といわれる、カゴ類をご紹介します。



ジンバブエのパーム椰子のプレートバスケット。



みっちりと詰まった網目と様々な柄のバリエーションが面白く、オブジェとして壁に飾るのもお勧めです。



ブルキナファソの麦わらで作られた、パン用のバスケットやナッツボウル、手つきのカゴ。



ケニアのサイザル麻のバッグ。これらは現在も作られているものです。


現在、イベント中の店内はこんな感じになっています。













エチオピアの食器やコーヒーテーブル、カメルーン・バミレケ族のスツール等の木工品が好評で、数も減ってきております。布やペンダントトップはまだ在庫が揃っている中からお選び頂けます。



また、入荷はこれからですがOrslow×fennicaのASAFO Shirtsのサンプルが店頭でご覧頂けます。画像のインディゴ×藍染生地の他に白地×アフリカンバティック柄の2色が入荷予定です。予約も承っております。


現在ビームスでは、ダブルポイントキャンペーンを開催しております。本日9/19(火)が最終日となります。ビームスクラブカードをまだお持ちでない方も当日入会でポイントが付与されますので是非この機会にご利用ください。


Katagiri



"Arts and Crafts AFRICA" 〜アートピースとしての木工〜

いよいよ明日からの開催です。


"Arts and Crafts AFRICA"

会期:9/15(fri)~9/24(sun)
場所:インターナショナルギャラリー2F(原宿)

"Art and Crafts AFRICA"に関する商品のお問合せは9/15(fri)以降に原宿インターナショナルギャラリービームスにて承ります。また、今回イベントに際して入荷する商品は、原則としてイベント期間中は元より事前のお取り置きや他店舗への取り寄せ、通信販売等は承り兼ねます。予めご了承ください。


9/6のブログでは、生活に密着した日用品としての木工品を紹介しました。今回は、アフリカの人々にとっては日用品や祈りの対象として作られ使われていたにも関わらず、外部の人間が神秘性や美的価値を見出し、アートピースとなっていった木工品を紹介します。中には普段目にする事は極めて少ない貴重なものも含まれています。是非この機会にご覧頂きたく思います。


アフリカンアートといえば仮面を連想する、という人も多いと思います。

左はコートジボワールのバウレ族。これ人気でよく見かけますね。右はヤウレ族のもの。バウレ族にもこれに良く似た形の仮面があります。



バウレ族の仮面。黒は男性を、赤は女性を表わし、祝宴でダンスを披露する際に被るものだとか。古い神話の中のプレプレという精霊の姿を模した仮面なのだそうです。



ナファナ族のべドゥマスク。コートジボワール東部ではナファナ族以外にもこの形は見かけられるそうですが、起源となっているのはナファナ族で、アフリカの仮面の中では最大級の大きさだとか。下の三角部分に顔をはめ込む為、目、口用の小さな穴が開けられています。




エジプトを起源とするロシア正教系のキリスト教、コプト教のクロス。



こちらはレザーコードで編まれたもの。



これは珍しいタイプ。キリスト教のイコンです。



細密な彫刻が施されています。小さなものは携帯用のようですね。



ナイジェリア、ヨルバ族の扉。精巧で立体的な彫刻が施されています。




カメルーン、ドゴン族の梯子。こちらは目にする機会はあまり無いかもしれません。

 

※この画像はギャラリーかんかん様のHPより許可を得て転載しております。住居や穀物庫の入口、急勾配の断崖を登る時にもつかわれ、長さも1m〜3mにも及ぶ物もあるそうです。


ブログに載せきれていない商品やそれにまつわるお話もまだまだあります。ぜひ、店頭でご覧頂き、スタッフからもお話しさせてください。皆様のご来店、お待ち致しております。

Arts and Crafts AFRICA" に関するお問合せは下記の展開店舗までお願いいたします。

原宿インターナショナルギャラリー ビームス 2F / TEL:03(3470)3948 / 営業時間:11〜20時


Katagiri


"Arts and Crafts AFRICA" 〜染め・織り・様々な布たち〜


"Arts and Crafts AFRICA"
会期:
9/15(fri)~9/24(sun)
場所:インターナショナルギャラリー2F(原宿)

"Art and Crafts AFRICA"に関する商品のお問合せは9/15(fri)以降に原宿インターナショナルギャラリービームスにて承ります。また、今回イベントに際して入荷する商品は、原則としてイベント期間中は元より事前のお取り置きや他店舗への取り寄せ、通信販売等は承り兼ねます。予めご了承ください。



 ナイジェリア、ヌペ族の貫頭衣。ヌペ族を始めハウサ族やヨルバ族など広い地域で男性の正装として用いられています。藍の美しい色と緻密な刺繍は一見の価値があります。



カメルーン、バミレケ族の藍染布。



マリ共和国、バンバラ族のボゴランフィニ(泥染め布)。染料はシカラマ(シクンシ科の樹木)の葉で作った染液、1年以上寝かせた鉄分の多い川の泥、ピーナッツなどで作った脱色剤と自然のものが使われています。邪気から身を守るものとして、女性の腰巻や漁師の衣服に使われていました。



色や生地の厚み、サイズも様々です。



ガーナ、ファンティ族のエウェクロス。近隣のアシャンティで作られていた色鮮やかなケンテクロスと形状は似ていますが、エウェクロスは渋めの落ち着いたトーンの色目です。



近くで見ると 、ランダムな配色でパッチワークが施されています。細かい!エウェクロスは1970年代位までしか作られていない為、現在ではかなり貴重なものとなっています。その為、経年劣化で生地も弱くなっていますので取扱いは優しく丁寧に。。



青を基調としたもの。



途中から色を変えてあるもの。この他にも在庫がございます。大きさもそれぞれ異なりますので是非店頭でご覧ください。


次回の"Arts and Crafts AFRICA" のブログは9/14(木)を予定しています。アフリカンアートならではのアートピースとして扱われる木工品を紹介致します。



"Arts and Crafts AFRICA" に関するお問合せは下記の展開店舗までお願いいたします。

原宿インターナショナルギャラリービームス2F / TEL:03(3470)3948 / 営業時間:11〜20時


Katagiri





"Arts and Crafts AFRICA" 〜ASAFOの旗〜

原宿インターナショナルギャラリービームスにて開催予定のイベントに関してのお知らせです。今回からはこの魅力溢れるアフリカのクラフト達に注目してお伝えしていきます。



"Arts and Crafts AFRICA"
会期:
9/15(fri)~9/24(sun)
場所:インターナショナルギャラリー2F(原宿)



ASAFO(アサフォ)というものをご存知でしょうか。私は恥ずかしながら不勉強でして、最近まで見た事がありませんでした。

このASAFO(アサフォ)とは何か?


西アフリカのガーナ共和国ファンティ族。15世紀にポルトガルの探検家がこの土地を訪れた後、ファンティの人達はヨーロッパの人々と同盟を結びました。ファンティの町や村には「ASAFO」と呼ばれる自警団が存在していました。団結して隣国の強力なアシャンティ王国に対抗する事もありましたがグループ同士でのライバル意識を持っている為、時には小競り合いになることも。その内各グループが他と差別化を図るためにシンボルとなる旗を作り始めました。「自分達のグループが最強」という意味で他のグループを威嚇するようなモチーフも多いのだとか。

彼らは当時の宗主国であったイギリスの軍隊に憧れを持ち、強さや力の象徴としてユニオンジャックが使われる事もありました。しかし、1957年のガーナ独立以降は自国の国旗を使うようになったそうです

日本ではあまり知られていませんが、海外ではコレクターがいたり、関連の書籍が出版されていたりするそうです。現在では作られていない事から状態が良いものは希少価値が高いのだとか。

8/28のKikuchiのブログでも紹介されていますのでそちらも併せてご覧ください。


ASAFO(アサフォ)の由来を聞くと随分と勇ましいものですが、実際に実物を見てみると何とも可愛らしい柄が多いのです。それぞれにこめられた戦闘的な意味はあるのでしょうが。。和みます。




こちらは裏面。よく見るとわかるのですが、裏表の区別が付かないくらい綺麗に仕上げられています。両面からアップリケを施しているということですね。


ここからの画像は今回商品提供頂いたギャラリーかんかん様で撮らせて頂いたものです。全ての商品が入荷する訳ではありませんのであくまで参考と思ってご覧ください。9/15(金)以降は店頭でご覧頂けます。





人間と動物が対峙する柄が多いですね。どんな意味があるのでしょうか。




個人的にはガーナといえば、カカオ豆と何やら楽しげな棺桶くらいしか(興味のある方はガーナ、棺桶で調べてみてください)知らなかったのですが、このASAFOは土地柄のせいかカラッとした、明るいデザインで色々な柄を見てみたくなります。


"Art and Crafts AFRICA"に関する商品のお問合せは9/15(fri)以降に原宿インターナショナルギャラリービームスにて承ります。また、今回イベントに際して入荷する商品は、原則としてイベント期間中は元より事前のお取り置きや他店舗への取り寄せ、通信販売等は承り兼ねます。予めご了承ください。

次回の "Arts and Crafts AFRICA" に関するブログは9/6(wen)を予定しております。引続きご覧頂ければ幸いです。それではまた次回に。



Katagiri